極楽橋駅
極楽橋駅 | |
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ファイル:Gokurakubashi-station.jpg 駅舎 | |
ごくらくばし GOKURAKUBASHI | |
所在地 | 和歌山県伊都郡高野町大字高野山国有林第8林班 |
駅番号 | NK86 |
所属事業者 | 南海電気鉄道 |
電報略号 | コ゛ク |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム |
櫛形 3面4線(高野線) 頭端式 2面1線(鋼索線) |
乗降人員 -統計年度- |
43人/日 -2009年度- |
開業年月日 | 1929年2月21日 |
乗入路線 2 路線 | |
所属路線 | ■高野線 |
キロ程 |
64.5km(汐見橋起点) 難波から63.8 km |
◄紀伊神谷 (1.5km) | |
所属路線 | ■鋼索線(高野山ケーブル) |
キロ程 | 0.0 km(極楽橋起点) |
(0.8km) 高野山► | |
備考 | 業務委託駅 |
極楽橋駅(ごくらくばしえき)は、和歌山県伊都郡高野町にある、南海電気鉄道の駅である。駅の標高は538mである。
利用可能な鉄道路線
高野線は当駅が終点、鋼索線は当駅が起点である。同様の駅に箱根登山鉄道強羅駅があるが、当駅は両線の軌間(1,067mm)は同じであるが、線路は繋がっていない。
それぞれの到着ごとに案内放送が繰り返し行われている。
駅構造
高野線ホームは櫛形3面4線、鋼索線ホームは頭端式2面1線となっている。 汐見橋方には事業用車の留置線と留置線がある。
高野線と鋼索線の乗り換えのために作られた駅で、周辺には駅以外の建物が見当たらない。券売機は設置されておらず、乗車券は改札窓口で購入する。改札口および出口は狭くこじんまりしているが、自動改札機(PiTaPa・ICOCA対応)は設置されている。両線の駅舎は川を挟んで両岸にあり改札内の連絡橋で結ばれている。
便所は乗客用が改札内にある男女別の水洗式であり、社員用は改札外にある仮設タイプの汲み取り式となっている。
のりば
■高野線 橋本・汐見橋方面 | |||
1 | 一般種別(各停・急行・快速急行)用 | ||
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2 | 一般種別(各停・急行・快速急行)・観光列車「天空」用 | ||
3 | 特急こうや用 | ||
4 | 特急こうや・観光列車「天空」用 | ||
■鋼索線 高野山行き | |||
(左側) | 乗車専用 | ||
(右側) | 降車専用 |
特急こうや用の3・4番ホームは列車到着までは封鎖される。また、鋼索線は高野線の発着に合わせて運行されているが、定員以上の乗客が殺到して積み残しが出た場合、約7分後に臨時便が運行される。
2009年、鋼索線ホームにスロープと車椅子用自動昇降機が新設された。
← 高野線 汐見橋方面 |
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凡例 出典:鉄道ピクトリアル 2008年8月臨時増刊「南海電気鉄道」 |
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高野線ホーム
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高野線ホーム
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鋼索線ホーム
利用状況
以前は当駅で下車する利用客はかなり稀で、殆どの人達はそのまま鋼索線を利用して高野山駅まで向かっていくか、その反対方向への乗換えをするだけであった。だが、高野山町石道が紀伊山地の霊場と参詣道として世界遺産に登録されたのちは、散策コースとして下車する客も増えている。高野山駅から先の道路はバス専用と一般道路があり、バス専用道路は人も通行できないため、歩いて高野山中心部に向かう場合は、極楽橋駅から登山道を進むルートと高野山駅から大門方面へ進むルートの2つがある。
なお、2004年度の調査結果では、1日あたりの平均乗降客数は101人。この数字は南海の駅全体では99駅中96位、高野線の駅としては42駅中39位である。
駅周辺
駅の北側に駅名の由来となった極楽橋があり、不動坂という高野山への参道に通じている。駅から極楽橋の袂へは改札を出て右に折れ、林道を歩いてケーブル駅への連絡橋をくぐり、右(駅構内方向)の道を登ると抜けることが出来る。
歴史
- 1929年2月21日 - 高野山電気鉄道が神谷駅(現在の紀伊神谷駅)から延伸した際の終着駅として開業。
- 1930年6月29日 - 鋼索線 当駅 - 高野山駅間が開業。
- 1947年3月15日 - 近鉄からの分離により南海電気鉄道の駅となる。
- 2000年(平成12年)10月 - 駅業務を子会社の南海ビルサービスに委託。
隣の駅
- 南海電気鉄道
- ■高野線
- ■鋼索線(高野山ケーブル)
- 極楽橋駅 (NK86) - 高野山駅 (NK87)