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M65 (天体)

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M65
星座しし座
観測データ
種別渦巻銀河
赤経 (RA, α) 11h 18.9m (J2000.0)
赤緯 (Dec, δ) +13°05' (j2000.0)
距離 2400万 光年
視等級 9.3
視直径 10'x3'
物理的性質
直径 _ 光年
(B-V)_
絶対等級 _
特性 _
その他の名称

NGC 3623

M65(NGC3623)は、しし座にある渦巻銀河である。M65はM66やNGC3628と非常に接近して見え「しし座の三つ子銀河」とも呼ばれている。3つの銀河はいずれも、しし座銀河群に属している。

M65はM66と同時にメシエによって1780年に発見された。メシエは「非常に微かで星はない」としている。ウィリアム・ハーシェルは「非常に輝く星雲。南北方向に広がり径12'。明るい核があり、周りは急に拡散している」。1848年ロス卿は「奇妙な星雲。左側に明るい核がある。やや上方と右側に条があり、渦状。核の部分だけよく分かれる」とした。1854年には「核の片方に暗い場所があるようだ」とした。

中心部が明るく。周囲が拡散してやや不鮮明な楕円に見える。双眼鏡ではM66のみ見えることが多い。口径10cmの望遠鏡では、中心部の構造が分かりはじめる。口径20cmの望遠鏡では3つの銀河の存在が明瞭に観察できる。M65は中心核が割れたような感じに見える。

しし座の3つ子銀河