闇金ウシジマくん

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闇金ウシジマくん
ジャンル 経済犯罪漫画青年漫画
漫画
作者 真鍋昌平
出版社 小学館
掲載誌 ビッグコミックスピリッツ
レーベル ビッグコミックス
発表号 2004年第24号 - 連載中
巻数 既刊38巻(2016年9月現在)
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闇金ウシジマくん』(やみきんウシジマくん)は、日本の漫画家である真鍋昌平による漫画2004年(平成16年)から『ビッグコミックスピリッツ』(小学館)で不定期連載[1] されている。通称『ウシジマくん[2]

2010年10月より、山田孝之主演で毎日放送(MBS)の制作によりテレビドラマ化され、その映画版が2012年8月25日より公開された[3]。また、2014年1月にはドラマの新シリーズが放送された他、5月16日には新作映画が公開された。詳細はテレビドラマの記事並びに映画の記事参照。

目次

作品概要[編集]

10日5割の超暴利闇金融『カウカウファイナンス』の営業者・丑嶋馨の日常と、カウカウファイナンスに訪れる客およびその関係者の様々な人間模様と社会の闇を描いたストーリー。 物語は各エピソードの中心となる人物の視点で進み、丑嶋はそれらの人物に接触する狂言回し的存在である。そのため丑嶋が全く登場しない回も多々ある[4]。「-くん」とギャグ漫画を思わせるタイトルに反して、多くのエピソードにおいて人々が救いのない様子に陥る様が描かれている。一般人が覚醒剤に依存し廃人となってしまう様、洗脳により自己決定が出来ない状況に陥り殺人を犯し、人体をミキサーで液体となるまで砕き遺棄する様子など、極めて陰惨な内容が大半を占める。なお「-くん」というタイトルは、当時流行した「むじんくん」(アコム)、「お自動さん」(アイフル)などのサラ金自動契約機のネーミングから着想を得ている[5]

作者の真鍋昌平が通っていた工業高校は底辺校で、所謂「ヤカラ」の集まりだった。そこで真鍋はいじめを受けていた。その学生時代にヤカラを観察する能力を身に付け、また、アウトローな人間には一般人にはない魅力があるため、それを表現したいという思いでこの作品を描くことになったと、2016年10月4日放送の「わざわざ言うテレビ」(テレビ大阪)で、真鍋自身が語っていた。

『スピリッツ』掲載時にある扉絵は、カラーだった場合、単行本収録時にはカットされて、サブタイトルの表記が、何も描かれていない、もしくはそこに表記しても単行本の読書にジャマにならない場所(例:落書き一つもない白い壁や道路の表面)に表記されることが多く、またセンターカラー掲載に使われていた扉ページも、その話が掲載されている単行本の最初の扉ページのイラストに使用されることが多い。

連載初期の頃はセリフの終わりに「-べ」「-だべ」等(使用例:次に行くべ)の方言が付いていたが、物語が進むとあまり使われなくなっていった。

表紙は15巻までは丑嶋のイラストと、掲載シーンや裏表紙の人物の体内を含む(主に歯)体の一部や輪郭、服装をコラージュしたイラストが描かれていただけの表紙だったが、16巻以降は背景までかかれるようになっている[6]

裏表紙は大抵、その話の中心人物、そのエピソードがその単行本で終わらなかった場合は、次の単行本でその人物の周りにいる人物が描かれることが多い(ただし1巻だけは1話完結、または前後編を集めた単行本のためサブキャラ扱いだった、1話登場の中年男の債務者が描かれている)。ちなみにこの裏表紙も、16巻になると背景が描かれるようになった[7]

単行本は2016年9月現在で38巻まで刊行され、2014年の時点で、800万部[8]突破している。 第56回(平成22年度)小学館漫画賞一般向け部門受賞作品。

休載が多い作品であり、一つの章を終えるまでに途中で休むことが多々ある。

あらすじ[編集]

丑嶋馨が経営する闇金融『カウカウファイナンス』は、10日5割の超暴利。物語は、そんな『カウカウファイナンス』に訪れる客と、その関係者の様々な人間模様、そして社会の闇を描いたものである。

登場人物[編集]

カウカウファイナンス[編集]

主人公たちが勤務している闇金会社で、10日5割(トゴ)[9]で金を貸すほかに、パチンコ中毒者たちに1日3割(ヒサン)で貸したり、店[10]のツケや他の同業者の回収代行業を行っている。
普段は名簿屋から禁治産者や多重債務者の名簿を買い、手当たり次第にダイレクトメールを送り付けている。DMでは即日融資や合法的な金利を謳うがそれらはすべて嘘で、初見の相手には何かしら理由をつけ5万円[11]しか貸さない。返済が滞れば債務者は客から「奴隷くん」に転落し、タコ部屋労働に売り飛ばされたり、他の「奴隷くん」を追い詰めるための手駒にされたりなどの運命が待つ。
連載初期の頃は、事務所はレンガ風タイルが張られた小さな雑居ビルにあったが、「ギャル汚くん」でのガサ入れを避けるため、別の場所(後述)にある雑居ビルに移転した。所在地は周囲の建物や風景から新宿
スピリッツ誌上では、「チームウシジマ」と表記されている。

丑嶋馨(うしじま かおる)[編集]

本作の主人公。『カウカウファイナンス』の社長。年齢は「バイト君」編の時点で23歳と明示されているが、現在の年齢は不明。名前は「ヤミ金くん」編で初めて明かされた。
常に冷静沈着かつ物怖じしない性格であり、若いながらも卓越した判断力と実行力で闇金会社を経営し、裏社会の修羅場を幾つも乗り越えてきた歴戦の猛者であり生粋のアウトロー
そのカリスマ性は、部下はもちろん一部同業者や協力企業から畏れと尊敬を集める反面、数多くの敵を生み出し、彼らから妬みや恨みを買い、また多くの登場人物を徹底的に不幸のどん底に落とすことで表現されている。
融資の審査は厳しく、負債者の前では「田嶋」の偽名を名乗り、その陰で彼らを奴隷くん」と呼び容赦なく取立て、集金は言葉の通り1円たりとも負けない。反面、返済意志のある者やどん底から立ち直ろうとしている者に対してはある程度寛大な態度を見せ、自分が認めた者(丑嶋の出した入社試験をクリアした芳則や立ち直りの意志を見せた宇津井など)に対しては積極的に褒める。また、乗り合わせたタクシーの運転手が取り立て相手であっても乗車料金はきっちり払うなどの筋を通す。
仲間に対しては基本的に寛容であまり怒ることはないが、債務者に逃げられるなどのヘマをしたり、勝手な行いをした場合は容赦なく鉄槌を下す。自身の職業を「人並み以下でありながら人並みの生活をしているクズの人生に終止符を打つ職業」と称し、「世の中は奪い合い、俺は奪(と)る方を選ぶ」と、極端な弱肉強食観を持っている。

外見[編集]

癖のある短髪にリムレス(縁なしの丸眼鏡でレンズがやや大きい)[12]をかけ、顎鬚を生やした強面な風貌。ヒップホップ系ファッション(主にパーカー[13]ティンバーランド[14]を愛用)を着ており、真夏は、主に半袖のポロシャツや、半袖のスカジャン系Tシャツ(初期のみ)を着用している。また表紙や扉絵などのイラストだけだが、ドクロ柄のバンダナをマスク風に着用していたり、普通のTシャツも着ることがある[15]。耳には6つのピアス[16]を開けている。

人物[編集]

亡き母が飼っていたウサギを中学生の頃から大事に飼っており、動物霊園にはこれまでに飼育していて死んだウサギを大量に祀っており、また現在4代目のウサギ16羽をペットシッターも驚くほどこまめに世話している。ウサギ飼育以外の日課としてジムでのトレーニングも毎日やっており、「ヤミ金くん」で登場した鰐戸一曰く、高級感があるトレーニングジムに通っており、また自宅にもトレーニングマシンを置いている。愛車はエルグランド(E51 後期型)だったが、ハマーH2[17]に乗り換えた。携帯電話は描写からはiPhoneと推察される。
28巻の「中年会社員くん」からはS&W製のタクティカルペンとタクティカルライトの両方を持ち歩いて平常武装している。
喫煙者だが、車内禁煙、靴の汚い者は自分の車に入れない(やむを得ない場合は靴にビニール袋をかぶせる)他に、電車の吊り革をティッシュを介して掴むなど、潔癖症な一面を持つ。
どのような場面でも汗をかいたり、同情に誘われたり、おどけてしまったりすることは一度もなく、たまに軽く微笑む程度で表情の変化はあまり見られない。しかし、親友であった竹本を自らの闇金業者としてのポリシーを貫き強制労働行きにした際は、「後悔はしていない」と思いつつも車内で顔を覆い、落涙しているかのような描写がされていたり、「ヤクザくん」終盤で加納の死体から離れる際には手を合わせたり、ドラマ版では自殺した債務者の老婆に花を手向けたりするなど、人情ある態度も稀に描写される。また、ヤクザなどに金をせびられた時などは露骨に不快感を示す。
初期の頃では借金の申し込みに来た女ににこやかな笑顔で丁寧に応対したり、ウサギを過度に溺愛する姿が冷酷な取立てを行うウシジマ像との対比が激しかった。他にも「クックック」と笑ったり、謝罪するマサルを尻目に柄崎と爆笑するなど今では考えられない表情が見られた。

過去[編集]

中学生時代、家がかなりの貧困のうえに酒浸りの父の介護をしていたが、「妾の子」として厄介者として扱われていたこともあり、これらの経験が、現在の価値観、さらには上記の闇金としての哲学が生まれたきっかけになったと思われる。
喧嘩の強さは中学の頃から有名で、「頭めがけて金属バットをフルスイングできる」別世界の人間として恐れられていた。作中描写でも転校してきたクラスで柄崎に逆らったことが原因で、竹本以外のクラスメイト全員からリンチを受けるが、退院後、お礼参りとして自身をリンチした者一人一人に報復している。その後、鰐戸三兄弟の一人である三蔵を、警察官の目の前でも気にせず殺害しようと頭に金属バットを叩き付け少年鑑別所に収監されるなど、この時点で社会的な倫理観は破綻していた。その後も喧嘩を売られては相手を返り討ちにして生き残ってきた。

私生活[編集]

自宅[18]でウサギと遊ぶ際は普段からは考えられない言動をしたり、アジトのビル屋上で柄崎と一緒に、PSP[19]モンスターハンター[20]妖怪ウォッチならぬ「業界ウィッス 本番」を遊んでいるところもみられる。カウカウファイナンスの仲間と共に居酒屋に行ったり、戌亥の実家のお好み焼き屋、更には柄崎の実家を訪れたりといった交際も少なくない。ドラマ版では好物はオムライスという設定になっており、ケチャップを大量にかけて食すシーンが多く見られる。

その他[編集]

