ハイチ語

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

これはこのページの過去の版です。Vocared (会話 | 投稿記録) による 2022年10月21日 (金) 20:15個人設定で未設定ならUTC)時点の版であり、現在の版とは大きく異なる場合があります。

ハイチ語
Kreyòl ayisyen
話される国 ハイチバハマカナダケイマン諸島ドミニカ共和国フランス領ギアナグアドループタークス・カイコス諸島米国など
地域 中央アメリカ北アメリカ
話者数 約1000万人
話者数の順位 62位
言語系統
クレオール言語
  • フランス語系クレオール言語
    • アンチル・クレオール言語
      • ハイチ語
表記体系 ラテン文字
公的地位
公用語 ハイチの旗 ハイチ(1961年 - )
統制機関 なし
言語コード
ISO 639-1 ht
ISO 639-2 hat
ISO 639-3 hat
テンプレートを表示

ハイチ語(ハイチご、Kreyòl ayisyen[kɣejɔl ajisjɛ̃])または ハイチ・クレオール語 は、中央アメリカ西インド諸島ハイチなどで使われるフランス語系のクレオール言語である。文字はラテン文字を使用する。英語でハイチクレオールと呼ばれることもある。

ハイチでは、2005年時点でほぼ人口の全体に当たる約850万人が話す。移民難民などで西インド諸島の特にバハマキューバドミニカ共和国の他にカナダアメリカ合衆国フランスなどでも話される。

奴隷とされた人々の話した西アフリカの諸言語、特にウォロフ語ギベ語群フォン語エウェ/アンロ・エウェ語の影響を受けている。ファブラスと高地方言の2つがある。ハイチでは1804年の独立以来長くフランス語のみが公用語および文章語とされたがフェリクス・モリソ=ルロワの努力の甲斐もあり、1961年にクレオールも公用語に認められ、1987年の憲法に明記された。ハイチクレオールでの文学は少ないがモリソの例に倣い増えてきている。

基本的なあいさつなど

下記はハイチ語での基本的なあいさつ。左がハイチ語アルファベット、右が日本語訳。

  • salu - こんにちは
  • Bonjou - おはよう
  • Bonswa - こんばんは
  • Nawè - ではまた会いましょう
  • Silvouple - どうぞ、ぜひ
  • Mèsi - ありがとう
  • Mrele ・・・ - 自分の名前は・・・
  • Kijan ou ye? - お元気ですか?

脚注

外部リンク