「コウノトリの郷駅」の版間の差分

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|画像説明 = 改修後の駅舎(2010年2月撮影)
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2020年2月15日 (土) 08:53時点における版

コウノトリの郷駅
改修後の駅舎(2010年2月撮影)
こうのとりのさと
Kōnotori-no-sato
T24 久美浜 (8.6 km)
(3.0 km) 豊岡 T26
地図
所在地 兵庫県豊岡市日撫
北緯35度33分11.14秒 東経134度50分9.14秒 / 北緯35.5530944度 東経134.8358722度 / 35.5530944; 134.8358722
駅番号 T25
所属事業者 WILLER TRAINS(京都丹後鉄道)
所属路線 宮津線宮豊線)*
キロ程 80.6 km(西舞鶴起点)
電報略号 ミエ←ミヱ
駅構造 地上駅[1][2]
ホーム 1面1線[1][2]
乗車人員
-統計年度-
3人/日(降車客含まず)
-2017年-
開業年月日 1929年昭和4年)12月15日[2]
備考 無人駅[1][2]
* 1990年西日本旅客鉄道から移管[3]2015年に北近畿タンゴ鉄道から移管、但馬三江駅から改称[4]
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コウノトリの郷駅(こうのとりのさとえき)とは、兵庫県豊岡市日撫[2] に所在する、WILLER TRAINS(京都丹後鉄道)宮津線である。駅番号はT25。「宮豊線」の愛称区間に含まれている。

普通列車(ワンマンカー)のみ、停車する。

京都丹後鉄道のほとんどの駅が京都府内に所在する中で、当駅と豊岡駅の2駅のみが兵庫県に所在している。旧称は「但馬三江駅」(たじまみええき)で、但馬国域にある駅の中で唯一、駅名に「但馬」を冠した駅名であった。改称後も副駅名として使用されている。

歴史

改修前の駅舎(2009年6月)
京都丹後鉄道の駅名標(コウノトリの郷駅)
  • 1929年昭和4年)12月15日[2] - 峰豊線の豊岡駅 - 久美浜駅間開業により但馬三江駅として設置[3]
  • 1930年(昭和5年)3月 - 駅舎竣工[2]
  • 1932年(昭和7年)8月10日 - 舞鶴駅(現在の西舞鶴駅) - 豊岡駅間全通により峰豊線が宮津線の一部となり、当駅もその所属となる[3]
  • 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により、西日本旅客鉄道(JR西日本)の駅となる[3]
  • 1990年(平成2年)4月1日 - 北近畿タンゴ鉄道への宮津線移管により、同鉄道の駅となる[3]
  • 2009年(平成21年)
    • 5月10日 - 「コウノトリの郷駅」と、愛称が設定される[5]
    • 6月 - 豊岡市(KTR出資者)の補正予算に但馬三江駅駅舎の改修経費600万円が計上される[6]
  • 2010年(平成22年)
    • 2月6日 - 駅舎改修工事が竣工。「改築完成記念イベント」が開催される[7]
    • 3月 - トミーテック『鉄道むすめ~鉄道制服コレクション~vol.10』のキャラクターの1人が、当駅名を由来とした「但馬みえ」として発売される[2]。さらに、同年4月1日には、KTR販売版として特別バージョンが限定1000個でKTRの有人駅と車販限定で販売された[8]
    • 9月25日 - コウノトリの郷駅応援団が旧駅事務所にて「駅そば ぽっぽや」を開店[1][9]
  • 2011年(平成23年)4月 - 駅舎周辺に「旧円山川橋梁」記念モニュメント(橋脚モニュメントとレールモニュメント)が設置される[2][10]
  • 2015年(平成27年)4月1日 - WILLER TRAINSへの移管により、京都丹後鉄道宮豊線の駅となる[4]。同時に、駅名をコウノトリの郷駅に改称[4]
  • 2016年(平成28年)9月 - 「駅そば ぽっぽや」閉店。

駅構造

豊岡方面に向かって右側に単式ホーム1面1線を持つ地上駅[1][2]。かつては島式1面2線であったが、片側の線路が撤去されたため[2]分岐器絶対信号機のない停留所となった[1]

無人駅で宮津線で唯一開業時の駅舎が残る[2]。自動券売機は設置されていない[1]。老朽化のため待合室以外は使用出来ない状態であったが、2009年(平成21年)度に豊岡市の負担で駅舎の改修が行われた。駅舎はKTRの施設だが、豊岡市が借り入れ、地元地域のグループ「コウノトリの郷駅応援団」が管理している[1]

「コウノトリの郷駅応援団」は駅舎改修後、独自に旧事務所内装を改装し、2010年(平成22年)9月に旧駅事務所において「駅そば ぽっぽや」を開店させた[9](2016年9月、運営者のブログによると一身上の都合により閉店と掲載)。原則第2・第4土曜日・日曜日11:00~14:00の営業で売切れ次第終了。駅には冷房設備がないため夏季(7月・8月)は休業となっていた。

また、国鉄時代のトイレは老朽化のため撤去され、駅舎改修時新たに豊岡市が市の施設として別棟で新築された。

駅周辺

利用状況

1日平均の乗車人員は3人である(2017年度)[11]

近年の1日平均乗車人員は以下の通りである。

  • 3人(2003年度)
  • 3人(2004年度)
  • 3人(2005年度)
  • 6人(2006年度)
  • 2人(2007年度)
  • 5人(2008年度)
  • 5人(2009年度)
  • 6人(2010年度)
  • 3人(2011年度)
  • 3人(2012年度)
  • 2人(2013年度)
  • 1人(2014年度)
  • 2人(2015年度)
  • 2人(2016年度)
  • 3人(2017年度)

隣の駅

WILLER TRAINS(京都丹後鉄道)
宮豊線(宮津線)
快速」
通過
普通
久美浜駅 (T24) - コウノトリの郷駅 (T25) - 豊岡駅 (T26)

脚注

  1. ^ a b c d e f g h i j コウノトリの郷駅”. 京都丹後鉄道. 2015年4月1日閲覧。
  2. ^ a b c d e f g h i j k l 『兵庫の鉄道全駅 JR・三セク』神戸新聞総合出版センター、2011年12月15日、234頁。ISBN 9784343006028 
  3. ^ a b c d e 曽根悟(監修) 著、朝日新聞出版分冊百科編集部(編集) 編『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 公営鉄道・私鉄』 14号 神戸電鉄・能勢電鉄・北条鉄道・北近畿タンゴ鉄道、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2011年6月19日、27-28頁。 
  4. ^ a b c “KTR 経営主体変わり再生 但馬三江駅 「コウノトリの郷」に”. 神戸新聞(朝刊) (神戸新聞社): p. 24(但馬W). (2015年4月1日) 
  5. ^ 広報とよおか第99号 - 兵庫県豊岡市(平成21年5月25日発行)
  6. ^ 平成21年度豊岡市補正予算の概要について”. 豊岡市. 2015年4月1日閲覧。
  7. ^ KTR 但馬三江駅改築完成記念イベント”. 豊岡市. 2015年4月1日閲覧。
  8. ^ 読売新聞 2010年3月23日但馬版
  9. ^ a b 神戸新聞 2010年9月26日但馬版
  10. ^ 「旧円山川橋梁」記念モニュメントを設置しました”. 豊岡市. 2015年4月1日閲覧。
  11. ^ 平成30年版豊岡市統計書

関連項目

外部リンク