明治大学博物館
明治大学博物館 Meiji University Museum | |
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施設情報 | |
前身 |
刑事博物館(1929年開設) 商品陳列館(1951年開設) 考古学陳列館(1952年開設) |
専門分野 |
刑事関係資料 伝統的工芸品 考古学資料 |
開館 | 2004年4月 |
所在地 |
〒101-8301 東京都千代田区神田駿河台1-1 明治大学アカデミーコモン地階 |
外部リンク | 明治大学博物館 |
プロジェクト:GLAM |
明治大学博物館(めいじだいがくはくぶつかん)は、東京都千代田区神田駿河台の明治大学駿河台キャンパス内にある博物館で、刑事部門・商品部門・考古学部門および大学史展示室からなる。
概要
明治大学博物館は、それまで大学会館内にあった商品博物館・刑事博物館・考古学博物館を統合して2004年(平成16年)に開館した。駿河台校舎アカデミーコモンの地階にあり、前身3館から引き継いだ商品部門・刑事部門・考古部門と、大学史展示室、特別展示室から成る。一般に無料公開されている常設展示に加え、特別展示室では1年を通して様々な展覧会が開催されている。大学博物館の先進的モデルケースと評価され、官公庁、自治体、国内外の大学・研究機関、各種教育団体による視察・研修などが多い。全日本博物館学会事務局が学芸員養成課程実習室内に置かれており、全国37の大学博物館関係者が一堂に会する『ユニバーシティ・ミュージアム・ミーティング』も初めて開催されている[1]。
来館者は、2004年4月のリニューアルオープン以降で60万人を突破(2013年8月現在)、年間でも 74,991人 が訪れている(2013年度)[2]。最近の要人客としては、中曽根康弘元首相、福田康夫元首相、德川恒孝(徳川宗家第18代当主)等々[3][4]。館内には博物館図書室があり、資料の閲覧が可能。さらに2016年3月には、常設展がリニューアルオープンした[5]。
刑事部門
1929年刑事博物館として開設。1954年一般公開され、翌年博物館法により博物館相当施設となった。建学の精神「権利自由」の観点から、「日本の罪と罰」に関する文書や絵画などの史料を収集。日本史上著名な法令文書、高札、江戸時代の捕者具や拷問・刑罰具、捕者道具の名和弓雄コレクション、日向国延岡藩内藤家文書、高札コレクションなどがある。複製品ではあるがギロチン、ニュルンベルクの鉄の処女は、わが国で唯一の展示資料である。
商品部門
1951年商品陳列館として開設。1957年一般公開。漆器・染織品・陶磁器など、日本の伝統工芸品を中心とする商品の原材料、製造工程、技法・意匠の種別などを紹介。世界に類いまれな意匠表現の豊富さを誇る日本の伝統的工芸品の全体像を一覧できる。
考古部門
1952年考古学陳列館として開設。日本の石器時代から古墳時代までの各時代の遺跡から出土した発掘品を展示している。日本において最初に発見された旧石器時代遺跡である群馬県の岩宿遺跡の出土品などを始め、国の重要文化財に指定されている、埼玉県砂川遺跡、神奈川県夏島貝塚、栃木県出流原遺跡の出土遺物等、国内有数のコレクションを誇り、海外からも多くの研究者が訪れる。大英博物館へ出品した「山形土偶」を始め、国の重要文化財に指定、あるいは重要美術品に認定されている史料が多数。
大学史展示室
明治大学の創立者や教職員・学生・校友に関する資料を常設展示している。
所蔵文化財
重要文化財(国指定)
その他
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月見野遺跡群 出土石器
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茂呂遺跡 出土石器
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杉田貝塚 貝層剥離標本
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板付遺跡 出土土器
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砂沢遺跡 出土土器
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伝京都府物集女付近出土 三角縁神獣鏡
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佐自塚古墳 出土品
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能満寺古墳 出土品
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三昧塚古墳 出土品
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大室古墳群 出土品
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舟塚古墳 出土埴輪(複製)
開館時間
- 10:00~17:00(入館は16:30まで)
入館料
- 常設展は無料(特別展は有料の場合あり)
脚注
- ^ 全国37の大学博物館が集結「ユニバーシティ・ミュージアム・ミーティング」
- ^ 基準8 社会連携・社会貢献 P.186
- ^ 中曽根康弘元総理が来館・財団法人德川記念財団理事長德川恒孝氏(第18代徳川宗家当主)による記念講演が開催
- ^ 日仏交流150周年記念 国際交流センターフランス研究特別企画展 「見いだされた日本 Le Japon Vécu」を開催
- ^ 明治大学博物館 常設展リニューアルオープン2016.3.26
- ^ 岩宿遺跡出土品 - 文化遺産オンライン(文化庁)
- ^ 埼玉県砂川遺跡出土品 - 文化遺産オンライン(文化庁)
- ^ 神奈川県夏島貝塚出土品 - 文化遺産オンライン(文化庁)
- ^ 下野出流原遺跡出土品 - 文化遺産オンライン(文化庁)