ジュネーブ太陽系外惑星探査

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ジュネーブ太陽系外惑星探査(英:Geneva Extrasolar Planet Search)とは、スイスジュネーブ近郊の町ヴェルソワにあるジュネーブ天文台主導で行われている観測プログラムである。複数の望遠鏡や装置を用いて、ミシェル・マイヨールディディエ・ケロー・D. Naef・F. Pepe・N.C. Santos・Stéphane Udryらによって全天で数多くの太陽系外惑星を発見した。発見された惑星には主系列星周りで初めて発見された惑星であるペガスス座51番星bも含まれ、それ以降各地の望遠鏡と数年おきに改良型が開発される観測機器により捜索が続けられている。

この観測プログラムではベルギードイツイタリアイギリスのほかの学術機関との協力で実施されている。 観測プログラムにはフランスオート=プロヴァンス天文台チリラ・シヤ天文台にあるTRAPPISTレオンハルト・オイラー望遠鏡のほか、M型矮星周りの惑星探索プログラムも含まれる。 最近は、HARPSラ・パルマ島HARPS-N、チリ北部のパラナル天文台次世代トランジットサーベイも含まれる[1][2]

他プロジェクト[編集]

ヴェルソワ内の町であるEcogiaにはインテグラル科学データセンターがあり、ジュネーブ天文台にリンクされESAのガンマ線望遠鏡であるインテグラル衛星から送られてきたデータ処理を担っている。データセンターはSauvernyにも設置されており、2カ所合わせて科学者・博士課程の学生・技術者(コンピューター・電子工学・機械など)、管理スタッフら143人の人々が働いている[3]

脚注[編集]

  1. ^ David Darling, "Geneva Extrasolar Planet Search Programs", The Encyclopedia of Astrobiology, Astronomy, and Space Flight, May 7, 2007.
  2. ^ Mayer. “The Geneva Extrasolar Planet Search Programmes”. 2021年9月17日閲覧。
  3. ^ Archived copy”. 2005年9月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2007年5月8日閲覧。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]