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サンドロ・トナーリ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
サンドロ・トナーリ
イタリア代表でのトナーリ(2025年)
名前
ラテン文字 Sandro Tonali
基本情報
国籍 イタリアの旗 イタリア
生年月日 (2000-05-08) 2000年5月8日(26歳)
出身地 ローディ
身長 181 cm
体重 80 kg
選手情報
在籍チーム イングランドの旗 トッテナム・ホットスパーFC
ポジション MF
背番号 16
利き足 右足
ユース
2009-2012 イタリアの旗 ピアチェンツァ
2012-2017 イタリアの旗 ブレシア
クラブ1
年 クラブ 出場 (得点)
2017-2021 イタリアの旗 ブレシア 88 (6)
2020-2021 →イタリアの旗 ミラン (loan) 25 (0)
2021-2023 イタリアの旗 ミラン 70 (7)
2023-2026 イングランドの旗 ニューカッスル・ユナイテッド 79 (5)
2026- イングランドの旗 トッテナム 1 (0)
代表歴2
2018  イタリア U-19 12 (0)
2019-2023  イタリア U-21 14 (0)
2019-  イタリア 32 (4)
1. 国内リーグ戦に限る。2026年6月13日現在。
2. 2026年6月13日現在。
■テンプレート(■ノート ■解説)■サッカー選手pj

サンドロ・トナーリ(Sandro Tonali, 2000年5月8日 - )は、イタリア・ローディ出身のプロサッカー選手。イタリア代表。プレミアリーグ・トッテナム・ホットスパーFC所属。ポジションはミッドフィールダー。

経歴

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クラブ

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ブレシア・カルチョのユース出身で、2017年8月26日に17歳でセリエBのアヴェッリーノ戦でプロデビューを果たすと[1]、2018年4月28日にはサレルニターナ戦でプロ初得点を記録した[2]。この2017-18シーズンはクラブは16位と低迷するも、自身はリーグ戦19試合に出場し、グラン・ガラ・デル・カルチョのセリエB最優秀若手選手賞を獲得した[3]。

翌2018-19シーズンはリーグ戦34試合に出場し、2年連続でセリエB最優秀若手選手賞を受賞[4]。また、クラブもセリエB優勝とセリエA昇格を果たした。

19歳で迎えた2019-20シーズンは、8月25日に行われた第1節のアウェイでのカリアリ戦で先発に名を連ね、セリエA初出場[5]、10月26日の第9節ジェノア戦ではフリーキックを直接沈め、セリエA初ゴールを記録した[6]。

ミランでのトナーリ(2022年)

2020年9月9日、ミランに買い取りオプション付きのローン移籍で加入することが発表された[7]。

2021年7月8日、ミランに完全移籍し、2026年までの契約を結んだことが発表された。第2節のカリアリとの対戦で直接フリーキックから移籍後初得点を奪い[8]、自身の誕生日に開催された5月8日のエラスヴェローナ戦では、セリエAの舞台で初の2ゴールを挙げて勝利に貢献するなど、ミランの11年振りのリーグ制覇に大きく貢献した[9]。

2022年9月9日、ミランはトナーリとの契約を2027年6月30日まで更新したことを発表した[10]。

2023年7月3日、イングランドのニューカッスル・ユナイテッドに5年契約で移籍[11]。報道によれば移籍金は約7,000万ユーロで、これはイタリア人選手として史上最高額の移籍となった[12]。7月18日、レンジャーズとのアラン・マクレガーの引退記念試合でニューカッスルデビュー[13][14][15]。8月12日にはアストン・ヴィラとのプレミアリーグ開幕戦で先制点を挙げ、5-1の勝利に貢献した[16]。

2023年10月26日、FIGCはトナーリに対してサッカーイベントへの賭博を禁止する項目に違反したとして、合計18か月間の出場停止処分および2万ユーロ(約317万円)の罰金を言い渡した。しかし、トナーリが賭博違反を認めた上で捜査に協力する姿勢を見せたことで一部の処分内容が軽減され、実質的に10か月の出場停止処分が確定した。これにより、2023-2024シーズンの全試合を欠場することとなった[17]。さらに、後にFAが行った調査によりニューカッスル移籍後にも賭博行為を行っていたことが判明。これを受け、FAにより執行猶予付きの2か月出場停止処分を追加で科された[18]。

