ZOZO

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株式会社ZOZO
ZOZO, Inc.
World Business Garden.jpg
本社が入居するワールドビジネスガーデン
種類 株式会社
市場情報 2007年12月11日上場
本社所在地 日本の旗 日本
261-7116
千葉市美浜区中瀬2-6-1
ワールドビジネスガーデン・マリブウエスト16F
北緯35度38分53秒 東経140度2分17.7秒 / 北緯35.64806度 東経140.038250度 / 35.64806; 140.038250座標: 北緯35度38分53秒 東経140度2分17.7秒 / 北緯35.64806度 東経140.038250度 / 35.64806; 140.038250
設立 1998年5月21日
業種 小売業
法人番号 4040001010503
事業内容 ファッション通販サイト「ZOZOTOWN」の運営
代表者 前澤友作代表取締役社長
資本金 13億5,990万3千円
(2019年3月31日現在)
発行済株式総数 3億1,164万4,285株
(2019年3月31日現在)
売上高 連結:1,184億5百万円
単体:1,035億23百万円
(2019年3月期)
営業利益 連結:256億54百万円
単体:241億10百万円
(2019年3月期)
純利益 連結:159億85百万円
単体:138億30百万円
(2019年3月期)
純資産 連結:226億56百万円
単体:184億31百万円
(2019年3月31日現在)
総資産 連結:789億61百万円
単体:734億52百万円
(2019年3月31日現在)
従業員数 連結:1,094名
単体:551名
(2019年3月31日現在)
決算期 3月31日
主要株主 前澤友作 35.94%
(2019年3月31日現在)
主要子会社 株式会社ZOZOテクノロジーズ
株式会社ZOZOUSED
株式会社アラタナ
外部リンク https://corp.zozo.com/
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株式会社ZOZO(ゾゾ、英: ZOZO, Inc.)は、千葉県千葉市に本社を置く、日本企業。ファッション通販サイト「ZOZOTOWN」を運営している。

2018年10月1日に株式会社スタートトゥデイから商号変更した。

他に、ファッションコーディネートアプリ「WEAR」、ブランド古着のファッションモール「ZOZOUSED」などのサービスを運営している。

概要[編集]

代表の前澤友作がバンド活動のかたわらで始めた、輸入レコード・CDのカタログ販売をきっかけに事業が始まる[1]。2000年にインターネット通販に切り替え、アパレル販売を中心に会社は成長。2019年3月期の商品取扱高は3,231億円、年間購入者数は813万人となっている[2]

物流は、外部委託せず全てを自社で行うことで作業の効率化を図っている[3]

特徴的な人事制度
「幕張手当」…幕張の地域活性化を目的とした手当で、指定エリア内に住むことで支給される住宅手当。
通勤時間の減少によって、社員同士の交流を深める機会が増えるとの理由から作られた制度である。
ブランド名「ZOZOTOWN」の由来
「創造(ローマ字表記: souzou)」と「想像(souzou)」のふたつの「zo[4]
旧社名「スタートトゥデイ」の由来
バンドGORILLA BISCUITSの曲「Start Today」(同名のアルバムに収録)。

沿革[編集]

