Gnash

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Gnash
Gnash-0.8.0.png
Gnash 0.8.0 のスクリーンショット
作者 Rob Savoye など
開発元 Gnash プロジェクト
最新版 0.8.9(2011年3月19日(11か月前) (2011-03-19
プログラミング言語 C++, GTK+ / Qt
対応OS クロスプラットフォーム
サポート状況 開発中
種別 メディアプレーヤー
ライセンス GPL
公式サイト www.gnashdev.org
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Gnash(グナッシュ) は、Adobe Flash フォーマットのコンテンツを再生できるフリーメディアプレーヤーである。

目次

[編集] 歴史

Gnash は、GameSWF (ゲームスウィフ) のパブリックドメインのコードをもとにして作られている。2005年12月に GameSWF はフォークされ、GNU プロジェクトスタイルに再アレンジされた後、Gnash プロジェクトとして Firefox プラグインの開発が開始された[1]

[編集] 主なバージョン

[編集] 概要

名称は、「GNU」と「Flash」から取られている。これに加えて、「プロプライエタリなソフトウェアをインストールしなければ、自分の使っているプラットフォーム上でFlashを再生できないことに対して歯ぎしり(=英語で"gnash")する」[6]、という意も含まれ、ダブルミーニングとなっている。本来、英語の gnash は「ナッシュ」と発音されるが、GNU を「ヌー」ではなく「グニュー」と呼ぶのと同様に、Gnash は「グナッシュ」と発音される。

ライセンスは GPL であり、その開発プロジェクトは FSF の高優先フリーソフトウェアプロジェクト[7]に挙げられている。FSF による GPL 3 リリースに伴い、Gnash のライセンスはバージョン 0.8.1 から GPL 3 になった[8]

Gnash はスタンドアロンの Flash 再生ソフトとして動作する。KDE ベースのものは Klash と呼ばれる。またプラグインとしても使われ、 Firefox のような Mozilla 系のブラウザや Konqueror で使える。

Gnash は C++ で実装され、Boost が利用されている。Gnash は複数のバックエンドを持っており、レンダリングには OpenGL、AGG (Anti-Grain Geometry)、Cairo など、サウンドには SDLGStreamer などから選択できる。AGG は主に組み込みシステムなど OpenGL が使用できない環境での利用を想定している。GUI としては、 GTK+Qtフレームバッファなどが用意されている[9]

今のところリリースされているのはベータ版までである。

Gnash では Adobe Flash Player が持つ機能を実装することを目標としており、SWF(バージョン7の大部分と、8と9の一部)と FLV に対応している。

Adobe Flash Player に存在せず、Gnash に存在する機能に拡張機能がある。これは Flash の仕様に無い機能を追加するものである[10]。拡張機能はデフォルトで無効になっており、有効にするにはユーザ設定ファイルで明示的にオンにする必要がある[11]

[編集] プラットフォーム

Gnash は 64 ビット環境を含む LinuxMac OS XFreeBSDNetBSDOpenBSDIRIXWindowsOS/2 などで動作する[9]。なお、Adobe Flash Player の Linux 版は x86 互換 CPU のみで動作し、PowerPCSPARC 上の Linux や FreeBSD では動作しない[12]。また、64ビット対応の Adobe Flash Player については Linux 版がアルファ版としてある[13]が、安定版の Adobe Flash Player はない[14]

この他に、対応 Flash Player がリリースされていない RISC OS[15] や最新の Flash Player がバージョン4の BeOS[16] にも Gnash が移植されている。また、スマートフォンPDA などの組み込みシステムでも動作する。

[編集] 開発

Adobe は Flash の仕様書を公開している。しかし、以前は Flash の再生ソフトの開発に利用することを認めていなかった。そのため、Gnash の開発メンバーは Adobe のライセンスに縛られないように、それを参照せず Adobe の開発ツールを利用せずに、ウェブ上に存在する Flash ファイルを集めて解析するというクリーンルーム方式での開発を行っていた[17]。しかし、2008年5月1日のライセンス変更で Open Screen Project が始まり、仕様書を参照しながら互換プレーヤーを作れるようになった[18]

[編集] 脚注

  1. ^ “Gnash メーリングリストの最初の投稿 "Welcome to the Gnash project!"” (英語). http://lists.gnu.org/archive/html/gnash/2005-12/msg00000.html 2008年5月13日閲覧。 
  2. ^ “最初のアルファリリースのメッセージ” (英語). http://www.gnu.org/software/gnash/release-0.7.1.txt 2008年5月13日閲覧。 
  3. ^ “三番目のアルファリリースのメッセージ” (英語). http://www.gnu.org/software/gnash/release-0.8.0.txt 2008年5月13日閲覧。 
  4. ^ “最初のベータリリースのメッセージ” (英語). http://www.gnu.org/software/gnash/release-0.8.2.txt 2008年5月13日閲覧。 
  5. ^ “Gnash 0.8.8 Released” (英語). Gnash Project. (年月1980日). http://www.gnashdev.org/?q=node/76 2010年8月25日閲覧。 
  6. ^ “What does Gnash stand for?” (英語). http://www.gnashdev.org/?q=node/25#name 2009年3月12日閲覧。 
  7. ^ “フリーソフトウェア財団の高優先フリーソフトウェアプロジェクトのリスト” (英語). http://www.fsf.org/campaigns/priority.html 2008年5月13日閲覧。 
  8. ^ “Gnash GPLv3” (英語). http://www.gnashdev.org/?q=node/37 2008年5月13日閲覧。 
  9. ^ a b “BuildMatrix” (英語). http://wiki.gnashdev.org/BuildMatrix 2008年5月13日閲覧。 
  10. ^ “用語集” (英語). http://www.gnu.org/software/gnash/manual/gnashuser.html#glossary 2008年5月13日閲覧。 
  11. ^ “ユーザ設定ファイル” (英語). http://www.gnu.org/software/gnash/manual/gnashuser.html#gnashrc 2008年5月13日閲覧。 
  12. ^ “Flash Player 必要システム構成”. http://www.adobe.com/jp/products/flashplayer/productinfo/systemreqs/ 2008年5月13日閲覧。 
  13. ^ “Adobe Labs - Downloads: Flash Player 10”. http://labs.adobe.com/downloads/flashplayer10.html 2009年3月8日閲覧。 
  14. ^ “Flash Player の 64 ビット版オペレーティングシステム対応状況”. http://www.adobe.com/jp/support/flashplayer/ts/documents/6b3af6c9.htm 2008年5月13日閲覧。 
  15. ^ “RISC OS To Get Flash, Word Support” (英語). http://osnews.com/story.php?news_id=16552 2008年5月13日閲覧。 
  16. ^ “Gnash for BeOS (Take 2).” (英語). http://joomla.iscomputeron.com/index.php?option=com_content&task=view&id=924 2008年5月13日閲覧。 
  17. ^ “How do Gnash developers work with the Adobe/Macromedia EULA?” (英語). http://www.gnashdev.org/?q=node/25#eula 2008年5月13日閲覧。 
  18. ^ “Adobe and Industry Leaders Establish Open Screen Project” (英語). http://www.adobe.com/aboutadobe/pressroom/pressreleases/200804/050108AdobeOSP.html 2009年9月10日閲覧。 

[編集] 関連項目

[編集] 外部リンク

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