『スピリッツ』誌面アオリ文では「ダークヒーロー」とも表現される。誌上公募での「悪役キングコンテスト」では圧倒的な投票数で1位を獲得している。
モチーフは、インタビューを受けた作者や実写で演じた山田孝之のツイートによると昆虫を意識している。
キャラクターの性格のモデルは、元闇金の事業家である、トキタセイジ[21]
柄崎貴明(えざき たかあき)
『カウカウファイナンス』のNo.2。格闘家を目指していた時期があり、その強さは有名。丑嶋とは中学の頃からの付き合いで、彼を深く尊敬しており、丑嶋からの信頼も厚い。ただし丑嶋の携帯電話には「柄崎うんこ野郎」と登録されている[22]。中学時代の丑島の髪型を真似て坊主頭[23]にしている。出会った当初はクラスのボス的存在だった自分に、当時転校生の丑嶋が反抗的な態度を取った為にクラスメイト全員を強制的に引き連れて集団でリンチしたが、丑嶋の退院後にお礼参りを受けた。その後の鰐戸三兄弟との一件で、結果的に丑嶋に守られたことへの感謝が、現在の力関係の元となっている。
会社の金銭の管理を任されており、仕事熱心で電話の対応のしすぎで耳からが出たほど。雑誌「モンモン大将」を読みつつも「ゲイではなく『人間として』丑嶋のことが好きなのだ」と自分に言い聞かせている。大晦日を船橋の実家で母と丑嶋の3人で過ごしたこともあり、普段も丑嶋のスケジュールを細かく把握したり、まめに飲みに誘ったりしている。加納とはいつも会話がないが仲が悪いというわけではなく、加納が結婚し退職することを聞いた際は一度激昂しその場を離れる素振りをみせつつも陰で男泣きしながら喜んでいた。丑嶋が逮捕された時期は被害者に話を付けに行ったり、事務所を警察強制捜査の前に移動したり、更には「ヤクザくん」編終盤では肉蝮の急襲を受け窮地に立たされた丑嶋を間一髪で助けたりと、何かと身を尽くした。丑嶋が買ってくれた高級ペンを肌身離さず持っている。番外編「柄崎くん」では誕生日に彼女との約束より急遽呼び出された丑嶋の買い物に付き合い、誕生日プレゼントに欲しがっていたサングラスを丑嶋から贈られた一方で、「彼女No.1」からはフラれてしまった。カーナビ付きの車で道に迷うなどの方向音痴。債務者に使う偽名は「柄原」。
加納晃司(かのう こうじ)
長髪[24]で、髭を生やしている。肥満嗜好の持ち主。「キレると何をするかわからない」らしい。柄崎とは仲は悪くないが、いつも会話がない。連載当初から登場しているが、柄崎と比べると過去などの経歴を書かれることが少ない。当初は柄崎とコンビを組んでいたが、現在は高田とコンビを組んでいる。「加山」という偽名を使う。中学生の頃はクラスで柄崎に次ぐ不良であり、丑嶋をクラスメイト全員でリンチしたが、退院した丑嶋から完膚なきまでに叩きのめされている。「ヤクザくん」序盤で丑嶋と柄崎に恋人・麻里が妊娠した事、結婚し闇金から足を洗い普通の金融業で生計を立てる事を打ち明け、二人に祝福を受け退職した。柄崎と同様丑嶋が買ってくれたペンを常に携帯している。「ヤクザくん」編では丑島の居場所を探るべく拷問を加えられた後、熊倉からは自身が辱めを受けたことの口封じとして絞殺される。名前は、死後に丑嶋が加納の妻に香典代わりの金を送る際に判明した。ドラマ版では登場しない。
小百合(さゆり)
『カウカウファイナンス』の紅一点で、受付嬢をしている。美人ではあるが、一般的感覚から外れたファッションセンスを持っている。
初期の頃には、準レギュラー扱いだったが、話が進むにつれ登場が少なくなっていった。「ヤクザくん」編で久々に登場、カウカウファイナンスの危機に際して金銭や書類の処理に一役買っている。
高田(たかだ)
第1話で入社した若者。丑嶋より年上(初登場時、少なくとも24歳以上)。入社前はホストであり、ホストクラブ「ニューロマンサー」で瑠偉斗(るいと)という源氏名を使っていた。ホストを続けていくうちに未成年だった客・愛華が自殺してしまい、いたたまれなくなって退職。その後はサパークラブで働いていたが、酒で肝臓を悪くしたためこちらも辞めている。カウカウの顧客であった愛華が自殺した後、丑嶋と出会う。最初は闇金の仕事に怯えていたが、次第に慣れていく。冷徹になりきれない一面もあったが、「元ホスト君」終盤では負債者に全力で向き合いながらドライでいられるまで成長し、丑嶋が渡さずにいた愛華の遺品を受け取った。再登場時は頭髪が伸び、髪色が上下で金色と黒のプリンになっていた。マサル入社後は彼の世話係を任せられる。社内で唯一の美形である為、携帯電話の電話帳には女性の債務者が多く、債務者には「高木」の偽名を名乗っている。また、自らのルックスを生かし女性警官を情報屋として利用している。非常に面倒見が良く、丑嶋への復讐を誓うマサルでさえも高田に対しては尊敬の面を見せる。カウカウの顧客である貧困な家庭の子供や、親から雑な扱いを受ける子供に食べ物を与える描写も見られる。ホスト時代から丑嶋と面識がある。「ヤクザくん」編では丑嶋のウサギの世話を任される。
ドラマ版では最初から『カウカウファイナンス』の社員であり、性格や髪型が再登場以降のものに近い。
加賀勝(かが まさる)
通称:マサル。「ヤンキーくん」編で登場。貧しい母子家庭に育ち高校にも行かず無為に過ごしていた。愛沢とトラブルを起こし『カウカウファイナンス』に連れて来られたことがきっかけで入社。その後、愛沢に殺されかけ丑嶋に助けを求めるが、会社の顧客名簿を盗んで"副業"をしていたため見殺しにされる。しかし、間一髪で高田に助けられ、もう一度『カウカウファイナンス』で働くことになる。自分を見殺しにした丑嶋を恨み、復讐の機を窺う。「目つきの悪いチビ」と言われるが力は強く、風貌はヤンキーそのものである。意外にも母親思い。足がよっちゃんイカより臭い。高田と共に行動することが多い。「ヤクザくん」編では丑嶋に恨みを持つ飯匙倩組や肉蝮と手を組み丑嶋への復讐を実行する。カウカウファイナンスを辞めた加納を拉致するなどして復讐を序盤は順調に進めているように見えたが、熊倉に説得された事により飯匙倩組の金庫番を殴り中の金を奪い途中で逃亡し、復讐自体も最終的には失敗した。「逃亡者くん」編では逃亡先の沖縄で闇金業を営む金城の元で「村田仁(むらた じん)」という偽名を使い生計を立てている。しかし、復讐前に高田を飯匙倩組の襲撃から回避させる為に沖縄でサパークラブをしようと誘っていた事から丑嶋に知られ、戌亥の調査の結果丑嶋と柄崎に捕まってしまう。

各編の登場人物[編集]

「奴隷くん」編 (1巻)[編集]

加山重子(かやま しげこ)
『カウカウファイナンス』に毎朝訪れる、パチンコ依存症主婦の一人。子持ちだが夫とは別居中で、慰謝料について民事裁判で争っている。借金返済のために丑嶋に売春をさせられ、一度はパチンコをやめることを決意するも、結局やめられなかった。以降の話にも度々登場する。

「債務者くん<ウシジマくん<金主くん」編 (1巻)[編集]

金主(きんしゅ)
本名不明。カウカウファイナンスの資金提供者[25]をしている占い師の老婆で、柄崎曰く「相当の資産家」。高級マンションに居住し、大勢の男性を侍らせている[26]。丑島たちに、家に来させた上、1ヶ月15%の金利の返済を要求[27]しているので、丑嶋達からは心の中で嫌われている。

「若い女くん」編 (1巻)[編集]

村田久美子(むらた くみこ)
長野県出身のOL。26歳。OL同士の見栄の張り合いで、ブランド品などを買いあさり多額の借金を抱える。実家には結婚している妹がいる。丑嶋から借金をした後も散財は治まらず、遂に「ちはる」という源氏名で風俗で働くことになるが、社内にそのことが漏れ、退社する。
度重なるストレスに耐えかね、風俗店同僚の由美子からもらったリタリンを服用して薬物中毒になり、更には夜の仕事の過程で淋病等多数の性行為感染症キャリアとなり、HIV検査まで勧められてしまうが、恋人・タカシに状況を打ち明けられないまま性交渉を繰り返し、無関係の彼まで感染させてしまう。その後、薬の影響もあって自我も崩壊し廃人と化した上、不良たちにリンチに遭ったり、怪しげな集会に参加したりと転落の一途を辿る。
実際にこのような人物がいて、それをモデルに描いたのではなく、あくまでフィクションであると、2016年10月4日放送の「わざわざ言うテレビ」(テレビ大阪)で、作者の真鍋昌平が語っていた。
ドラマ版では恋人の設定が読者モデルの健介という設定であり、彼がロシア漁での強制労働に従事することで、最終的に借金が帳消しになる。原作のような薬物の乱用、自我崩壊を起こしていない。
上原由美子(うえはら ゆみこ)
久美子が勤めた風俗店の同僚。源氏名:リサ。ストレスを抱える久美子にリタリンを勧める。実は彼女も『カウカウファイナンス』の「客」だった。
タカシ
久美子の恋人。何度も久美子の家に通い、常に彼女に対して優しく接していた。しかし、久美子から複数の性病をうつされて心身ともに衰弱しきり、最後は久美子に暴力を振るって別れる。

「バイトくん」編 (1巻)[編集]

池田信彦(いけだ のぶひこ)
理想だけを追い続け、30歳を迎えたフリーター。根拠無く自分を「天才」と評価し、周囲の人間を心中で見下しているが、バイトの同僚からは「30歳超えているくせに全然仕事出来ない」と陰で嘲笑されていた。専門学校を中退後、パチスロで借金を抱える。最終的に親に100万円を肩代わりさせ、もう100万円を返済するために山奥のタコ部屋に送られ、日給3000円の仕事をさせられるが、そこでは一皮むけた笑顔を見せていた。

「闇金狩りくん」編 (1巻)[編集]

森下タク(もりした たく)
旅行代理店で働く優秀で社内での評価も高い青年だが、裏では闇金狩りグループのリーダーで荒稼ぎしている。
友人などと共謀し闇金狩りを「副業」としていたが、丑嶋に捜索網を張られ結果的に多額の借金を背負う。

「ヤンキーくん」編 (2巻~3巻)[編集]

愛沢浩司(あいざわ こうじ)
暴走族"愛沢連合"の頭。滑皮と同世代と思われ、昔は丑嶋の地元で「滑皮や鰐戸三蔵と共に逆らってはいけない一人」と言われていた。日本中のバカが集まる高校を中退している、と回想で語っている。妻子持ち。強盗強姦、時に殺人までも辞さない凶悪な性格。単車を壊したマサルを半殺しにした上、借金させて慰謝料を支払わせるためにカウカウファイナンスに連れて行った。滑皮に恐喝されて困窮しており、マサルの仲間や助っ人の三兄弟といった不良少年を引き連れ、カウカウファイナンスへの強盗を目論む。柄崎と加納を負傷させ高田とマサルを拉致するが、マサルの機転によって失敗。最後は丑嶋と滑皮の2人から脅迫され、大型トラックに当り屋をさせられる結末を迎える。
その後、「フリーエージェントくん」編では退院して町を歩いているところをマサルに目撃されるが、以前の覇気はなく、完全に心が折れているように見えたとのこと。
ヤクザや丑嶋にはまるで頭が上がらない小物だが、「悪役キングコンテスト」では強姦などの凶行を評価され[28]6位。
滑皮秀信(なめりかわ ひでのぶ)
『カウカウファイナンス』のバックについているヤクザである若琥会若琥一家二代目猪背組の幹部候補生。丑嶋よりやや上の世代で、過去には悶主陀亞(モンスタア)連合総長をしており、敵対者の唇を切断するなどの凶行で恐れられていた。愛沢や三蔵と並んで丑嶋の地元で「絶対に逆らってはいけない一人」と言われているが、自らと並んだ愛沢、三蔵を結果的に手ひどく痛めつけており、三人の中でも別格の存在と言える。愛沢曰く、丑嶋と滑皮は人間の頭を金属バットでフルスイングできる「別世界の人間」である。丑嶋と過去に因縁があるような素振りを見せる。出世を狙って組長の鳩山大成に高級乗用車を献上するが、即座に愛人に下賜されたうえ、丑嶋の手に渡る。その後にも度々登場し「ヤミ金くん」編ではスーツ姿に車の後部座席に乗った状態で登場し、後輩の悶主陀亞連合が奪い取った丑嶋の金の一部を上納させていた。「ホストくん・元ホストくん」編では鼓舞羅を射殺するが、諸々の責任を取り指を詰めることになった。「ヤクザくん」編では死体処理班に配属されており、丑嶋に無理押しして大量の銃を預けた。「悪役キングコンテスト」では5位。
熊倉義道(くまくら よしみち)
二代目猪背組理事長(若頭)。顔に二箇所の刀傷がある。丑嶋に度々数百万円の大金を強請するため、丑嶋からは蛇蝎のごとく嫌われている。配下の滑皮にもヤクザらしい暴虐さで接しており、ごく些細な粗相でも流血するほど叩きのめす。「元ホスト君」編で鼓舞羅に丑嶋と間違われ、スラッパーで殴り倒される。その後頭蓋骨陥没の後遺症から、記憶障害を起こして暴力行為をはたらき、二代目猪背組々長の後継を取り消された。
「ヤクザくん」編では丑嶋を当初は匿うも、のち飯匙倩との取引に持ち込むが、騙されて身柄を拐われる。その後、カマを掘られ手足の爪に釘を打たれるなどの凄惨な拷問を受けた。マサルに助けられた後、辱めを受けた傍に居た加納を口封じとして殺害したが、それが仇となり終盤で丑嶋に悟られ射殺される。
滑皮曰く、「昔はすげー格好良かった」。
鳩山大成(はとやま たいせい)
二代目猪背組々長。誕生日祝いに子分らから多大な付け届けを受け取っているが、愛人に夢中で全く意に介する様子がない。愛人のひとりレナは丑嶋の債務者である。若虎会々長の辞任を間近に玉突き式に若虎一家総長へと昇進することが噂されていた。「ヤクザくん」編後に組長の座を降りたことが語られる。
吉田 (よしだ)
パチンコ依存症の老婆。名前はドラマ版でつけられた。水道代も支払えないほどパチンコにハマっていて、『カウカウファイナンス』で借金をしている。刺身が好物らしく、いつも食べたがっている。高田にパチンコを辞めることを勧められるが「パチンコ辞めたら退屈で死んじゃうよォ!!」と返しており、辞める気はないらしい。
ドラマ版では一人息子がいて、その息子に以前金を貸していて、その金を返してもらうからと利息の支払いを延長してもらうが、結局はパチスロを打ちに行ってしまい千秋に激怒される。

「ゲイくん」編 (4巻)[編集]

森下タカシ(もりした たかし)
36歳のゲイで、通称はジャニオタ。容貌は醜い。他のエピソードでも度々登場する。働かず実家に寄生しており、ジャニーズ系の追っかけやパチスロなどで借金を重ねる。光GENJI世代。小学校の頃から「3クラス合同最下級人間コンテスト1位」といじめられていた。一度自己破産をしているもその上でなお、丑嶋から借金をしている。マゾヒストで取り立ての電話をかけてきたマサルの罵声で性的に興奮する。借金のことで母親と喧嘩になり家を追い出され、ゆーちゃんの家に数日間泊めてもらい、さらに借金を肩代わりしてもらった。
ゆーちゃん
28歳のゲイ。カメラマン志望のフリーターで、森下とは友達。撮影の仕事がなかなか入らず将来に不安を感じており、また、母親にゲイのことを打ち明けられず憂鬱な日々を暮らしていた。ある日カメラマンとしての仕事が入り込み張り切るが、カメラを誰かに盗まれてしまう。一度はジャニオタを疑うも、ジャニオタが丑嶋に借金を返せなかったことから犯人は別にいると確信。またこの時にジャニオタの借金を肩代わりしている。最終的にはさまんさがカメラ盗みの犯人であると悟り、関係を絶っている。
さまんさ
25歳。容姿端麗で、ゲイバーバーテンダーをしている。一芸入試のある大学に在籍していた過去があり、その頃は小説家や俳優を目指していた。ゆーちゃんと同棲していた時期があり、その時は「コーちゃん」と名乗っていた。「さまんさ」という渾名は、ゲイバーの客が海外ドラマに出てくる登場人物から名付けた。カメラを盗んだことをゆーちゃんから問い詰められるが、しらを切った。嫉妬深く、ゆーちゃんと付き合っていたのは、彼に対して常に優越感を感じることができるからだという説明がゆーちゃんの独白からなされている。
くまくん
ゲイ仲間の一人であり、毛深い。画家を自称しており、絵を収納する貸し倉庫を利用している。ゲイであるゆえに子供を持てないためか子供に対する羨望がある。貸し倉庫から痣だらけの衰弱した子供が発見された事から、警察に逮捕されてしまうが、証拠不十分により釈放された。痣は子供の親が虐待で付けたものであり、遊びで隠れていた子供に気がつかずにくまくんが倉庫に鍵をかけてしまったというのが事の真相。不注意で子供を閉じ込めてしまっていたことを泣きながら悔やんでいた。

