ジョー・スミス (投手)

ジョー・スミス
*Joe Smith*
ロサンゼルス・エンゼルス #38
	2015年5月16日
基本情報
国籍	アメリカ合衆国
出身地	オハイオ州シンシナティ
生年月日	1984年3月22日（40歳）
身長; 体重	6' 2" ＝約188 cm; 205 lb ＝約93 kg
選手情報
投球・打席	右投右打
ポジション	投手
プロ入り	2006年ドラフト3巡目でニューヨーク・メッツから指名
初出場	2007年4月1日セントルイス・カージナルス戦
年俸	$3,150,000（2013年）
経歴（括弧内はプロチーム在籍年度）
	アメリア高等学校; ライト州立大学; ニューヨーク・メッツ (2007 - 2008); クリーブランド・インディアンス (2009 - 2013); ロサンゼルス・エンゼルス (2014 - );
	この表について

ジョゼフ・マイケル・スミス（Joseph Michael Smith, 1984年 3月22日 - ）は、アメリカ合衆国・オハイオ州シンシナティ出身のプロ野球選手（投手）。右投右打。現在はMLBのロサンゼルス・エンゼルスに所属している。

経歴

プロ入り前

ライト州立大学入学時は伸び悩んでいたものの、監督からの助言でアンダースローに転向。卒業までの2年間、抑えとして活躍した。

プロ入りとマイナー時代とメッツ時代

2006年のMLBドラフト3巡目でニューヨーク・メッツに入団。

2007年は大卒1年目ながら春季キャンプに呼ばれ、見事開幕メジャー入りを果たし、2006年のドラフトでメッツに入団した選手の中では最も早いメジャー昇格となった。4月1日のセントルイス・カージナルスとの開幕戦に2番手としてプロ入り初登板を果たすと、17試合連続無失点という好スタートを切り^[2]、4月24日に初勝利を挙げた。夏場には多投からの制球難に陥りマイナー落ちしたが、シーズン終盤に再び戻った。最終的に54試合にリリーフ登板し、防御率3.45・3勝2敗という成績を記録。また、投球イニング数以上の奪三振を記録し、奪三振率は9.1という数値だった。

2008年は、ナ・リーグ3位となる82試合に登板し、防御率3.55・6勝3敗という成績を記録。リリーフとは言え、2年連続で.600以上の勝率を記録した。

インディアンズ時代

2008年12月10日にメッツ、シアトル・マリナーズ、クリーブランド・インディアンスの間で計12選手が移籍する三角トレードが成立し、インディアンスへ移籍した^[3]。

2009年はメジャーデビュー以来、最小となる37試合の登板に留まったが、防御率3.44は自己ベスト (当時) だった。この年は、左打者に.355と打ち込まれた^[4]。

2010年は、登板試合数が2年ぶりに50試合を超えたが、防御率3.83は自己ワーストの数値であり、やや調子を落としたシーズンとなった。

2011年は、前半戦で0.71という非常に低い防御率を記録^[5]。後半戦は防御率を落としたが、WHIPは前半戦よりも良い数値をマークした^[5]。シーズン全体ではチーム最多タイの71試合に登板し、防御率2.01という好成績を残した。また、打たれたホームランは僅かに1本だけであり、2009年には苦手としていた左打者も克服し、むしろ右打者相手よりも低い被打率だった^[5]。

2012年も、2年連続チームトップとなる72試合に投げ、前年ほどの防御率はならなかったが、2.96・自己最多の7勝を挙げ、チームに貢献した。

2013年1月18日、インディアンスと315万ドルで1年契約した^[6]。シーズンでは、3年連続70試合以上となる70試合ちょうどに登板。WHIPが多少悪化したものの、防御率は2.29まで低下した。シーズンオフにFAとなった。

