水曜日
週の始まりを日曜日と考えると4日目、週の始まりを月曜日と考えると3日目となる。ベトナム語では第4を意味する「thứ tư」が水曜日の意味にも使われ、またドイツ語でも「真ん中の日」(Mittwoch)と呼ばれるのに対し、中国語では「星期三」もしくは「礼拜三」という。
日本語や朝鮮語の名称は、七曜のひとつである水星の日にちなむ。ロマンス諸語ではメルクリウスの日であり、ゲルマン諸語ではオーディンの日(英語:Wednesday)である。これは古代ローマで、ゲルマン神話の魔術神のオーディンを自分たちのメルクリウスのような神と見なしたからである。
灰の水曜日はキリスト教徒の懺悔の日である。正教会を始めとする東方教会では、イスカリオテのユダがキリストを裏切った日であると伝承する。このため特定の時期を除き斎の日とする。
水曜日は週の中間に当たり、日本の不動産業者などは、定休日にするにはちょうどよい水曜日を定休日としている場合も多い(不動産関係の契約が「水」に流れるのを嫌うから、という俗説もある)。
日本ではCDの発売日に指定するにちょうどよい曜日でもある。これは、CDを月曜日に工場から出荷させて火曜日に店頭に並ばせれば、オリコンの集計上6日分の売上が計上され、上位に行くことができるためである。かつては直前の月曜日や火曜日に祝日があるときは、各社とも直後の木曜日に発売日を設定していたが、最近はこのパターンでも水曜日に発売日を設定するレコード会社が増えてきた。また、現在では直前の火曜日に発売日を設定するレコード会社もある。
日本では多くの企業で定時の帰宅を促す「定時退社日」または「ノー残業デー」に指定されている[1]。また学校では、教職員が会議や研究会を行うところが多いので、生徒の下校時間が早まる。
水曜日に関する作品
- 今日は何の日
- 「ニーボの日」
- 映画
- 『水曜日の戀』(1933年、米国)
- 『水曜ならいいわ』(1966年、米国)
- 『ビッグ・ウェンズデー』(1978年、米国)
- テレビドラマ
- 楽曲
- 「柿の実色した水曜日」(歌:ふきのとう、作詞・作曲:山木康世)
- 「水曜日の午後」(歌:オフコース、作詞・作曲:小田和正)
- 「水曜日に会いましょう」(歌・作詞・作曲:カズン)
- 「雨のウェンズディ」(歌・作曲:大瀧詠一、作詞:松本隆)
- 「Wednesday Moon」(歌・作詞・作曲:徳永英明)
- 「水曜日の朝」(歌・作詞・作曲:河口恭吾)
- 「水曜の朝、午前3時」(歌:サイモン&ガーファンクル)
- 「パステルカラーの水曜日」(歌:キャンディーズ)
- テレビ番組