  • 1995年 - 前澤友作が創業、洋楽のCDレコードの通信販売を行う。[1]
  • 1998年05月 - 有限会社 スタート・トゥデイとして法人化(当時の本社は東京都江戸川区)。
  • 2000年04月 - 株式会社に改組。
  • 2000年10月 - アパレルのオンラインショッピングサイト「EPROZE」を開設。
  • 2001年01月 - 本社を千葉県千葉市の現社屋に移転。
  • 2004年12月 - 「ZOZOTOWN」を開設。
  • 2006年08月 - CD販売部門を株式会社STMに分社、スタートトゥデイから独立。
  • 2007年12月 - 東証マザーズに上場。
  • 2010年04月 - 株式会社クラウンジュエルと資本提携(30%を出資)。
  • 2010年11月 - ヤフー株式会社Yahoo!JAPAN)と業務提携。
  • 2011年05月 - 「ZOZOTOWN」のグローバルサイト「ZOZOTOWN.com」を開設。株式会社クラウンジュエルを完全子会社化。
  • 2011年06月 - ソフトバンク株式会社と香港合弁会社ZOZOTOWN HONGKONG CO., LIMITED設立(中国でのECビジネス進出のため)。韓国最大のショッピングサイトGmarketを運営する「eBay Gmarket CO.,LTD」および、eBay Auctionを運営する「eBay Auction CO.,LTD」と業務提携。
  • 2011年08月 - ZOZOTOWN HONGKONG CO., LIMITEDが中国上海市に子会社、走走城电子商务有限公司を設立。
  • 2011年10月 - 中国で、自社サイトであるZOZOTOWN CHINAと、淘宝商城(タオバオモール)内にてZOZOTOWN 旗艦店をオープン[5]
  • 2011年11月 - 韓国にてZOZOTOWNをオープン。
  • 2012年02月29日 - 東証1部に市場変更。
  • 2012年11月 1日 - 配送を無料化する[6]
  • 2012年11月12日 - ブランド古着のファッションモール「ZOZOUSED」発表。
  • 2013年05月10日 - ファッションコーディネートアプリ「WEAR」発表[7]
  • 2013年08月15日 - 株式会社ブラケットを株式交換により完全子会社[8][9]
  • 2013年09月25日 - 10代~20代女性に向けたガールズショッピングサイト「LA BOO(ラブー)」をオープン[10]
  • 2014年10月 1日 - 株式会社ヤッパを株式交換により完全子会社[11][12]
  • 2015年05月28日 - 株式会社アラタナを株式交換により完全子会社[13][14]
  • 2015年11月 9日 - 本田圭佑さんの所属事務所が運営する幕張のスポーツ施設の命名権を取得し、「ZOZOPARK HONDA FOOTBALL AREA(ゾゾパーク ホンダ フットボールエリア)」とする。
  • 2015年12月 1日 - グループ会社である株式会社ヤッパの社名を改め「株式会社スタートトゥデイ工務店」を発足[15]
  • 2016年11月 1日 - ZOZOTOWNでツケ払いサービスを開始。
  • 2016年12月 1日 - 千葉マリンスタジアム命名権を取得し、名称を「ZOZOマリンスタジアム」とする。なお、スタートトゥデイは2011年にも同球場の命名権を取得しようとしていたがこの時はQVCジャパンに敗れている。
  • 2017年11月22日 - PBブランド「ZOZO」と約1万5000カ所のサイズが測れるセンサー内臓のボディースーツ「ZOZOSUIT」の無料配布を発表。[16]
  • 2018年01月31日 - ZOZOSUITの発送開始。最長6ヶ月程度かかることをメールで知らせる。
  • 2018年04月 1日 - グループ会社である株式会社スタートトゥデイ工務店が、株式会社VASILY及び株式会社カラクルを吸収合併し「株式会社スタートトゥデイテクノロジーズ」に社名を変更[17]
  • 2018年04月27日 - ZOZOSUITの仕様を、ボディスーツ表面のドットマーカーをスマートフォンで計測する方式に変更[18]
  • 2018年10月 1日 - 株式会社スタートトゥデイは株式会社ZOZOに、グループ会社である株式会社スタートトゥデイテクノロジーズ株式会社ZOZOテクノロジーズに、株式会社クラウンジュエルは「株式会社ZOZOUSED」に社名を変更[19]
  • 2018年11月20日 - ゴルフ界最高峰のツアー運営団体「PGA TOUR」とスポンサー契約を締結し、日本初となるPGAトーナメント「ZOZO CHAMPIONSHIP」を2019年秋から開催することを発表。
  • 2019年 2月13日 - 千葉県千葉市西千葉エリアに新拠点の建設を発表。新たな価値を生み出す街づくりを目指し、千葉市・千葉大学と包括的連携協定を締結。
  • 2019年 6月24日 - スマホで簡単に足の3Dサイズが計測できる「ZOZOMAT」の予約受付を発表。

拠点[編集]

オフィス

  • 本社 - 千葉県千葉市美浜区中瀬2-6-1 WBGマリブウエスト15F
  • 青山オフィス - 東京都渋谷区神宮前5丁目52-2 青山オーバルビル3F

物流拠点

  • ZOZOBASE習志野 - 千葉県習志野市茜浜3-7-10 プロロジスパーク習志野4
  • ZOZOBASEつくば - 茨城県つくば市東光台5-6-2 プロロジスパークつくば