「ギャル汚くん」編 (4巻途中~5巻途中)[編集]

小川純(おがわ じゅん)
通称:ジュン。22歳のフリーター。イベント系サークル(イベサー)「バンプス」の代表で、いわゆる「ギャル男」。
サークル内の最年長者で、他メンバーからは「お父さん」と呼ばれバカにされている。よく鼻水が出る。口癖は「にーっ」で、喜びや恐怖で感情が高ぶった時に発声。自らの自信の無さから、イベサーで成り上がろうとしている。
一見、人気者に見えるが、内心では周りの人間に対する不平が多く、実際の人望も皆無である。周囲への見栄の張り合いやバンプスのイベント資金を集めるため借金を重ね、丑嶋を恐喝で訴えて示談金を取ろうとするも失敗。さらに無心した金の債権もカウカウファイナンスに買い取られ、計200万円の借金を負う。バンプス周辺に集まる丑嶋ら裏社会のトラブルに巻き込まれた挙句、親友のネッシーを裏切ってしまい、最後はそれが仇となり、丑嶋らによって樹海に連れて行かれ[29]全裸にワイン蜂蜜を体にかけられ、匂いを嗅ぎつけた虫が体中に群がる中、放置されるという凄惨な末路を迎えた。
拷問を与えるのは面倒なので、この方法ならば、ただワイン蜂蜜をかけて放置するだけで手軽という、実際にこれと同じことを行った人間の話を聞いて描いたと、2016年10月4日放送の「わざわざ言うテレビ」(テレビ大阪)で、作者の真鍋昌平が語っていた。
橋爪正男(はしづめ まさお)
逮捕された丑嶋が指名した弁護士。裏稼業の依頼も受けるが、リスクが高い分、高額の報酬をふっかける。闇金業者を犯罪者として敵視しているが、その実、依頼を受けた以上はやるべきことはきちんとこなすため、丑嶋に信頼されている。
肉蝮(にくまむし)
強盗殺人を犯したと噂される大男。
歯の尖った凶相に、大山倍達でも不可能と言われた「片手小指一本逆立ち」を軽々とこなす強靭な肉体を持つ。また、全身に刺青が掘られており背中に般若の面や、上半身正面に、通称の元になったなどが描かれている。
言動や精神が異常で、夏でもファーコートを顔を隠す様に着用している。バンプスのナオヤに自分の女(恐喝のための理由付けであり関係があったかは不明)を強姦したとして凄惨な拷問を加え、イベントの売上金を狙って代表であるジュンを恐喝する。
その後、ジュンが丑嶋たちに追い詰められた所に鉢合わせ、包丁を片手に丑嶋を威圧するが、ワゴン車で突き飛ばされ、右腕を折られる。さらに飛ばされた際に包丁を落とし、丑嶋に奪われて、それで脅されたため、丑嶋に降参する。その直後に、丑嶋に対するリベンジを誓った。「悪役キングコンテスト」では2位。ちなみに「ヤクザくん」編でも再登場を果たしその際「100人斬りの強姦魔」や「女子高生をアナルレイプするのが趣味」等、更に凶暴な面が誇張された恐ろしいキャラとなっている。マサルの丑嶋への復讐協力に同意するが、マサルの顔に詩を書くなどマサルからもあまり好かれてはいない。飯匙倩や熊倉を始末し終えた丑嶋の隙を急襲するが、駆けつけた柄崎のクレーン車に撥ねられる。その強さは丑嶋にすら「タイマンではかなわない」と言わしめたものの、車の修理代として500万円を要求されたことに悪態をついて終わる。その後の消息は詳しく描写されていないが「逃亡者くん」編のニュースを見るに死亡しその場に捨て置かれたものと思われる。
イケメンゴレンジャイ
春樹、隼人、ヒロ、勇人
イベサー・バンプスの主力メンバー。ジュンの言動から全員が18歳前後と思われる。
4人全員が金持ちの息子で、ジュンに対して多少丁寧語を使う程度で一貫して見下している。最終的にジュンや尚也のことを見捨て、サークル内から脱退する。その後、ジュンからの電話も取り合わなかった。
尚也(ナオヤ)
前述の4人と同年代。ジュンと同じく実家が裕福でないため、春樹から見下されている。悪質な強姦癖があり、それが仇となって肉蝮の拷問を受けて重傷を負っていたところを、ジュンに助けられて入院する。また、サークル内で唯一、ジュンのことを慕っていた節がある。
根岸裕太(ねぎし ゆうた)
ジュンの幼馴染。通称:ネッシー。
元「駄威我蛙」のメンバーで、石塚に上半身にブラジャー型の根性焼きをされている。不良崩れにしては悪知恵が働き、周囲から「油断できない男」と評される。まいたんやジュンと組んで美人局をしており、ジュンに闇金業者から金を取る方法を教えた張本人でもある。
自分では思い通りにいかない世界に苛立つ一面を持ち、ジュンに対し説教をしたり、まいたんの夢を語ったりする。ジュンはそのことを中身のない単なる受け売りだと思っている。肉蝮に脅されたジュンに売られ、肉蝮に襲われ意識不明になる。
まいたん
広島県から家出してきた16歳の少女。
援助交際や美人局で金を稼ぎ、漫画喫茶ラブホテルで暮らす。ネッシーに懐いている。18歳になったら風俗嬢になることが夢。不特定多数の男性と無防備に性交渉を行っているため、多種類の性病に感染していると思われている。薬物の影響で乳房を始めとする脂肪が硬化しつつあり、それを好む援助交際者からは評判が良いが、街の同世代の少女達からは「エンコーまいたん」と呼ばれいじめられている。
石塚ミノル(いしづか みのる)
八王子の暴走族「駄威我蛙(タイガア)」の頭で、ヤクザとも非常に回りくどい形ではあるが関わりがある男。丑嶋と同世代。通称:豚塚。低い身長と太った体を持ち、通称の由来にもなっている。弱者には容赦がなく若者の間に噂が広まるほどの嗜虐主義者だが、強者とは衝突を避ける小心者。バンプスのバックについているためジュンに助けを求められ、嫌々ながら丑嶋に喧嘩を売るがまったく相手にされず、ヤクザとの繋がりをアピールして虚勢を張るので精一杯だった。後の「ヤミ金くん」編にも中学時代の姿が登場。顎戸三蔵から苛烈な恐喝を受けており、大事にしているペットのハムスターの子供を殺されかけたうえ、上半身にブラジャー型の根性焼きをされた。

「フーゾクくん」編 (5巻途中~7巻途中)[編集]

葉山陽子(はやま ようこ)
無知と押しの弱さで大量の高級商品を買わされ、消費者金融と闇金の違いを知らず、『カウカウファイナンス』で借金をし、ホテヘル『エロリン派遣ガール』で働き返済をしている大学生。源氏名:モコ。当初は仕事に慣れなかったが、サービスの良さと元気な性格で人気を持つようになる。丑嶋には「上客」と認められ、大学の先輩から恐喝された際に助けられている。借金返済と同時に店を辞め、ツチノコタトゥーを彫り、恋人と共に生活を送る。
杏奈(あんな)
23歳のホテヘル嬢で、『エロリン派遣ガール』の元No.1で現No.2。美人だがサービスは悪く、最近は落ち目。2年前まで月収200万のフードルだった。堕胎経験あり。「-なのだ」が口癖。意外にも友人などには優しく、瑞樹が沼田から逃げるため店に寝泊りしていた時も自分の家で一緒に過ごすよう促していた。負債を負った芳則のために沖縄へ行き、裏風俗で働くことになる。最終話は彼女がモコに「また一緒に遊ぼう」とメールして終了となっている。
「逃亡者くん」編で再登場。沖縄に来た当時は魂が抜けたようになっていたが、いつの間にか裏風俗のNo.1になっていた。
瑞樹(みずき)
『エロリン派遣ガール』のNo.1ホテヘル嬢。ゲップがよく出る。体型は太目だがサービスは上手く、毎日どうやったら売れるか熱心に研究している。「キモ客」と呼ばれる客に色恋営業をかけて経済的にパンクさせることも厭わず、特に彼女なりの上客については「エース」と名前をつけている。このことが原因で、彼女に執着する沼田から過去にストーキングされたことがあり、作中でも、住所を特定して襲われたため、しばらくの間、同系列の別の店舗に寝泊まりする。恋人も友達もおらず、家族も頼りにならないため、預金残高だけが心の支えだったが、杏奈に悩みを相談されたことをきっかけに、杏奈やモコと友人のような関係となる。しかし預金残高が3000万円を越えたところでコインロッカーに隠していた通帳を盗まれてしまう。その後、半ば自暴自棄に本来は禁止されている「本番行為」に及び店を解雇され、何処とも無く街に消え去った。
鷺崎(さぎざき)
消費者金融『さきざきローン』の社長。回収に手間取る社員に罰としてハンバーガー20個とチョコバーを10本食べさせたり、負債者である芳則に臓器を売る事を強要するなど、かなり鬼畜で残虐な性格。芳則に『カウカウファイナンス』の顧客名簿を盗む事を命じた張本人でもある。迫力を誇示する際、自らのジャケットの裏地を見せる奇妙な挙動をする。「悪役キングコンテスト」では4位。
芳則(よしのり)
杏奈の元恋人。働かずに杏奈の収入を目当てにしているヒモ。『カウカウファイナンス』の顧客名簿を盗むために『さきざきローン』からスパイとして送り込まれるが、結局露見する。「少し変わっているがいい人達が揃う」と評する『カウカウファイナンス』で本気で働きたいと思っており、丑嶋に正直にそのことを話すも解雇となる。杏奈に暴行を加えるなどしていたが、最終的にこれ以上杏奈を不幸にしたくないと感じ、『さきざきローン』の負債を返すため自らの臓器を売りに中国に行くことになる。
丸山(まるやま)
瑞樹のエース(常連客)。太めの体格で通称:雨男。介護が必要な父親と暮らしている。瑞樹に好意を寄せるあまり、1日指名を行ったりして1700万円以上あった父の貯金を数十万円までに浪費してしまい、パンク寸前として瑞樹に切られ絶望する。その後は、自分と父のことを気にかけてくれたヘルパーの娘に思いを寄せるようになる。「ゲイくん」編に登場する森下タカシの同級生であり「最下位人間コンテスト」の2位。過去には森下共々全裸でボクシングをさせられていた事もある。瑞樹曰く、自分がイケてないことをわきまえている客で、安心して接することが出来るタイプだが、一歩間違えると後述の沼田のようになる。
沼田幸一(ぬまたこういち)
瑞樹曰く「池袋のエース」。瑞樹が池袋の店で働いていた時にパンクさせられ、未だに彼女を探し回っているストーカー。34歳。瑞樹の仕事中の態度を彼女の本心だと妄信し執着し、SNSで瑞樹捜索日記を付けながら彼女を探し回る。最終的にファミレスのトイレで瑞樹を捕らえるが、丑嶋に一蹴される。その後、連続風俗嬢殺人の容疑で指名手配される。
人の住所や電話番号など個人情報を調べ上げる能力に優れ、バイト先の同僚(男性)の住所さえ割り出した。特に瑞樹に対しては、シュレッダーにかけられた電話料金の請求書の端切れを補修するほどの執念を見せる。自傷癖がある。
畑山(はたけやま)
沼田と同じバイト先に勤務する青年。会社の正社員から飲み会に誘われるほど評価が高く、自分も派遣社員から正社員に昇格する事を希望していた。
沼田が作った弁当を偶然褒めた所、翌日沼田手製の弁当を渡される。気味が悪くなり断るが、その事で沼田に執着され自宅玄関前に腐った弁当を置かれるはめになる。
佐野(さの)
瑞樹の常連客の一人。31歳で、親と同居するアルバイター。アルバイトでの鬱憤を瑞樹に晴らしていた。根拠もなく自分に自信を持っている。メール内での口癖は「サンキョー」
「タクシードライバーくん」編でも池上がメールを受け取った客として、メールだけの形で登場している。
村田(むらた)
瑞樹の常連客の1人。パチンコに明け暮れる中年で、たまに収入が入っても服を買い替える事もしない。
アサミ
「エロリン派遣ガール」で瑞樹の隣の部屋にいる同僚。髪を全く洗っていないためフケのかたまりが出来ている。ホストにハマっており、本来禁止されている本番行為を行って金を稼いでいる。瑞樹のことを内心では「豚」「デブ」などとバカにしている。偶然、瑞樹のコインロッカーの鍵を見つけ、その中にあった3000万円が入った通帳を盗み出し行方不明になる。
輝稀 (てるき)
杏奈に営業をかけてきたホスト。当初は杏奈に警戒されていたが、次第に信用され杏奈にホストクラブで金を使わせるようになるが、後に杏奈に売り掛け金を踏み倒されて逃げられる。「サラリーマンくん編」にも登場し、它貫から「人間打ちっ放しゴルフ」の刑を受ける。
彫師(ほりし)
モコ(陽子)にツチノコのタトゥーを彫った。モデルはウダPAOマサアキ

