米子空港駅

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米子空港駅*
待合室完成後の駅舎(2010.6.12)
待合室完成後の駅舎(2010.6.12)
よなごくうこう - Yonago-airport
(べとべとさん駅)
大篠津町 (1.6km)
(0.5km) 中浜
所在地 鳥取県境港市佐斐神町744
所属事業者 西日本旅客鉄道(JR西日本)
所属路線 境線
キロ程 12.7km(米子起点)
電報略号 ヨク
ノツ(大篠津駅時代)
駅構造 地上駅
ホーム 1面1線
乗降人員
-統計年度-
4人/日
-2007年**-
開業年月日 1902年明治35年)11月1日
備考 無人駅(自動券売機あり)
* 2008年に大篠津駅から改称。
** 大篠津駅時代の記録[1]
駅舎反対側と歩道橋の様子
移転前の大篠津駅舎
建設中の米子空港駅 2008年4月18日撮影。手前側の線路は新線切り換え前の旧線
開業直後の駅全景(2008年10月19日)

米子空港駅(よなごくうこうえき)は鳥取県境港市佐斐神町にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)境線。妖怪の名前から取られた愛称は、べとべとさんである。

概要[編集]

2008年(平成20年)6月15日美保飛行場(米子空港)の拡張工事に伴い、大篠津駅(おおしのづえき)を800m境港側の新線上に移転し改称した。それにより所在地も米子市から境港市となった。

大篠津駅時代[編集]

境線の開通に伴って、弓ヶ浜のほぼ中央の大篠津にが設置されたのは、まさに画期的な出来事であった。後年の弓ヶ浜駅余子駅和田浜駅が設置されるまで、大篠津の村民はもとより、和田村・崎津村中浜村富益村さらに夜見村・彦名村・渡村の一部地域の人々の最寄り駅であった。

大篠津が“基地の町”になって行くのは、1943年昭和18年)海軍航空隊美保基地と予科練ができてからである。当時、県内外を問わず、多くの人は“美保”とは呼ばず、“大篠津の飛行場”と呼んで、全国的に有名になり、終戦まで続いた。これは大篠津駅が人的、物的に飛行場直近の玄関口であったからである。

駅構造[編集]

境港方面に向かって左側に単式ホーム1面1線を有する地上駅停留所)。米子駅管理の無人駅(日本国内の空港駅としては唯一)。駅の移転当初は空港ターミナルビルと仮設通路で結ばれていたが、その後の整備工事により、屋根付き歩道で結ばれた。40人程度が利用できる駅待合施設が整備されている。2011年平成23年)1月、自動券売機が設置された。

移転前の旧・大篠津駅(地図)は地上駅で2面2線の相対式ホームを持っていたが、2008年(平成20年)3月15日のダイヤ改正に伴い、列車は駅舎側の単式ホーム1面1線のみに発着するようになっていた。当駅での列車交換停止に伴い、交換設備は隣の中浜駅に整備された。

旧・大篠津駅は現在の米子空港駅同様に無人駅だったが、古い駅舎が最後まで残されていた。また、境線ではこの先交換可能駅がなく、特殊自動閉塞方式とスタフ閉塞方式の境界でもあった。

駅周辺[編集]

移転に伴い、米子空港の旅客ターミナルから徒歩5分の至近距離となった。途中で交通量の多い道路を横断する必要があるため、エレベータ付きの歩道橋を整備している。空港ターミナルまでの通路は屋根付き歩道により結ばれている。

移転直前の大篠津駅跡周辺に人家は存在しなかった。そのため、2005年度(平成17年度)の1日あたり利用者数は4人だったという。ただ美保基地で催される航空祭の時は、来場者の利用で賑わいを見せることもあった。

大篠津駅周辺や駅前通り沿いにはかつては商店や民家、キャバレーまであり、終戦直後はそれなりに賑わっていたと言う。しかし、昭和50年代に美保飛行場の滑走路付け替え工事などで駅以外の建物は集団移転し、荒地となった。旧:大篠津駅周辺はそれ故、防衛施設庁の管理地となっていた。

なお当駅の移転開業前は、隣の中浜駅が米子空港の最寄り駅(徒歩15分)であり、旧:大篠津駅から空港ターミナルまでは空港敷地を迂回するため、それよりも若干の時間を要した。

歴史[編集]

  • 1902年明治35年)11月1日 - 大篠津駅として開業。現在の境線に該当する区間の開業当初からの設置。
  • 1909年(明治42年)10月12日 - 線路名称制定。境線の所属となる。
  • 1987年昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により、西日本旅客鉄道の駅になる。
  • 2008年平成20年)
    • 3月15日 - 列車交換設備の使用を停止。その機能は隣の中浜駅へ移転する。
    • 6月15日 - 米子空港滑走路延長工事に伴う新線切り換えと同時に800m境港側(所在地は境港市)に移転し、米子空港駅に改称。
  • 2009年(平成21年)4月 - 待合室及び当駅と米子空港ターミナルビルを結ぶ屋根付き歩道が供用開始[2]

隣の駅[編集]

西日本旅客鉄道
境線
大篠津町駅(砂かけばばあ駅) - 米子空港駅(べとべとさん駅) - 中浜駅(牛鬼駅)

脚注[編集]

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  1. ^ 米子市交通バリアフリー基本構想 (PDF)”. 米子市. p. 7 (2009年2月). 2011年11月22日閲覧。
  2. ^ 歩道完成より近く 米子空港ビルとJR駅結ぶ”. 日本海新聞(アーカイブ) (2009年4月8日). 2011年11月22日閲覧。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]