ヴァレンタイン・オーフレイム
基本情報 | |
---|---|
本名 |
ヴァレンティン・オーフレイム (Valentijn Overeem) |
通称 |
ザ・パイソン (The Python) 地獄のアナコンダ オランダの超獣 |
国籍 | オランダ |
生年月日 | 1976年8月17日(48歳) |
出身地 | ユトレヒト州アメルスフォールト |
所属 |
リングス・オランダ →ゴールデン・グローリー |
身長 | 191cm |
体重 | 104kg |
リーチ | 193cm |
階級 | ヘビー級 |
バックボーン | キックボクシング |
テーマ曲 | "The World Is Mine" (David Guetta) |
ヴァレンタイン・オーフレイム(Valentijn Overeem、1976年8月17日 - )は、オランダの男性総合格闘家。ユトレヒト州アメルスフォールト出身。ゴールデン・グローリー所属。ブラジリアン柔術黒帯。
総合格闘家、キックボクサーのアリスター・オーフレイムは実弟。
来歴
[編集]15歳からキックボクシングを始め、クリス・ドールマンの下でグラウンド・テクニックを習得した。
リングスに参戦する前の1997年に、キックボクシングルールで無名時代のレミー・ボンヤスキーと対戦したことがある(KO負け)。
日本やオランダのリングスに数多く出場。リングス KING of KINGS 1999初戦でアントニオ・ホドリゴ・ノゲイラと対戦し、V1アームロックで一本負けを喫した。
翌年のリングス KING of KINGS 2000では、スレン・バラチンスキー、レナート・ババル、山本宜久、ランディ・クートゥアの全てからKOまたは一本勝ちし、決勝進出を決めた。決勝戦で因縁のアントニオ・ホドリゴ・ノゲイラと対決するが、1ラウンド1分20秒で肩固めにより敗退。
その後、PRIDE等に出場するも、2年間で11戦2勝と戦績は振るわなかった。
2003年12月12日、クロアチアで開かれた総合格闘技大会トーナメント「DF - Durata World Grand Prix 3」では全試合一本勝ちで優勝を果たした。
2005年3月26日、HERO'Sで大山峻護と対戦し、アンクルホールドで一本負けを喫した。
2005年6月12日、オランダで行われたIT'S SHOWTIMEでギルバート・アイブルと対戦、腕ひしぎ十字固めで一本負けを喫した。
2008年8月24日、戦極初参戦となった戦極 〜第四陣〜で高橋和生と対戦し、右跳び膝蹴りでKO勝ちを収めた。
2011年2月12日、Strikeforce初参戦となったStrikeforce: Fedor vs. Silvaのワールドグランプリ リザーブマッチでレイ・セフォーと対戦し、ネッククランクによる一本勝ちを収めた[1]。
エピソード
[編集]2001年12月23日に行われた「PRIDE.18」でイゴール・ボブチャンチンとレスリングシューズを履いた状態で対戦し、ヒールホールドで一本負けを喫したことについて、試合後インタビューで「次回からはシューズを履かないようにする。絶対もうシューズは履かない」と語っていた[2]が、1年後の「PRIDE.24」に参戦した際にはレスリングシューズを履いていた[3]。さらに、2005年3月の「HERO'S」旗揚げ興行に参戦した際にもレスリングシューズを履いており、それが災いし、大山峻護にアンクルホールドで一本負けを喫している[4]。
戦績
[編集]総合格闘技 戦績 | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|
67 試合 | (T)KO | 一本 | 判定 | その他 | 引き分け | 無効試合 |
33 勝 | 13 | 19 | 1 | 0 | 0 | 0 |
34 敗 | 14 | 19 | 1 | 0 |
勝敗 | 対戦相手 | 試合結果 | 大会名 | 開催年月日 |
× | ミハイル・モフナトキン | 1R 4:45 ギブアップ(打撃) | Fight Nights: Battle of Moscow 14 | 2013年12月7日 |
× | コンスタンチン・グルチョフ | 1R 2:48 KO(膝蹴り) | PFC 5: Clash of the Titans 【PFCヘビー級タイトルマッチ】 |
2013年4月27日 |
× | エフゲニー・エロヒン | 1R 4:43 ギブアップ(パンチ連打) | FEFoMP: Battle of Empires 2 | 2012年12月15日 |
× | ミハル・キタ | 1R 4:03 ギロチンチョーク | Oktagon 2012 | 2012年3月24日 |
○ | マーティン・ロザルスキー | 1R 2:24 ヒールフック | KSW 18: Unfinished Sympathy | 2012年2月25日 |
× | チャド・グリッグス | 1R 2:55 ギブアップ(パウンド) | Strikeforce: Overeem vs. Werdum | 2011年6月18日 |
○ | レイ・セフォー | 1R 1:37 ベースボールチョーク | Strikeforce: Fedor vs. Silva 【ワールドグランプリ ヘビー級トーナメント リザーブマッチ】 |
2011年2月12日 |
○ | カタリン・ズマランデスク | 1R 0:40 KO(膝蹴り) | K-1 WORLD GP 2010 Bucharest | 2010年5月21日 |
