M61 (天体)
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M61 | |
星座 | おとめ座 |
観測データ | |
種別 | 渦巻銀河 |
赤経 (RA, α) | 12h 21.9m (J2000.0) |
赤緯 (Dec, δ) | +4°28' (j2000.0) |
距離 | 5500万 光年 |
視等級 | 9.7 |
視直径 | 6'x5' |
物理的性質 | |
直径 | _ 光年 |
色 (B-V) | _ |
絶対等級 | _ |
特性 | _ |
その他の名称 |
NGC 4303 |
1779年オリアニにより彗星検索中に発見された。「非常に青白く彗星の核そっくりである」としている。同年シャルル・メシエは「星雲。極めて微かなので識別困難」とした。メシエも彗星検索中に発見している。スミスは「大きな青白い星雲。極めて微光だが、メシエが3.5フィートの望遠鏡で同定したのは何とも驚きで、興奮さえする。私の器機では条件が良いときのみ中央が輝くのが見えた。ウィリアム・ハーシェルの望遠鏡では核が2個あるのを見たが、間隔は90"で4個の微光星が後続する」とした。ロス卿は「2個の核があり、中央が明るく渦状。10'に他の星雲が北後続」とした。
おとめ座銀河団に属していて、南のはずれにある。おとめ座銀河団の中では大きい方であるが、ぎりぎり5cmの望遠鏡でみたという報告がある。口径10cmの望遠鏡では条件が良ければ、中央部とそれをとりまく拡散した部分が見える。マラスのスケッチでは外側3カ所にぼんやりとした三角形の斑点が描かれている。これは腕であると思われている。口径20cmでは腕の濃淡が見えてくるがはっきりしない。口径30cmで腕の濃淡もわかりすばらしい眺めになる。
回転軸を我々の銀河に向けているフェイスオン銀河で腕の構造がよく分かる。規模は大体我々の銀河系と同程度とも言われている。