「フリーターくん」編 (7巻途中~9巻)[編集]

宇津井優一(うつい ゆういち)
宇津井家の長男。35歳。両親と同居し、日雇い派遣とパチスロで金を稼いでは使い、借金を重ね、そんな退廃的な自身の生活を定期的に「鬱ブログ」というブログで記している。TPOなどの一般常識や、仕事能力、仕事を探す根気などが著しく欠けている一方で、他人の成功談を強引に蔑んだり、年齢を聞かれるとすぐに偽る等、自尊心や虚栄心だけは人一倍に強く、派遣先の同僚や元同級生からは「人生舐めてる」「大人子供(フリークス)」と冷ややかな目で見られている。
生活費の件で母と喧嘩の上実家を勘当され、ネットカフェで生活の後、ゲストハウスに入居するもコミュニケーションが取れず、遂には「どうして坊や」などと嘲弄され、孤立。日雇い労働の中で椎間板ヘルニアを患ってしまった事でゲストハウスの部屋代を払う事ができなくなり、追い出された後はホームレス生活を送るが、そこでも自分のiPodを盗られたと誤解して騒ぐなどして周囲に馴染めずに孤立。流浪の末に不良少年集団にお金を盗られ殺されかけ、両親に電話で謝ろうとした際に実家が破産した挙句に母も倒れた事を知らされ、命辛々母の入院する病院へ行き、両親と和解して再び彼らと共に住める様になった。その後、搾取されながら丑嶋に泣いて縋る両親の悲惨な姿に痛嘆し、両親を自分が守ると宣言。その成長ぶりに丑嶋から興味を持たれ、借金を軽減される(月5万円ずつの12回の返済という、普段暴利を貪っている丑嶋からすればかなりの優遇措置である)。自己破産した後は介護の仕事やパン工場で働き始め、堅実に借金を返済していき、皮肉にも、自己破産し家を奪われた後の方が家族仲が良く、幸せな生活を送ることになる。
宇津井美津子(うつい みつこ)
優一の母。夫が早期退職に無断で応じ、更に息子が無気力な無職という家庭のため、自分がなんとかしなければいけないというプレッシャーから株の信用取引に手を出す。しかし、追証が原因で借金をしてしまう。そして丑嶋と樺谷の策略に乗せられ借金が莫大な金額まで膨れ上がった上、丑嶋のペーパーカンパニーによる支払督促を受けたものの、息子が裁判所からの特別送達を渡し忘れていたために異議の申し立てが出来ず、財産を全て取り上げられた。その為親戚(自分の兄弟)に借金をしようとするも、にべもなく断られた上に、母親(優一の祖母)を道連れにする形で破産に追いやった事を責め立てられ、優一共々罵られながら絶縁を宣言されてしまい、その後も同様に次々と周囲の人間から見捨てられた末に、完全に丑嶋しか頼る相手がいない存在になり果て、ショックと疲弊の末に心身共に患って倒れてしまう。だが、皮肉にもその出来事が優一を大きく成長させるきっかけとなった。好物は団子落花生
宇津井優作(うつい ゆうさく)
優一の父。サラリーマンだったが早期退職を妻に無断で行った事から仲が険悪になり、日中は公園で時間を潰していた。典型的な仕事人間で息子優一の育児は妻に任せきりだった。しかし、自己破産後は再奮起し、スーパーマーケットパートを始めるようになるなど父親らしさを見せた。
優一の祖母
本名不明。優一からは「大好きなおばあちゃん」と慕われている。美津子の借金のために家を失い、優一たちと同居することになる。やや認知症が進行しており、著しい記憶の混乱が見られるも孫と一緒に生活ができるようになり生活に張りができる。
樺谷(かばや)
丑嶋の知人で株式売買詐欺師。発売前の週刊誌スクープを入手していたりする情報通。偽名を使う時は「樺野」と名乗る。日本橋人形町が好きらしい。
木都根(きつね)
大勝証券の営業マンで樺谷の知人。樺谷の紹介で美津子を紹介される。

「サラリーマンくん」編 (10巻~12巻途中)[編集]

小堀豊(こぼり ゆたか)
医療機器メーカーの営業職。33歳、妻子持ち。温厚篤実で人に分け隔てなく接する誠実な性格。仕事でも理解ある上司のもとで顧客からも評判が良かったが、東京に転勤して陰湿な上司志村の下についてからは中々成績をあげられず、様々な嫌がらせを受けるなどパワーハラスメントを繰り返され、後輩からも馬鹿にされている。激務の中で次第に家族関係にも亀裂が生じはじめ、仕事の不調と相まって先の見えぬ日々に強いストレスを溜め込んでいた。大声で奇声をあげてストレスを発散する癖がある。
知らぬ間に同僚であった板橋の詐欺に巻き込まれた事で心身ともに限界に達し、自律神経失調症で休職を余儀なくされる。この間に家族との絆を取り戻し、営業先でも非常に好かれ、信頼されていた事が判明。板橋との付き合いで一時悪い遊びを覚えつつも、完治後は無事に職場復帰した。
板橋清(いたばし きよし)
小堀の同期。33歳、独身。小堀とは反対に自らの不逞のため職場にも取引先の病院にも居場所が無く、他人を見下し罵倒したり、仕事帰りに同僚の小堀と飲んだりしてで憂さ晴らしをする日々を送る。心身ともに不潔で身体は悪臭を放ち、いつもシャツは汚れている。元々は優秀な営業マンだったが、顧客の医師から勧められた株投資で失敗し、仕事も私生活も上手く行かなくなった挙句に闇スロット出会い系カフェに嵌って借金を抱えている。小堀とは親友の間柄かたびたび金を借りているが返済の催促などで逆恨みしている。
丑嶋に持ちかけられた金融詐欺の連帯保証人に指定するために、小堀の印鑑と免許証を盗み出し、借金地獄に引きずり込んだ。その後、詐欺の失敗で它貫に損害を与えたため、ロシアン・マフィアの漁船に売られるか小堀を勤務先相手の取り込み詐欺に加担させるよう丑嶋にせまられる。しかし小堀との会話を通して自身の行いを悔い、今までの自分と決別し、自ら責任を取る事を決意。丑嶋の車に乗せられ、オホーツク方面に消息を絶つ。
しおり
出会いカフェの女性。板橋と小堀のお気に入り。板橋に頼まれて小堀の免許証を盗んだこともあるが、小堀にやや好意的で「元気になるツボ」と言って指圧をしたこともあった。療養復帰後の小堀が医師・看護士の労連集会に参加したとき彼女にそっくりな看護士を発見したが、その女性は「駒込ユカリ」と名乗っていた。
小堀結子(こぼり ゆうこ)
小堀の妻。31歳。専業主婦で創(そう、5歳)と由花(ゆか、0歳)の母。思ったことを遠慮なく口にするが、家事はほぼ完璧にこなす。夫は仕事ばかりで家庭を顧みないと思い込み離婚を考えるが、自宅療養をきっかけに関係が修復する。
志村(しむら)
小堀の上司。粘着質で部下からの評価も低い。小堀への集中的なパワーハラスメントにより彼の能力を削ぎ、追い詰めた。小堀が倒れた責任を問われ、上層部や周囲への面目の手前、小堀が復帰した後はパワハラを止めて気を使う様になるなど、表向きには態度を改めたものの、内心では小堀の為に丁重に接せざるをえなくなった事に対して激しい不満と屈辱感を抱き、逆恨みを募らせるなど、相変わらず彼の事を忌々しく思っている。
戸越銀二(とごし ぎんじ)
小堀の後輩。やり手で成績はトップ。志村にパワハラをされている小堀を軽視していたが、取引先で非常に高く評価されていたことを知り、考えを改める。
事故で電車が止まった時に暴言を吐き、取引先の人にその事を咎められるなど、精神的には未熟な部分も持つ。
広尾 (ひろお)
小堀の営業先の若い医師。機嫌が悪かったとき、些細な遅刻で小堀との取引停止をほのめかすなど横柄な態度が目立ったが、それにめげない小堀の実直さに好意を抱いており、取引を重ねるようになる。
它貫(たぬき)
暴力団組長。売り掛けの回収に手間取るホストを「人間打ちっ放しゴルフ」の刑にしたり、重要な金融ルートを潰した板橋を本気でビルから落とそうとしたりと、凶悪で残忍な武闘派ヤクザ。丑嶋からも容赦なくケジメを取らそうとするなどのインパクトで、登場間もなくして『週刊スピリッツ』公募の「悪役キングコンテスト」で3位を獲得する。ロシアン・マフィアとの繋がりがあり、最終的に板橋をオホーツク方面の遠洋漁業に売り飛ばす。

「タクシードライバーくん」編 (12巻)[編集]

足立(あだち)
タクシードライバー。『カウカウファイナンス』での借金自体はそれほど無い様子。大晦日に和子を轢いてしまい、トランクに入れて遺棄しようとする。この事故で人生が狂いそうになり、大金を奪った挙句遺体を遺棄しようとしたことでさらに道を踏み外しかけたが、彼女が生きていたことが判明し、ある意味では救われた結末を迎えた。1巻以来久々の1話完結。
池上和子(いけがみ かずこ)
水商売風の女性。借金をしている。まだ読み書きができない息子がいるらしく、毎日その日の気分を絵文字のメール携帯電話に送ってもらうというやり取りをしていた。大晦日に足立の運転するタクシーに轢かれ、所持していた大金を奪われ遺棄されそうになる。しかし、幸い軽い怪我で済んだのか、トランクを開けた時点で目を覚まし足立を蹴った。後述「スーパータクシーくん」編にも登場している。

「出会いカフェくん」編 (13巻)[編集]

鈴木美來(すずき みこ)
高校卒業後、母親が働くスナックでバイトしながら生活を送る美女。パチンコ依存症の実母と義父、異父弟との4人暮らし。情に篤く、思い切りも良い。母親が『カウカウファイナンス』で借金をした影響から丑嶋と出会う。金に困り、親友の一人である冬美からお茶をするだけでお金が貰えるという紹介を受けて「Me」という偽名を名乗って「出会いカフェ」に通うようになるが、決して身体は売らず本当にお茶をするだけのやり方を、性交目的の多くの客から非難される。アキトとは幼馴染だが、恋人のようにも見える仲。JPとは中学時代の恋人だが、彼の女にだらしない性格を嫌い別れた。メールの文体はいわゆる「ギャル文字」であり、丑嶋へも友人たちと同様の文体でメールを送り「読みづらい」と言われながらも金を借りた。ニューリッチとの勝負後はファミレスのバイトを始め、その金で丑嶋に返済していた。
冬美(ふゆみ)
美來の親友の一人。彼女曰く「損得でしか物事を考えない」タイプの人間。「出会いカフェ」では売春目的で通い金を得ている。身体は売るがキスはしない等の自分なりのポリシーを持っている。中学時代から援助交際を行ったりしていた為、友人から陰では蔑まれていた。彼女自身、様々な悩みや不安を抱えているが、親と環境に責任転嫁し堕ちていった。ニューリッチとの勝負をしていた美來に20万を貸す約束をし、結果的に美來とJPを救う。
JP(ジェイピー)
本名:純平。少年院帰り。美來の元恋人。粗暴な男であり、美來と仲良くしていたアキトの背中に「焼肉定食」などと彫ることでアキトと美來が関係を持たない様にしていた。友達を苛めたホストに全治3ヶ月の怪我を負わせ、暴力団に入るか3000万払うかをヤクザの先輩に迫られていた。ニューリッチとの勝負に体を張って自分を助けてくれた美來に感謝の言葉を残し、ニューリッチをナイフで刺し少年院に戻る。
アキト
美來の幼馴染。留年している為、高校3年生。誠実で優しい性格。過去に美來と仲良くしていた事に嫉妬したJPに背中に文字を彫られていた。
ニューリッチ
「彼等」と呼ばれる、ガイコツのマスクで顔を隠した四人組。若年ながら金融資産50億以上を保有しているが、所謂成金のため本物の上流階級からは相手にされず、その鬱憤から、大金で人の人生や大事な物を賭けさせるゲームを楽しんでいる。美來の友達5人に「20万貸して欲しい」というメールを送り、もしその約束が一人でも来たら2000万円、来なかったら美來に代理出産させ、更にJPの両目を潰すというゲームをした。
K
出会いカフェでバイトをしていた美來についた客の一人。太った体と日に焼けた肌、そして非常に趣味の悪い服装で、JPからは「黒豚」と呼ばれている。美來をニューリッチに紹介した人物。専用の名刺もあるのでどうやら紹介料をもらう等で生活をしているようである。ニューリッチとの勝負に一度は負けて上の全ての歯を失い入れ歯になるも、下の歯を掛けて1, 000万円を獲得した。

「スーパータクシーくん」編 (14巻)[編集]

