フロアエージェント

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ナビゲーションに移動 検索に移動
フロアエージェント[1]
種類 株式会社[1]
市場情報 非上場
本社所在地 日本の旗 日本
121-0062
東京都足立区南花畑3-4-14[1]
設立 2006年6月[1]
業種 建設業
事業内容 建築工事業、左官工事業、蔦・土工・コンクリート工事業、防水工事業、内装仕上げ工事業、大工工事業、石工事業 、屋根工事業[1]
代表者 又吉雄二(代表取締役社長)[1]
資本金 4000万円[1]
従業員数 正社員=42名
専属施工班=20名(2019年7月現在)[1]
外部リンク https://www.fa-concrete.com/
特記事項:ISO9001認証取得
東京都知事 (特-30) 第1328888 号
テンプレートを表示

株式会社フロアエージェントは、東京都足立区南花畑に本拠を置く左官コンクリート工事、外構建築工事などを行う企業[1]。特にアメリカ製の最新型自動床均し機を使用し、「再振動高密度コンクリート工法」[2] を用いた大型倉庫などのコンクリート床施工では定評がある[3]

概要[編集]

2006年6月、又吉雄二により設立。主に左官工事を始め、外壁補修及び仕上げ、コンクリート工事、真空コンクリート工事、デザインコンクリート景観工事、防水工事 床塗装工事、ゴムチップ舗装工事、外構・建築工事、店舗内装仕上げ工事などを手掛けている[1][4]。施工エリアは東京都、神奈川県千葉県埼玉県栃木県群馬県を中心とする。改修工事を得意とし、土間コンクリートも行うが、特に重量物や車輌の往来による大きな衝撃や磨耗を継続的に受け続ける工場・倉庫などの床に適応する耐久性の高い次世代型コンクリート床の施工を得意とし、高速道路や病院や学校などの公共施設改修工事も行っている[5][6]。耐久性に優れる独自の「再振動高密度コンクリート工法」を採用し、大型車両の往来が激しい物流施設や道路舗装の施工などの日本国内での普及を進めているほか、ベトナムをはじめとする海外での施工実績も多く、ODAの面での反響もある[2]

また、代表者の又吉雄二は、人手不足が問題となっている現代においては、新工法の研究や必要に応じ最新機器の導入を積極的に行い、作業の効率化と品質向上に取り組むべきとし、自らも新工法の開発や現有工法の研究を重ね、専門誌に論文を発表したり、建設業を対象としたセミナーなどで講演するなどしている。又吉は日本は「作業」と「仕事」が明確に分担されずに機械化が遅れ、労働生産制では海外に引けをとっていると考えている。このため、「作業」部分の機械化とそれによる生産性の向上には積極的である[7]。同社の最新技術の導入は、対顧客の部分にとどまらず、少人数で施工が可能となったことで生産性を向上させ、従業員の給与の向上や週休2日制の堅持に加え、業界全体の問題である人出不足の解消につながっているほか、素早い対応ができるとしてインターネットを通じた受注に注力、ホームページを顧客の悩み別に作成したりLINEを導入。会社として早急な対応を可能とした[8][9]

自動床均し機(レーザースクリード工法)[編集]

同社では、2020年の東京オリンピックパラリンピックを控え、建設需要の増大が予想される中、工事を担う技能者不足や職人の高齢化を考慮し、技能者の減少があっても工事の需要に対応できるよう、いち早くアメリカ・ソメロ社製のコンクリート均し機「ミニスクリードC」を導入。施工の大幅な省力化(約30%)と品質向上を図った。「ミニスクリードC」は、ガソリンエンジンを動力としタイヤ付きの本体に、均し用のブレードを装着したもので、コンクリート表面を均すと同時に、ブレードの振動によりダンピング効果が発揮され、レベルの制御はレーザー水平器と連動し自動で行われる。同機の導入により、同社では床精度向上を目的とした不陸の軽減やレベルの均一化、作業性の向上、ダンピング効果による密実なコンクリートの形成を実現し、特に物流倉庫など重量物の往来の激しい用途において、高い効果を上げられるようになった。アメリカを始め中国シンガポールなど多くの国々では機械によるコンクリート自動均しが盛んに行われているが、日本ではようやくゼネコンが採用し始めたばかりで、資金力の大きなゼネコンではなく、専門工事会社が新規性の高い機械を購入し、現場に導入するのは異例であった[3][10]。また、耐久性とともに仕上がりの美観が要求される物流倉庫における施工の最終仕上げでは、トロウェルを回転させる鏝板(機械羽)にもこだわりが見られる。同社では以上の工法を物流倉庫コンクリート床のベーシックな工法として積極的に提案している[10][11]

LCS工法[編集]

