イリヤ・トカチェンコ

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Pix.gif イリヤ・トカチェンコ
Ilia Tkachenko
Figure skating pictogram.svg
Riazanova Tkachenko 2010 Trophy Eric Bompard.jpg
2010年エリック杯の表彰式で
基本情報
代表国: イスラエルの旗 イスラエル
ロシアの旗 ロシア
生年月日: (1986-12-26) 1986年12月26日(31歳)
出生地: ペルミ
身長: 182 cm
元パートナー: イザベラ・トバイアス
エカテリーナ・リャザーノワ
マリア・モンコ
アナスタシア・ゴルシュコワ
コーチ: マリナ・ズエワ
オレグ・エプスタイン
マッシモ・スカリ
ジョニー・ジョンズ
元コーチ: イーゴリ・シュピリバンド
エイドリエンヌ・レンダ
アレクセイ・ゴルシュコフ
オレグ・ボルコフ
振付師: イーゴリ・シュピリバンド
元振付師: ヴィクトール・コネフスキー
セルゲイ・ペチュホフ
所属クラブ: Israel ISF
ISU パーソナルベストスコア
トータルスコア: 177.80 2016 CSタリントロフィー
ショートダンス: 71.35 2016 CSタリントロフィー
フリーダンス: 106.45 2016 CSタリントロフィー
 
獲得メダル
フィギュアスケート
世界ジュニア選手権
2005 キッチナー アイスダンス
ジュニアグランプリファイナル
2007 グダニスク アイスダンス

イリヤ・アレクセーエヴィチ・トカチェンコロシア語: Илья Алексеевич Ткаченкоロシア語ラテン翻字: Ilia Alekseevich Tkachenko1986年12月26日 - )は、ロシアペルミ出身、イスラエル男性フィギュアスケート(アイスダンス)選手。パートナーはイザベラ・トバイアスエカテリーナ・リャザーノワマリア・モンコアナスタシア・ゴルシュコワ

2005年世界ジュニア選手権3位。2007年ジュニアグランプリファイナル優勝。

経歴[編集]

ロシアのペルミに生まれ、5歳のころにスケートを始めた。2002年にアナスタシア・ゴルシュコワとカップルを結成し、2004-2005シーズンよりジュニアグランプリシリーズに参戦を果たした。同シーズンの世界ジュニア選手権では初出場ながら3位となった。2005-2006シーズンにはジュニアグランプリシリーズの2大会で優勝を飾ったものの、ジュニアグランプリファイナルでは2シーズン連続の5位、世界ジュニア選手権でも7位に沈んだ。このシーズンをもってパートナーのゴルシュコワがスケートを引退したためカップルは解散した。

2006年夏、マリア・モンコと新たにカップルを結成。2006-2007シーズンのロシア選手権のジュニアクラスで2位となり世界ジュニア選手権に出場。翌2007-2008シーズンのジュニアグランプリファイナルでは優勝を飾ったが、シーズン終了後にカップルを解消した。

2009-2010シーズンからはエカテリーナ・リャザーノワと組み競技会に復帰した。

2010-2011シーズン、エリック・ボンパール杯で銀メダルを獲得。トカチェンコと組んで、ISU主催の大会において初めてのメダルを獲得をした。ロシア選手権でも初メダルを獲得し、ヨーロッパ選手権に出場した。

2011-2012シーズン、スケートカナダのFDにおいて、「音楽に明確なリズムが無い」という理由で減点を受けた[1]。その後、ピアノでリズムを追加することによってルールに対応した。ロシア選手権には直前に、トカチェンコの肘がリャザーノワの鼻に当たり脳震盪と骨折を起こしたものの出場し、2年連続でメダルを獲得[2]世界選手権に初選出された。世界選手権ではSDの前に路上レストランで食べたシーフードに当たり体調が良くなかったものの[3]、ミス無く滑りきり9位と健闘した。4月、翌シーズンの準備のためにコーチのアレクセイ・ゴルシュコフと共に、アメリカのマリナ・ズエワイーゴリ・シュピリバンドの元で練習すると発表した[4]

2012-2013シーズン、グランプリシリーズスケートカナダエリック・ボンパール杯で2戦連続の3位。ゴールデンスピンで国際大会で初優勝。欧州選手権では自己最高の4位に入った。

