Tシャツと私たち

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Tシャツと私たち
ウカスカジースタジオ・アルバム
リリース
録音
  • OORONG TOKYO STUDIO
  • Yellow Studio
ジャンル
時間
レーベル トイズファクトリー
プロデュース ウカスカジー
チャート最高順位
ウカスカジー アルバム 年表
AMIGO
(2014年)
Tシャツと私たち
(2016年)
金色BITTER
(2019年)
EANコード
EAN 4988061865669
(TFCC-86566)
ミュージックビデオ
「Celebration」
- YouTube
ライブ映像
「Anniversary」 (2019)
- YouTube
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映像外部リンク
ウカスカジー 「HAPPY HOUR」 ダンス振り付け映像

Tシャツと私たち』(ティーシャツとわたしたち)は、日本音楽ユニットウカスカジーの2枚目のオリジナルアルバム。2016年7月13日にトイズファクトリーより発売された[4]

背景

2013年のウカスカジー結成以降、自身が主催するライブでは音楽だけでなくサッカーを融合させたイベントという形を取っていた。しかし、2015年6月28日に豊洲PITで音楽のみのライブ『MIFA Football Park 1st anniversary party』を開催[5]。そこで手応えを感じ、翌年の2016年にウカスカジー初となる全国ツアー『ウカスカジー はじめてのツアー HAPPY HOUR』の開催を決定した。そのツアーに向けて新曲が制作され、曲数が溜まったためアルバムとして発表することとなった[6]

音楽性

桜井和寿は「一緒にうたったり叫んだりというコミュニケーションを前提に曲を作ったりしています」と語っており[7]、「とにかくハッピー」「ライブで盛り上がってなんぼ」というテーマを突き詰めて制作されている[6]

アルバムタイトルは桜井の提案によるもの。当初は『HAPPY HOUR』や『おめでたい奴ら』も候補にあったが、あえて興味を引くようなタイトルにしたという[8]

収録曲はすべて先述のツアーで披露された。また、ツアーやライブ『MIFA Football Park 1st anniversary party』で披露されていたエアロスミスRun-D.M.C.の「Walk This Way」をカバーした楽曲「遠くへ行くぜ!」もレコーディングされ本作に収録予定だったが、許諾が下りずお蔵入りとなった。

リリース・プロモーション

通常盤のみの1形態で発売。紙ジャケット仕様となっている。前作『AMIGO』より約2年ぶりの発売となった。

発売に先立って、2016年6月17日から7月1日まで5会場5公演に渡るライブハウスツアー『ウカスカジー はじめてのツアー HAPPY HOUR』を開催。会場で特典付きアルバム予約会も実施された[9]

また、本作発売発表と同時に、アルバ厶発売週である7月16日に豊洲PITでライブ『ウカスカジー はじめてのツアー HAPPY HOUR 追加公演 〜NEW ALBUM Release Party “おめでたい私たち”〜』の開催が発表された[4]。このライブの模様は、2016年8月20日にBSスカパー! にて放送された[10]

2019年8月19日に、配信限定ミニアルバム金色BITTER』の発売と同時に本作のダウンロード配信ストリーミング配信が解禁された[11]。ただし、ボーナス・トラックの「Special talk about 『Tシャツと私たち』」「ミファンダえかきうた」に関しては配信が行なれていない。

アートワーク

アートディレクター榮良太が担当。ジャケットでは桜井和寿の提案から[12]メンバー2人がミファンダの着ぐるみを着ており、仕事や遊びを全力でやり終えた後の「最高の乾杯の瞬間」を体現しているという[9]

収録曲

  • 全作詞・作曲:ウカスカジー(#4除く) / プロデュース:ウカスカジー
  1. Anniversary [5:25]
    • 編曲:SUNNY & ウカスカジー / 弦編曲:SUNNY
    niko and ...CMソング[13][14]
    2015年に開催されたライブ『MIFA Football Park 1st anniversary party』で初披露されていた楽曲で、同ライブのために制作された[15]
  2. Celebration [4:57]
    • 編曲:SUNNY & ウカスカジー
    ウカスカジーのアートワークを手掛けている榮良太の結婚式に向けて書かれた楽曲。桜井和寿はこの楽曲について「結婚式の定番曲にしたい」と語っている[16]
    ミュージック・ビデオが制作されており、MIFAの公式YouTubeチャンネルで公開されている[17]。監督は藤井道人が務め、メンバーの他に桜井の提案により阿佐ヶ谷姉妹が出演している。
  3. HAPPY HOUR [4:45]
    • 編曲:森俊之 & ウカスカジー / 管編曲:森俊之
    ライブツアー『ウカスカジー 初めてのツアー HAPPY HOUR』のタイトルソング。
    ライブでミファンダや観客が踊ることを想定して制作された楽曲[18]
    ダイノジが担当した[19]振り付け映像がMIFAの公式YouTubeチャンネルで公開されている[20]
  4. 前を向け! [6:26]
    • 作詞:ウカスカジー / 作曲・編曲:ウカスカジー & DJ FUMIYA (RIP SLYME) / 鍵盤・管編曲:YoYo
    2014年に配信限定シングルとして発売された楽曲「勝利の笑みを 君と」をサンプリングしたもの。
    2016年のオリンピック開催地であるリオデジャネイロサンバを意識したアレンジになっている。
  5. Tシャツと私たち [3:48]
    • 編曲:ウカスカジー
    アルバム表題曲。アルバムタイトルのイメージが先にあり、後からこの楽曲が作られたという[8]
    タイトルは平松愛理の楽曲「部屋とYシャツと私」から[19]
    ラップパートはなく、GAKU-MCボーカルを担当している。
  6. Celebration (Instrumental) [4:57]
  7. Special talk about 「Tシャツと私たち」 (Bonus) [21:12]
    本作や収録曲についてのトーク音源。
  8. ミファンダえかきうた (Bonus) [1:20]
    • 編曲:ウカスカジー
    ミファンダがボーカルを務めている(実際には桜井の声を加工したもの)。