○ | テンギズ・テドラゼ | 1R 0:07 KO(ハイキック) | Pancrase Fighting Championship 2 | 2010年4月17日 |
× | ラファル・ダブロウスキ | 1R 1:17 ギブアップ(パウンド) | Beast of the East | 2009年11月14日 |
× | ニコライ・オニキエンコ | 1R 0:40 TKO(ドクターストップ) | GLORY 11: A Decade of Fights | 2009年10月17日 |
○ | 高橋和生 | 1R 2:42 KO(右跳び膝蹴り) | 戦極 〜第四陣〜 | 2008年8月24日 |
○ | ササ・ラジック | 1R チキンウィングアームロック | Lord of the Ling: Schilt vs. Guelmino | 2008年1月12日 |
× | ミルコ・ヴーン | 1R 0:45 チョークスリーパー | King of the Ring | 2006年3月25日 |
× | ギルバート・アイブル | 1R 4:30 腕ひしぎ十字固め | IT'S SHOWTIME: Amsterdam Arena | 2005年6月12日 |
× | 大山峻護 | 1R 1:28 アンクルホールド | HERO'S | 2005年3月26日 |
× | クレジミール・ボグダノヴィッチ | 1R TKO | Ultimate Nokaut 1 | 2005年3月11日 |
○ | ロス・ポイントン | 1R 0:59 TKO | Anarchy Fight Night | 2005年2月20日 |
× | デイブ・ダルグリーシュ | KO(パンチ連打) | 2 Hot 2 Handle | 2004年10月10日 |
○ | アウティミオ・アントニア | KO | CFC 1: Cage Carnage | 2004年7月11日 |
○ | アンドレイ・ルダコフ | アームロック | DF: Durata World Grand Prix 3 【決勝】 |
2003年12月12日 |
○ | ミルコ・ヴーン | 1R サイドチョーク | DF: Durata World Grand Prix 3 【準決勝】 |
2003年12月12日 |
○ | ローマン・サヴォチカ | 1R フロントチョーク | DF: Durata World Grand Prix 3 【1回戦】 |
2003年12月12日 |
× | デイブ・ベイダー | 1R 3:22 KO(パンチ) | IT'S SHOWTIME: Amsterdam Arena | 2003年6月8日 |
× | ミッコ・ルッポネン | 15分1R終了 判定 | Fight Festival 7 | 2003年5月19日 |
× | イブラヒム・マゴメドフ | 1R 3:20 TKO(パンチ連打) | M-1 MFC: Russia vs. The World 5 | 2003年4月6日 |
× | ロン・ウォーターマン | 1R 2:18 V1アームロック | PRIDE.24 | 2002年12月23日 |
× | ロドニー・ファベイラス | 1R ギブアップ | 2H2H 5: Simply the Best 5 | 2002年10月13日 |
× | アーロン・ブリンク | 1R 2:24 TKO(パンチ連打) | WFA 2: Level 2 | 2002年7月5日 |
○ | マーク・エマニュエル | 1R TKO(ローキック) | 2H2H 4: Simply the Best 4 | 2002年3月17日 |
× | イゴール・ボブチャンチン | 1R 4:35 ヒールホールド | PRIDE.18 | 2001年12月23日 |
× | アスエリオ・シウバ | 1R 2:47 ヒールホールド | PRIDE.15 | 2001年7月29日 |
× | ゲーリー・グッドリッジ | 1R 2:39 ギブアップ(グラウンドの膝蹴り) | PRIDE.14 | 2001年5月27日 |
○ | イアン・フリーマン | 1R 1:42 TKO(ドクターストップ) | 2H2H 2: Simply the Best | 2001年3月18日 |
× | アントニオ・ホドリゴ・ノゲイラ | 1R 1:20 肩固め | リングス KING of KINGS GRAND-FINAL 【決勝】 |
2001年2月24日 |
○ | ランディ・クートゥア | 1R 0:56 フロントチョーク | リングス KING of KINGS GRAND-FINAL 【準決勝】 |
2001年2月24日 |
○ | 山本宜久 | 1R 0:45 腕ひしぎ十字固め | リングス KING of KINGS GRAND-FINAL 【準々決勝】 |
2001年2月24日 |
○ | ジェレル・ヴェネチアン | 1R 1:27 アンクルホールド | IT'S SHOWTIME: Christmas Edition | 2000年12月12日 |
○ | レナート・ババル | 1R 2:19 アンクルホールド | リングス KING of KINGS Aブロック 【2回戦】 |
2000年10月9日 |
○ | スレン・バラチンスキー | 1R 2:13 TKO(打撃) | リングス KING of KINGS Aブロック 【1回戦】 |
2000年10月9日 |
○ | ジョー・スリック | 1R 0:36 アキレス腱固め | リングス Millennium Combine III | 2000年8月23日 |
