恒山

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座標: 北緯38度35分 東経112度54分 / 北緯38.583度 東経112.900度 / 38.583; 112.900

恒山の断崖に築かれている懸空寺


恒山(こうざん)は、道教五岳の一つ、北岳。中国山西省大同市にあり、北を司るとされる。最高標高は2,016m。中国本土では五指に入る最高峰である。八仙のひとり張果老が住まうとされている。

歴史と寺院[編集]

五岳の他の山々と同じく周時代から道教の聖地とされていたことが記録に残るが、他の四山ほど重要視されず、主要な巡礼地となることもなかったようである[1]漢時代には現在の北岳廟の前身となる寺院が山腹に建設されたが、がこの地を支配するようになると、宋朝の皇帝は恒山から南へおよそ150キロメートル離れた曲陽県に北岳を祀る廟を別に建設した[1]

今日、恒山にある最も有名な寺院は道教寺院ではなく、仏教寺院の懸空寺である[1]。懸空寺は恒山のふもとに近い絶壁に築かれた木造寺院である。創建は491年であるが、明時代 (1368年 - 1644年) および 清時代 (1644年 - 1911年) に大規模な修復が行われている。また、1900年には解体修理も実施された。40の木造堂宇が数々の柱や梁、廊などで巧みに繋がれている。

脚注[編集]

  1. ^ a b c Goosseart (2008), p. 481.
五岳
北岳恒山
西岳華山 中岳嵩山 東岳泰山
南岳衡山

参考文献[編集]

  • Goossaert, Vincent. "Hengshan." in Fabrizio Pregadio, ed., The Encyclopedia of Taoism (London: Routledge, 2008), 481-482.