秘境駅

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秘境駅のイメージ 写真は赤瀬駅

秘境駅(ひきょうえき)とは山奥や原野など、人里から離れた箇所に所在する鉄道駅を指した日本の鉄道ファンによる呼称である。牛山隆信らが広めた造語で、「鉄道でしか行けなくて、(周辺に)民家がほとんどない駅」のこと。

目次

[編集] 概要

秘境駅は一般に、「鉄道路線集落までの間に距離がある」「登山などの目的の人が利用するのみ」「昔は集落があったが消滅した」「駅に一切車道が通じていない」などの理由によって、人家のほとんどない地帯に存在する駅のことを指す。鉄道ファンの牛山隆信が自身のサイトで紹介したものが2001年小学館文庫から出版されるにおよび、秘境駅という単語と、鉄道旅行の一ジャンルとしての秘境駅訪問が一般に知られるようになった。2004年には、それを元にした番組が旅チャンネルで制作されている。

「秘境駅」という言葉が使われ始めた時期は不明確であるが、牛山の著書が出版される以前の1990年代には既に存在しており、一例として所澤秀樹の著書『列島周遊 もっとへんな駅!?』(1998年 山海堂刊)の中で田本駅小和田駅に対して「秘境駅」との表現が使用されている。

秘境駅は定義上、日常的な利用者がほとんどおらず、駅やその路線が廃止されることが多いため、減少傾向にある。ただし、2000年代後半以降は秘境駅を訪問するファンや一般人も増えており、小和田駅など一部秘境駅では混雑することがある。

鉄道各社も秘境駅に関する臨時列車を運行している。

JR東日本では秘境駅が多い山田線岩泉線で「秘境駅号」を運行している[1]
JR東海ではJR東海ツアーズと連携して日帰りパッケージツアーを企画し、飯田線で秘境駅6駅[2]などの特徴的な駅に停車する臨時列車「魅惑の飯田線 秘境駅号」(運用車両373系[3][4]2010年ゴールデンウィーク[3][5]と同年8月29日・9月18・25・26日[4]に運行している。この列車は元々団体臨時列車であったが、2010年8月以降臨時急行飯田線秘境駅号」となり、一般乗客も急行列車として乗車が行える。

秘境駅が鉄道ファンなどの間でブームになる一方で、不法侵入や駅などに落書きをするなどの犯罪行為をする者が発生するなどの弊害も起きている。また、日常利用者がいる駅が秘境駅と拡大解釈されることがあり、秘境扱いされることに地元民が不快感を持つ場合がある。

[編集] 秘境駅の定義

秘境駅に定義のような決まりは存在しないが、一般的には以下の5つが指針と言える[要出典]。ただし、これら全てを厳格に満たす駅は、実際の日本にはほんのわずかしかない。

  • 無人駅である
  • 利用客が僅少である:駅自体の恒常的な利用客数が限りなく0に近いこと。一般的にほとんどの秘境駅はこの条件に当てはまる。
  • 周辺人口が僅少である:周辺の人口が過疎化などによりほとんどないこと(限界集落も参照)。現在は信号場に降格された楓駅のような常住人口自体は多い場合もある。
  • 列車による到達困難度が高い(または「内的利用難」):列車の停車本数がごくわずか(皆無)で、列車での到達が難しい(不可能な)こと。この場合自力到達困難度も高い場合が一般的だが、そうでない場合もある。
  • 自力到達困難度が高い(または「外的利用難」):位置している場所があまりにもわかりにくいところ、近づくのが非常に危険あるいは困難なところ、車道から極端に離れているところ、または僻地・辺鄙なところであるため列車以外の方法(自動車や徒歩など)でも到達が非常に難しいこと。

これ以外にも秘境駅の条件とされるものは存在するが趣味者の主観で決められるので、必ずしも客観的な指針ではない。

[編集] 脚注

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[編集] 参考文献

[編集] 関連項目

[編集] 外部リンク

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