タニス・ベルビン

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Pix.gif タニス・ベルビン
Tanith BELBIN
Figure skating pictogram.svg
タニス・ベルビンとベンジャミン・アゴスト
2009年世界選手権でのベルビンとアゴスト
基本情報
代表国: アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
生年月日: 1984年7月11日(32歳)
出生地: カナダ キングストン (オンタリオ州)
身長: 162 cm
体重: 52 kg
パートナー: ベンジャミン・アゴスト
元パートナー: リアム・ドゥハティ
ベン・バルコ
元コーチ: ナタリア・リニチュク
ゲンナジー・カルポノソフ
イーゴリ・シュピリバンド
マリナ・ズエワ
元振付師: ナタリア・リニチュク
所属クラブ: Iceworks SC
引退: 2010年
ISU パーソナルベストスコア
アイスダンス: 221.26 2005 世界選手権
コンパルソリーダンス: 44.00 2005 四大陸選手権
オリジナルダンス: 67.54 2005 世界選手権
フリーダンス: 111.54 2005 世界選手権
 
獲得メダル
フィギュアスケート
オリンピック
Olympic rings with transparent rims.svg
2006 トリノ アイスダンス
世界選手権
2005 モスクワ アイスダンス
2006 カルガリー アイスダンス
2007 東京 アイスダンス
2009 ロサンゼルス アイスダンス
四大陸選手権
2002 全州 アイスダンス
2003 北京 アイスダンス
2004 ハミルトン アイスダンス
2005 江陵 アイスダンス
2006 コロラドスプリングス アイスダンス
2007 コロラドスプリングス アイスダンス
グランプリファイナル
2003 コロラドスプリングス アイスダンス
2004 北京 アイスダンス
2007 トリノ アイスダンス
世界ジュニア選手権
2000 オーベルストドルフ アイスダンス
2001 ソフィア アイスダンス
2002 ハーマル アイスダンス
ジュニアグランプリファイナル
2000 エア アイスダンス

タニス・ジェシカ・ルイズ・ベルビン・ホワイト英語: Tanith Jessica Louise Belbin White, 1984年7月11日 - )は、カナダオンタリオ州キングストン出身、アメリカ女性フィギュアスケート(アイスダンス)選手。2006年トリノオリンピックアイスダンス銀メダリスト。パートナーはベンジャミン・アゴスト。夫はフィギュアスケート選手のチャーリー・ホワイト

人物[ソースを編集]

父親はエンジニア、母親は衣装デザイナー[1]。オフシーズンには雑誌等のモデルとしても活動している[2]

ソチオリンピックアイスダンス金メダリストのチャーリー・ホワイトと2009年から交際を始める。2014年6月にプロポーズを受け[3]、2015年4月25日に結婚した[4]

経歴[ソースを編集]

カナダでスケートを始めた当初は、ペアかアイスダンスのどちらにするかを完全に決めていなかったが、1999年にアメリカのデトロイトへ拠点を移した際、現在のパートナーであるベンジャミン・アゴストと組み、アイスダンスの選手として本格的にスタート。その後、2000年世界ジュニアフィギュアスケート選手権にて、16歳にして銅メダルを獲得、2002年の同選手権では金メダル、同年の全米フィギュアスケート選手権では銀メダルを獲得し、トップスケーターとしての頭角を表してきた。しかし、全米フィギュアスケート選手権2位という成績を収めていながら、ベルビンがまだアメリカ国籍を取得出来ていなかった為、同年のソルトレイクシティオリンピックの出場権を獲得しつつも、出場は叶わなかった。

その後も、主要な大会において好成績を収め、多くの選手が20代後半にアイスダンスのトップクラスになるのに対し、20代前半という非常に若い年齢で、トップクラスの選手となった。

また本来であれば、市民権獲得予定の2007年まではオリンピックへの出場は出来ないはずであったが、それまでの好成績と、関係スタッフやファンの嘆願によりアメリカ議会が動き、2005年12月28日に議会の特別法により、申請より5年を待たずに市民権を取得し、2006年のトリノオリンピックに出場。アメリカの国民の期待に答え、見事銀メダルを獲得した。

2006-2007シーズン、中国杯で優勝、ロシア杯で2位となった。全米選手権で5連覇を果たし、四大陸選手権では2位、2007年世界選手権では2年連続の銅メダルを獲得した。

2007-2008シーズン、スケートアメリカと中国杯で優勝、グランプリファイナルでは2位となった。全米選手権では6連覇を果たした。、2008年世界選手権ではコンパルソリーダンスで転倒があり5位、オリジナルダンスでは4位、フリーダンスでは3位と巻き返しを図ったが総合4位に終わり、4年ぶりに世界選手権の表彰台を逃した。シーズンオフにはイゴール・シュピルバンドとの師弟関係を解消し、新たにナタリア・リニチュクゲンナジー・カルポノソフをコーチに迎えた。

2008-2009シーズン、スケートアメリカと中国杯で2位、グランプリファイナルではオリジナルダンスの後にアゴストのケガにより棄権した。その後の全米選手権もグランプリファイナルでのアゴストのケガにより棄権をしたが、2009年世界選手権ではコンパルソリーダンス2位、オリジナルダンス1位、フリーダンス2位で総合2位となり、世界選手権で2つ目の銀メダルを獲得した。