2026年7月6日、トッテナム・ホットスパーFCに移籍した[19]。

代表

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2018年7月に、U-19イタリア代表の一員としてフィンランドで行われるUEFA U-19欧州選手権に参戦。チームは準優勝となり、自身もベストイレブンに選出される活躍を見せた[20]。

2019年3月21日には18歳でU-21イタリア代表デビューを遂げると[21]、同年6月にイタリアとサンマリノで行われるUEFA U-21欧州選手権のメンバーに選出された。大会ではグループリーグ3試合の内、2試合で途中出場したが、チームはスペインに及ばずグループ2位となり、決勝トーナメント進出はならなかった。

イタリアA代表としては、2018年11月に行われる2試合のメンバーにセリエBのクラブの選手ながら選出され、初招集を受けた[22]。この際には出場機会は訪れなかったが、翌2019年10月15日、ファドゥーツのラインパーク・シュタディオンで行われたUEFA EURO 2020予選のリヒテンシュタイン戦で、74分からフェデリコ・ベルナルデスキに代わって出場し、A代表デビューを果たした[23]。翌11月15日のゼニツァでのボスニア・ヘルツェゴビナ戦では、初の先発およびフル出場で3-0で勝利した[24]。

2023年10月12日、不正賭博に関与した疑いによりイタリア代表のトレーニング施設にて警察当局の取り調べを受け、同じく賭博違反の疑いがかけられているニコロ・ザニオーロとともにイタリア代表から離脱した。2023年10月26日、FIGCから10か月の出場停止処分が下され、EURO2024を欠場することとなった。

2024年11月17日、UEFAネイションズリーグのベルギー戦で代表初ゴールを記録した[25]。

エピソード

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  • 幼少期からの熱狂的なACミランファンであり、かつてミランで背番号「8」を背負ったジェンナーロ・ガットゥーゾをアイドルとして敬愛している。2020年にブレシアからミランへ加入した際、ガットゥーゾが着けていた背番号8を希望し、当時ナポリの監督を務めていたガットゥーゾ本人に直接電話をかけて着用許可を求めた。ガットゥーゾは若きタレントからの連絡に驚きつつも、「許可を求める必要などない。古い番号を身に着け、すべてを打ち砕け」と快諾し、エールを送った[26][27]。
  • 2020-21シーズンはレンタル移籍でミランでプレーしたが、シーズン終了後にクラブが完全移籍での買い取りオプションを行使する際、ブレシア側との間で移籍金の引き下げ交渉が行われた。トナーリは愛するミランに留まることを強く希望し、自ら大幅な減給を受け入れて完全移籍を実現させた。このクラブへの献身的な姿勢は、多くのミラニスタから高く評価された[28]。
  • 2023年夏にニューカッスル・ユナイテッドFCへ加入した後、現地の文化に馴染むために地元のパブを予約して訪れた。しかしそこは、イギリス国内の安価な大衆チェーンとして知られる「ウェザースプーン(Wetherspoons)」の店舗(ゴスフォース地区)であった。本人は庶民的なチェーン店とは知らずに「トナーリ」の名で律儀にテーブルを予約しており、店内で地元ファンとの記念撮影に笑顔で応じる姿がSNSで拡散された。この飾らない気さくなキャラクターは話題を呼び、すぐに現地のファンから愛されるきっかけとなった[29][30]。
  • eスポーツに関心があり、ニューカッスル・ユナイテッドFCの慈善財団が保有するeスポーツルームを訪問し、学生たちと交流を行っている[31]。
  • 恋人のジュリア・パストーレと共に、「マルゴ(Margot)」という名前の犬を飼育している。SNS等でも頻繁に愛犬と過ごす姿を公開し、家族の一員として可愛がっている[32]。
  • 出場停止期間中、イタリア・バーリのスポーツ理数系高校(Liceo scientifico a indirizzo sportivo Salvemini)を訪問して特別講義を実施した。生徒たちに自身の過ちを直接語り、「問題から逃げずに助けを求めること」の重要性やルール遵守を説く啓発活動に取り組んだ[33]。
  • 所属するニューカッスルの慈善活動に積極的であり、「ニューカッスル・ユナイテッド・ファウンデーション」を通じて地元の学校をサプライズ訪問し、子供たちと交流して地域社会に貢献している[34]。
  • 2022年12月、ACミラン在籍時に「持続可能性(サステナビリティ)」をテーマにしたミート&グリートに参加した。ファンとの交流と併せて古着回収(衣類寄付)を呼びかけ、環境問題やリサイクル意識の向上に貢献した[35]。

