ダノンゴーゴー

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ダノンゴーゴー
2008年5月11日 東京競馬場
欧字表記 Danon Go Go
品種 サラブレッド[1]
性別 [1]
毛色 栗毛[1]
生誕 2005年3月13日(19歳)
死没 (存命)
抹消日 2010年6月30日(中央)
アルデバランII
Potrinner
母の父 Potrillazo
生国 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
生産者 Jayeff B Stables & Reynolds Bell Jr.[1]
馬主 ダノックス[1]
調教師 橋口弘次郎栗東[1]
競走成績
生涯成績 9戦3勝[1]
獲得賞金 8908万0000円[1]
勝ち鞍
JpnIII ファルコンステークス 2008年
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ダノンゴーゴー:Danon Go Go2005年3月13日[1] - )とは、アメリカ合衆国産で[1]日本で調教されていた競走馬である。2007年4月に開催されたキーンランド2歳トレーニングセールにて吉田勝己に40万ドル(約4800万円)で落札された[2]。馬名の由来は冠名ダノン+ 「行け行け」[3][4]。「行け行け」と叫びたくなるような活気ある走りをするように願いをこめて名づけられた[3][4]

経歴

2007年11月3日、デビュー戦を勝利で飾る[5]。その後惜敗を続けていたが、2008年2月16日に2勝目をマーク[6]3月15日中京競馬場で行われたファルコンステークスに出走[7][8]。道中は後方を進み、第4コーナー地点で出走18頭中15番手からゴールまで300メートル足らない直線コースで、小倉2歳ステークス勝ち馬マルブツイースターフェアリーステークス勝ち馬ルルパンブルーなどをまとめて差し切り、自身、馬主のダノックスともに重賞初制覇を果たした[7][8][9]。しかし続くニュージーランドトロフィーでは、前走同様に後方から進むが差し切れず、結果は7着だった。初のGI (JpnI) 出走となったNHKマイルカップでは、スタート直後にダッシュがつかず最後方からの競馬となってしまったが、東京競馬場の長い直線を最後追い上げ3着に入った[10][11]。レース後は放牧に出され、8月20日に帰厩。セントウルステークスからスプリンターズステークスを目標に調整されていたが[12]屈腱炎を発症してしまい[9][13]、ふたたび休養することとなった。

約2年の長期休養を終えて2010年5月30日の鞍馬ステークスで復帰したが、見せ場なく12着と大敗[9][14]6月23日の調教で屈腱炎を再発したため、6月30日付けでJRAの登録を抹消して[3][15][16][17][18]、引退。ノーザンホースパーク乗馬となる予定であったが[3][15][17]熊本県の村山牧場(後のストームファーム)で種牡馬となった[4][9][16][18][19]

2020年に種牡馬を引退。種牡馬引退後は高知県土佐清水市あしずりダディー牧場功労馬となる[20]

競走成績

以下の情報は、netkeiba.comの内容に基づく[21]

年月日 競馬場 競走名 頭数 枠番 馬番 オッズ
(人気)
着順 騎手 斤量 距離(馬場) タイム
上り3F
タイム
勝ち馬/(2着馬)
2007 11. 3 京都 2歳新馬 12 2 2 2.2 (1人) 1着 安藤勝己 55 芝1200m(良) 1:09.4 (33.3) -0.2 (デビルズコーナー)
12. 1 阪神 千両賞 500万下 12 7 10 1.5 (1人) 3着 安藤勝己 55 芝1600m(良) 1:34.3 (34.5) 0.3 ロードバリオス
12. 15 阪神 さざんかS OP 9 6 6 1.4 (1人) 2着 M.デムーロ 55 芝1400m(良) 1:22.5 (35.2) 0.0 マヤノベンケイ
2008 1. 19 京都 3歳500万下 15 8 15 1.5 (1人) 3着 安藤勝己 56 芝1600m(良) 1:35.8 (35.7) 0.3 ヴェルザンディ
2. 16 京都 3歳500万下 16 3 5 1.5 (1人) 1着 安藤勝己 56 芝1200m(良) 1:10.1 (33.6) -0.1 (メスナー)
3. 15 中京 ファルコンS JpnIII 18 5 10 2.9 (1人) 1着 武豊 56 芝1200m(良) 1:09.0 (34.1) -0.2 マルブツイースター
4. 12 中山 ニュージーランドT JpnII 16 6 12 5.6 (3人) 7着 武豊 56 芝1600m(良) 1:35.4 (35.6) 0.4 サトノプログレス
5. 11 東京 NHKマイルC JpnI 18 7 14 32.0 (14人) 3着 藤岡佑介 57 芝1600m(稍) 1:34.8 (34.2) 0.6 ディープスカイ
2010 5. 30 京都 鞍馬S 1600万下 16 2 3 11.3 (5人) 12着 国分恭介 57 芝1200m(良) 1:09.0 (33.2) 1.0 スカイノダン

血統表

ダノンゴーゴー血統 (血統表の出典)[§ 1]
父系 ミスタープロスペクター系
[§ 2]

*アルデバランII
1998 鹿毛
父の父
Mr. Prospector
1970 鹿毛
Raise a Native Native Dancer
Raise You
Gold Digger Nashua
Sequence
父の母
Chimes of Freedom
1987 栗毛
Private Account Damascus
Numbered Account
Aviance Northfields
Minnie Hauk