2013-2014シーズン、ロシア選手権では4位となり表彰台を逃す。欧州選手権では5位で、出場したロシアのカップルの中では3位となり、ソチオリンピックの代表には選ばれなかった。4月24日、リャザーノワとのカップルの解散を発表した[5]。その後、イザベラ・トバイアスとカップルを再結成し、イスラエルに所属を移した[6]

2017年4月、マリナ・ズエワへのコーチ変更を発表した。2017-2018シーズンには、出場予定だったグランプリシリーズの出場を辞退した。12月にはイスラエル国籍取得が拒否され、平昌オリンピック出場への道は閉ざされた[7]

2018年1月29日、トバイアスが引退を発表し、カップルは解散となった[8]

主な戦績[編集]

イスラエル所属[編集]

大会/年 2015-16 2016-17 2017-18
世界選手権 12 12
欧州選手権 10 4
GP NHK杯 TBD
GPフランス杯 5
GPスケートアメリカ 6
CSオータムクラシック 4
CSタリントロフィー 1 2
CS M.オーナメント 2
CSフィンランディア杯 2
LPインターナショナル 1

ロシア所属[編集]

大会/年 2004-05 2005-06 2006-07 2007-08 2009-10 2010-11 2011-12 2012-13 2013-14
世界選手権 9 11
欧州選手権 6 5 4 5
ロシア選手権 4 2 3 3 4
GPロステレコム杯 6 4 4
GPスケートカナダ 5 3 4
GPエリック杯 2 3
GPスケートアメリカ 5
ゴールデンスピン 2 1
ネーベルホルン杯 4 3
世界Jr.選手権 3 7 5 4
ロシアJr.選手権 2
JGPファイナル 5 5 1
JGP J.カリー記念 1
JGPウィーン杯 2
JGPバルト杯 1
JGPタリン杯 1
JGPベオグラード・スパロー 2
JGPスケートロングビーチ 3

詳細[編集]

2017-2018 シーズン
開催日 大会名 SD FD 結果
2017年11月10日-12日 ISUグランプリシリーズNHK杯大阪  
 
 
 
 
 
