ピクルス

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キュウリのピクルス
ガーキンス(Gherkins)

ピクルス (pickles) は漬物のこと。ただし日本では、主に欧米風のものを指し、日本風の漬物やキムチザーサイなどはピクルスとは呼ばない。picklesは複数形で、漬物の意味では複数形を使う。

代表的なピクルスは、塩漬けにしたキュウリなどの野菜を、砂糖などからなる漬け液につけ込んだもの。乳酸菌により発酵させる。酢を使うことで発酵させる工程を省略することもある。野菜の塩漬けを作る際に、何らかの原因で発酵したものがピクルスの起源とする説がある。[要出典]

各国のピクルス

アメリカ

アメリカ合衆国では、ガーキンスと呼ばれる小キュウリのピクルスが市場の大半を占めており、ピクルスと言えば、キュウリのピクルスを指す。

ハンバーガーによく用いられる。スパイスを効かせた砂糖液に漬け込んだり、ディルというハーブと一緒に漬け込んだり、ディルとニンニクを漬け込んだものがある。ホットドッグのトッピングとしてよく使われるレリッシュピクルスは、砂糖液に漬け込んだものを刻んだものである。ピクルスの漬け液には砂糖・酢・塩の他に蜂蜜や、唐辛子などの香辛料を混ぜることも多い。

小ぶりのガーキンスを使ったフレンチピクルスはコルニッションと呼ばれる。フランス料理ではパテと共に出される。

オリーブのピクルスは、マティーニの必需品である。

イギリス

イギリスでは、主にタマネギをピクルスにする。また、鶏卵のピクルスもあり、これらはフィッシュ・アンド・チップスを売っている店でよく売られている。

インド

インドにもピクルスに似た独特の漬物、ピックルがある。キュウリなどを使い、カレー料理などの付け合わせに用いられる[1]。名前は相似しているが、必ずしも野菜や酢を用いるのではなく、スパイスを多用するところにピクルスとの違いがある。

ギャラリー

注釈

  1. ^ カレーのともだち・インドのピックルを味わおう

関連項目