企業理念[編集]

世界中をカッコよく、世界中に笑顔を。 ~Be unique. Be equal.~

ZOZO WORKSTYLE[編集]

楽しく働く

主なサービス[編集]

  • ZOZOTOWN - ファッション通販サイト
  • WEAR - ファッションコーディネートアプリ
  • ZOZOUSED - ブランド古着のファッションモール

終了したサービス[編集]

  • ZOZORESORT - サービスのポータルサイト
  • ZOZORESIDENCE - ソーシャル・ネットワーキング・サービス
  • ZOZOPRESS - ファッションニュース配信サイト(2012年5月22日をもって更新終了)
  • LA BOO - 10代~20代女性に向けたガールズショッピングサイト。(2014年7月31日をもって終了)
  • ZOZOOUTLET - ZOZOTOWNで扱うセレクトショップやブランドのサンプル品などを販売(2014年11月25日をもって終了)
  • ZOZOVILLA - ハイエンドなファッションブランドのオンラインショッピングサイト。(2014年11月26日をもってZOZOTOWNに統合)
  • ZOZOPEOPLE - ブログサービス。(2014年11月20日をもって記事の投稿・編集機能が終了。2015年3月31日をもってサービス終了)
  • ZOZONAVI - アパレルショップを都道府県別で紹介し、各ショップの画像や地図、取扱ブランドの情報を検索することができるナビゲーションサイト。(WEARへの移行により2015年3月31日をもってサービス終了[20]
  • ZOZOARIGATO - 「ありがとう」を伝えるメッセージサービス。(2015年3月31日をもってサービス終了)
  • ZOZOGALLERY - ファッションブランドのパソコン用デスクトップ壁紙や携帯用待ち受け画像のダウンロードサービス。(2015年3月31日をもってサービス終了)
  • ZOZOQ&A - 質問回答掲示板サイト。(2015年3月31日をもってサービス終了)
  • ZOZOフリマ - スマートフォン向けファッションフリーマーケットアプリ。(2017年6月30日をもって終了)

論争のあるサービス[編集]

ZOZOTOWNでのツケ払い[編集]

2016年11月よりZOZOTOWNで、GMOペイメントサービス株式会社[21]のツケ払い(後払い決済)サービス「GMO後払い」の提供が開始された[22][23]。支払いを最大で2か月遅らせることができ、代金を支払う前に商品が届く仕組みである。上限は税込み5万4000円までで、手数料は1回につき324円。ZOZOTOWNは「商品を受け取り中身を確認してからお支払いができる」ことを利点として挙げている[22]吉岡里帆が「好きなんだもん。好きだもん。2カ月なんて待てないよ」と語りかける映画のような広告が出され、支払いページにはツケ払いを勧める目立つアイコンが設置され、クレジットカードをまだ持たない若年層を中心に人気となった[24][25]。ツケ払いの効果もあり、スタートトゥデイの2017年3月期の連結決算は、売上高は前期比40.4%増の763億円、営業利益は48.0%増の262億円と、業績は絶好調となった[26]

ZOZOTOWNのツケ払いは2か月なので、割賦販売法の適用を受けず、利用者の支払い能力の有無を判定せずに商品を販売することができる[25]。しかし決済代行業者からZOZOTOWNが立替え払いを受ける仕組みであるため、クレジットカードと同じく信用販売であり、信用の低い未成年者にローンを組ませているのと同じであると指摘されている[25][24]。現金を直接貸し付けるわけでもないので、貸金業法の適用もない[25]。法の隙間をうまく狙ったサービスという声もあり、ZOZOTOWNも決済代行業者も法律上の責任を負うことなく、消費者の支払い能力を確かめる必要なしに、商品を信用販売することが可能となっている[25]

SNSには、ツケ払いを利用したが2か月後に支払いができない若者のコメントがあふれた。「未成年の方は保護者の同意を得たうえでご利用ください」とあるが、ほとんどの利用者は規約を読んでおらず、その条項を知らなかった[24]