参加ミュージシャン

ライブ映像作品

曲名 作品名
Anniversary ウカスカジーの大冒険 〜TOUR "WE ARE NOT AFRAID!!"〜
HAPPY HOUR ウカスカジーの大冒険 〜TOUR "WE ARE NOT AFRAID!!"〜

カバー

Anniversary

脚注

注釈

  1. ^ 土屋太鳳北村匠海によるユニット。

出典

  1. ^ Tシャツと私たち | ウカスカジー”. ORICON NEWS. 2020年4月19日閲覧。
  2. ^ 西野カナ、『Just LOVE』が全指標で首位獲得!ドリカムのウラBESTは2位キープ”. Billboard JAPAN (2017年7月20日). 2022年6月27日閲覧。
  3. ^ ビルボード週間アルバムチャートにて西野カナが12.8万枚で断トツ首位 2位3位は僅差で絢香/ドリカム”. Billboard JAPAN (2017年7月19日). 2022年6月27日閲覧。
  4. ^ a b ウカスカジー2年ぶりアルバムは「Tシャツと私たち」ツアー追加公演も”. 音楽ナタリー (2016年5月12日). 2020年12月11日閲覧。
  5. ^ ウカスカジー新曲パフォーマンスや桜井和寿&和田唱セッションをdTVで堪能”. 音楽ナタリー (2015年8月5日). 2021年11月30日閲覧。
  6. ^ a b 森田恭子 2016, p. 65.
  7. ^ 金子かおり 2016, p. 13.
  8. ^ a b 森田恭子 2016, p. 67.
  9. ^ a b ウカスカジー NEW ALBUM「Tシャツと私たち」2016.07.13 Release”. MIFA (2016年7月8日). 2021年11月30日閲覧。
  10. ^ ウカスカジー初ツアー、ファイナルにミファンダの“先輩”ふなっしー登場”. 音楽ナタリー (2016年7月18日). 2022年6月27日閲覧。
  11. ^ ウカスカジーが8月にミニアルバム「金色BITTER」配信、全国ツアーに東京公演追加”. 音楽ナタリー (2019年7月26日). 2021年11月30日閲覧。
  12. ^ 松浦靖恵 (2016年6月14日). “再びメジャーへ!GAKU-MC『ついてない1日の終わりに』インタビュー”. FanplusMusic. 2021年12月5日閲覧。
  13. ^ ウカスカジーの「Anniversary」に乗せて非日常描くniko and ...PV第2弾”. 音楽ナタリー (2017年9月7日). 2020年12月11日閲覧。
  14. ^ 菅田将暉と小松菜奈がマンガ作りに熱中、Webムービー「カケル」”. 映画ナタリー (2018年9月6日). 2020年12月11日閲覧。
  15. ^ MIFA Football Park 1st Anniversary Party 第2弾レポート後編!!”. MIFA (2015年7月12日). 2021年11月30日閲覧。
  16. ^ 森田恭子 2016, p. 71.
  17. ^ ウカスカジー「Celebration」MVで阿佐ヶ谷姉妹の心温まるストーリー”. 音楽ナタリー (2016年7月1日). 2020年12月11日閲覧。
  18. ^ 森田恭子 2016, p. 66.
  19. ^ a b 森田恭子 2016, p. 70.
  20. ^ ツアー直前、ウカスカジー新曲振り付けをダイノジが指導”. 音楽ナタリー (2016年6月15日). 2020年3月20日閲覧。
  21. ^ 土屋太鳳&北村匠海ユニットTAOTAK、映画「春待つ僕ら」主題歌を担当”. 音楽ナタリー (2018年11月14日). 2020年12月11日閲覧。

参考文献

  • 金子かおり「COULD BE ANYTHING」『FATHER & MOTHER Mr.Children official fan club』第72巻、エンジン、2016年7月、12 - 13頁。
  • 森田恭子「Celebration ウカスカジー」『LuckyRaccoon』第43巻、BIRTHDAYS、2016年7月7日、62 - 71頁。

外部リンク