第二産業道路

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国道122号と交差する鳩ヶ谷歩道橋交差点
埼玉県道34号さいたま草加線区間(川口市安行領根岸付近)
埼玉県道1号さいたま川口線区間(川口市道合西交差点付近)
埼玉県道1号さいたま川口線区間(さいたま市南区、開通前の2004年12月撮影)
埼玉県道1号さいたま川口線区間(さいたま市緑区内)
国道463号バイパスと交差する中尾陸橋下交差点付近
埼玉県道1号さいたま川口線区間(首都高速埼玉新都心線さいたま見沼出入口付近)
埼玉県道5号さいたま菖蒲線区間(JR宇都宮線跨線橋付近は2車線が残る)

第二産業道路(だいにさんぎょうどうろ)は、埼玉県にある複数の県道主要地方道)の汎称および都市計画道路の名称である。第二産業の略称がある。

概要

埼玉県道35号川口上尾線が「産業道路」と通称されていることに対しての名称である。

東京都から東京都道・埼玉県道58号台東川口線(尾久橋通り)を引き継ぎ、草加市をかすめ、川口市国道122号と交差、さいたま市を縦断して上尾市へ至る(計画は桶川市まで)。

産業道路の東側をほぼ平行しており役割も共通しているが両者が交差することはなく、完全に独立している。ほとんどの区間が4車線であり、国道17号と国道122号の間の空白域を埋める役割も持つ。

区間

以下の区間で構成される。

整備状況

1963年昭和38年)8月12日埼玉県によって、東京都との境から桶川市埼玉県道12号川越栗橋線へ至る31.8 kmの道路が都市計画道路「東京大宮線」(完成4車線)として立案され[1]、このうち、都県境から上尾市埼玉県道323号上尾環状線へ至る24.5 kmが事業化された。

完成区間から順次共用されてゆき、2004年平成16年)12月18日さいたま市南区から緑区にかけての区間が開通したことで、起点から上尾市内の原市駅交差点(東北新幹線高架下)までの23.1 kmが完成した。その北の埼玉県道323号上尾環状線までの1.4 kmが2007年平成19年)3月28日に4車線で開通し[2]、当初の事業化区間は完成した。

さらに北の、埼玉県道12号川越栗橋線(桶川市五丁台)までの7.3 kmの区間は事業化のめどが立っていなかったが、埼玉県道150号上尾蓮田線(上尾市平塚)までの0.9 kmの区間のみ、2016年(平成28年)度より暫定2車線での整備に着手した[2]

開通している区間の大部分は4車線になっているが、さいたま市見沼区内に2車線区間が1か所ある。以前は2車線区間であった、東武野田線とのアンダーパスを含む区間(大和田町の0.9 km)は2017年(平成29年)7月27日に4車線化した[3]が、JR宇都宮線を越える陸橋の前後(東大宮の約1.5 km)は2車線のままとなっている。この区間は4車線化が事業着手見込みとなっている[4]。また、国道122号などをくぐる鳩ヶ谷地下道と、上尾市原市国道16号埼玉県道3号さいたま栗橋線を跨ぐ原市陸橋は、4車線のうち中央寄り2車線のみが本線となる構造となっており、外側2車線は地上の交差点へ向かう。

通過する自治体

  • 草加市
  • 川口市
  • さいたま市
  • 上尾市

接続する主要道路

脚注

注釈

  1. ^ 新大道橋付近でわずかに通過する。

出典

  1. ^ さいたま都市計画道路一覧表” (pdf). さいたま市 (2020年5月1日). 2021年10月22日閲覧。
  2. ^ a b さいたま菖蒲線(第二産業道路)の進捗状況”. 埼玉県 (2016年8月18日). 2021年10月22日閲覧。
  3. ^ 第二産業道路(大和田工区)の4車線化供用開始”. さいたま市 (2017年7月20日). 2017年8月16日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年10月22日閲覧。
  4. ^ さいたま市地図情報 - 地図 -”. さいたま市. 2021年10月22日閲覧。

関連項目