惑星系
惑星系(わくせいけい)とは、恒星を中心として、その周りを公転する惑星などの天体の集まりのことである。恒星系(こうせいけい)と呼ばれる場合もある。
地球が属する太陽系は惑星系の一つである。1990年代から、太陽以外の恒星の周りを公転する惑星が発見され始め、その数は300を超えている。しかし、地球型惑星は直径が小さいために暗いので、現在の天体望遠鏡と観測装置の空間分解能・測光精度では直接撮像あるいはトランジット法による発見が困難である。また、地球型惑星は質量が恒星に比べて非常に小さいので、ドップラーシフト法による検出もまだ成果を挙げていない。但し、巨大地球型惑星と呼ばれる地球質量と比較して数倍程度の惑星が発見されつつある。また2006年末に打ち上げられたCOROTやケプラーを始めとする系外地球型惑星の大気圏外観測計画が進行中であることから、近い将来には発見の可能性が高くなってきた。
太陽は主系列星であり、主系列星は銀河系内のみに限ってもおびただしい数が存在する。したがって、その数多くの主系列星の中に、その周りを惑星が公転している恒星が多数あることが予想される。
惑星と恒星の大きさが同程度であるという惑星系も発見されている[1]。
代表的な惑星系
- 太陽系
- PSR 1257+12星系
- PSR B1620-26星系
- アンドロメダ座ウプシロン星系
- かに座55番星系
- グリーゼ581星系
- グリーゼ876星系