同社はEC市場の急速な増大に伴い、倉庫内に自走床ロボットを導入する企業が増え、さらに高い床精度(±3㎜以下且つ平滑な表面)が要求されることを見越して、新たな工法であるLCS工法(ロジスティック コンクリート フィニッシングシステム)+不陸調整法を採用している。前述の自動床均し機による振動ダンピングと自動レベル測定により、均一で安定したコンクリート均しを行い、平面ダンパーによる初期振動を与えた後、ブリーディングが起きた時点でさらに再振動を加え、水ミチや空隙を除去、さらにより重量のある騎乗式機械で円盤掛けを行い、表面加圧を実施。床レベルの均一化のための不陸調整を同時に行える。その後、表面仕上げとして重量の軽い機械を使用するが、同社ではコンビネーションブレードを装着し床仕上げを行う。コンビネーションブレードは羽の心棒がより外側に偏っているため、従来のものに比べ床への負担が軽くブレード跡が出にくい仕上げとなる。数日後、床全体に対し横、縦方向とも1800㎜ピッチにおいて、レベル測定を細かく出し、±3㎜を超えているものは塗り付け補修を行わず極力削り作業だけで行う。同社では、床施工においては、コンクリート仕上から切削工事のレベル調整までをワンステップで行える体制が望ましいとしている[12][13]

沿革[編集]

  • 2002年(平成14年) - 8月12日、又吉雄二により創業[4]
  • 2006年(平成18年) - 6月27日、株式会社フロアエージェントとして設立[1]
  • 2018年(平成30年) - 1月16日、又吉雄二が「千住でクロス C Studio」 に出演[14]
  • 2018年(平成30年) - 7月26日、東京都より特定建設業許可を13種追加取得し、全29種の業種において工事の請負を可能とする。
  • 2019年(平成31年) - 3月竣工の墨田区立吾嬬立花中学校新築工事に携わる[15]

主要取引先[編集]

所属団体[編集]

  • 日本建築仕上げ学会 
  • 公益社団法人土木学会
  • 日本床施工技術研究協議会 
  • 日本土間業組合連合会

参考資料[編集]

  • 『左官総覧』2019年6月27日発行
  • 月刊『近代建築』2019年2月号「物流施設の計画と設計」Vol.73
  • 月刊『近代建築』2021年2月5日発行・第75巻2号(P2-3、P78-79)「コンクリート仕上げの真骨頂」、「物流施設を施工する前に知っておきたいコンクリート床仕上げの重要ポイント」株式会社フロアエージェント

参考サイト[編集]

脚注[編集]

出典[編集]

  1. ^ a b c d e f g h i j k フロアエージェント - 会社概要”. 2019年7月10日閲覧。
  2. ^ a b 『建通新聞』2016年10月3日「戦略をデザイン - 再振動高密度コンクリート工法で劣化解消」㈱フロアエージェント代表取締役 又吉雄二氏に聞く
  3. ^ a b 月刊『建築仕上技術』Vol.42 No.501「自動床均し機導入で精度アップと省力化を図る~機械技術と職人技術の融合を目指す フロアエージェント 2017年4月
  4. ^ a b Buzip+東京 - フロアエージェント”. 2019年7月4日閲覧。
  5. ^ 株式会社フロアエージェント公式Facebook”. 2019年7月10日閲覧。
  6. ^ バズーTV公式サイト”. 2019年11月29日閲覧。
  7. ^ 『建材フォーラム』創刊500号 2018年4月13日
  8. ^ 『TEIKOKU NEWS』NO.1010 2019年7月31日(帝国データバンク
  9. ^ 【セミナーレポート】<建設業界実践編 全3回> 壱頁公式サイト”. 2019年11月29日閲覧。
  10. ^ a b 月刊『建築仕上技術』Vol.43 No.513「次世代の倉庫コンクリート床施工を創造する~施工者の観点から観るコンクリート施工」㈱フロアエージェント 代表取締役 又吉雄二 2018年4月
  11. ^ 株式会社フロアエージェント公式サイト - コンクリート均し機械・レーザースクリード工法(laser screed)”. 2019年6月10日閲覧。
  12. ^ 月刊『建築仕上技術』Vol.44 No.525「先端技術を駆使したコンクリート床工法~耐久性、美観性向上と高いレベル精度を実現」2019年4月 ㈱フロアエージェント 代表取締役 又吉雄二
  13. ^ 月刊『近代建築』2019年2月号「物流施設の計画と設計」Vol.73
  14. ^ C wave公式サイト - 千住でクロス C Studio 2018年1月16日放送分”. 2019年11月29日閲覧。
  15. ^ 『建設経済新聞』 - 墨田区立吾嬬立花中学校 2019年6月19日

外部リンク[編集]