Potrinner
1993 黒鹿毛
Potrillazo
1982 鹿毛
Ahmad Good Manners
Azyade
Azalee Tropical Sun
Akinos
母の母
Chaldee
1978 栗毛
Banner Sport Raise a Native
La Dauphine
Gevar Right of Way
Zaris
母系(F-No.) (FN:2-u) [§ 3]
5代内の近親交配 Raise a Native3×4=18.75% Nashua4×5=9.38% [§ 4]
出典
  1. ^ [22]
  2. ^ [23]
  3. ^ [22][23]
  4. ^ [22][23]


脚注

  1. ^ a b c d e f g h i j ダノンゴーゴー(USA)”. JBISサーチ. 日本軽種馬協会. 2017年2月12日閲覧。
  2. ^ “吉田勝己氏、ディアデラノビアの従弟を落札”. netkeiba.com. (2007年4月18日). http://news.netkeiba.com/?pid=news_view&no=19945 2017年2月12日閲覧。 
  3. ^ a b c d “08年ファルコンS勝ち、ダノンゴーゴーが競走馬登録抹消”. 競馬ラボ. (2010年6月30日). http://www.keibalab.jp/topics/4495/ 2017年2月12日閲覧。 
  4. ^ a b c “ダノンゴーゴーは熊本で種牡馬に”. 競馬ラボ. (2010年7月3日). http://www.keibalab.jp/topics/4510/ 2017年2月12日閲覧。 
  5. ^ a b “外国産馬ダノンゴーゴーが差し切り/2歳新馬”. netkeiba.com. (2007年11月3日). http://news.netkeiba.com/?pid=news_view&no=24073 2017年2月12日閲覧。 
  6. ^ a b c d “良血外国産馬ダノンゴーゴーが鮮やか差し切り”. netkeiba.com. (2008年2月16日). http://news.netkeiba.com/?pid=news_view&no=26299 2017年2月12日閲覧。 
  7. ^ a b c d e “ファルコンS、武豊&ダノンゴーゴーがV”. netkeiba.com. (2008年3月15日). http://news.netkeiba.com/?pid=news_view&no=26904 2017年2月12日閲覧。 
  8. ^ a b 11R ファルコンS|2008年3月15日(土)1回中京5日”. JBISサーチ. 日本軽種馬協会. 2017年2月12日閲覧。
  9. ^ a b c d 名馬を訪ねて「ダノンゴーゴーを訪ねて〜村山牧場」”. 競走馬のふるさと案内所. 日本軽種馬協会 (2011年2月8日). 2011年7月23日閲覧。
  10. ^ “NHKマイルC、1番人気ディープスカイが制す”. netkeiba.com. (2008年5月11日). http://news.netkeiba.com/?pid=news_view&no=28130 2017年2月12日閲覧。 
  11. ^ NHKマイルC・G1/'08競馬G1プレイバック”. デイリースポーツ. 2017年2月12日閲覧。
  12. ^ “3歳次走 G1獲りへ「ゴーゴー」!”. スポーツニッポン. (2008年6月18日). http://www.sponichi.co.jp/gamble/news/2008/06/18/kiji/K20080618Z00002090.html 2017年2月12日閲覧。 
  13. ^ “ダノンゴーゴー 無念の屈腱炎”. スポーツニッポン. (2008年9月5日). http://www.sponichi.co.jp/gamble/news/2008/09/05/kiji/K20080905Z00002400.html 2017年2月12日閲覧。 
  14. ^ 10R 鞍馬S 1600万下|2010年5月30日(日)4回京都4日”. JBISサーチ. 日本軽種馬協会. 2017年2月12日閲覧。
  15. ^ a b “ダノンゴーゴーが登録抹消、乗馬に”. netkeiba.com. (2010年6月30日). http://news.netkeiba.com/?pid=news_view&no=47121 2017年2月12日閲覧。 
  16. ^ a b “ダノンゴーゴー号が競走馬登録抹消”. JRAニュース (日本中央競馬会). (2010年). オリジナルの2011年10月25日時点におけるアーカイブ。. https://warp.da.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/2942755/www.jra.go.jp/news/201006/063004.html 2017年2月12日閲覧。 
  17. ^ a b 谷川善久 (2010年7月4日). “中央競馬ニュース”. Racing Topics. 日本中央競馬会. 2017年2月12日閲覧。
  18. ^ a b ダノンゴーゴー熊本で種牡馬に”. ニュースぷらざ. ケイバブック (2010年7月). 2017年2月12日閲覧。
  19. ^ “ダノンゴーゴー、乗馬から一転、種牡馬に”. netkeiba.com. (2010年7月3日). http://news.netkeiba.com/?pid=news_view&no=47171 2017年2月12日閲覧。 
  20. ^ ダノンゴーゴーが種牡馬を引退 高知で余生を過ごす”. netkeiba.com. 2020年5月31日閲覧。
  21. ^ ダノンゴーゴーの競走成績 | 競走馬データ”. netkeiba.com. 2020年9月6日閲覧。
  22. ^ a b c 血統情報:5代血統表|ダノンゴーゴー(USA)”. JBISサーチ. 日本軽種馬協会. 2017年2月12日閲覧。
  23. ^ a b c ダノンゴーゴーの血統表”. netkeiba.com. 2017年2月12日閲覧。

外部リンク