スイレン属

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スイレン属
Hitsujigusa.jpg
ヒツジグサNymphaea tetragona
分類
: 植物界 Plantae
階級なし : 被子植物 Angiosperms
: スイレン目 Nymphaeales
: スイレン科 Nymphaeaceae
: スイレン属 Nymphaea
  • 本文参照

スイレン属(スイレンぞく、睡蓮属、学名: Nymphaea, 英名: water lily)は、スイレン科の一つ。水生多年草

日本にはヒツジグサ(未草)の1種類のみ自生する。白い花を午後、未の刻ごろに咲かせる事からその名が付いたと言われる。ヒツジグサは日本全国のに広く分布しているほか、海外からの移入種品種改良された観賞用の種を栽培・展示する施設もある(熱川バナナワニ園など)。睡蓮はヒツジグサの漢名であるが、一般にスイレン属の水生植物の総称として用いられる。

特徴[編集]

水位が安定している池などに生息し、地下茎から長い茎を伸ばし、水面に葉や花を浮かべる。葉は円形から広楕円形で円の中心付近に葉柄が着き、その部分に深い切れ込みが入る。葉の表面に強い撥水性はない。多くの植物では気孔は葉の裏側にあるが、スイレンでは葉の表側に分布する。根茎から直接伸びる花柄の先端に直径5-10cmほどの花をつける。

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日本において一般的なスイレンは、いくつかの野生種を交配、品種改良し、作出された園芸種である。花の色、葉の色、模様などで様々な姿の品種が存在する。

日本での栽培史[編集]

ヒツジグサのみが自生していた日本に外国産スイレンの輸入が始まったのは明治時代アメリカ合衆国で園芸を学んだ河瀬春太郎が東京に開いた「妙華園」で30種以上を育てた。大正時代には同好会がつくられるほど愛好者が増えた。二子玉川園(東京)の一部だった「五島ローズガーデン」にもスイレン池があり、運営母体である東京急行電鉄鉄道駅にちなんで命名された品種(たまプラーザさぎぬま青葉台)も育成された。日本独自の品種は、枯死や太平洋戦争で絶えたものもある[1]

ギャラリー[編集]

脚注・出典[編集]

  1. ^ 【TOKYO発】スイレン 夢の軌跡/なじみ深い名の幻の品種も『東京新聞』朝刊2018年7月13日(2018年8月12日閲覧)

関連項目[編集]