エンゼルス時代

2013年11月24日に3年総額1500万ドルでロサンゼルス・エンゼルス・オブ・アナハイムと契約した^[7]。

エンゼルス加入1年目の2014年シーズンは、4月の下旬からクローザーとして起用される機会が出始め、その後ヒューストン・ストリートが移籍してくるまで前半戦の間は、クローザーとして15セーブをマークした^[8]。この年はア・リーグ2位、4年連続70以上となる76試合に登板し、防御率は自身初の1.00台となる1.81を記録。また7勝を挙げ、リリーフ投手ながら2012年以降の3年間で20勝を挙げた。

2015年、5年連続70試合以上となる70試合に投げたが、防御率はその5年間でワーストの3.58と、やや成績が下降した。

選手としての特徴

詳細情報

年度別投手成績

年度	球団	登板	勝利	敗戦	セ丨ブ	ホ丨ルド	勝率	打者	投球回	被安打	被本塁打	与四球	敬遠	与死球	奪三振	暴投	ボ丨ク	失点	自責点	防御率	W H I P
2007	NYM	54	3	2	0	10	.600	205	44.1	48	3	21	4	7	45	2	0	18	17	3.45	1.56
2008	NYM	82	6	3	0	18	.667	271	63.1	51	4	31	4	4	52	1	0	28	25	3.55	1.29
2009	CLE	37	0	0	0	10	----	142	34.0	30	4	13	0	0	30	2	0	16	13	3.44	1.26
2010		53	2	2	0	17	.500	170	40.0	30	4	24	2	1	32	0	1	18	17	3.83	1.35
2011		71	3	3	0	16	.500	267	67.0	52	1	21	1	2	45	2	0	16	15	2.01	1.09
2012		72	7	4	0	21	.636	278	67.0	53	4	25	4	2	53	1	1	27	22	2.96	1.16
2013		70	6	2	3	25	.750	259	63.0	54	5	23	2	3	54	3	0	17	16	2.29	1.22
2014	LAA	76	7	2	15	18	.778	285	74.2	45	4	15	3	6	68	4	0	16	15	1.81	0.80
通算：8年		515	34	18	18	135	.654	1877	453.1	363	29	173	20	25	379	15	2	156	140	2.78	1.18

2014年度シーズン終了時

脚注

^ “Joe Smith Stats, News, Pictures, Bio, Videos” (英語). ESPN.com. 2012年12月24日閲覧。
^ 友成那智、村上雅則『メジャーリーグ・完全データ選手名鑑2008』廣済堂出版、2008年、270頁頁。ISBN978-4-331-51300-2。
^ “Three-team blockbuster nets Mets Putz Mariners and Indians involved in 12-player Meetings deal”. mlb.com. 2008年12月11日閲覧。
^ 友成那智、村上雅則『メジャーリーグ・完全データ選手名鑑2010』廣済堂出版、2010年、164頁頁。ISBN978-4-331-51439-9。
^ ^a ^b ^c 友成那智、村上雅則『メジャーリーグ・完全データ選手名鑑2012』廣済堂出版、2012年、133頁頁。ISBN978-4-331-51612-6。
^ Meisel, Zack (2013年1月18日). “Indians sign Perez, Smith to one-year deals”. MLB.com. 2013年1月13日閲覧。
^ Gonzalez, Alden (2013年11月24日). “Angels to sign former Indians reliever Smith”. MLB.com. 2013年11月24日閲覧。
^ Joe Smith 2014 Pitching Gamelogs - Baseball-Reference.com (英語) . 2015年1月17日閲覧。

外部リンク

選手の通算成績と情報 MLB、ESPN、Baseball-Reference、Fangraphs、The Baseball Cube、Baseball-Reference (Register)
Joe Smith stats MiLB.com （英語）

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[1] “Joe Smith Stats, News, Pictures, Bio, Videos” (英語). ESPN.com. 2012年12月24日閲覧。