諸星信也(もろぼし しんや)
KYタクシー乗務員。41歳。日焼けした肌と尻顎を持つ元ホスト。極度のナルシストかつ女好きで、借金してまで度々買春を行っている。元妻・美沙から1億円の慰謝料を請求されており、娘・沙耶は元妻と暮らしている。今井から闇金融の金は踏み倒せば「世の中の悪人退治」になるとそそのかされ、相保証として『カウカウファイナンス』から借金をするが、最終的には相保証となっていた今井と新庄が逃げた為、合計30万円を返済する羽目になる。そして美沙の同棲相手・根杜から、報酬金と引き換えに浦安にあるネズミーランドで娘を渡すよう命令される。更に今井に児童買春という弱みを握られた為、借金を踏み倒すことも警察に逃げる事もできず、娘を乗せたタクシーの中で苦悩し、決断を下す所でシリーズ終了となる。リドルストーリーかと思うような結末であるが、最後の一コマでは首都高速で、ネズミーランドに行くという決断が暗示されている。ちなみに「楽園くん」編に一コマだけ登場している。これも「タクシー運転手を続ける」という選択をしたことを表していると思われる。
今井(いまい)
KYタクシー乗務員。自堕落な性格で営業成績が悪く、常に所長に説教されている。競馬や水商売の女性へのプレゼントに散財し、『カウカウファイナンス』に多額の借金をしている。借金返済の為に偽装結婚まで行い、戸籍上はマレーシア人の妻がいるが、ほとんど接触はない。老けて見えるが実は信也と同い年。衝突事故を起こし、入院先で丑嶋に信也の弱みを握るよう脅される。
木村(きむら)
KYタクシー乗務員。通称:キムさん。リーダーシップに富んだ人物で、同僚から慕われている。妻子持ち。義理堅い性格で、行き詰った新庄を積極的にアドバイスするなど、面倒見も良い。若者向けのファッションを着こなす。子供を生きがいとしている。新庄の借金をチャラにしてくれるよう丑嶋に直接頼んだが、聞き入れてもらえなかった。
新庄(しんじょう)
KYタクシー乗務員。他業種から転職してきたばかりの新人。信也達を見下していたが、後に飲み仲間になる。当初は仕事は順調だったが、徐々に行き詰っていき、信也に騙され『カウカウファイナンス』で借金をする。木村にアドバイスされるも、客とトラブルを起こし、スパナで殴り会社をクビになる。妻子持ち。
美沙(みさ)
信也の元妻。極めて自己中心的な性格で、信也との娘・沙耶を盾に、彼から金をせびっている。元々は蒲田キャバクラ勤めをしていたが、18歳で信也とできちゃった結婚する。
沙耶(さや)
信也と美沙の娘。現在は美沙とその愛人・根杜と暮らしているが折り合いが悪く、家を出てタクシーを拾っては710円で行ける距離の適当な場所で降りることを繰り返していた。そのため、タクシー乗務員の間では「710円童子(しちてんどうじ)」と呼ばれていた。大人に対し常に不信感を持つ態度をとり、信也とも和解するが裏切りを予期してるかのような表情がラストシーンになる。
根杜実(ねづ みのる)
美沙と同棲しているチンピラ。美沙をそそのかし、沙耶に「モデルデビュー」と称して売春を強要する(性的虐待も行っていた節がある)。過去のとある事情から信也に強い恨みを抱いている。

「テレクラくん」編 (15巻)[編集]

吉永美代子(よしなが みよこ)
都営団地で暮らすパート従業員。42歳。自己破産者。行きつけのパチンコ屋では「ギャル代」というニックネームで呼ばれている。一応定職はあるが、無断欠勤を頻繁に行う・監視カメラの死角を利用して商品の弁当を万引きする・レジを打っても他のレジに向かわれるくらい客に嫌悪されるなど勤務態度は極めて悪く当然まともな収入はなく、テレクラで売春してはパチンコで散財する悲壮な毎日を送る。家出中の娘・美奈がいるが、母親としての自覚は皆無。野村に貢ぐ金欲しさに娘に親子売春・3Pを強要するようになる。最後は美奈にも見捨てられ、1回1,000円で売春するホームレスにまで転落する。最後は肉まんまと同じくカポジ肉腫らしき吹き出物が描かれている。少なくとも2回の離婚歴がある。
美奈(みな)
美代子の娘。18歳。うつ病の薬を服用している。自分に無関心な母・美代子に嫌気が差し家出、ネットカフェに寝泊りしている。母同様、テレクラ売春で糊口を凌いでいる。母親に似ず美人でスタイルも良い。部屋を借りる為の7万円欲しさに杉村相手の親子売春をしたことから、母に寄生される。丑嶋に美代子の借金を肩代わりさせられそうになるが、拒絶して母親を見捨てる。後に支援団体の援助を受けて福祉住宅に入居し、母が勤務していたスーパーでパートを行い定職を持つなど自力で生活を再建する。
杉村(すぎむら)
変装してテレクラで女漁りをする小学校教師。美奈に親子売春を持ちかける。モンスターペアレントや問題児への対応に苦しめられながらも耐えていたが、美代子の脅迫や問題児達の悪質な嫌がらせに追い詰められ、問題児を殴りクビになる。美奈に自分はHIVキャリアだと告げたが、真偽は不明。美奈に本気で惚れていた模様。
野村(のむら)
美代子の売春相手。後に情夫となる。ホステスに貢ぐ為に妻子持ちだが、美代子には離婚してると言い金づるにする。結局は美奈によって正体を暴かれ、美代子に貢がせていた金全額返済することになった。家庭では妻や息子を思いやっている様子。
肉まんま(にくまんま)
美代子のパチンコ仲間。本名は不明。自称:32歳だが、肥満体で不潔っぽい為、外見年齢は40代。元風俗嬢。美代子同様、売春で生計を立てている。昔は羽振りが良かったらしく、ホストクラブで一晩200万使ったこともあったと語る。

「楽園くん」編 (16巻~17巻)[編集]

中田広道(なかた ひろみち)
原宿でファッション誌「デザート」の読者モデルを目指す青年。19歳。「センターT」と名乗る。
服飾系の専門学校を中退し、ラブホテルでバイトしている。自身の空虚感から、ファッションで名を上げ街の「主人公」となり、読者モデルのカリスマ的存在「オサレ皇帝(エンペラー)」になることを夢見ている。ひょんなことから「オサレ皇帝」のG10に目を付けられ、ファッションに磨きをかける為にG10や飯匙倩に唆され徐々に麻薬の運び屋や覚せい剤の売人などの悪事に手を染めるようになる。危ない橋を渡りつつも、資金が充実したことで服を買いあさりめきめきと伸び、とうとうオサレ皇帝の座を掴む。その後はG10のアドバイスによってセレクトショップの経営を決意するものの、G10に開設費を持ち逃げされ、与主である飯匙倩に殺されかけるがキミノリに救われる。最終話はキミノリと将来の展望を語り合う場面で終わっており、一見するとハッピーエンドだが、覚醒剤売買が表に出ないよう飯匙倩によってその身柄を押さえられ、キミノリも後述のような顛末を辿っている事が丑嶋と戌亥の会話にて判明している。
森田キミノリ(もりた きみのり)
中田とルームシェアで同居している青年。服のショップ店員。ファッションにのめり込む中田を冷ややかな目で見ているが、本心では友達として気にかけている。G10を「嘘くさい」との理由で嫌う。自分で料理をし、弁当を職場に持って行くなどの節約をしている。タレント養成の私立高校に通っていた際、目的(夢)のために多くの友人を裏切ってきた過去を後悔しており、ルームシェアしている中田を親友として大切にしている。中田の窮地を救う為、勤めるショップの裏帳簿を担保に丑嶋から金を借りるが、裏帳簿を持ち出した事によりショップオーナーが雇ったヤクザにさらわれる事となる。モデルは坪井泰一郎[30]
G10(ゴト)
ファッション誌「デザート」の読者モデルのカリスマ・「オサレ皇帝」の一人。本名:後藤。ハットにサングラス、長髪に頭の中央部分を刈り上げた「逆モヒカン」が特徴。他人を「U」と呼んだり、口癖に「ポーッ」と言ったりするなど独特の喋り方をする。「他人に嘘はつくが自分に嘘はつかない」がポリシー。オサレ皇帝を目指す中田に対してアドバイスを与えるも、その一方で様々な悪事へ加担させてゆく。
「オサレ皇帝」と称され、強いオーラを発するため若者たちには崇敬の対象となる存在だが、その正体は悪質な犯罪者であり、中田を始め数人の若者にショップ経営の話を持ちかけ、金を騙し取るという詐欺を行っていた。中田達から騙した金でカナダへ逃亡しようとするも、空港で飯匙倩に取り押さえられ、山中に埋められた。
田川ジュンヤ(たがわ じゅんや)
千葉から自転車で原宿に通う高校生。中田からは「田舎者」と呼ばれている。いじめに遭っており、クラスの連中を見返す為に読者モデルを目指す。中学生に恐喝されたり中田に10万円する自転車を盗まれたりと散々な目に遭うが、死んだ父親の保険金を元に整形手術をして美少年となり、次期「オサレ皇帝」となる。整形してからは自信の表れか、中田の前でも余裕ある態度を取る。整形前と比べて服選びのセンスも向上したようで、一時期は中田をも凌ぐ勢いを見せるものの、総合順位では3位となり(中田は1位)、また自分の自転車を盗んだのが中田であることを知り、自分をいじめていた不良達を金で引き連れ復讐をしようとするも、逆に中田のバックにつく飯匙倩に叩きのめされる。その後不良達に顔を傷つけられ、インターネットの動画サイトに覆面を被った状態で自ら大学進学の資金を渋る母を殺害したであろう動画をアップしている。またパピコとも関係を持っており中田にパピコを妊娠させたと嘘をついている。
パピコ
読者モデル。その美しい容姿とファッションセンスに読者モデルを目指していた中田が憧れていた女性。本業はカフェの店員。『DRAGON BALL』のキャラのモノマネが上手い。家庭環境のせいか自尊心が低く、いい男に誘われるとなし崩し的に性交渉まで持ってしまう癖がある。中田とは仲良くなるがその一方で田川とも関係を持ってしまい、それを知った中田により小野に売られ薬物中毒に陥る。後に警察に駆け込んで中田の名前を出し彼の破滅の原因となる。
イッセイ
「オサレ皇帝」の一人。本業は美容師。28歳。中田と初めて会った際は「ウザい」と嫌悪感を露にするが、彼がオサレ皇帝となってから再会した際には、若くしてオサレ皇帝になった彼に興味を持ったためか、「それは『ウザキャラ』として居場所を作ってやろうとしていた」などと語る。ファッションに関しては信念を持っている。大学生の「オサレ皇帝」である高橋とジュンには「おっさん」「説教くさい」などと陰口を叩かれている。
キクチ
「オサレ皇帝」の一人で、六本木にある高級クラブ「パラダイスギャラクシアン」の店長を務める。自らの店を「需要と供給のバランスをスムーズに取る潤滑油」と称する。中田曰く「キミノリに似ている」。
高橋(たかはし)
ジュン
共に「オサレ皇帝」で、大学生。「一生ニートでいたい」などと言い合うなど、軽薄な言動が目立つ。どちらもパピコと性的関係を持っており、「妊娠したら腹パンチすればいい」と発言している。
小野(おの)
大手通販サイト「グータラ」の社長。キクチの店の常連。G10や中田を介して覚醒剤を手に入れたり、アイドルや読者モデルをはべらせていたが、キクチからは「学生時代虐められ、金を手にしてから遊びを覚えた人間」の典型例として扱いやすい人種と認識されている。
飯匙倩(はぶ)
薮蛇組の組員で覚醒剤の売人(プッシャー)で、G10からは「ハブリーナ」と呼ばれている。覚醒剤ビジネスの他に、中田の様な若者にショップ経営への融資をし、その上前をはねるというシノギもしている。腕に刺青がある。自分の覚醒剤に混ぜ物を入れて販売した人物を監禁し金槌で指の爪を叩き割るなど、性格は極めて残忍で冷酷非道。腕っ節も強いが、丑嶋にはまるで敵わなかった。丑嶋と戌亥の対談で覚醒剤ビジネスで逮捕されたことが語られている。
その後は、その件で丑嶋を恨むようになり「元ホストくん」などで彼の後日談が、雑談などの形で出ている。
「ヤクザくん」編では出所により再登場を果たし、マサルと協力して丑嶋殺害計画を着々と進める。出所後は部下にあまりいい思いをされていない。
最終的に丑嶋の策略によって全身にガソリンを浴びて火だるまになって焼死するという壮絶な最期を遂げる。
再登場時、形相や性格などを含め、ほとんど別人に近くなっている。
戌亥(いぬい)
丑嶋や柄崎・加納と旧知の情報屋。丑嶋にとって戌亥は、中学で転校してくる以前からの幼馴染であった模様で、また戌亥自身も、何度か丑嶋から窮地を助けてもらった旨の発言がある。丑嶋を「丑嶋くん」と呼び、『カウカウファイナンス』とは友好的な関係にある模様で、実家のお好み焼き屋には度々丑嶋達を誘っている。かなりの駄菓子好き。丑嶋に飯匙倩の情報を与え、キミノリからショップの裏帳簿を手に入れるなど顔が広く、丑嶋や柄崎はおろか滑皮とも繋がりがある。「ヤクザくん」編では丑嶋の窮地を救うとともに、「逃亡者くん」編でもマサルの捜索をはじめ全般に丑嶋に協力しており、いわば丑嶋のブレーン的存在。
ノブ
中田と同じラブホテルの従業員。就職氷河期世代で、これまでの人生でかなり苦労しており、強い安定志向を持つ。自らを警部、中田を巡査と呼び、ホテル業務を警察の捜査に例えるなどふざけている一面もあるが、仕事にはそれなりのポリシーを持って真面目にこなしており、当初は中田から敬意を持たれていたものの、徐々に現れる貪欲さから軽蔑されていく。
物語中盤、ホテルを解雇され路頭に迷う。中田に裏稼業の片棒を担がされるが、逆につけこんで金をせしめていた。が、彼が飯匙倩に拘束された為に再び路頭に迷い、最後はおにぎりを買うお金にも困窮し、手持ちの最後の金で包丁を購入し老婆を脅迫して金をせしめようとした所を現行犯で逮捕された。
店長
G10の行きつけの会員制セレクトショップ「Goregous Bitch」の店長。分厚い化粧をしたオカマ口調の男で、正規のルートでは購入できない高価な服を多数取り扱っていることから小さなショップで年商数十億円も稼いでいる。

