柿澤貴裕

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柿澤 貴裕
東北楽天ゴールデンイーグルス #051
基本情報
国籍 日本の旗 日本
出身地 東京都葛飾区
生年月日 1994年7月30日(20歳)
身長
体重
179 cm
80 kg
選手情報
投球・打席 右投左打
ポジション 外野手
プロ入り 2012年 ドラフト6位
年俸 600万円(2014年)
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

柿澤 貴裕(かきざわ たかひろ、1994年7月30日 - )は、東北楽天ゴールデンイーグルスに所属する東京都葛飾区出身[1]プロ野球選手外野手)。

神村学園高等部時代までは投手だったが、2013年の楽天入団後に外野手へ転向。内野手として公式戦に出場することもある。

経歴[編集]

プロ入り前[編集]

小学校からの卒業後に、母親の実家がある鹿児島県へ転居したうえで、神村学園の中等部に入学。同校高等部への進学後は、2年生の夏に第93回全国高等学校野球選手権大会、3年生で春の第84回選抜高等学校野球大会および夏の第94回全国高等学校野球選手権大会に出場した。3年生の夏には4番打者兼エースとしてチームを引っ張ったが、全国大会の3回戦で北條史也田村龍弘を擁する光星学院に敗れた。甲子園の全国大会の通算成績は、投手として18回1/3、防御率2.95、12奪三振を記録。野手として、8打数3安打、1打点という成績を残した。

2012年のドラフト会議東北楽天ゴールデンイーグルスから6巡目で指名。2012年11月10日に契約金2500万円、年俸600万円(いずれも推定金額)で仮契約を結んだ[2]。神村学園出身のプロ野球選手は野上亮磨西武)に続き2人目、神村学園から直接プロ入りするのは柿澤が初めてである[3]背番号は「51」で、入団を機に外野手として登録された[1]

プロ入り後[編集]

2013年は二軍生活に終始。イースタン・リーグでは、公式戦27試合の出場で、打率.167(42打数7安打)、1本塁打、6打点という成績を残した。また、23試合で外野を守ったほか、1試合だけ遊撃手として出場している。

2014年には、内野手としてのプレーも視野に入れながら、春季二軍キャンプに参加。2月16日の全体練習後に、二軍監督の大久保博元から守備練習の一環で個別にノックを受けていたところ、突然意識を失って昏倒した。柿澤本人は、トレーナーから心肺蘇生術として胸骨圧迫マッサージを3度受けた末に意識を回復。その直後に病院で「脱水症状による意識喪失発作」と診断されたため、入院と再検査を経て、18日からキャンプに復帰した。しかし球団は、水分を取れる練習環境にありながら、脱水症状で意識を失ったという事実を重視。柿澤、大久保および二軍のコーチ陣・トレーナー陣を厳重注意に処した[4]。上記の事件の影響からか公式戦では1試合の出場に留まり、シーズン終盤の練習試合では投手として出場する等、起用法が安定しなかった。

シーズン終了後に球団から戦力外通告を受け、育成選手として新たに契約した[5]

選手としての特徴・人物[編集]

高校3年生の時に4番打者として、公式戦通算で23本の本塁打を放った[6]。スカウトから「広角に強い打球を飛ばせる」と評価されたこともあって、プロでは野手に専念している[1]

投手としては、地面にボールを叩き付けるようなサイドスローのフォームが特徴。高校時代には、最速148km/hのストレート[7]に、スライダーシンカーなどの変化球を織り交ぜながら、エースとしてチームを引っ張った。また、楽天に同期で入団した同じ九州出身の森雄大(1位)・大塚尚仁(3位)と高校時代に対戦していたことから、ドラフト指名の直後には「(ドラフトで)彼らより評価が下なのは悔しい」とライバル意識をむき出しにしていた[1]

2012年の第84回選抜高等学校野球大会では、前年発生の東日本大震災で甚大な被害を受けた宮城県石巻工業高等学校と1回戦で対戦した。チームは勝利したものの、柿澤は震災にも負けずにプレーする同校の選手に感動。石巻工と同じ宮城県に本拠を置く楽天へ入団してからは、初任給50万円を全額同校に寄付した[8]

詳細情報[編集]

背番号[編集]

  • 51 (2013年 - 2014年)
  • 051 (2015年 - )

脚注[編集]

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  1. ^ a b c d “ドラフト6位・柿沢、契約一番乗り”. スポーツ報知. (2012年11月11日). http://hochi.yomiuri.co.jp/baseball/npb/news/20121111-OHT1T00096.htm 2012年11月16日閲覧。 
  2. ^ “楽天、D6柿沢と入団合意”. SANSPO.COM. (2012年11月10日). http://www.sanspo.com/baseball/news/20121110/gol12111018220000-n1.html 2012年11月10日閲覧。 
  3. ^ 「1年目からやる」柿澤貴裕(神村学園)・東北楽天ゴールデンイーグルス6位指名”. 高校野球ドットコム (2012年10月26日). 2012年11月10日閲覧。
  4. ^ 柿澤貴裕選手の報道に関して東北楽天ゴールデンイーグルス公式サイト、2014年2月28日閲覧。
  5. ^ 来季の育成選手契約に関して 東北楽天ゴールデンイーグルスオフィシャルサイト 2014年12月5日閲覧。
  6. ^ “柿沢(神村学園)プロ志望届 九州学院・大塚と溝脇も”. 西スポ (西日本新聞社). (2012年9月27日). http://www.nishinippon.co.jp/nsp/item/326197 2012年11月10日閲覧。 
  7. ^ 「厳選プレイヤーズカタログ」、『週刊ベースボール』2012年5月21日号、ベースボール・マガジン社、 86-87頁、 雑誌20443-5/21。
  8. ^ “楽天柿沢、初任給全額を石巻工に寄付”. nikkansports.com. (2013年1月23日). http://www.nikkansports.com/baseball/news/p-bb-tp0-20130123-1075385.html 2013年1月23日閲覧。 

関連項目[編集]