[senshumeikan2008-2] 友成那智、村上雅則『メジャーリーグ・完全データ選手名鑑2008』廣済堂出版、2008年、270頁頁。ISBN978-4-331-51300-2。

[3] “Three-team blockbuster nets Mets Putz Mariners and Indians involved in 12-player Meetings deal”. mlb.com. 2008年12月11日閲覧。

[senshumeikan2010-4] 友成那智、村上雅則『メジャーリーグ・完全データ選手名鑑2010』廣済堂出版、2010年、164頁頁。ISBN978-4-331-51439-9。

[senshumeikan2012-5] 友成那智、村上雅則『メジャーリーグ・完全データ選手名鑑2012』廣済堂出版、2012年、133頁頁。ISBN978-4-331-51612-6。

[6] Meisel, Zack (2013年1月18日). “Indians sign Perez, Smith to one-year deals”. MLB.com. 2013年1月13日閲覧。

[7] Gonzalez, Alden (2013年11月24日). “Angels to sign former Indians reliever Smith”. MLB.com. 2013年11月24日閲覧。

[8] Joe Smith 2014 Pitching Gamelogs - Baseball-Reference.com (英語) . 2015年1月17日閲覧。

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表話編歴ロサンゼルス・エンゼルスロースター
投手	31 タイラー・アンダーソン 40 サム・バックマン（故障者リスト） 71 ケルビン・カセレス（英語版） 47 グリフィン・キャニング 90 アダム・シンバー 67 ホセ・シスネロ（故障者リスト） 58 デービス・ダニエル（英語版） 48 リード・デトマーズ 53 カルロス・エステベス 41 カーソン・フルマー 66 ルイス・ガルシア 32 アミール・ギャレット 44 ベン・ジョイス 64 ジャック・コチャノビッチ（英語版） 62 ビクター・メデロス（英語版） 55 マット・ムーア 65 ホセ・キハダ（故障者リスト） 78 ケニー・ローゼンバーグ 43 パトリック・サンドバル 63 チェイス・シルセス（故障者リスト） 59 ホセ・ソリアーノ 24 ロバート・スティーブンソン（故障者リスト） 61 ハンター・ストリックランド 54 ホセ・スアレス 60 アンドリュー・ワンツ 49 ギレルモ・ズニガ（故障者リスト）
捕手	14 ローガン・オーハッピー 21 マット・サイス
内野手	13 エイーレ・アドリアンサ 23 ブランドン・ドルーリー 9 ザック・ネト 19 カイレン・パリス 6 アンソニー・レンドン（故障者リスト） 2 ルイス・レンヒフォ 22 ミゲル・サノ（故障者リスト） 18 ノーラン・シャヌエル 38 マイケル・ステファニック（故障者リスト） 8 コール・タッカー
外野手	39 ジョーディン・アダムス 7 ジョー・アデル 5 ウィリー・カルフーン 16 ミッキー・モニアック 12 ケビン・ピラー 27 マイク・トラウト（故障者リスト） 3 テイラー・ウォード
監督・コーチ	37 ロン・ワシントン（監督） 81 レイ・モンゴメリー（英語版）（ベンチコーチ） 82 ジョニー・ワシントン（英語版）（打撃コーチ） 84 バリー・エンライト（英語版）（投手コーチ） 88 ボー・ポーター（一塁コーチ） 85 エリック・ヤング・シニア（三塁コーチ） 86 スティーブ・カーセイ（ブルペンコーチ） 89 ライアン・ゴインズ（内野守備コーチ） 83 ティム・レイカー（英語版）（攻撃コーディネイター） 87 ジェリー・ナロン（捕手コーチ） 80 ジェイソン・ニックス（アシスタント） 95 ティム・バス（アシスタント） 93 ジェイソン・ブラウン（英語版）（ブルペン捕手） 91 マイク・アッシュマン（打撃投手）
公式サイト（英語）より　40人ロースター　監督・コーチ一覧　2024年5月2日更新

経歴