アンチヒーロー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動先: 案内検索

アンチヒーロー: antihero)は、フィクション作品における主人公または準主人公の分類のひとつ。常識的なヒーロー像である「優れた人格を持ち、社会が求める問題の解決にあたる」という部分から大きく逸脱していることが多い[1]。典型的なヒーローの型とは異なるが、ヒーローとして扱われる[1]

概要[編集]

メリアム=ウェブスター大学辞典』によれば、1714年から使用されている[2]

アンチヒーローに類する登場人物は古代ギリシアの演劇の中にも見ることができ、世界中の数多くの文学作品の中に登場している[3]紀元前3世紀ロドスのアポローニオスによって書かれた叙事詩アルゴナウティカ』のイアーソーンアルゴナウタイは、他のギリシアの物語に登場する英雄たちよりも臆病で受動的であり、アンチヒーローであると分類する説がある[4]

ブリタニカ百科事典では以下をアンチヒーローの例に挙げて説明している[3]

また、「自らに課した掟(コード)にのみ忠実で、法的・社会的規則は無視する」という人物をアーネスト・ヘミングウェイはコードヒーローと呼んでおり、反逆的ヒーローの一類型としてその呼称が用いられることがある[要出典]

関連項目[編集]

脚注[編集]

  1. ^ a b ライトノベル作法研究所 『キャラクター設計教室: 人物が動けばストーリーが動き出す!』 秀和システム2012年、258頁。ISBN 9784798033051
  2. ^ Antihero”. Merriam-Webster Dictionary (2017年11月23日). 2017年12月6日閲覧。
  3. ^ a b antihero”. Encyclopædia Britannica (2013年2月14日). 2017年12月6日閲覧。
  4. ^ Haggar, Daley (1996). "Review of Infinite Jest". Harvard Advocate Fall 96.