個人成績

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クラブ

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国内大会個人成績
年度クラブ背番号リーグ リーグ戦 リーグ杯オープン杯 期間通算
出場得点 出場得点出場得点 出場得点
イタリア リーグ戦 イタリア杯オープン杯 期間通算
2017-18ブレシア34セリエB19200-192
2018-19434300-343
2019-20セリエA35110-361
2020-21ミラン825010-260
2021-2236530-395
2022-2334210-352
イングランド リーグ戦 FLカップFAカップ 期間通算
2023-24ニューカッスル8プレミアリーグ811010101
2024-253646230456
通算イタリアセリエB 53500-535
イタリアセリエA 130860-1368
イングランドプレミアリーグ 4457240557
総通算 227181324024420

代表

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イタリア代表国際Aマッチ
年出場得点
201930
202010
202120
202260
202330
202461
202541
通算252

ゴール

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#年月日開催地対戦国勝敗試合概要
1.2024年11月14日ボードゥアン国王競技場(ベルギーの旗 ベルギー) ベルギー○1-0UEFAネーションズリーグ2024-25・リーグA
2.2025年3月20日スタディオ・ジュゼッペ・メアッツァ(イタリアの旗 イタリア) ドイツ●1-2

タイトル

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クラブ

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ブレシア
ミラン

個人

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脚注

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  1. ↑ “Game Report by Soccerway”. Soccerway (2017年8月26日). 2018年7月31日閲覧。
  2. ↑ “Tonali, primo gol in carriera: Juve e Inter lo hanno già chiesto, il Milan...” (Italian). www.calciomercato.com (2018年4月28日). 2018年10月14日閲覧。
  3. ↑ “Sandro Tonali ⋆ Gran Galà del Calcio” (イタリア語). Gran Galà del Calcio. 2020年2月15日閲覧。
  4. ↑ “Sandro Tonali ⋆ Gran Galà del Calcio” (イタリア語). Gran Galà del Calcio. 2020年2月15日閲覧。
  5. ↑ “Brescia: i numeri dell'esordio di Tonali in Serie A - Calcio News 24” (イタリア語) (2019年8月31日). 2025年3月21日閲覧。
  6. ↑ “Maturità, testa, gol e crescita: così Tonali è diventato grande” (イタリア語). La Gazzetta dello Sport (2019年). 2025年3月21日閲覧。
  7. ↑ “Comunicato Ufficiale: Sandro Tonali” (イタリア語). AC Milan. 2025年3月21日閲覧。
  8. ↑ Co.,Ltd, livedoor (2021年8月30日). “ジルーが移籍後初弾含むドッピエッタ!…ミラン、カリアリを4発粉砕で連勝スタート”. サッカーキング. 2025年3月21日閲覧。
  9. ↑ “21/22シーズン、ミラン全選手パフォーマンス査定。ポジション別に5段階評価、A評価となったのは?”. フットボールチャンネル (2022年5月22日). 2025年3月21日閲覧。
  10. ↑ “Sandro Tonali, new contract extension with AC Milan: the official statement” (英語). AC Milan. 2025年3月21日閲覧。
  11. ↑ “Newcastle United sign Sandro Tonali - Newcastle United” (英語). www.newcastleunited.com. 2025年3月21日閲覧。
  12. ↑ “Newcastle sign Tonali from Milan on 5-year deal” (英語). ESPN.com (2023年7月3日). 2025年3月21日閲覧。
  13. ↑ “Men's Team - Fixtures - Newcastle United” (英語). www.newcastleunited.com. 2025年3月21日閲覧。
  14. ↑ Nicolò Rovella. “sunwin”. prbangkok-eng.com. 2025年3月21日閲覧。
  15. ↑ “Sandro Tonali: Newcastle sign AC Milan and Italy midfielder on five-year deal”. BBC Sport (イギリス英語). 2023年7月3日. 2025年3月21日閲覧.