「ヤミ金くん」編 (18巻~20巻途中)[編集]

竹本優希(たけもと ゆうき)
丑嶋の中学時代の元クラスメイトで、親友。当時は学年主席の優等生だったが、今は日雇い(派遣)の仕事で生計を立てている。良い意味で人間らしさや我欲といったものに欠けており、誰に対しても分け隔てなく慈愛に満ちた優しさと飄々とした態度で接する「聖人君子のような人物」(丑嶋いわく「極端すぎる」)。丑嶋の事を「カオルちゃん」と呼ぶ。ホームレス生活をしていた所、二郎に連れられ、悪徳貧困ビジネス『誠愛の家』に入居することになるが、そこでも善行をとり続け、周囲に呆れられている。中学時代、柄崎がクラスメイト全員を引き連れて行った転校生・丑嶋への集団リンチに唯一参加せず、また丑嶋の母が大切にしていたウサギをとある事情で丑嶋から預かって世話をしており、これらの振る舞いは当時孤立していた丑嶋にとって救いとなっていた。非常に肝も据わっており、鰐戸三兄弟に対しても積極的に意見をし、三蔵の恫喝にも動じることはない。甲本が鰐戸兄弟に竹本の指を折るよう命令されたときも、自ら指を差し出したりと、自らの信念に一片の迷いもない。本編において最後まで自分の信念を貫き、誠愛の家関係者全員の負債(ケジメ)を一人で抱え、丑嶋自身の手によって労働施設に飛ばされる。
甲本直人(こうもと なおと)
誠愛の家3号室の新入り。ホームレス生活をしていたところを鰐戸兄弟に囲われる。高校は名前が書ければ合格できる工業高校しか行けず、友人は一人もできなかったと自ら回想。自分の頭の中は、7割が卑屈、残り2割が食欲、1割が性欲と語る。我が身の不安に悩む一方、"誠愛の家"の「仕事」にて身勝手な論理で高齢者を非難した挙句、自らを正当化しリンゴ農家を襲撃。そのリンゴは、鰐戸兄弟により押し売りに使われる。また、不法投棄物の清掃中に使用済み注射器で指を刺してしまっている。
丑嶋と鰐戸三兄弟のいざこざに紛れた竹本の作戦により、誠愛の家からの脱走に成功する。幾度と無く自分を助けてくれる竹本の思いに次第に心を開き始め、最終的にはその思いに報いようとするものの、結局竹本は一人で関係者全員の負債を負い、その犠牲と引き換えに手に入れたはずの大金(丑嶋の一部財産:5千万円)も悶主陀亞連合に奪い取られ、一文無しに戻ってしまった。このことで元の荒んだ人間に戻りかけ、強盗と強姦を働いて自殺することを考えるものの、竹本の意思を最後に思い出して踏みとどまり、全うに人生を立て直すことを決意する。
榊原(さかきばら)
3号室の室長。目下の入居者に対する思いやりは一切なく、物品を異常な高値で売りつける、暴力を振るうなど食い物にしている。3号室の中だけとは言え、絶対的な権限を与えられ、同室の人間から巻き上げた小金で金回りも良い為、他の入居者程の悲壮感は感じられない。
竹本・甲本らと共に家を脱走する。竹本の思いが通じた節は一切無く、竹本が犠牲になるにも関わらず丑嶋の金を躊躇無く奪い取ろうとしたが、甲本によって失敗する。騒動が終わった後は、90分1万円ポッキリのホテヘルを『生きる糧』と称するようなその日暮らしに再び戻ってしまい、丑嶋に性懲りも無く借金を申し込んでいた。
黒田(くろだ)
3号室の入居者。既婚者。遊び半分で買春した女子小学生を殺してしまったと思い、『誠愛の家』に逃げ込む。しかし虐待と搾取に耐え兼ね、脱走を試みるが失敗し、片足を切断される。以前は真面目な銀行員であった模様。切断口の痛みから逃れるためにシンナーを榊原から購入しており、重い中毒に陥っている。
竹本が脱走させた畑山の代わりに人質に偽装させられ、鰐戸三兄弟と共に行動するが、最後の最後で正体が判明し、三兄弟と悶主陀亞連合の抗争に巻き込まれる。結局、無事ではあったようだが、犯した罪を全て暴かれ、新聞の三面記事を飾ってしまった。ちなみに、女子小学生は死んでいなかった。
畑山明紀(はたけやま あきのり)
暴走族「悶主陀亞連合」現総長。鰐戸三兄弟によって拉致され、片目を潰される、胸にブラジャー状、目の周りにメガネ状の根性焼きをされるといった悲惨な拷問を受けるが、竹本の機転によって解放され、三兄弟に反旗を翻して逆に凄惨な報復を加えた。また、甲本より強奪した丑嶋の大金5千万円を、滑川には「1千万円」と偽って献上した。
鰐戸一(がくと はじめ)
柄崎の地元で「決して逆らってはいけない」と言われていた鰐戸三兄弟の長男。闇金業を営む。三兄弟の中で最も冷静で計算高い。末弟三蔵のストッパー役でもある。過去の因縁から丑嶋を恨み復讐を企てている。『カウカウファイナンス』を襲撃し、加納、柄崎を拉致し、丑嶋から金を身代金をせしめるも、悶主陀亞連合が乱入してきたことで展開がもつれ、最終的には悶主陀亞連合に拉致され二郎、三蔵と同様に凄惨な報復を受ける(動画の描写では、彼の口周りに弟の三蔵の唇切断跡に似た線が描かれていることから、過去の三蔵同様唇を切断されたことがうかがえる)。
鰐戸二郎(がくと じろう)
鰐戸三兄弟の次男。『誠愛の家』では、人入れ担当。巧みな話術で竹本や甲本を『誠愛の家』に引き込んだ。彼もまた、最終的には悶主陀亞連合により凄絶な制裁を加えられる。
鰐戸三蔵(がくと さんぞう)
鰐戸三兄弟の末子。三兄弟の中でも特に凶暴性、残虐性が高く、柄崎の地元では「絶対に逆らってはいけない3人」の中の一人に入っていた。鈍器や凶器を持ち歩くことが多く、特にレンチを愛用している。柄崎や加納に無茶な要求をし、大金を奪ったり車上荒らしをさせたりしていた。
唇が剥がされて歯がむき出しになっており、真っ二つに縫い目の通ったスキンヘッドと、異様な容姿をしている。唇は滑皮に切断されており、現在は常に口元をバンダナで覆い隠している。頭の縫い目は、過去に中学時代の丑嶋に頭をバットで殴られた時の傷跡。その一件の後、バカボンのパパの逆で賢くなり、東大に入ったと地元では噂される。このことで、丑嶋や滑皮を「殺すリスト」に入れており、非常に強く復讐心を燃やしている。
少女の首を締め上げたり、猫を高層ビルから落として興奮するなどのサディスト趣味を持つ。
『誠愛の家』所長を務め、監禁に近い形でホームレスを囲った上で違法行為の「仕事」をさせ、脱室者には足を切り落とすなどの拷問を加える。一面に釘が突き出た拷問用椅子など、凄惨な拷問グッズを自作している。他人に指図される事を嫌い、たとえ兄であっても容赦なく怒鳴るが、単純な為、簡単に諭される。
物語終盤、丑嶋の金を奪い取ることに成功するが、都陰を利用した滑皮と戌亥の策に嵌り、悶主陀亞連合の総攻撃を受ける。多勢を前にしても闘争心を剥き出しにするなど凶暴性の高さを見せ付けたが、結局惨敗。自作の拷問グッズで凄惨な拷問を受けるという処刑動画がのちに流通する。
都陰(とかげ)
鰐戸三兄弟御用達の弁護士。弁護士としての評判は良いとは言えず、鰐戸三兄弟と裏で通じて、様々な違法行為を行っていた。最後には丑嶋が弁護士会への懲戒請求をチラつかせたため、態度を変えて丑嶋に協力した。

「トレンディーくん」編 (20巻途中~21巻途中)[編集]

鈴木斗馬(すずき とうま)
アラサーのエリートサラリーマン。32歳。心に孤独を抱えており、結婚しても孤独感は癒されることはなく、毎晩のように、一人の相手に多くを求める女性に対して、より多くの異性との繋がりを求めて「浮気」を重ねる。妻の君枝とは冷め切った夫婦仲である。出張と偽って浮気する為、記録を残したくはない浮気費用は『カウカウファイナンス』からの借金で賄う事が多い。優秀な外面(そとづら)とは裏腹に、子供の頃からの精神的抑制によって卑屈で孤独な性格が形成された。寂しさを埋めようと人に慣れる努力や女性との付き合い方を研究し、精神面(主に対人関係面)を鍛えて今に至る。今井万里子との浮気写真を、妻の依頼した調査員に撮られ、口止め料を請求され借金を重ねていく。娘の入院で大切なものが何かをようやく自覚するが、時既に遅く、取り返しのつかないところまで行き着き後悔するものの、結局、変われない自分を自嘲しつつ異性との繋がりを求めて彷徨う。
今井万里子(いまい まりこ)
50歳を迎えた女性。通称:アラフィフ女。年齢を感じさせないスタイルと美貌を持ち、斗馬は当初「人造人間だな」と述べていた。しかし、次第に惹かれ合うように斗真は彼女と浮気をするようになる。その美しいスタイルと美貌は、斗馬の当初の推測通り薬と化粧で作り上げた美貌であり、効果が薄れると歳相応の老けた姿になってしまう。最後は自身の経営する美容サロンを詐欺で訴えられてしまう。
藤原理絵(ふじわら りえ)
斗馬の遊び相手の一人。斗馬曰く「M女」「ヤリマン」。彼女もまた心に孤独を抱えており、斗馬に対して従順に振舞うことで心のバランスを保っている。

「ホストくん」「元ホストくん」編 (21巻途中~23巻)[編集]

隼人(はやと)
高田のホスト時代の同僚。現在は営業許可を取っていない違法ホストクラブの店長。オーナーの慶次を裏切り爆弾(禁止行為)である裏引き(店を介さず、客から直接金を要求する事)をしたため罰金として700万円を要求された上、もし逃げれば鼓舞羅の手によりコブラピンクの刑という全身蛇柄模様のタトゥーを入れられるという罰を科される。その後高田を頼りカウカウファイナンスに入社しようとするものの、大金を手にしたまま酒を口にした事が原因で入社試験は不合格。鼓舞羅を裏切って立ち回り、投資詐欺によって奪った金を手に入れるが、丑嶋達に追跡され金を奪われた。
愛華(あいか)
高田がホストの頃、初めての客となった少女。15歳。家の金を盗んで家出をしていたところを高田と出会った。未成年でありながら高田をNo.1にしようと奮闘するが、多額の借金を抱えたことで返済の為に売春に手を染める。それが元でストレスが溜まってリストカットをする様になり、最期は投身自殺を図った。このことは高田にとって深いトラウマとなっている。
慶次(よしつぐ)
高田がかつて勤めていた『ニューロマンサー』元No.1ホスト。現在は隼人の店のオーナー。冷酷な性格であるが、かつては新人時代の隼人と高田に対してホストとしての振る舞いを熱心に指導するなどホストとしては一流であり、隼人はその姿に惚れ込み慶次の独立についてきたという。鼓舞羅と共に投資詐欺を行うが、最後は鼓舞羅の拷問を受け[31]、歯を全て抜かれるなど悲惨な目に遭う。最終話では傷がある程度癒えた姿で現れ、高田にホスト業界から足を洗う旨の発言をした。
秀輝(ひでき)
隼人の店の主任。裏引きをした隼人に対して暴行を働くが、実は彼も裏引きと横領を行い鼓舞羅の手によってコブラブラックにされている。鼓舞羅の横暴さに耐えかねて、隼人の裏切りに加担する。最後は隼人から報酬を受け取り、他の鼓舞羅の部下たちと歌舞伎町から去った。
鼓舞羅(こぶら)
『ニューロマンサー』のケツ持ちをしている愚連隊の総長[32]。丑嶋の車が、ひき殺そうと至近距離で直進してきてもジャンプして飛び越える程の高い身体能力を持つ。非常に自己中心的でサディストな性格であり、逃げた新人ホストや裏引きしたやり手ホストに対して、コブラーレッドをはじめ戦隊ヒーローに見立てた「珍獣戦隊コブレンジャー」という全身蛇柄模様のタトゥーの刑にするなど極めて凶悪。隼人や慶次と共に投資詐欺を行い、カウカウファイナンスの社員から多額の金を騙しとるものの、柄崎の策略に引っかかり、最期は滑皮の手によって射殺される。

「生活保護くん」編 (24巻~25巻)[編集]