2016-2017 シーズン
開催日 大会名 SD FD 結果
2017年3月27日-4月2日 2017年世界フィギュアスケート選手権ヘルシンキ 12
66.27
12
96.36
12
162.63
2017年1月25日-29日 2017年ヨーロッパフィギュアスケート選手権オストラヴァ 5
69.35
4
99.94
4
169.29
2016年11月19日-25日 ISUチャレンジャーシリーズ タリントロフィータリン 2
71.35
2
106.45
2
177.80
2016年11月11日-13日 ISUグランプリシリーズ フランス杯パリ 5
63.70
5
95.16
5
158.86
2016年10月21日-23日 ISUグランプリシリーズ スケートアメリカシカゴ 6
63.33
5
98.66
6
161.99
2016年9月29日-10月1日 ISUチャレンジャーシリーズ オータムクラシックピエールフォン 4
59.36
3
90.96
4
150.32
2015-2016 シーズン
開催日 大会名 SD FD 結果
2016年3月26日-4月3日 2016年世界フィギュアスケート選手権ボストン 13
60.97
12
93.44
12
154.41
2016年1月25日-31日 2016年ヨーロッパフィギュアスケート選手権ブラチスラヴァ 7
64.46
12
87.21
10
151.67
2015年11月18日-22日 ISUチャレンジャーシリーズ タリントロフィータリン 1
61.90
1
98.94
1
160.84
2015年10月15日-18日 ISUチャレンジャーシリーズ モルドヴィアンオーナメントサランスク 2
65.28
2
95.70
2
160.98
2015年10月9日-11日 ISUチャレンジャーシリーズ フィンランディア杯エスポー 2
60.04
3
90.85
2
150.89
2015年7月30日-31日 2015年レークプラシッドアイスダンスインターナショナルレークプラシッド 1
56.70
1
89.38
1
146.08
2013-2014 シーズン
開催日 大会名 SD FD 結果
2014年1月13日-19日 2014年ヨーロッパフィギュアスケート選手権ブダペスト 5
60.35
5
90.09
5
150.44
2013年12月22日-27日 ロシアフィギュアスケート選手権ソチ 4
66.60
4
97.39
4
163.99
2013年11月22日-24日 ISUグランプリシリーズ ロステレコム杯モスクワ 3
58.59
4
93.77
4
152.36
2013年10月25日-27日 ISUグランプリシリーズ スケートカナダセントジョン 4
59.79
5
85.77
4
145.56
2012-2013 シーズン
開催日 大会名 SD FD 結果
2013年3月10日-17日 2013年世界フィギュアスケート選手権ロンドン 13
59.52
11
90.26
11
149.78
2013年1月23日-27日 2013年ヨーロッパフィギュアスケート選手権ザグレブ 4
64.52
4
93.25
4
157.77
2012年12月24日-28日 ロシアフィギュアスケート選手権ソチ 5
59.88
3
103.99
3
163.87
2012年12月13日-16日 2012年ゴールデンスピンザグレブ 1
65.96
1
95.38
1
161.34
2012年11月16日-18日 ISUグランプリシリーズ エリック・ボンパール杯パリ 3
58.23
3
87.80
3
146.03
2012年10月26日-28日 ISUグランプリシリーズ スケートカナダウィンザー 3
55.80
3
87.59
3
143.39
2011-2012 シーズン
開催日 大会名 SD FD 結果
2012年3月26日-4月1日 2012年世界フィギュアスケート選手権ニース 10
58.19
8
86.24
9
144.43
2012年1月23日-29日 2012年ヨーロッパフィギュアスケート選手権シェフィールド 3
61.34
5
90.88
5
152.22
2011年12月24日-28日 ロシアフィギュアスケート選手権サランスク 3
65.22
4
89.49
3
154.71
2011年11月25日-27日 ISUグランプリシリーズ ロステレコム杯モスクワ 4
55.83
5
76.90
4
132.73
2011年10月28日-30日 ISUグランプリシリーズ スケートカナダミシサガ 4
54.94
5
77.42
5
132.36
2010-2011 シーズン
開催日 大会名 SD FD 結果
2011年1月24日-30日 2011年ヨーロッパフィギュアスケート選手権ベルン 5
60.91
6
84.14
6
145.05
2010年12月25日-29日 ロシアフィギュアスケート選手権サランスク 3
62.17
2
98.28
2
160.45
2010年11月26日-28日 ISUグランプリシリーズ エリック・ボンパール杯パリ 2
60.81
2
85.98
2
146.79
2010年11月12日-14日 ISUグランプリシリーズ スケートアメリカポートランド 5
55.52
5
81.62
5
137.14
2010年9月22日-25日 2010年ネーベルホルン杯オーベルストドルフ 2
58.31
3
83.61
3
141.92
2009-2010 シーズン
開催日 大会名 CD OD FD 結果
2009年12月24日-26日 ロシアフィギュアスケート選手権サンクトペテルブルク 3
36.68
3
57.24
4
92.37
4
186.29
2009年12月11日-12日 2009年ゴールデンスピンザグレブ 4
30.18
3
50.53
2
81.97
2
162.68
2009年10月23日-24日 ISUグランプリシリーズ ロステレコム杯モスクワ 8
27.89
6
47.45
6
72.58
6
147.92
2009年9月24日-26日 2009年ネーベルホルン杯[9]オーベルストドルフ 3
31.64
4
47.91
4
79.33
4
158.88
2007-2008 シーズン
開催日 大会名 CD OD FD 結果
2008年2月25日-3月2日 2008年世界ジュニアフィギュアスケート選手権ソフィア 2
34.99
4
53.70
4
77.32
4
166.01
2007年1月30日-2月2日 ロシアジュニアフィギュアスケート選手権(ロストフ・ナ・ドヌ 2 1 2 2
179.23
2007年12月6日-9日 2007/2008 ISUジュニアグランプリファイナルグダニスク 1
33.66
1
56.57
1
85.49
1
175.72
2007年10月18日-21日 ISUジュニアグランプリ ジョン・カリー記念シェフィールド 1
33.08
1
56.62
1
84.28
1
173.98
2007年9月13日-16日 ISUジュニアグランプリ ウィーンバルト杯ウィーン 2
33.00
1
53.97
2
82.26
2
169.23
2006-2007 シーズン
開催日 大会名 CD OD FD 結果
2007年2月26日-3月4日 2007年世界ジュニアフィギュアスケート選手権オーベルストドルフ 5
31.12
10
45.16
6
69.09
5
145.37
2005-2006 シーズン
開催日 大会名 CD OD FD 結果
2006年3月6日-12日 2006年世界ジュニアフィギュアスケート選手権リュブリャナ 5
31.70
9
44.05
7
73.41
7
149.16
2005年12月24日-27日 2005/2006 ISUジュニアグランプリファイナルオストラヴァ 4
30.32
4
49.06
5
72.48
5
151.86
2005年10月13日-16日 ISUジュニアグランプリ バルト杯グダニスク 1
34.88
1
52.85
1
72.01
1
159.74
2005年9月15日-18日 ISUジュニアグランプリ タリン杯タリン 1
35.12
1
53.15
2
74.83
1
163.10
2004-2005 シーズン
開催日 大会名 CD OD FD 結果
2005年2月28日-3月6日 2005年世界ジュニアフィギュアスケート選手権キッチナー 5
34.58
3
55.35
4
77.29
3
167.22
2004年12月2日-5日 2004/2005 ISUジュニアグランプリファイナルヘルシンキ 7
29.55
5
45.90
5
69.89
5
145.34
2004年9月23日-26日 ISUジュニアグランプリ ベオグラード・スパローベオグラード 2
35.86
2
52.70
1
80.16
2
168.72
2004年9月9日-23日 ISUジュニアグランプリ スケートロングビーチロングビーチ 4
31.99
3
44.11
3
62.50
3
138.60

