ドールハウス

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ドールハウスのリビングルーム

ドールハウス: doll's house: dollhouse)または人形の家(にんぎょうのいえ)は、一定の縮尺で作られた模型のこと。建物の外観よりも部屋の内装、家具、調度品、人形などによって生活空間を主に表現する。

概要[編集]

19世紀ヨーロッパの中流クラスの市民層で、女の子に与えられた玩具の代表的なものであり、男の子にはスズの兵隊などがこれに代わるものとして与えられた。

往々にして、これらは子ども部屋としてあてがわれたロフト(屋根裏部屋)で、大人の生活を妨げないで、子供だけで楽しむためのものだった。

ヨーロッパ伝統のクラフトとして世界中に愛好家を持ち、日本には1970年代後半に入って紹介された。日本ではドールハウスに人形を飾ることはあまり好まれない傾向にあるという。

イギリスメアリー王妃1924年5月に贈られた「メアリー王妃のドールハウス」が、1フィートを1インチに縮小した1/12の縮尺だったことから1/12スケール英語版が標準とされている。

ギャラリー[編集]

脚注[編集]

注釈[編集]

出典[編集]

関連項目[編集]