佐古 彰(さこ あきら)
都内のアパートに住む無職の青年。極度の過敏性腸症候群のため職に就いても長続きせず、生活保護を申請するが一度却下され『NPO法人 貧困ネットワーク ふれあい』の存在を知り、そこを訪れる。本来は他人想いの誠実な好青年であったが、失職後はやさぐれた生活を送っている。
ある日唯一のリアル友達に無為な生活ぶりを詰られ、自分もなにか社会に貢献しようとネット上で「DQNバスター」を名乗る。犯罪自慢をした剛田の自宅の写真をネットにアップロードして称賛されることに喜びを感じるが、逆に剛田に自宅を突き止められ、自らの糞を食べさせられるなど散々な目に遭う。父の死をきっかけに真剣に生きることや働くことを意識し始め、最終的には自ら立ち上げたビジネスで友人に借金を返済できるまでに成長した。
めしあ
本名:飯野(いいの)。22歳から3年間生活保護を受け続けている。SNSで知り合った佐古に起業の話を持ちかける。
ぬ〜べ〜ぬーべー
めしあの高校時代からの友人で生活保護の受給者。インターネットもまともに見ることができないほど集中力がない。
希々空(ののあ)
めしあのセックスフレンド。生活保護受給者だがウシジマに借金があり、その利息をたまたま居合わせた佐古に肩代わりさせる。精神を病んでおり、奇矯な振る舞いが目立つ。
剛田(ごうだ)
有名大学に通う悪羅悪羅系読者モデル。SNSで犯罪自慢を行ったことが原因でDQNバスターになった佐古に目をつけられ、ネット上に個人情報を暴露される。報復のため佐古を罠に掛け、自宅を突き止める。佐古に報復として自らの人糞を食べさせ、その動画をネットにアップすることで報復を成功させたかに見えたが、一方で佐古の機転によりその一部始終を録画され、逆にネット上に晒される。逆上した剛田は工事現場から工具を盗み、佐古の殺害を図るも佐古が自分自身の個人情報をネットに公開したため呆れてしまい、結果的に未遂に終わる。
猛志(たけし)
剛田の仲間。剛田と一緒に犯罪行為を繰り返しているが、剛田よりも冷静な性格。
嘉瀬 正義(かせ まさよし)
『NPO団体 貧困ネットワーク ふれあい』の主催者。長髪で眼鏡を掛けており、痩せ型。
藤代 彩花(ふじしろ あやか)
佐古がストーキングしている女性。デザイン関係の会社に勤めている傍ら、ドラッグストアでもアルバイトをしている。

「洗脳くん」編 (26巻~28巻)[編集]

上原まゆみ(うえはらまゆみ)
ライフスタイル誌「ノマド」の編集記者。28歳。恋人がいるが、結婚まで踏みきれずに居る。占い師・勅使川原を慕っており、何かと彼女に相談し、依存している。趣味はパワースポット巡り。
ある日が降ったさいに、突如現れた神堂から傘をもらったことがきっかけになり、上記の彼氏と別れ、神堂と一緒に婚約生活を始める。
DVを行うようになった神堂から逃れようとするも、松田明日香の死体遺棄を手伝い家族まで巻き込んだことによって本格的に逃れられなくなり洗脳されていた。
堕胎費用の名目でウシジマから金を借りようとした際、その証明として妊娠検査薬を使用したところ本当に陽性反応が出てしまい、その頃から徐々に洗脳が解けはじめ、最終的には神堂の支配から脱却することに成功した。
裁判では死体遺棄と損壊で起訴されたが、洗脳による心神耗弱が認められ懲役6年の判決を受け、獄中で神堂との子を出産した。
その後、編集記者時代の元上司を身元引受人として仮釈放され、ビル清掃の仕事をして生計を立てている。
上原みゆき(うえはらみゆき)
まゆみの妹。公務員の旦那カズヤがいる。ガールズバーで働いておりカズヤとはそこで出会った。
その後、神堂と勅使河原の勧めにより、ウシジマの債務者になった。スナックの老婆の店主が、副業として経営する違法デリヘルで働くことになり、そこでウシジマに出会う。
部屋に乗り込もうとした柏木を和子と共に殺害し、その後乗り込んできたウシジマも同様に襲撃したが、ウシジマを助けに来た柄崎や加納らに取り押さえられている。
裁判では心神耗弱は認められたものの、柏木の殺人罪が追加され、懲役28年の判決を受ける。
上原和子(うえはらかずこ)
まゆみとみゆきの母。ごく平凡な主婦だったが、神堂と肉体関係を持ち、家族に内緒で不倫関係を続けていた。
デリヘルで稼いでいるみゆきに一銭も稼げてないことを蔑まれ、その報復に路上でみゆきを襲って、捨てる予定だった肉団子のカバンを奪うことで彼女の立場をなくそうと画策するが、すぐに神堂に見破られ、彼に唆されたみゆきによって顔にスピリタスをかけられ火をつけられ大やけどを負い、その後は頭巾をかぶって顔を隠していた。なお、奪われた肉団子は路地裏に無造作に捨てられており、後日警察に回収されて鑑識にまわされている。
神堂に、自分に火をつけたのはまゆみと吹き込まれて彼女を襲い、それを止めたウシジマを襲うが、みゆき同様あえなく取り押さえられている。
裁判ではみゆきと共に懲役28年の判決を受ける。
上原重則(うえはらしげのり)
まゆみとみゆきの父。資産家である上原家の長男であり、広大な土地を所有している。
家族の中で唯一、神堂の正体に薄々ながらも気づいていた人物である。
上原家の資産を狙う神堂と、洗脳された家族によって拷問を受けている最中に死亡。その遺体は家族によって解体され、捨てられた。
カズヤ(かずや)
みゆきの夫。公務員。些細なトラブルを解決してもらったことから神堂を慕うようになり、彼もまた神堂に洗脳されていく。
神堂の支配下において上原家のリーダーとして傍若無人に振る舞うが、拷問中に加減を誤って重則を殺害し、そのことについて神堂に焚きつけられた和子とまゆみによって食事にタリウムを盛られて衰弱し、部屋の片隅につくられたダンボールハウスに押し込まれていた。
家族や神堂からは知能が著しく低下したと思われていたが、実は自らの血でハウスの中に毎日の拷問を記録しており、それが神堂逮捕の決め手となった。
勅使川原(てしがわら)
まゆみが利用している占い師。本名は麻生川弥生。まゆみからは「先生」と慕われている。
「ノマド」の取材を受けたこともあるが、良くない噂もあり、まゆみに怪しげなスピリチュアルグッズを売りつけている。
実は彼女もまた神堂の支配下にあったひとりであり、彼女の家族三人も殺害されている。事件解決の後、裁判で死刑判決を受ける。
松田明日香(まつだあすか)
上原家が軟禁されていたアパートの住人で、一家よりも先に神堂に洗脳されており、唆されて大麻を吸っている画像が入っているまゆみのスマホを警察に届けない代わりに死亡した自分の父親の死体遺棄を手伝わせてまゆみを追い込み、またその後やってきた他の家族にも死体遺棄を手伝わせ、神堂が一家全員を支配するための重要な役割を果たす。
勅使河原同様、裁判で死刑判決を受けた。
また、みゆきが勤めていたガールズバーの元同僚で、神堂の支配から逃れようとしたところでまゆみとみゆきに出会って、部屋に泊めてほしいと頼むが、みゆきの結婚式前日ということもあって助けてもらえず、すぐに連れ戻されている。
神堂大道(しんどうだいどう)
ある日、まゆみと遭遇した男。礼儀正しく愛想が良く、紳士的にまゆみに近付き上原家の家庭トラブルを解決していった。まゆみとの結婚を前提に交際を始めるが、交際が進むにつれて凶悪なDV男の一面を見せていき、まゆみの社会的信用を落とすようなDV行為を働くようになる。飴とムチ(褒美と罰)を用いて、自身を神格化させて対象人物の意識を徐々に支配下に置いていく手法をとる。また支配下においた人物に命令を下す際には、「選択肢を提示し自ら選択させる」という方式をとる。神堂の命令により、上原家の人々は死体の損壊や遺棄などの犯罪を犯していく事になるのだが、その際にも、あくまでその人物達が、自分達の意思で、自発的に行動しているかのように言葉巧みに操っている。神堂の一連の行動なども含め「洗脳くん」は北九州監禁殺人事件をモデルとしている[要出典]
拷問とマインドコントロールによって、資産家である上原家の人々を自身の支配下に置き、その資産を譲渡させようと画策していた。(神堂は「上原家全財産没収計画」と呼んでいた)
計画は順調に進んでいたが、計画の最終段階である不動産売却が難航し、焦れた神堂は上原重則を追い詰める為にさらに苛烈な拷問を行うが、その結果、上原重則は死亡してしまう。
上原重則の死亡により、「上原家全財産没収計画」は頓挫し、神堂は残った上原家の人々の始末と逃亡を計画する。
しかし、上原和子とみゆきの狂気をはらんだ暴走、まゆみの妊娠、資金調達の為に選んだ闇金がカウカウファイナンスだったなど、神堂にとっては予定外の事態が重なり、最終的にはウシジマによってリンチされた上に詐欺で得た現金と車を全て奪われる。
その後、過去の詐欺と松田家・上原家の人々に対する所業が明るみになり、逮捕される(罪状は「殺人」)。裁判では死刑判決が下り、被告人の中ではただ一人だけ上告した。
柏木(かしわぎ)
ウシジマに借金があるヤクザ。デリヘルで出会ったみゆきを気に入り、自分の女にしようとしていた。
出勤日数が減ったみゆきに直接会うために、単身で神堂達が潜伏していたアパートを訪れる。
その際、ただならぬ事態が起こっていると感じとり、面白半分に首を突っ込もうと玄関に出てきた神堂を押しのけ、アパートに押し入った所を和子とみゆきに襲撃され殺害された。
後にウシジマがアパートに押し入った際、柏木の携帯電話などの遺留品や遺体の一部を発見した。
延川・辻下(のぶかわ・つじした)
大阪府警捜査一課の刑事コンビ(延川が上司)。神堂がからんだ詐欺事件を捜査中、参考人達が主犯の社長よりも従犯とされていた神堂(天見という偽名を名乗っていた)に反応していたことに疑問を持ち、かつて根城にしていた家を捜索し大量のペットボトルの水と粉ミルク缶などを発見。そこからこの事件は単なる詐欺事件だけではないとの確信を強めて捜査を続け、最終的に東京に潜伏していた神堂にたどり着き、彼を殺人容疑で逮捕した。
なお、作中でも述べられているように、詐欺事件は捜査二課の担当であり、捜査一課の刑事が直接担当することは本来ならばありえない。(神堂に殺人や傷害の容疑がかかっていればその限りではない)

「中年会社員くん」編 (29巻)[編集]

加茂(かも)
一流企業に勤める中年の会社員。妻子ありだが浮気や人事考課表の改竄を行っていたことから獏木というチンピラに目をつけられ、カウカウから金を借りるように脅迫される。
結局トラブルからは逃れられるものの、浮気相手からは切り捨てられ、改竄が社内で判明したことから曽我部に代わって自らが追い出し部屋勤務に回されるようになった。
曽我部正和(そかべ まさかず)
加茂の同僚。加茂に人事考課表を改竄させられたせいで、追い出し部屋勤務にされ、上司からのパワハラを日常的に受け、最終的に退職せざるを得なくなる。
元同僚の服部の紹介で転職を果たすが、今度は仕事があるもののブラック企業同然の労働環境に苦しむ。それでも仕事がある分加茂からは羨ましがられていた。
獏木(ばくき)
飯匙倩組の構成員。かつては地元で敵無しと恐れられていた。組では一番の下っ端で先輩組員からきつく当たられているが、飯匙倩からは貴重な生きのいい若い衆として可愛がられている。「中年会社員くん」編では加茂を脅迫して、カウカウに金を借りさせようとする。その件で丑嶋と交戦するがタクティカルペンで撃退され、最終話で肉蝮に片目を潰される。以後、眼帯を装着している。
以降の話にも登場するが、銃を持つと手が震える、死体を見て吐き気を催すなど初登場時の大物感はすっかり影を潜めてしまった。「ヤクザくん」編では肉蝮と丑嶋への恨みからマサルを手助けするが、最終的に飯匙倩に自ら止めをさす格好になってしまい、丑嶋に射殺された。

「フリーエージェントくん」編 (30巻~32巻)[編集]

村上仁(むらかみじん)
「ヤンキーくん」編で登場したマサルの地元仲間[33]で、左目の下にほくろがある。時給900円の人材派遣で生計を立てている先の見えない現在の生活に嫌気がさしてたころ、ネットビジネス講習「天生塾」の広告を見かけ、胡散臭いと思いながらも無料の初回セミナーに足を運ぶ。セミナーの内容に感銘を受け、そこで出会った清栄真実に背中を押されるまま天生塾に入塾する。その際、両親とマサルに計100万の借金を背負うことになる。地元のヤンキーを商売利用し、自身で立ち上げた村上メソッド成功させるが、収入のなかったヤンキー達に拉致され過去のマサル同様危機的状況に陥る。一命を取り留めた後、これを機にネットビジネス業界から足を洗う。
その後家族とは和解し、人材派遣の仕事に舞い戻るが、村上メソッドを人の役に立つ形でもう一度試すという決意を新たにし、自然豊かな地にレンタルオフィスを建てる。
しんこch(しんこちゃん)
インターネット掲示板でまーまー名が通ると自称する、天生塾での仁の同期生。最初は喧嘩腰な口調ながらも仁に声をかけるが、「友達になってくれないか?」と懇願しても、返事がなかったことを理由に仁をライバル視するようになった。
仁に営業成績を越され、多額の借金を抱えたため、一時は引きこもりとなるも、のちに懲りずに清栄のもとネットビジネスを再開した。
苅部(かりべ)
通称「苅べー」。マサルと仁とは知り合いのヤンキーで、彼らからネットビジネスの話を聞き、マサルからその資本金を、ローンとして借金することになる。キャバクラにいくのが夢。仁から情報商材を購入し、自身も「苅べー激アツメソッド」なる商材を売りさばいていたが、恐喝まがいの手法を取っていたため警察から出頭命令が下された。
借金の返済と警察への出頭命令の板挟みに遭い、仁も道連れにしようと襲い掛かるが、逆に言い包められ天生を襲い、三千万円を奪う。
金を奪ったことで増長し、マサルから借金を踏み倒すばかりか金を毟り取ろうと仲間と共にマサルを襲うが、彼とその護衛に返り討ちに遭い、ペンチでアキレス腱を切断され、山奥に放置された。
その後は仁のレクチャーによって障がい者年金を受け取れるようになり、車いす生活を余儀なくされながらも仲間と幸せそうに過ごしていた。
実は過去マサルの顔にビニール袋を被せ、殺人未遂を犯した迷彩服の少年のうちの一人。
「逃亡者くん」編では松葉杖を付いて歩けるようになり、そのためウシジマに雇われ闇金の取り立てをしている。しかし「あんたのようなアホ面なら払いたくない」と言われたりと仕事ぶりは決して良いものではない。
清栄真実(きよさかまこと)
天生翔の一番弟子。高級車を乗り回しているが、彼もまた2年前まで仁と同じような生活をしていた。
初回の講習で仁に興味を持つが、後日見当違いと心をかえ、しんこchを指す。マザコンでデブ専。
天生の(ヤンキーの拘束による)強制引退を機に情報教材を買う太客名簿を天生との約束より安く買取り、天生の生命の安全より自身の利益を選んだ。
天生翔(てんじょうかける)
たった9ヶ月で月収1億を突破したネットビジネス業界の風雲児。村上仁、清栄真実の師匠筋にあたる人物。若い頃は不良上がりのホームレスであり、恋人が敵対していた暴走族に目の前で輪姦されてから、他人の恋人とセックスして当の本人に見せつけるという歪んだ性癖を持つ。ヤンキーの策略に物の見事にかかり、一時は仁とともに生命が危ぶまれる状況に陥った。自身の引退と仁の手助けにより一命を取り留めるも、丑嶋と樺谷の偽の投資話に合意したため全財産を失うこととなる。
後にホームレスとなって少々自虐ネタ的な形でネットビジネスを行っている様子が伺える。
与沢翼がモデルかと思われる[34]

