ブラックバード (ビートルズの曲)

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ブラックバード
ビートルズ楽曲
収録アルバム ザ・ビートルズ
リリース 1968年11月22日
録音 1968年6月11日
ジャンル フォークソング
時間 2分18秒
レーベル アップル・レコード
パーロフォン
EMI
作詞者 レノン=マッカートニー
作曲者 レノン=マッカートニー
プロデュース ジョージ・マーティン
その他収録アルバム

ザ・ビートルズ・アンソロジー3
バック・イン・ザ・U.S. -ライブ2002
バック・イン・ザ・ワールド
ラヴ

ザ・ビートルズ 収録曲
ミュージックビデオ
「Blackbird」 - YouTube

ブラックバード」(Blackbird)は、ビートルズの楽曲である。

解説[編集]

本作は、1968年に発売されたアルバム『ザ・ビートルズ』収録曲。名義は、レノン=マッカートニーとなっているが、実質上はポール・マッカートニーの単独作品である。

この曲は1968年6月11日EMIスタジオで、ジョージ・マーティンジェフ・エメリックを交えて[1]レコーディングが行なわれた[2][注釈 1]。ポールがアコースティック・ギターマーティン D-28)で弾き語るという構成で録音され、全32テイクの中から最後のテイクが採用された。そして、スタジオのサウンド・ライブラリーから取り出した「クロウタドリのさえずり」をオーバーダブして完成[1][3]

アコースティックギターでの、ツーフィンガー奏法によるアルペジオと、指弾きによるストロークとの中間的な演奏が聞け、3弦開放音(G音)が通奏的に鳴り続けているのが特徴。スリーフィンガー奏法で演奏されているようにも聞こえるが、実際には親指と人差し指で[4]演奏されている。また、「作曲中に、ギターの1弦(一番細く、一番高い音の出る弦)が切れたまま続けられた」との噂もあるが、実際には、(少なくとも最後の和音には)1弦も使用されている。なお、このアコースティック・ギターのフレーズは、2006年に発売されたリミックス・アルバム『ラヴ』において「イエスタデイ」のイントロとして収録されている。

1曲を通して入っている打楽器のような音は、ポール自身の足のステップで出している。

歌詞は、女性を「鳥[注釈 2]」になぞらえて、「傷ついた翼のまま、夜の闇の中にある光を目指して飛んでゆく」などと描写した内容であり、ポール本人は「黒人女性の人権擁護や解放について歌った内容」と言っている。

ミックス[編集]

モノラル・ミックスとステレオ・ミックスで、クロウタドリのさえずりが入る箇所が異なっている。

プレイヤー[編集]

主なカバー・バージョン[編集]

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ 同じ日にポールとは別のスタジオで、ジョンが「レボリューション9」のサウンドエフェクトを作成している。
  2. ^ 日本ではわかりづらいので、単に「ツグミ」と訳されることが多い。(英国では「Blackbird」はツグミ科クロウタドリという鳥のことを指す。)
  3. ^ ダブルトラック処理が施されている。

出典[編集]

  1. ^ a b Lewisohn, Mark (1988). The Beatles Recording Sessions. New York: Harmony Books. p. 137. ISBN 0-517-57066-1 
  2. ^ MacDonald, Ian (1998). Revolution in the Head: The Beatles' Records and the Sixties. London: Pimlico. p. 255. ISBN 978-0-7126-6697-8 
  3. ^ 'Blackbird'”. Rolling Stone (2011年9月19日). 2019年1月3日閲覧。
  4. ^ ドノヴァンは「僕がジョンにスリーフィンガー奏法を教えているのをポールが見て、スリーフィンガー奏法の指の動きを部分的に取り入れた」と述べている
  5. ^ Betsy & Chris - On Stage (Vinyl, LP, Album) at Discogs
  6. ^ Dion (3) - You're Not Alone (Vinyl, LP, Album) at Discogs