広島市立基町高等学校

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広島市立基町高等学校
全体 2008年6月7日撮影
全体 2008年6月7日撮影
過去の名称 広島市立中学校
広島市立城北高等学校
広島県広島基町高等学校
国公私立の別 公立学校
設置者 広島市
学区 (創造表現コース) 全県学区
(創造表現コース以外) 広島市域
校訓 自主自律
設立年月日 1942年
共学・別学 男女共学
課程 全日制課程
単位制・学年制 学年制
設置学科 普通科
学科内専門コース 創造表現コース
高校コード 34174G
所在地 730-0005
広島県広島市中区西白島町25番1号
北緯34度24分14.7秒 東経132度27分35.2秒 / 北緯34.404083度 東経132.459778度 / 34.404083; 132.459778
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広島市立基町高等学校(ひろしましりつ もとまちこうとうがっこう)は、広島県広島市中区に所在する市立高等学校

概要

1942年昭和17年)に広島市立中学校として開校した。多くの生徒が現役で国立大学へ進学する。近年東京大学京都大学への進学者も輩出している[1][2]。各学年に1クラス創造表現コース(美術に関するコース)が設置され、このコースの卒業生の多くは美術系の大学へ進学している。

敷地の東に高裁をはじめとする官庁街、西に市営高層アパート、南に広島城紙屋町高層ビル街、北に城北通りを臨み、緑豊かな都心に位置する。アストラムライン城北駅に近く交通の便も良い。2000年平成12年)に校舎が全面リニューアルされ、エスカレーターや巨大な吹き抜けなどを備えた斬新な校舎となった。この校舎は京都駅札幌ドームなどを手がけた建築家原広司が設計した。

校訓

  • 「自主・自律」「継続は力なり」

校章

校章 2007年8月28日撮影

の果実3個と葉3葉とを組合せ、その上に「高」の字を配している。ちなみに「広島市内六校」は基町高校のと同様に各校ともシンボルツリー(校樹)を制定しており、舟入高校を除く5校の校章は、いずれも自校のシンボルツリーの葉を図案化したものであるという共通点がある。

沿革

校舎

南棟 2008年6月22日撮影

新校舎である『南棟(1999年完成)』と『西棟(2000年完成)』、元からある校舎の『北棟』と『同窓会館』と『図書館』などからなっている。クラブなどの合宿に使うことができる『セミナーハウス』も建設予定だったが、更地のままである(現在は職員用駐車場として利用)。正門は存在しない。ちなみに食堂が同窓会館の1階にあり、授業を受ける南棟から1番遠い位置にあり、少々不便。

南棟は、1階に生徒玄関、事務室、校長室など、2階に家庭科関係の教室と音楽室、3階に各教科の教室、4階に1 - 3年のすべてのHR教室が配置され、吹き抜けをはさんで各学年が向き合う形になっている。

西棟は、1 - 3階に講堂と室内運動場、3階にトレーニングルーム、4階に主に創造表現コースが使う美術教室がある。4階にはギャラリーがあり、創造表現コースの生徒らによる作品などが飾られている。

特徴としては、南棟のエスカレーター(上りのみで、1 - 3階、3 - 4階を結ぶ。2階は通過のため、2階へは階段を利用)、センサー式のトイレの水道。トイレの床には黒大理石を使用。また、各教室は天井が高く、大きな窓が特徴。南側の教室からは広島城やそのお堀、市内中心部のビル群を望むことができ、春にはお堀の桜が美しい。また、北側の教室からは二葉山や牛田山を望むことができる。南棟と西棟にはそれぞれ1箇所ずつエレベーターがあり、身障者用トイレも各階に設置されている。

授業

授業は月・金は50分×6限、火〜木は50×7限の週32時間である。

進路

進路指導を最重点課題としている。進路実現に関する取り組みとしては、進路に関する個人面接を年に数十回行い、日々の勉強やクラブとの両立、進路の悩みなどの相談に応じたり、アドバイスをしている。また、進路LHRを設け、志望校についての理解を深めるなどしている。さらに、休日に教室を開放することで、生徒の自習場所の確保をしている[3]

学校行事

  • 4月、前期始業式・入学式・健康診断・スポーツテスト・遠足
  • 5月、PTA総会
  • 6月、第1回考査
  • 7月、文化祭・全員補習(夏季休業中)
  • 8月、市中慰霊祭・創造表現コース作品展
  • 9月、第2回考査・修学旅行(2年生)・体育大会
  • 10月、前期終業式・秋期休業・後期始業式
  • 11月、芸術鑑賞・読書会
  • 12月、第3回考査・合唱コンクール(1・2年生)
  • 1月、百人一首かるた大会(1年生)
  • 2月、校内マラソン大会(宮島、1・2年生)
  • 3月、卒業式・第4回考査(1・2年生)・クラスマッチ(1・2年生)・後期終業式

部活動

  • インターネット部
  • ESS
  • 演劇部
  • 化学部
  • 合唱部
  • 器楽部(トランペット奏者で作曲家の栗栖健一が所属していた。)
  • 茶道部
  • 華道部
  • 書道部
  • 新聞部
  • 生物部(「ズッコケ三人組」シリーズなどの著者、那須正幹が所属していた。)
  • 美術部
  • フォークソング部
  • 文芸部
  • 放送部
  • 競技かるた部
  • 弓道部
  • 剣道部
  • 山岳部
  • 水泳部
  • サッカー部
  • 柔道部
  • ソフトテニス部
  • 体操部(休部中)
  • 卓球部
  • 硬式テニス部
  • バスケットボール部
  • バドミントン部
  • バレーボール部
  • 野球部(2004年春県ベスト8、2004年夏県ベスト16、2006年夏県ベスト16、2014夏県ベスト16)
  • 陸上部(2006年のインターハイに部員1名が出場。)

出身者

政治家

官僚

教育者、学者

文化人

芸能

スポーツ

アナウンサー

その他

脚注

  1. ^ http://www.motomachi-h.edu.city.hiroshima.jp/sinnrozisseki/h20goukakusuiigurahu.pdf
  2. ^ http://www.motomachi-h.edu.city.hiroshima.jp/sinnrozisseki/h21nannkanzimoto.pdf
  3. ^ http://www.motomachi-h.edu.city.hiroshima.jp/sinnrozisseki/sinnro.htm
  4. ^ 勢古浩爾『文庫 定年後7年目のリアル』p.135 草思社文庫・2014年 ISBN 9784794220691

関連項目

外部リンク