みくま (護衛艦・2代)
みくま | |
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進水した「みくま」 | |
基本情報 | |
建造所 | 三菱重工業長崎造船所 |
運用者 | 海上自衛隊 |
艦種 | 多機能護衛艦(FFM) |
級名 | もがみ型護衛艦 |
建造費 | 約475億円 |
艦歴 | |
発注 | 2020年 |
起工 | 2020年7月15日 |
進水 | 2021年12月10日 |
就役 | 2023年3月予定 |
要目 | |
基準排水量 | 3,900 t |
満載排水量 | 5,500 t |
全長 | 132.5 m |
最大幅 | 16.3 m |
深さ | 9 m |
機関 | CODAG方式 |
主機 |
ロールス・ロイス MT30 ガスタービンエンジン × 1基 MAN社12V28/33D STC ディーゼルエンジン × 2基 |
推進器 | スクリュープロペラ × 2軸 |
最大速力 | 30ノット |
乗員 | 90~100名 |
兵装 |
62口径5インチ単装砲 × 1門 Sea RAM × 1基 RWS × 2基 17式艦対艦誘導弾 (SSM-2) 4連装発射筒 × 2基 Mk.41 VLS (07式 SUMほか) × 16セル(後日装備) HOS-303 3連装短魚雷発射管 × 2基 |
搭載機 | SH-60K 哨戒ヘリコプター × 1機 |
C4ISTAR | リンク 22 戦術データ・リンク |
レーダー | 多機能レーダーOPY-2 |
ソナー |
OQS-11 対機雷戦用ソナーシステム OQR-25 水上艦用ソナーシステム(VDS+TASS) |
電子戦・ 対抗手段 |
NOLQ-3E 電波探知妨害装置 Mk.137 デコイ発射機 × 4基 |
その他 |
無人機雷排除システム(USV+UUV(OZZ-5)+EMD) 簡易型機雷敷設装置 |
みくま(ローマ字:JS Mikuma, FFM-4)は、海上自衛隊の護衛艦。もがみ型護衛艦の4番艦。艦名は筑後川本流上流部分の一部(大分県日田市付近)を流れる三隈川に由来する[1]。三隈川は、日田市から下流の都市部への木材輸送などに使用されたほか、神事や観光祭の会場として親しまれている。艦名は海自の部隊などから募集し、各種検討を踏まえた結果、岸信夫防衛相が決定した[1]。
この名を受け継いだ日本の艦艇としては、旧海軍の最上型重巡洋艦「三隈」、海上自衛隊のちくご型護衛艦3番艦の「みくま」に続き3代目にあたる[1]。
本記事は、本艦の艦暦について主に取り扱っているため、性能や装備等の概要についてはもがみ型護衛艦を参照されたい。
艦歴
中期防衛力整備計画に基づく令和元年度計画護衛艦として、三菱重工業に発注され[1]、2020年7月15日に三菱重工業長崎造船所で起工、2021年12月10日に「みくま」と命名され、進水式を迎えた[1]。今後、艤装工事と海上公試を受けた後、2023年3月に就役する予定である[1]。
「みくま」は、「もがみ」、「くまの」、「のしろ」同様、日本周辺で増大する平時の警戒監視活動のほか、有事には対潜戦、対空戦、対水上戦などへ活用でき、さらに、従来は掃海艦艇が担っていた対機雷戦も可能となっている[1]。主に東シナ海や日本海など日本近海での警戒監視活動に当たる予定だが、海賊対処活動など海外派遣任務も期待されている[1]。
歴代艦長
進水時点では、クルー制導入のため艤装員長は決められなかった。
代 | 氏名 | 在任期間 | 出身校・期 | 前職 | 後職 | 備考 |
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艤装員長 | ||||||
- | 藤井信樹 | 2021.12.10 - | みくま艦長 | |||
艦長 |