孝経

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孝経(こうきょう)は、中国の経書のひとつ。曽子の門人が孔子の言動をしるしたという。十三経のひとつ。

孝の大体を述べ、つぎに天子、諸侯、郷大夫、士、庶人の孝を細説し、そして孝道の用を説く。

古文と今文[編集]

始皇帝焚書にあったが、の初めに顔貫、顔貞父子によって世に出たものを、漢代通用の隷書体であったことから「今文孝経」といい、全18章。

武帝の末魯共王が孔子の書院の壁から得たと称される、漆書蝌蚪の古文字によるものを「古文孝経」といい、これは「今文」の18章のほかに閏門章があり、「今文」の庶人章を2章に分け、聖治章を3章に分け、全22章。古文孝経は代に散佚し、代に再発見されたが、隋代のものは偽書の疑いが高いとされる。

玄宗が、今文派と古文派の両派から討論させたが決着がつかず、玄宗みずから注釈し(御注孝経・開元始注本)両派の争いを収めようとした。邢昺の疏がある。

日本語訳[編集]

近年刊行では、加地伸行訳注・解説『孝経』(講談社学術文庫 ISBN 4061598244)が読み易い。

また、岩波文庫武内義雄・坂本良太郎訳注の『孝経・曾子』(ISBN 4003321111)がある。

外部リンク[編集]