お早よう

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お早よう
Good Morning
監督 小津安二郎
脚本 野田高梧
小津安二郎
製作 山内静夫
出演者 設楽幸嗣
島津雅彦
三宅邦子
音楽 黛敏郎
撮影 厚田雄春
編集 浜村義康
公開 日本の旗 1959年5月12日
上映時間 94分
製作国 日本の旗 日本
言語 日本語
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お早よう』(おはよう)は、小津安二郎監督による1959年(昭和34年)の日本映画で監督第50作。

概要[編集]

1958年10月、『東京物語』がロンドン映画祭でサザーランド賞を受賞。11月には小津安二郎が映画人として初めて紫綬褒章を受章。1959年1月には日本芸術院賞を受賞した。名実ともに映画界の重鎮としてみられるようになった直後に、小津が選んだのは、郊外の新興住宅地を舞台に元気な子供たちにふりまわされる大人たちをコメディタッチで描いたこの『お早よう』であった。本作品では子どもたちがオナラ遊びに興じる場面が出てくるが、「オナラ」を使ったギャグは小津監督がサイレント時代から温めていたアイデアだという。[1]1959年(昭和34年)1月にロケハンをし、2月27日から4月19日まで撮影をし、5月12日に公開された。小津作品としては二本目のカラー作品であり、画面における色彩の使い方に小津の遊び心が随所に感じられる。[2]

あらすじ[編集]

よく似た一戸建てが並ぶ多摩川沿いの新興住宅地。男の子たちは大相撲に夢中だが、自宅にテレビはなく、近所の若い男女の家に上がり込んではテレビを見せてもらっている。学校の行き帰りには自在におならをする練習に熱心に取り組んでいるが、うまくコントロールできずにパンツを汚してすごすごと帰る少年もいる。 一方母親たちは町会費をめぐるいざこざや押し売り騒動などに振り回されながら、あれこれと噂話に花を咲かせて日々を過ごしている。 林家の息子実(設楽幸嗣)と勇(島津雅彦)はテレビを買ってほしいと両親にねだるが聞き入れてもらえず、逆に「口数が多い」などと叱られてしまったことがきっかけで、家でも学校でも口を利かないと決める。しかし、家では学校に持っていかなければならない給食費のことを親に伝えることができず、学校では教師に指されてもひとことも答えられない。 やがて心配した教師が家庭を訪れるが、叱られると思った兄弟は勝手口から家を抜け出し、夜になっても戻らない。やがて知人の青年(佐田啓二)に連れられてしおしおと帰ってくると、廊下には父が買ってくれたテレビの箱が置いてあるのだった。

スタッフ[編集]

  • 監督:小津安二郎
  • 脚本:野田高梧小津安二郎
  • 製作:山内静夫
  • 撮影:厚田雄春
  • 美術:浜田辰雄
  • 音楽 : 黛敏郎
  • 録音:妹尾芳三郎
  • 照明:青松明
  • 編集 : 浜村義康
  • 色彩技術:老川元薫
  • 装置 : 山本金太郎
  • 装飾 : 守谷節太郎
  • 美粧 : 杉山和子
  • 衣裳 : 吉田幸七
  • 録音技術 : 金子盈
  • 現像 : 東京現像所・アグファ松竹カラー
  • 監督助手 : 田代幸三
  • 撮影助手 : 舎川芳次
  • 録音助手 : 伊藤亮行
  • 照明助手 : 本橋昭一
  • 美術助手 : 荻原重夫
  • 撮影事務 : 田尻丈夫
  • 進行 : 清水富二

キャスト[編集]

作品データ[編集]

  • 製作 : 松竹大船撮影所
  • フォーマット : カラー スタンダードサイズ(1.37:1) モノラル
  • 初回興行 :
  • 同時上映 :

脚注[編集]

  1. ^ 松竹映像版権室、『小津安二郎映画読本』、フィルムアート社、p100
  2. ^ 田中眞澄、『小津ありき 知られざる小津安二郎』、清流出版、2013年、p242

参考文献[編集]

  • 松竹映像版権室編、『小津安二郎映画読本(新装改訂版)』、フィルムアート社、1993年

外部リンク[編集]