らくなん進都
らくなん進都(らくなんしんと)は、京都市が高度集積地区と定めている京都府京都市の南区と伏見区にまたがる地域。洛南新都心とも呼ばれる。
概要
京都駅南側の十条通から南は宇治川までの6km、東は東高瀬川、西は国道1号に囲まれた、油小路通沿道を中心としたエリアである。
50km圏内には大阪湾ベイエリアの大阪市や神戸市、関西文化学術研究都市及び周辺都市の大津市、奈良市がある。
南北に国道1号と油小路通が通り、名神高速道路・京都南ICや新十条通、京滋バイパスへ接続。将来的に名神高速道路と油小路線を結ぶ「京都南ジャンクション(JCT)(仮称)」を新設する計画も出ている。
ものづくり関連企業や事業所を中心とした土地利用を促進させるため、都市計画規制緩和として、高さ制限の除外などが行われている[1]。
歴史
沿革
- 1984年(昭和59年)1月に構想された「洛南新都市構想」から引き継がれた。
- 1998年(平成10年)京都市が高度集積地区整備ガイドラインを策定し、同地域の整備が始まった。
- 2000年(平成12年)まちづくりの推進団体として高度集積地区整備推進協議会が設立された。
- 2009年(平成21年)らくなん進都(高度集積地区)まちづくり推進プログラムが策定され、「らくなん進都」の愛称が付けられた。
- 2028年(令和10年) 京都南ジャンクション完成予定。
施設
地域の主な施設に、京都市成長産業創造センター、京都府総合見本市会館(京都パルスプラザ)などがある。
研究所
- 京都市成長産業創造センター(ACT京都)
- 地方独立行政法人 京都市産業技術研究所
コンベンション施設
- 京都府総合見本市会館(京都パルスプラザ)
交通施設
出先機関
国土交通省
立地企業
交通
鉄道
中心部を通る鉄道は無い。そのため、京都市営地下鉄烏丸線延伸等の構想があるが、実現に至っていない。竹田駅が地域の鉄道駅の中心となっている。
私鉄
地下鉄
バス
- 京都らくなんエクスプレス - 京都駅を起終点として地域内を巡回するバス。
- 京都市営バス - 京都駅、竹田駅などと結ぶ。
道路
地域内を高速道路が通る。
高速道路
脚注
- ^ “京都市都市計画制限のあらまし”. 2020年7月4日閲覧。
参考文献
関連項目
外部リンク
- らくなん進都(高度集積地区) - らくなん進都整備推進協議会
- らくなん進都のまちづくり - 京都市