  16. ↑ Taylor, Louise (2023年8月12日). “Sandro Tonali and Alexander Isak star in Newcastle’s rout of Aston Villa”. The Observer (イギリス英語). ISSN 0029-7712. 2025年3月21日閲覧.
  17. ↑ Co.,Ltd, livedoor (2023年10月27日). “賭博違反のトナーリが10カ月間の出場停止処分…今季の全公式戦に加えEURO2024を欠場”. サッカーキング. 2025年3月21日閲覧。
  18. ↑ “Sandro Tonali receives suspended FA ban - Newcastle United” (英語). www.newcastleunited.com. 2025年3月21日閲覧。
  19. ↑ “Welcome, Sandro! Tonali makes the move to N17” (英語). Tottenham Hotspur. 2026年7月7日閲覧。
  20. ↑ UEFA.com (2018年8月1日). “Under-19 EURO team of the tournament” (英語). UEFA.com. 2020年2月15日閲覧。
  21. ↑ FIGC (2019年3月21日). “A Trieste è pari contro l’Austria: buona la prima mezz’ora dell’Italia ma il match finisce a reti bianche” (英語). Federazione Italiana Giuoco Calcio. 2025年3月21日閲覧。
  22. ↑ “Prima convocazione in azzurro per Sandro Tonali, precoce gioiello del Brescia” (イタリア語). Il Giorno (2018年11月9日). 2025年3月21日閲覧。
  23. ↑ “Historic manita in Liechtenstein | Football Italia”. www.football-italia.net. 2020年2月15日閲覧。
  24. ↑ “Italy: Dominant display in Bosnia | Football Italia”. www.football-italia.net. 2020年2月15日閲覧。
  25. ↑ “Tonali gol, l’Italia batte il Belgio e vola ai quarti di Nations League. Spalletti: “I ragazzi hanno lottato come leoni”” (イタリア語). イタリアサッカー連盟 (2024年11月17日). 2025年6月13日閲覧。
  26. ↑ “Sandro Tonali and Gennaro Gattuso react to Italy's play-off win”. FIFA. 2026年7月16日閲覧。
  27. ↑ “...and Tonali Asked Gattuso: "Can I Take Your Shirt Number at Milan?"”. The Cult of Calcio (2020年9月9日). 2026年7月16日閲覧。
  28. ↑ “Tonali reveals why he accepted pay cut to stay at Milan and admits: “There were other clubs””. SempreMilan. 2026年7月16日閲覧。
  29. ↑ “Sandro Tonali cements himself as Newcastle legend after reserving table in local Wetherspoons”. indy100 (2023年8月15日). 2026年7月16日閲覧。
  30. ↑ “How did Sandro Tonali end up in Wetherspoon's? \”. BBC Sport. 2026年7月16日閲覧。
  31. ↑ “Tonali and Gillespie meet students in Newcastle United Foundation's esports room”. Newcastle United (2024年5月13日). 2026年7月17日閲覧。
  32. ↑ “Giulia Pastore, chi è la fidanzata influencer di Sandro Tonali”. DiLei (2023年10月13日). 2026年7月17日閲覧。
  33. ↑ “CALCIO Il viaggio di “redenzione” di Tonali, tra scuola e fabbrica”. Il Cittadino. 2026年7月17日閲覧。
  34. ↑ “Schoolchildren starstruck by Sandro Tonali surprise Newcastle United Foundation visit”. Newcastle United Foundation. 2026年7月17日閲覧。
  35. ↑ “Sandro Tonali: un Meet&Greet nel segno della sostenibilità”. AC Milan (2022年12月6日). 2026年7月17日閲覧。
  36. ↑ “サッカー=ACミランがセリエA優勝、11季ぶり通算19回目”. ロイター (2022年5月23日). 2025年6月13日閲覧。

外部リンク

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