氷の華
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『氷の華』(こおりのはな)は、天野節子による日本の小説及び、本作を原作としたテレビドラマ。
作者の小説家デビュー作。2006年に自費出版され、2007年に単行本として幻冬舎から出版された。発売直前に出版社が倒産したが、その出版社の編集者に「世に出すべきじゃないか」と言われ、幻冬舎から出版された[1]。また著者は、2008年9月4日放送の徹子の部屋に出演した。Web漫画雑誌『スピカ』で、2008年10月号から東城和実によって漫画連載がされている。
目次 |
[編集] あらすじ
夫が出張中のある日、妻の恭子の元に、関口真弓と名乗る女から電話がかかってくる。その女は、隆之の愛人で、隆之の子を妊娠している、と高圧的な態度で恭子に明かす。不妊症だった恭子はその事実に愕然とする。子どももできない上に家事もろくにできない女に妻の資格はない、と罵られ、はらわたが煮えたぎる思いの恭子は、夫が出張中の今の内に、と関口真弓を毒殺する。
犯行は完璧だった。証拠も一切残さなかった。しかし、事件の報道をどんなに待っても、関口真弓が妊娠していたという事実はない。夫は彼女との関係を認めたが、しっくり来ないものがあった。自分は一体誰を殺したのか、あの電話の主とは別人だったのか。自分は嵌められたのではないかと疑心暗鬼になる恭子だが、捜査の手は確実に迫っていく。
[編集] 登場人物
[編集] 主要人物
- 瀬野 恭子(せの きょうこ)
- 専業主婦。小学校から大学まで女子校だった。昔のままの体型と美貌を保っている。中学生の時に、両親を航空事故で亡くして以来、叔父夫婦に育てられた。叔父は東陽事務機の常務だった。自宅は500坪の土地に立つ日本家屋で、旧家として雑誌に取り上げられるほど立派。スイミングやテニスなどのスクールに通っている。唯一する家事は、夫がビールを飲むグラスを冷やしておくこと。
- 瀬野 隆之(せの たかゆき)
- 恭子の夫。東陽事務機営業部長。長身のスポーツマンタイプで、人当たりも良い。36歳。妻が常務の姪ということもあり、出世が早かった。事件当日はシンガポールへ出張していた。
- 自称・関口 真弓(せきぐち まゆみ)
- 隆之の愛人と名乗った女。妊娠5カ月。恭子に離婚を迫る。甘ったるい喋り方で字も下手。
- 被害者・関口 真弓
- 33歳。事務メーカーの経理課OL。離婚歴がある。美人でもなく、おしゃれでもなく、無口で暗い性格のため、社内では孤立していた。
[編集] 警察関係者
- 戸田 克巳
- 警視庁捜査一課の警部補。ベテラン刑事。妻・頼子と2人の娘と暮らしている。
- 篠原 貞夫
- 検察官。戸田とは仕事を通して、10年来の付き合い。
- 大塚 宗雄
- 練馬西署の新鋭。
- 橋本
- 練馬西署の刑事課長。捜査の指揮を取る。
- 田辺
- 大塚の同僚。若手の刑事。
[編集] 東陽事務機
- 水野 真一
- 被害者の直属の上司。経理課長。40代半ば。
- 佐伯 玉緒
- 遺体の第一発見者。被害者の同僚。22歳。
- 上田 加奈子
- 東陽事務機社員。
- 田代 幸恵
- 東陽事務機社員。
- 中野(藤田) 久美子
- 被害者と割と仲が良かったらしい。2年前に寿退職している。
[編集] その他
- 佐久間 光男
- T自動車の営業マン。
- 高橋 康子
- 恭子の友人。長らくニューヨークに住んでいたが、帰国。現在は出版社に勤めている。恭子の自宅を取材する。
- 滝口 好美(たきぐち よしみ)
- 恭子の友人。舞台女優。
- 杉野 妙子
- 瀬野家の家政婦。
- 山本 奈津子
- 被害者の隣人。
- 田村 幸子
- 被害者の隣人。隆之が真弓の部屋に出入りするのを目撃。
- 吉岡 達郎
- 恭子の叔父。東陽事務機創立者の一人。1年前に亡くなっている。
- 浜口 ゆかり
- 恭子の友人。趣味で彫金をやっている。
- 勝本 美代
- 犯行日、恭子がワイン売り場でぶつかった老婦人。
- 島田 美津子
- 軽井沢にある恭子の別荘の管理人。
- 和歌子
- 恭子が隆之と婚約していた頃、彼のスーツのポケットから見つけた手紙の差出人。当時隆之と交際していたらしき女性。
- 名取 悦男
- 恭子の弁護士。恭子の父の弟子だった。
- 加賀 作次郎
- 町役場に勤めていたが、定年を迎え、現在はパチンコに勤しみながら、孫娘を溺愛する日々を送る。長男家族と暮らしており、嫁も職に就いているので、家事や孫の面倒をまめにこなす。70歳過ぎ。物語冒頭でひき逃げに遭い死亡。
[編集] テレビドラマ
| 氷の華 | |
|---|---|
| ジャンル | テレビドラマ |
| 放送時間 | 21:00 - |
| 放送期間 | 2008年9月6日、7日(2回) |
| 放送国 | |
| 制作局 | テレビ朝日 |
| 監督 | 和泉聖治 |
| 原作 | 天野節子『氷の華』 |
| 脚本 | 佐伯俊道 |
| プロデューサー | 藤本一彦 井口喜一 |
| 出演者 | 米倉涼子 高岡早紀 葉月里緒菜ほか |
| ドラマ | |
|---|---|
| 一覧項目 | |
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| カテゴリ | |
| テレビドラマ ラジオドラマ |
|
テレビ朝日開局50周年ドラマとして、2008年9月6日・7日に放送された。第一夜 (16.8%)、第二夜 (18.0%)。
恭子の幼少時の出来事、またピアニストという職業が加えられ、隆之らの勤め先が事務機メーカーから病院へと変わっている。最後は松本清張の『砂の器』を彷彿とさせるラストで幕を閉じる。
[編集] キャスト
- 瀬野恭子 - 米倉涼子:ピアニスト・瀬野病院理事長
- 高橋康子 - 高岡早紀
- 浜村ゆかり - 葉月里緒菜:恭子の大学時代の後輩。恭子を「お姉さま」と呼び慕っている。
- 滝沢加世 - 鈴木杏樹:大学時代、隆之のことが好きだった
- 瀬野隆之 - 堺雅人:吉岡病院外科部長→瀬野病院長
- 関口真弓 - 中島ひろ子:看護師
- 吉岡達郎 - 中原丈雄:吉岡病院長、ひき逃げに遭い死亡
- 橋本警視 - 名高達男:警視庁捜査一課班長
- 戸田紫織 - 南野陽子:戸田の妻、妊娠中
- 篠原悦子 - 前田美波里:瀬野病院看護部長
- 勝本さち - 大森暁美:恭子がワイン店でぶつかったご婦人
- 大塚美晴 - ともさかりえ:本郷西署刑事課警部補。戸田警部と共に捜査にあたる。
- 名取悦男 - 渡哲也(特別出演):達郎の親友で弁護士
- 戸田克巳 - 舘ひろし:警視庁捜査一課警部
[編集] スタッフ
[編集] 遅れネット局
[編集] 脚注
- ^ テレビ朝日・テレビドラマ公式サイト「出演者&原作者インタビュー」より(外部リンク参照)
[編集] 外部リンク
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