バスカード (岩手県交通・岩手県北自動車)

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岩手県交通・県北バス共通バスカードは、かつて岩手県交通岩手県北自動車(岩手県北バス)の両社で発行されていた磁気式回数乗車券である。

これら共通バスカードの発行事業者により乗車できる事業者に差があり、2010年3月31日までは県交通と県北バスの間で利用できた(詳細については後述)ほか、現在も岩手県交通のものは北上市拠点間交通『おに丸号』の一部路線・奥州市営バス(旧 : 江刺市営バス)・奥州市コミュニティバス(通称 : Zバス)、岩手県北自動車のものは岩泉自動車運輸(岩泉運輸)と共通乗車することができる。

なお、本項目では両事業者発行分を一括して記述する。

利用可能な事業者[編集]

  • 岩手県交通発行のバスカード
    • 岩手県交通(遠野地区など、一部利用できない路線あり)
    • 北上市拠点間交通『おに丸号』(立花岩崎線、稲瀬線は使用不可)
    • 奥州市営バス
    • 奥州市コミュニティバス
  • 岩手県北自動車発行のバスカード
    • 岩手県北バスの岩手県エリア(同社南部支社が「南部バス」のブランド名として運行している青森県エリアでは使用不可)
    • 岩泉運輸

※なお、岩泉運輸については自社発行をせず岩手県北自動車発行のものを、奥州市営バスでは岩手県交通発行のものをそれぞれ販売している。

種類[編集]

現行券種[編集]

種別 発売額 利用額
普通バスカード 1,000円 1,100円
3,000円 3,300円
5,000円 5,700円

出典:[1][2]

販売終了券種[編集]

以下の券種については販売を終了しているが、それ以降も従来通り利用可能。

種別 発売額 利用額
普通バスカード 300円 300円
通学バスカード(※) 1,000円 1,300円
5,000円 6,500円
買物バスカード(※) 1,000円 1,200円
  • 買物バスカードは、10時から16時までに降車する場合に限り利用が可能。

※:通学カード・買物カードについては、原油価格の高騰などによる券種見直しのため、2008年10月31日を以て販売終了。

利用可能路線[編集]

注意:高速路線については、下記以外の路線ではカードリーダー搭載車両であっても利用できない

  • 岩手県北バス発行のバスカード
    • 同社の運行し、岩手県エリアにおける一般路線バス(同社南部支社が「南部バス」のブランド名として運行している青森県エリアを除く)
    • 同社の運行する、下記の一般道長距離路線及び高速路線
    • 岩泉運輸の運行する、岩泉町民バスのうちの以下の路線
      • 小本線
      • 大川線
      • 釜津田線

なお、それぞれ「バスカード取扱車」とステッカーで表示されている車両とされていない車両が存在するが、現在ではバスカードの取扱が当たり前となっており、利用者は基本的に路線や車両を意識せずにバスカードの利用ができる。

かつて利用可能だった事業者・路線[編集]

利用方法[編集]

乗降兼用カードリーダー(このタイプでは、乗車時と降車時でカード挿入口と排出口が逆になる)

基本的には、乗車時と降車時にカードをカードリーダーに通す。なお、「2リーダー車」(中乗り前降り)・「2ウェイ車」(前乗り前降り)が混在している。読み取り機は裏面に残額が印字されるタイプではない。

  • 中扉から乗車、前扉から降車の車両(2リーダー車):中扉に乗車用カードリーダー、前扉に降車用カードリーダーを設置。
  • 前扉から乗降の車両(2ウェイ車):前扉に乗降兼用カードリーダーを設置(この場合、乗車時と降車時でカード挿入口と排出口が逆になる)。

なお、バスカードの残高が不足の場合は「♪ピピピ」と音が鳴ると同時にカードが機器内に止まるが、その際は別のカードか現金と合わせて支払うことになる。

また、通学カードを利用の場合には、識別のために残高不足などに係わらず「♪ピピ」と音が鳴る。

販売箇所[編集]

  • 岩手県交通発行のバスカード
    • 同社の各営業所・案内所・定期券販売所
    • バスカード委託販売所
    • バス乗務員(停車中に申し出ること)
  • 岩手県北バス発行のバスカード(同社南部支社が「南部バス」のブランド名として運行している青森県エリアでは販売していない)
    • 同社の各営業所・案内所・定期券販売所
    • バスカード委託販売所
    • バス乗務員(停車中に申し出ること)

2008年4月1日から2010年3月31日までは、いわて銀河鉄道線盛岡駅・青山駅・厨川駅巣子駅滝沢駅渋民駅好摩駅いわて沼宮内駅奥中山高原駅一戸駅二戸駅においても販売していた。

その他[編集]

  • 一関市営バス(旧:大東町営バス)ではバスカードシステムを導入しているが、カードの規格が異なり互換性が無いため、岩手県交通・岩手県北バス発行のバスカードは利用できない。逆に一関市営バスのバスカード(合併以前の「大東町」名義カードも含む)で岩手県交通・岩手県北バスなどでは利用できない。
  • 奥州市営バス(江刺区)では、岩手県交通の買物バスカードは使用不可。
  • 再発行・払い戻しについては200円の手数料がかかる。
  • 再発行・払い戻しは、そのカード発行事業者ごとの窓口でしか受け付けない(例:岩手県交通発行のバスカードを磁気不良などを理由で再発行をする際、岩手県北バスの窓口では取り扱わない)。
  • 通学用のカードは通学者以外は利用できない(また、学生証の提示を求められる場合がある)。

共通乗車終了へ[編集]

岩手県交通及び岩手県北自動車は、経営環境の変化を理由に、2010年3月末をもってバスカードの共通乗車の取り扱いを終了することになった。同年4月以降、それぞれのカード発行事業者ごとでのみの利用となる(県交通のカードでは、終了後以降は県交通と奥州市営バスのみでしか利用できなくなる。また、県北バスのカードでは、県北バスと岩泉運輸のみでしか利用できなくなる)。

カードの共通乗車にあたっては1年毎の契約としており、双方とは2009年9月までの期限後も契約更新についての協議はしたものの、継続が困難と判断した。背景としては、県北自動車側が民事再生手続きなどによる新体制に移行することがあるとも見られる。[要出典]

これに伴い、共通乗車取り扱い終了翌日の2010年4月1日から5月31日までの2ヶ月間[6]、無手数料での払い戻しを実施していた[7][8][9]

脚注[編集]

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外部リンク[編集]