クライ・ベイビー・クライ

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クライ・ベイビー・クライ
ビートルズ楽曲
収録アルバム ザ・ビートルズ
リリース 1968年11月22日
録音 1968年7月16日
ジャンル ロック
時間 3分03秒
レーベル アップル・レコード
パーロフォン
EMI
作詞者 レノン=マッカートニー
作曲者 レノン=マッカートニー
プロデュース ジョージ・マーティン
その他収録アルバム

ザ・ビートルズ・アンソロジー3
ラヴ

ザ・ビートルズ 収録曲
A面
  1. バック・イン・ザ・U.S.S.R.
  2. ディア・プルーデンス
  3. グラス・オニオン
  4. オブ・ラ・ディ、オブ・ラ・ダ
  5. ワイルド・ハニー・パイ
  6. ザ・コンティニューイング・ストーリー・オブ・バンガロー・ビル
  7. ホワイル・マイ・ギター・ジェントリー・ウィープス
  8. ハッピネス・イズ・ア・ウォーム・ガン
B面
  1. マーサ・マイ・ディア
  2. アイム・ソー・タイアード
  3. ブラックバード
  4. ピッギーズ
  5. ロッキー・ラクーン
  6. ドント・パス・ミー・バイ
  7. ホワイ・ドント・ウイ・ドゥ・イット・イン・ザ・ロード
  8. アイ・ウィル
  9. ジュリア
C面
  1. バースデイ
  2. ヤー・ブルース
  3. マザー・ネイチャーズ・サン
  4. エヴリボディーズ・ゴット・サムシング・トゥ・ハイド・エクセプト・ミー・アンド・マイ・モンキー
  5. セクシー・セディー
  6. ヘルター・スケルター
  7. ロング・ロング・ロング
D面
  1. レヴォリューション1
  2. ハニー・パイ
  3. サヴォイ・トラッフル
  4. クライ・ベイビー・クライ
  5. レヴォリューション9
  6. グッド・ナイト
ザ・ビートルズ・アンソロジー3 収録曲
グッド・ナイト
(12)
クライ・ベイビー・クライ
(13)
ブラックバード
(14)
ラヴ 収録曲
ヒア・カムズ・ザ・サン/ジ・インナー・ライト
(18)
カム・トゥゲザー / ディア・プルーデンス / クライ・ベイビー・クライ
(19)
レボリューション
(20)

クライ・ベイビー・クライ (Cry Baby Cry) はビートルズの楽曲である。

解説[編集]

本作は1968年に発表されたイギリス盤公式オリジナル・アルバムザ・ビートルズ』(通称ホワイト・アルバム)に収録された曲のひとつである。レノン・マッカートニー名義になっているが、実際はジョン・レノン一人によって作詞・作曲されている。

曲の着想については諸説あるが、ジョンが1968年1月に当時ビートルズ伝の執筆をしていたハンター・デイヴィスに語ったとされる、新聞広告のキャッチコピー"Cry Baby Cry,Make Your Mother Buy"(「泣け赤ん坊よ、泣いてお母さんに買ってもらいなさい」)からヒントを得たというエピソードが多くの書籍等に書かれていて良く知られている。一方、インド滞在前後のジョンと親交のあったドノヴァンは、おとぎ話を扱った自身の曲がモデルになっていると語っている。[1]また、歌詞に登場する国王と女王や、ジョンの過去の曲との関連から、マザー・グースや『鏡の国のアリス』の影響を受けているのではないかという説も散見される。

曲自体はおとぎの国の国王と女王の日常生活をスケッチしたファンタスティックなものだが、レコーディング当時メンバー内の人間関係は既に険悪であり、7月16日のレコーディングでは、EMIスタジオを堅苦しい権力集団として嫌悪するメンバーとスタジオとの諍いに耐えられなくなったエンジニアのジェフ・エメリックが途中で仕事を放棄して姿を消し、以後約半年間ビートルズのレコーディング作業をボイコットするというトラブルが発生する。[2]

Can You Take Me Back[編集]

「クライ・ベイビー・クライ」が終わった後、ポール・マッカートニー作の別の曲(著作権登録無し。通称"Can you take me back")が付け加えられているが、これは「アイ・ウィル」のセッション時にレコーディングされた即興曲。("Can you take me back?"と表記されることもある)この部分はオリジナルの歌詞カードに記載されておらず、日本盤のライナーノーツには対訳のみが記載されている。2006年に発売されたリミックス・アルバムラヴでは、この"Can you take me back"が、「クライ・ベイビー・クライ」の一部であるという判断でクレジットされている。(表面上曲名は"Cry Baby Cry")

脚注[編集]

  1. ^ スティーヴ・ターナー『A Hard Day’s write―ザ・ビートルズ大画報』ソニーマガジンズp.170
  2. ^ マーク・ルウィソーン『ビートルズ レコーディング・セッション』シンコーミュージックp.177。エメリック離脱直接の原因は、前日7月15日に起きたジョージ・マーティンとポール・マッカートニーの衝突に腹を立てたからだとされる。