アサイラム (キッスのアルバム)

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アサイラム
Asylum
キッススタジオ・アルバム
リリース 1985年9月16日
録音 1984年6月 - 7月
ジャンル ヘヴィメタルハードロック
時間 38:50
レーベル マーキュリー(米)
ヴァーティゴ(欧)
プロデュース ポール・スタンレー
ジーン・シモンズ
専門評論家によるレビュー
チャート最高順位
  • 3位(スウェーデン[1]
  • 11位(ノルウェー[2]
  • 12位(イギリス[3]
  • 15位(スイス[4]
  • 18位(日本[5]
  • 20位(アメリカ[6]
  • 34位(オランダ[7]
  • 43位(ドイツ[8]
キッス 年表
アニマライズ
Animalize (1984)
Asylum
(1985)
クレイジー・ナイト
Crazy Night (1987)
テンプレートを表示

『アサイラム』(Asylum)は、アメリカハードロックバンドキッス1985年9月にリリースした13枚目のオリジナル・スタジオ・アルバム(オリジナル・メンバー4人が1978年にリリースしたソロアルバム、およびキッス・キラーズは除く)。

概要[編集]

前作『アニマライズ』1作のレコーディングと、アニマライズツアーの序盤に参加しただけで病気のために脱退したマーク・セント・ジョンに代わり、1984年9月に正式メンバーとなったリードギタリストブルース・キューリックボブ・キューリックの実弟。オリジナルのリードギタリスト、エース・フレーリーから数えて4人目のギタリスト)が初めて参加したアルバムである。このラインナップ(ジーン・シモンズポール・スタンレーエリック・カー、ブルース)は1991年にドラマーのエリック・カーが死去するまで7年間続いた。
前作のポール単独セルフ・プロデュースに続き、本作でも外部のプロデューサーを起用せず、ポールとジーンが共同でプロデュースを手掛けている。

「ラヴズ・ア・デッドリー・ウェポン」(Love's a Deadly Weapon) のようなスピード・ナンバーも収められており、基本的に楽曲のフォーマットはヘヴィメタル的であるものの、全体的に軽くきらびやかにまとめられたサウンドは、『暗黒の神話』以来続いてきたヘヴィ路線を軌道修正し、MTVを席巻する同時代のポップ勢を意識して正面からヒットチャートを狙った作りになっている。
本作から唯一のシングルとしてリリースされたのは「ティアーズ・アー・フォーリン」(Tears Are Falling)で、『地獄の回想』からのLick It Up、「アニマライズ』からのHeaven's On Fireと同様、80年代後半のキッスの基本戦略に忠実な「ミドルテンポの、踊れるポップなヘヴィメタル・ナンバー」である。
「ティアーズ・アー・フォーリン」と同じロケで撮影された「フー・ウォンツ・トゥ・ビー・ロンリー」(Who Wants To Be Lonely)「アー!オール・ナイト」(Uh! All Night)PVがMTVで頻繁に流されたが、この2曲はシングルカットされていない)。
3本のPVはロンドンで同時に撮影された。

その他[編集]

  • ジャケットのイラストに描かれたメンバーの唇の色は、1978年にメンバー同時にソロアルバムを発表した際に各メンバーに割り当てられたイメージカラーをそのまま引き継いでいる(ジーンは赤、ポールは紫、ブルースはエースのブルー、エリックはピーター・クリスの緑)。
  • 本作のリリースに合わせたツアーは、照明も電飾ロゴも過去最大級のものを使用した豪華なものになったが、このツアーからのシーンはDVD『KISSOLOGY II』には全く使用されなかった(メニュー画面の背景の動画にのみ使用された)。
  • 「ティアーズ・アー・フォーリン」はこの後数年間、本作からセットリストに入れられたほぼ唯一の曲となった。オリジナル・ラインアップによる再結成以降はほとんど演奏されなかったが、2004年のロック・ザ・ネイション・ツアー(Rock the Nation Tour)でセットリストに復帰、DVD『ロック・ザ・ネイション・ライヴ』にも最新ラインナップ(ジーン、ポール、エリック・シンガートミー・セイヤー )での演奏が収められた。
  • ポール・スタンレーは1987年にリリースされたビデオ『キッス・エキスポーズド』(KISS eXposed)の中で本作のことを「プラチナ・アルバム」と紹介しているが、現在に至るまでRIAAは「ゴールド」にしか認定していない[9]

収録曲[編集]

# タイトル 作詞・作曲 リード・ヴォーカル 時間
1. 天空の支配者 (King Of The Mountain) Stanley, Kulick, Desmond Child ポール・スタンレー
2. 黒い焦燥 (Any Way You Slice It) Simmons, Howard Rice ジーン・シモンズ
3. 孤独の陰 (Who Wants To Be Lonely) Stanley, Child, Jean Beauvoir ポール・スタンレー
4. 炎の試練 (Trial By Fire) Simmons, Kulick ジーン・シモンズ
5. アイム・アライヴ (I'm Alive) Stanley, Kulick, Child ポール・スタンレー
6. 全能の愛 (Love's A Deadly Weapon) Stanley, Simmons, Rod Swenson, Wes Beech ジーン・シモンズ
7. ティアーズ・アー・フォーリン (Tears Are Falling) Stanley ポール・スタンレー
8. 残虐の炎 (Secretly Cruel) Simmons ジーン・シモンズ
9. 愛のレーダー (Radar For Love) Stanley, Child ポール・スタンレー
10. アー!オール・ナイト (Uh! All Night) Stanley, Child, Beauvoir ポール・スタンレー

パーソネル[編集]

  • ジーン・シモンズ - Bass guitar, Rhythm guitar on "Any Way You Slice It" and "Trial by Fire", Lead vocals
  • ポール・スタンレ - Rhythm guitar, Lead vocals, Bass guitar on "Tears Are Falling"
  • エリック・カー - Drums, Percussion, Backing vocals
  • ブルース・キューリック - Lead guitar, Backing vocals
  • Jean Beauvoir - Bass guitar on "Uh! All Night"[10]

脚注[編集]

  1. ^ swedishcharts.com - KISS - Asylum
  2. ^ norwegiancharts.com - KISS - Asylum
  3. ^ KISS | Artist | Official Charts - 「Albums」をクリックすれば表示される
  4. ^ KISS - Asylum - hitparade.ch
  5. ^ 『オリコンチャート・ブックLP編(昭和45年‐平成1年)』(オリジナルコンフィデンス/1990年/ISBN 4-87131-025-6)p.122
  6. ^ Asylum - Kiss : Awards : AllMusic
  7. ^ dutchcharts.nl - KISS - Asylum
  8. ^ charts.de - 2014年8月17日閲覧
  9. ^ RIAA Gold & Platinum database”. 2009年2月10日閲覧。
  10. ^ No Life 'Til Metal Killer Facts,