「復讐くん」編[編集]

井森(いもり)
飯匙倩の弟分。家守と兄弟分。眼鏡を掛けており、少し関西の訛りがある。
熊倉理事長を襲った鼓舞羅の有金3億円が無くなっていたことからその場に居合わせていた丑嶋を疑っている。出所後の飯匙倩にあまりいい思いを抱いていない。カウカウファイナンスの内部情報を得るために飯匙倩が獏木とマサルをつるませていたことを知らずに、獏木を襲ったことで飯匙倩に自身のスリングショットで前歯を折られる。
滑皮の部下・梶尾に車ではね飛ばされて怪我を負った。飯匙倩組で唯一生存している人物。
家守(やもり)
飯匙倩の弟分。井森と兄弟分。
強盗をした際に、サディスティックな一面を見せる。加納を拐った時も嬉々とし拷問を行った。井森同様、獏木を襲ったことで飯匙倩にスリングショットで前歯を折られる。
飯匙倩とともにガソリンを浴びて焼死した。

「ヤクザくん」編 (33巻~36巻途中)[編集]

最上(もがみ)
飯匙倩組の見習い組員。組で一番下っ端のせいか家守から理不尽な扱いを受けている。
マサルに対して最初は敬語だったが、徐々に上から目線の発言が目立つようになる。マサルに背後から鉄パイプで殴られて気絶しているところを自らカマを掘った熊倉に頭を潰されて死亡した。地元の不良にはそれなりに慕われていた様子。
梶尾(かじお)
滑皮の弟分。鳶田とは兄弟分。
鳶田にスナックに因縁をつけさせて助けたふりをし、その後自らが水が不味いと因縁をつけミネラルウォーターを高値で売りつけるという恐喝行為を働いていた。
飯匙倩組との抗争で車を動かし、仲間を襲っていた井森を跳ね飛ばす。
鳶田(とびた)
滑皮の弟分。梶尾とは兄弟分。
梶尾の命令で、スナックに因縁をつける半グレを演じて梶尾の要求を受け入れやすくした。炊事も担当し、劇中ではカツ丼を作っていた。
飯匙倩組との抗争で獏木に頭を撃たれ瀕死の重傷を負うものの、弾丸が頭皮と頭蓋骨を一周して脳に達せず、奇跡的に一命を取り留める。
鹿島(かじま)
後継を取り消された熊倉に代わって三代目を継ぐはずだった人物。連絡がとれなくなっている。
恐らく冒頭に出てきた遺体が彼だと思われる。
柴拳(しばけん)
飯匙倩の過去の回想に登場。飯匙倩が工場地帯で労働者だった頃の先輩であり、飯匙倩にして狂気の象徴と言われるなど極めて度し難い人格だった。
飲酒を強要、意味もなく暴力を振るう、飯匙倩の彼女を平然と強姦するなど狂人的な行動に追い詰められた飯匙倩は「街を出るか、柴拳を殺すか」の二択のうち後者を選び刺殺した。
地元の人間にはその悪評判から殺した飯匙倩は英雄扱いだったらしい。これを切っ掛けに家守はヤクザ入りを決意した。

「逃亡者くん」編 (36巻途中~)[編集]

金城忍(きんじょうしのぶ)
沖縄に逃亡したマサルの引き受け人になった闇金グループの社長。外見はパンチパーマに野球帽を逆さに被ったB系ファッションをしている。
内地の闇金とは勝手が違う、客を潰さず殺さずのやり方で貸付を行っており、あくまでも互助の精神(ゆいまーる)に乗っ取っている。部下が金を着服した時も、その部下にヤキを入れて給料から返済させることで許している。
過去に仕事への倦怠感から身内の現金バックを奪ってキャバクラで放蕩したが、最終的にヤクザの型にはめられ倍の借金を背負わされた。だが自らの過ちと現実から逃げたくない覚悟から、もう一度闇金に戻り1日に28人回す苦役を見事果たして借金を完済した。被害者である先輩は、この激務に舌を巻いたのか仲違いも治った模様。曰く「自分が蒔いた種だが苦労したから今の自分がある」とのこと。
比嘉(ひが)
賭博好きの借金債務者。漁船を担保に野球賭博の資金融資をマサルに求めるが、口では勝った素振りを見せて結局負けたのか逃亡した。
仲間(なかま)
内地から遁走してきたマサルに金城を紹介したのが彼。デリヘルを営んでおり、店に最低保証制度を入れておらず、お茶を引いた(客が付かない)デリヘル嬢がデリヘルを辞める事を危惧しマサルを店に誘う。
高良のどか(たからのどか)
仲間の店で働くデリヘル嬢。
表の顔では保育士として働いているが、保育士の低時給と親の借金返済を理由にデリヘル嬢として夜の世界に入る。既婚者であり離婚を拒否する新城に現金を集られる。母性本能が高いのか、ウシジマに脅えるマサルを子供のようにあやす一面もあった。
金城に「打ち出の小槌」として捉えられている。
高良栄子(たからえいこ)
金城に借金している債務者であり、業種はスナック経営。のどかの母親。マサルの評によると「自分の母と同じで借金を繰り返すバカ女」常習的な借金癖から金城に飛んだ比嘉の負債補填扱いされている。
下地(しもじ)
金城に借金してる債務者。働き口がないことを口実に、親の障害者年金でパチスロ浸けの日々を送っている。失業保険で贅沢してた頃が懐かしいとぼやく堕落振りに、マサルも呆れていた。
島袋(しまぶくろ)
沖縄で根城を張るヤクザ。
栄子と顔なじみで金城に借金の帳消しを強要するが、その後借金の限度額を上げる事で、元々栄子を借金漬けにして過去の損失を埋める予定だった金城の思惑通り運ぶ。
新城賢一(しんじょうけんいち)
のどかの夫。離婚してないことを良いことに、のどかに金をせびる悪漢。これをきっかけにマサルはのどか救済に動き出す。
安里(あさと)
ヤンキー上がりの名の知れた闇金融業者。
スキンヘッドに眼鏡をかけた強面だが、見た目とは裏腹にかなり切れ者で、出会ったことすらないマサルの素性を部分的に看破し、さらに彼の隠し金の在処まで突き止めた。また、手先が器用でピッキング術に長けている。

取材協力者[編集]

「END」と書かれている最終ページの下には、作者が物語の制作のため取材してきた人物たちが記名されている。以下に「取材協力」の文字の下に書かれている人物の名前を表記した。

  • 島田文昭(2013年3月現在、全巻の取材協力をしている)
  • 夏原武(島田文昭と同様に全巻の取材協力をしている)

書誌情報[編集]

なお、Beeマンガにて、漫画に音声や特殊効果を加えたムービーコミックが配信されている。2016年3月現在、第310話まで配信中。

テレビドラマ[編集]

映画[編集]

関連書籍[編集]

脚注[編集]

  1. ^ 流れとしてシリーズ終了→数週間における作者の取材→新シリーズスタートで連載再開の順となっている。
  2. ^ 山田孝之、綾野剛、白石麻衣、藤森慎吾…映画『ウシジマくん』豪華ポスター公開マイナビ
  3. ^ “山田孝之「闇金ウシジマくん」映画化決定 シリーズ化も視野!?”. 映画.com. (2011年8月4日). http://eiga.com/news/20110804/1/ 2011年8月4日閲覧。 
  4. ^ 作者によると、マンネリ防止のため、極力中心人物の視点で描いている。と話している。
  5. ^ 「闇金ウシジマくん被害者の会 それでも心に刺さる迷言禁言100」巻末インタビューより
  6. ^ ただし、20巻は表紙の背景が裏表紙とともにグレーに近い銀色だけになっている。
  7. ^ ただし、16巻以降も背景が描かれていないことがある(例¦22巻など)。
  8. ^ 祝『闇金ウシジマくん』10周年! 過激過ぎ……ドラマ放送が危ぶまれていた過去も
  9. ^ 債務者の状況によっては金利を10日1割(トイチ)に下げてくれる場合もある(「若い女くん」)。
  10. ^ 21巻の「ホストくん」など
  11. ^ 最終手段として自治体から生活福祉資金が5万円借りられる場合があるため、確実に回収可能な額として認識されている
  12. ^ 高田の過去が描かれている「ホストくん」で、駆け出し時代の丑嶋が出てくるが、眼鏡はかけておらず、高田と初めて会ったときも着用していない。
  13. ^ 初期の頃は、フードなしの革ジャケットも着用しているときもあり(「闇金狩りくん」や「ギャル汚くん」など)、またジャージを(「奴隷くん」などで)好んで着ていた。
    ドラマ版では、初期の丑嶋の服装を意識した服装になっている。
  14. ^ 実写版では、コンバースブランドの靴を着用しており、「ゲイくん」の時は草履を着用
  15. ^ 本編での着用は「ヤミ金くん」で、鰐戸3兄弟のアジトに催涙スプレーをもって、強襲した際だけであり、そのバンダナもドクロ柄ではなく無地のバンダナだった。
  16. ^ その後、作品が進むと同時にピアスの数が少なくなっている
  17. ^ ただし、ドラマではスバル・レガシィB4に乗っている。
  18. ^ 初期の頃は7階建てのマンションに住んでおり、そこの管理人(「ギャル汚くん」のとき、ペットシッターが丑嶋の部屋に入る際、「管理人さん」と呼ばれていた)として生活していたが、現在では、セキュリティが徹底している(出入り口の前に警備員が常駐している)タワーマンションに居住していることが、「ヤミ金くん」編で判明している。
  19. ^ ゲームに関しては、携帯ゲームやそれらの類を好んでおり、自宅でプレイしたり、携帯電話でゲームをしていると思われる描写がある。
  20. ^ 明言されていないが、「元ホストくん」で、高田が、ホスト時代の同僚(後述)に、カウカウに就職お願いするシーンの際、所持していたゲーム機の画面にモンハンのクエスト中そっくりの画像が映ってた。
  21. ^ http://news.livedoor.com/article/detail/9453678/
  22. ^ 丑嶋は少年時代に柄崎を「うんこ野郎」と罵ったことがあり、むしろ昔からの関係性の現れという見方も出来る
  23. ^ 中学時代や、闇金駆け出しのときは、染めた髪に髪を爆発させたようなオールバックになっている。
  24. ^ 中学生時代は、後ろの髪を染めたリーゼントになっている。
  25. ^ 直接、資金提供するのではなく、新人だった高田に説明をした柄崎によると暴力団を経由しているのこと
  26. ^ その1人が発したセリフなどから丑嶋を見下しており、そのため丑嶋(彼らにも頭を下げている)からも、「愛玩動物が」と嫌われている。
  27. ^ この話では金利どころか全額返済を要求しており、全額の返済を要求したのは、闇金の取締りがきつくなったため闇金の金主から足を洗って、中国などの新興国の出資金にするためだと、丑嶋は睨んでいる。
  28. ^ ただし選評では仲間と台詞を混同されていた。
  29. ^ 「再び、警察に訴える」とカウカウを脅したため
  30. ^ シアワセ|TAICHIRO TSUBOI OFFICIAL BLOG Powered by Ameba[リンク切れ]
  31. ^ 関連性は不明だが、拷問を受ける前のシーンで、愛人の幼い娘に悪質なセクハラ発言をしたことに激昂を示唆しているシーンがある。
  32. ^ ちなみに彼らが着用しているこの図柄のあるジャージパーカーTシャツは、ホスト君の最後のシーンに登場してきた、債務者のチンピラとその仲間たちの服と同様のものであり、彼らが所属している愚連隊が、後の物語に関わってくることを示唆している。
  33. ^ このときは、名前が出ておらず、髪型も現在の黒髪の短髪とは違い、プリン風のリーゼントだった 。
  34. ^ [『ウシジマ君』でモデルになった「秒速1億男」与沢翼、5,000万月収があった全盛期を振り返る-ビジネスジャーナル]

関連項目[編集]

  • 五菱会事件 - 作者が、本作の発言集『心に刺さる名言・迷言集100』のインタビューページでこの作品を作るきっかけになったと発言をしている事件。

外部リンク[編集]