プログラム使用曲[編集]

シーズン SD FD EX
2017-2018 Shape of You
曲:エド・シーラン
She Will Be Loved
by Rhythms del Mundo
Fireball
曲:ピットブル
歌劇『サムソンとデリラ』より
作曲:カミーユ・サン=サーンス
2016-2017 ブルース:Real Life
ヒップホップ:Can't Feel My Face
曲:ザ・ウィークエンド
パ・ド・ドゥ バレエ『くるみ割り人形』より
作曲:ピョートル・チャイコフスキー
Earned It
曲:ザ・ウィークエンド
2015-2016[10] 映画『シンデレラ』サウンドトラックより
作曲:マーク・デイヴィッド、ジェリー・リヴィングストン、アル・ホフマン
映画『シンデレラ』サウンドトラックより
作曲:パトリック・ドイル
だったん人の踊り 歌劇『イーゴリ公』より
作曲:アレクサンドル・ボロディン
2013-2014 チャールストン、フォックストロット、クイックステップ:映画『シカゴ』より
作曲:ダニー・エルフマン
オペラ座の怪人
作曲:アンドルー・ロイド・ウェバー
ヘイ・ユー
作曲:ピンク・フロイド
2012-2013 マイ・フェア・レディ
作曲:フレデリック・ロウ
映画『ゴッドファーザー』サウンドトラックより
作曲:ニーノ・ロータ
2011-2012 ルンバ:Paxi Ni Ngongo
演奏:ボンガ
サンバ:キューバ
演奏:キューバクラブ
ロマンス 映画『吹雪』より
作曲:ゲオルギー・スヴィリードフ
テレビドラマ『巨匠とマルガリータ』より
作曲:イーゴリ・コルネリュク
2010-2011 ワルツ:映画『吹雪』より
作曲:ゲオルギー・スヴィリードフ
ダンソン・ヌーメロ・ドス
作曲:アルトゥーロ・マルケス

脚注[編集]

  1. ^ Virtue and Moir win third Skate Canada gold
  2. ^ Plushenko Captures Ninth Title
  3. ^ Екатерина Рязанова: "Расстраиваться нет смысла:все, что мы могли, мы сделали"
  4. ^ Работа в группе Шпильбанда/Зуевой пойдет на пользу - фигурист Ткаченко
  5. ^ Фигуристы Екатерина Рязанова и Илья Ткаченко больше не будут выступать вместе
  6. ^ Тобиас и Ткаченко собираются выступать за Израиль
  7. ^ Российский фигурист Ткаченко не получил гражданство Израиля и не выступит на ОИ-2018
  8. ^ 20 Questions with Isabella Tobias Lites
  9. ^ バンクーバーオリンピック最終予選。国際スケート連盟主催。
  10. ^ Tobias returns to the ice with Tkachenko

外部リンク[編集]