支払い能力が低い層、未成年をターゲットにしたビジネスであると批判が起こった[24]。支払いができず保護者に泣きつく例もあるが、それもできない場合、支払いのために違法行為や風俗に向かう懸念があると「日経doors」は指摘する[24]。「TechCrunch.com」によればツケ払いサービスに対策を求める声がネット上で多く上がっているとのことである[27]。2017年4月時点で、スタートトゥデイはツケ払いの未払い率を把握していない[26]

脚注[編集]

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  1. ^ a b 曲沼美恵 「競争は嫌い」出社は週3日、前沢流の粋な働き方 スタートトゥデイ社長の前沢友作氏が語る(上) NIKKEI STYLE 2016/4/10
  2. ^ 2019年3月期 決算説明会資料(株式会社ZOZO)
  3. ^ 『日経情報ストラテジー』 トップインタビュー 2011年7月号(日経BP社)
  4. ^ [1] (PDF) - 繊維トレンド 2007年9・10月号
  5. ^ [2] (PDF) 株式会社スタートトゥデイ プレスリリース 2011年10月28日
  6. ^ 配送料無料、ポイント10%還元
  7. ^ 代表取締役の前澤友作氏が自身のTwitterを通じて公表
  8. ^ [3] (PDF) 株式会社スタートトゥデイ プレスリリース 2013年7月16日
  9. ^ 株式会社スタートトゥデイと株式会社ブラケットの株式交換完了に関するお知らせ
  10. ^ [4] (PDF) 株式会社スタートトゥデイ プレスリリース 2013年9月17日
  11. ^ [5] (PDF) 簡易株式交換による株式会社ヤッパの完全子会社化に関するお知らせ
  12. ^ 株式会社スタートトゥデイと株式会社ヤッパの株式交換完了に関するお知らせ
  13. ^ [6] (PDF) ECサイト構築などを手がけるアラタナ社を完全子会社化、多様化するニーズに対応可能な自社EC支援事業へ強化
  14. ^ 株式会社スタートトゥデイと株式会社アラタナの株式交換完了に関するお知らせ
  15. ^ [7] (PDF) スタートトゥデイグループの技術力を結集した、新会社「株式会社スタートトゥデイ工務店」を発足 エンジニア50名を追加採用
  16. ^ ZOZOのPBは「ZOZO」 瞬時に採寸するセンサー内蔵スーツを無料配布」『ITmedia ビジネスオンライン』。2018年4月26日閲覧。
  17. ^ スタートトゥデイグループ、 70億人のファッションを技術の力で変える新会社 「株式会社スタートトゥデイテクノロジーズ」を発足〜ビッグデータと技術力を集約し、 テクノロジーによるイノベーションを加速〜” (2018年4月2日). 2018年4月3日閲覧。
  18. ^ ZOZOSUITが新しくなったーーセンサーではなくマーカー読みとり方式へ変更”. TechCrunch Japan (2018年4月27日). 2018年5月21日閲覧。
  19. ^ 社名も「ZOZO」に 創業20年、世界見据える” (2018年5月21日). 2018年5月21日閲覧。
  20. ^ ZOZONAVIサービス終了のお知らせ” (2015年3月12日). 2015年7月2日閲覧。
  21. ^ GMOインターネットグループでGMOペイメントゲートウェイ株式会社の連結子会社。
  22. ^ a b ツケ払い始めました ZOZOTOWN
  23. ^ 「ZOZOTOWN」へ 「GMO後払い」を提供開始 GMO 2016年11月1日
  24. ^ a b c d e ZOZOTOWN「ツケ払い」は何がまずいのか?【高橋暁子が注目!ITニュース講座】 日経ウーマンオンライン 2017年4月26日
  25. ^ a b c d e 吉田彩乃 法の抜け穴を使った「ツケ払い」の巧妙さ ゾゾタウンの新サービス プレジデントオンライン 2017.4.17
  26. ^ a b 青柳美帆子 ZOZOTOWN「ツケ払い」、未払い率「把握していない」 ITmedia、2017年04月28日
  27. ^ Nozomi Okuma メルカリが自社で与信、月の支払いを翌月にまとめる「月イチ払い」を開始 TechCrunch Japan 2017年6月05日

関連項目[編集]

外部リンク[編集]