× | トム・サワー | 1R 0:35 KO(パンチ連打) | Rings USA: Rising Stars Block B 【RISING STARS ヘビー級 2回戦】 |
2000年7月22日 |
○ | トゥリー・クリハーパイ | 1R 2:05 腕ひしぎ十字固め | Rings USA: Rising Stars Block B 【RISING STARS ヘビー級 1回戦】 |
2000年7月22日 |
○ | ブラッド・コーラー | 1R 0:31 膝十字固め | リングス Millennium Combine II | 2000年6月15日 |
○ | ファティス・コチャミス | 2R 0:47 KO(パンチ) | Rings Holland: RINGS Fightnight rocks Utrecht! | 2000年6月4日 |
× | ラバザノフ・アフメッド | 1R 3:50 アキレス腱固め | Rings Russia: Russia vs. The World | 2000年5月20日 |
○ | デニス・リード | 1R 0:28 フロントチョーク | 2 Hot 2 Handle 1 | 2000年3月5日 |
× | 金原弘光 | 1R 4:14 KO(パンチ) | Rings Holland: There Can Only Be One Champion | 2000年2月6日 |
× | アントニオ・ホドリゴ・ノゲイラ | 1R 1:51 V1アームロック | リングス RISE 6th KING of KINGS Aブロック 【1回戦】 |
1999年10月28日 |
× | 山本宜久 | 3:35 TKO(左鎖骨負傷) | リングス BATTLE GENESIS Vol.5 | 1999年9月15日 |
○ | 金原弘光 | 4:35 TKO(タオル投入) | リングス RISE 3rd | 1999年5月22日 |
× | 山本宜久 | 2:40 腕ひしぎ十字固め | リングス RISE 1st | 1999年3月22日 |
× | 田村潔司 | 6:08 腕ひしぎ十字固め | リングス 前田日明引退試合 〜THE FINAL〜 | 1999年2月21日 |
× | ギルバート・アイブル | 0:36 TKO(肩の負傷) | FREE-FIGHT GALA '98: Who's The Boss | 1998年6月7日 |
○ | 田村潔司 | 3:56 アキレス腱固め | リングス FIGHTING INTEGRATION 2nd | 1998年4月16日 |
○ | 山本健一 | 6:39 TKO(タオル投入) | リングス FIGHTING INTEGRATION 1st | 1998年3月28日 |
○ | デクスター・ケイシー | 1R 1:50 フロントチョーク | Night of the Samurai 1 | 1998年3月7日 |
○ | クリストファー・ヘイズマン | 5分2R終了 判定3-0 | FREE-FIGHT GALA '98: The King of Rings | 1998年2月8日 |
× | 坂田亘 | 2:16 アンクルホールド | リングス FIGHTING EXTENSION 1997 Vol.7 | 1997年9月26日 |
○ | キース・ベイゼムス | 1R 0:49 ヒールホールド | Rings Holland: Utrecht at War | 1997年6月29日 |
× | 長井満也 | 4:58 ヒールホールド | リングス FIGHTING EXTENSION 1997 Vol.3 | 1997年5月23日 |
× | 成瀬昌由 | 12:05 TKO(レフェリーストップ) | リングス BATTLE GENESIS Vol.1 【トーナメント21 1回戦】 |
1997年4月4日 |
○ | 成瀬昌由 | 1R 3:58 TKO(ドクターストップ) | Rings Holland: The Final Challenge | 1997年2月2日 |
× | 坂田亘 | 6:42 腕ひしぎ十字固め | リングス MAELSTROM 5th | 1996年7月16日 |
○ | ジェロエン・ウェアリング | 1R KO | Fight Gala: Mix Fight Night | 1996年6月15日 |
○ | ツェルク・フェルマネン | 1R 3:05 裸絞め | FREE-FIGHT GALA 1996: Kings of Martial Arts | 1996年2月18日 |
獲得タイトル
[編集]- Durata Fights Durata World Grand Prix 3 優勝(2003年)
脚注
[編集]- ^ 【Strikeforce】ヴァレンタイン、寝技対策なきセフォー下す MMAPLANET 2011年2月13日
- ^ PRIDE.18 第5試合 スポーツナビ
- ^ PRIDE.24 第3試合 スポーツナビ
- ^ HERO'S 第1試合 スポーツナビ
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- SRC 選手データ - ウェイバックマシン(2009年12月14日アーカイブ分)
- PRIDE 選手データ - Internet Archive
- HERO'S 選手データ
- バウトレビュー 選手データ
- ヴァレンタイン・オーフレイムの戦績 - SHERDOG