高橋弥七郎

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高橋 弥七郎
(たかはし やしちろう)
ペンネーム 高橋 弥七郎(たかはし やしちろう)
誕生 1972年????[1]
日本の旗 日本大阪府
職業 小説家
言語 日本語
国籍 日本の旗 日本
ジャンル ファンタジーライトノベル
代表作灼眼のシャナ[2]
主な受賞歴 第8回電撃ゲーム小説大賞選考委員奨励賞(『エクスターミネーターA/B』)[2]
デビュー作 A/Bエクストリーム2002年
活動期間 2002年 -
所属 ストレートエッジ
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高橋 弥七郎(たかはし やしちろう、1972年昭和47年) - )は、日本小説家大阪府出身。ストレートエッジ所属。代表作は、『灼眼のシャナ』シリーズ。

略歴[編集]

メディアワークスによる第8回電撃ゲーム小説大賞に応募した『エクスターミネーターA/B』で選考委員奨励賞を受賞。2002年平成14年)4月に、『A/Bエクストリーム』に改題し、(電撃文庫)でデビューした。

2002年(平成14年)11月に刊行された『灼眼のシャナ』(電撃文庫)では「分かりやすいものを書こう」というコンセプトから「ボーイ・ミーツ・ガール」や「学園」といったわかりやすい要素が取り入れられ、女性キャラも多く設定された[3]。シリーズ累計発行部数は、2009年平成21年)11月現在750万部[4]を、2015年(平成27年)時点では累計1080万部[5]を記録した。

作品の「あとがき」には二つのテーマ(描写的には、内容的には)が毎回書かれている。

人物・エピソード[編集]

  • 『灼眼のシャナ』において、原作以外では、ラジオドラマの脚本、ゲームのテキスト改稿(PS2からDSに移植する際)、テレビアニメではシリーズ構成協力(『灼眼のシャナII』)などの仕事も行っている。
  • 漫画家荒川弘とはアマチュア時代からの友人。ガイドブック『灼眼のシャナノ全テ』に荒川のメッセージコラムが掲載されている。
  • 特撮ヒーロー番組が好きなことで知られており、作品には1996年(平成8年)に放送された『超光戦士シャンゼリオン』のネタが入っている[6]
  • 当時、高橋弥七郎の担当編集者であった電撃文庫の三木一馬によれば、高橋は綿密な裏設定を作るタイプの作家であるという[7]

作品リスト[編集]

小説[編集]

アニメ[編集]

ゲーム[編集]

脚注[編集]

  1. ^ アスキー・メディアワークス第8回 電撃ゲーム3大賞 入賞作品 選考委員奨励賞 「A/Bエクストリーム CASE-314[エンペラー」]
  2. ^ a b 『このライトノベルがすごい!2006』宝島社、2005年12月10日第1刷発行、116頁、ISBN 4-7966-5012-1
  3. ^ 電撃文庫編集部編 『灼眼のシャナノ全テ』メディアワークス
  4. ^ アスキー・メディアワークス『電撃文庫1億冊突破!!』のお知らせ
  5. ^ 灼眼のシャナ 封絶バトルより
  6. ^ 例としては、
    • 『A/Bエクストリーム』作中でゴシップが熱中する競馬の馬名(『シャンゼリオン』の主要キャラクター名より)
    • 『シャナ』Iの「変身道具と間違えて魚」(同10話「サバじゃねぇ!」より)
    • 『シャナ』のアニメ・ゲームなどに登場する「御崎市の町名」(同出演者の苗字より)

    灼眼のシャナ&A/B用語大辞典 シャンゼネタを参照
  7. ^ 三木一馬 (2010年11月22日). “あくまで自分の個人的な感想で恐縮ですが、作家さんもそ ...”. Twitter. 2010年11月27日閲覧。
    三木一馬 (2010年11月22日). “前者は、高橋さんの『シャナ』や川原さんの『SAO』な ...”. Twitter. 2010年11月27日閲覧。
  8. ^ 『ライザのアトリエ 〜常闇の女王と秘密の隠れ家〜』2023年夏 TVアニメ化決定!”. TVアニメ『ライザのアトリエ 〜常闇の女王と秘密の隠れ家〜』公式サイト (2023年3月19日). 2023年3月19日閲覧。

関連項目[編集]

参考文献[編集]

  • 電撃文庫編集部編 『灼眼のシャナノ全テ』メディアワークス、2005年12月、ISBN 4840232873