2009-2010シーズン、中国杯とスケートアメリカの両方で優勝して、グランプリファイナルの出場権を獲得したが、自身の親知らずの治療のために出場を辞退。2年ぶりの出場となった全米選手権では前年優勝者のメリル・デイヴィスチャーリー・ホワイトの3つのダンスのいずれのスコアも上回ることはできず、7度目の優勝を逃した。2度目のオリンピックとなったバンクーバーオリンピックでは4位に終わった。五輪後に現役引退を表明し、現在はスターズ・オン・アイスでプロスケーターとして活動している。

主な戦績[ソースを編集]

大会/年 99-00 00-01 01-02 02-03 03-04 04-05 05-06 06-07 07-08 08-09 09-10
冬季オリンピック 2 4
世界選手権 17 13 7 5 2 3 3 4 2
四大陸選手権 2 2 1 1 1 2
世界国別対抗戦 1
全米選手権 1 J 2 2 2 1 1 1 1 1 2
GPファイナル 3 2 2 棄権
GPスケートアメリカ 5 3 1 1 1 1 2 1
GP中国杯 1 2 1 2 1
GPロシア杯 2 1
GPエリック杯 6 3 4
ネーベルホルン杯 1
世界Jr.選手権 3 2 1
JGPファイナル 4 1
JGPメキシコ杯 1
JGP B.シュベルター杯 1
JGPモントリオール 1
JGPSBC杯 2
  • J = ジュニアクラス

詳細[ソースを編集]

2009-2010 シーズン
開催日 大会名 CD OD FD 結果
2010年2月12日-28日 バンクーバーオリンピックバンクーバー 4
40.83
4
62.50
4
99.74
4
203.07
2010年1月14日-24日 全米フィギュアスケート選手権スポケーン 2
45.02
2
66.89
2
106.60
2
218.51
2009年11月12日-15日 ISUグランプリシリーズ スケートアメリカレークプラシッド 1
39.28
1
60.95
1
95.62
1
195.85
2009年10月29日-11月1日 ISUグランプリシリーズ 中国杯北京 1
38.33
1
60.33
1
95.85
1
194.51


2008-2009 シーズン
開催日 大会名 CD OD FD 結果
2009年4月16日-19日 2009年世界フィギュアスケート国別対抗戦東京 - 1
64.27
1
98.71
1
162.98
2009年3月23日-29日 2009年世界フィギュアスケート選手権ロサンゼルス 2
39.65
1
65.16
2
100.27
2
205.08
2008年12月10日-14日 2008/2009 ISUグランプリファイナル高陽 - 4
57.33
- 棄権
2008年11月6日-9日 ISUグランプリシリーズ 中国杯北京 2
37.15
1
58.08
2
91.18
2
186.41
2008年10月23日-26日 ISUグランプリシリーズ スケートアメリカエバレット 2
37.63
3
57.47
1
91.43
2
186.53


2007-2008 シーズン
開催日 大会名 CD OD FD 結果
2008年3月17日-23日 2008年世界フィギュアスケート選手権ヨーテボリ 5
35.02
4
64.69
3
103.29
4
203.00
2008年1月20日-27日 全米フィギュアスケート選手権クリーブランド 1
41.86
1
64.29
1
109.92
1
216.07
2007年12月13日-16日 2007/2008 ISUグランプリファイナルトリノ - 1
63.64
2
100.50
2
164.14
2007年11月8日-11日 ISUグランプリシリーズ 中国杯ハルビン 2
35.89
2
60.81
1
98.41
1
195.11
2007年10月25日-28日 ISUグランプリシリーズ スケートアメリカレディング 1
36.03
1
59.24
1
97.68
1
192.95


2006-2007 シーズン
開催日 大会名 CD OD FD 結果
2007年3月19日-25日 2007年世界フィギュアスケート選手権東京 5
37.17
2
61.85
4
96.41
3
195.43
2007年2月5日-11日 2007年四大陸フィギュアスケート選手権コロラドスプリングス 2
37.72
1
60.45
2
98.81
2
196.98
2007年1月21日-28日 全米フィギュアスケート選手権スポケーン 1
39.43
1
61.41
1
102.04
1
202.88
2006年11月23日-26日 ISUグランプリシリーズ ロシア杯モスクワ 2
36.56
1
58.02
2
91.75
1
186.33
2006年11月9日-12日 ISUグランプリシリーズ 中国杯南京 2
36.75
1
58.90
2
91.50
2
187.15


2005-2006 シーズン
開催日 大会名 CD OD FD 結果
2006年3月20日-26日 2006年世界フィギュアスケート選手権カルガリー 3
37.59
4
59.65
4
99.50
3
196.74
2006年2月10日-26日 トリノオリンピックトリノ 6
37.36
2
60.53
4
98.17
2
196.06
2006年1月23日-28日 2006年四大陸フィギュアスケート選手権コロラドスプリングス 1
38.23
1
59.28
1
102.22
1
199.73
2006年1月7日-15日 全米フィギュアスケート選手権セントルイス 1
41.48
1
66.32
1
107.49
1
215.29
2005年10月20日-23日 ISUグランプリシリーズ スケートアメリカアトランティックシティ 1
36.73
1
58.37
1
95.35
1
190.45
2005年9月29日-10月2日 2005年ネーベルホルン杯オーベルストドルフ 1
36.57
1
59.04
2
90.32
1
185.93


2004-2005 シーズン
開催日 大会名 CD OD FD 結果
2005年3月14日-20日 2005年世界フィギュアスケート選手権モスクワ 2
42.18
2
67.54
2
111.54
2
221.26
2005年2月14日-20日 2005年四大陸フィギュアスケート選手権江陵 1
44.00
1
65.20
1
110.09
1
219.29
2004年12月16日-19日 2004/2005 ISUグランプリファイナル北京 - 2
62.37
2
108.16
2
170.53
2004年11月10日-14日 ISUグランプリシリーズ 中国杯北京 1
40.07
1
64.93
1
105.28
1
210.28
2004年10月21日-24日 ISUグランプリシリーズ スケートアメリカピッツバーグ 1
43.71
1
63.40
1
105.76
1
212.87


2003-2004 シーズン
開催日 大会名 CD OD FD 結果
2004年3月22日-28日 2004年世界フィギュアスケート選手権ドルトムント 4 5 5 5
2004年2月19日-25日 2004年四大陸フィギュアスケート選手権ハミルトン 2 1 1 1
2003年12月11日-14日 2003/2004 ISUグランプリファイナルコロラドスプリングス - 2
59.81
4
101.44
3
161.25
2003年11月20日-23日 ISUグランプリシリーズ ロシア杯モスクワ 3
38.98
2
62.80
2
107.39
2
209.17
2003年11月14日-16日 ISUグランプリシリーズ ラリック杯パリ 4
34.61
3
59.05
4
101.53
4
195.19
2003年10月23日-26日 ISUグランプリシリーズ スケートアメリカレディング 2
40.02
2
61.27
1
110.79
1
212.08


2002-2003 シーズン
開催日 大会名 CD OD FD 結果
2003年3月24日-30日 2003年世界フィギュアスケート選手権ワシントンD.C. 4 7 7 7
2003年2月10日-16日 2003年四大陸フィギュアスケート選手権北京 4 2 2 2
2002年11月14日-17日 ISUグランプリシリーズ ラリック杯パリ 3 2 3 3
2002年10月23日-27日 ISUグランプリシリーズ スケートアメリカスポケーン 3 3 3 3


プログラム使用曲[ソースを編集]

シーズン OD FD EX
2009-2010 モルダヴィアの民族舞踊 カッチーニのアヴェ・マリア
ボーカル:スミ・ジョー
スターバト・マーテル
作曲:ジョアキーノ・ロッシーニ
ブリーディング・ラヴ
曲:レオナ・ルイス
2008-2009 タップダンス:ステッピングアウト
作曲:ジョン・カンダー、フレッド・エブ
歌劇『トスカ』より
作曲:ジャコモ・プッチーニ
Falling Slowly
ブリーディング・ラヴ
曲:レオナ・ルイス
2007-2008 Appalachian Hoedown フレデリック・ショパンセレクション
編曲:Joseph Le Duca
Let's Get Loud
曲:ジェニファー・ロペス
SexyBack
My Love
曲:ジャスティン・ティンバーレイク
2006-2007 五重奏のためのコンチェルト
忘却
作曲:アストル・ピアソラ
序曲 ザッツ・エンターテインメントより
アメリ
作曲:ヤン・ティルセン
Let's Get Loud
曲:ジェニファー・ロペス
2005-2006 Salsa Con Coco
by Pochy y Su Cocoband
Let's Get Loud
曲:ジェニファー・ロペス
Bulenas
Jaleo
by ルイスウィンズバーグ
Duende
by Esteban
Green Acres
American Woman
La Rosa
Let's Get Loud
2004-2005 チャールストン:キャバレー
スローフォックストロット:New York, New York
クイックステップ:キャバレー
Shadritsa
作曲:エドウィン・マートン
Green Acres
作曲:Vic Mizzy
2003-2004 ジルバ:5 months, 2 weeks, 2 days
by ルイ・プリマ
ブルース:Give me Some Money Too
by Leni Hester
スウィング:Hey Pachuco
by Royal Crown Revue
ウエスト・サイド物語
作曲:レナード・バーンスタイン
エルヴィス・プレスリーメドレー
Green Acres
2002-2003 ワルツ:乾杯の歌 オペラ『椿姫』より
作曲:ジュゼッペ・ヴェルディ
ポルカ:Jolly Robbers
作曲:フランツ・フォン・スッペ
ハートブレイク・ホテル
ハウンド・ドッグ
監獄ロック
テディベア
曲:エルヴィス・プレスリー
エルヴィス・プレスリーメドレー

参考文献[ソースを編集]

脚注[ソースを編集]

外部リンク[ソースを編集]