人間椅子 (江戸川乱歩)

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人間椅子』(にんげんいす)は、江戸川乱歩の著した短編小説である。『苦楽1925年(大正14年)9月号に掲載された。

登場人物[編集]

佳子(よしこ)
女性作家。ある日、「私」から手紙が届く。
「私」
容貌の醜い椅子職人。佳子に罪悪を手紙で告白する。

あらすじ[編集]

外交官を夫に持つ閨秀作家(女性作家のこと)の佳子は、毎朝夫の登庁を見送った後、書斎に籠もり、ファンレターに目を通してから創作にとりかかることが日課だった。ある日、「私」から1通の手紙が届く。それは「私」の犯した罪悪の告白だった。

椅子専門の家具職人である「私」は、容貌が醜いため周囲の人間から蔑まされ、貧しいためにその悔しさを紛らわす術も持たなかった。しかし、私は職人としての腕はそれなりに評価されており、度々凝った椅子の注文が舞い込んだ。

ある日、外国人専門のホテルに納品される椅子を製作していた私は出来心から、椅子の中に人間が一人入り込める空洞を作り、水と食料と共にその中に入り込んだ。自分が椅子の中に入り込んだ時に、その椅子はホテルに納品されてしまう。それ以来、私は昼は椅子の中にこもり、夜になると椅子から這い出て、盗みを働くようになった。盗みで一財産出来たころ、私は外国人の少女が自分の上に座る感触を革ごしに感じることに喜びを感じた。それ以来、私は女性の感触を革ごしに感じることに夢中になった。やがて、私は言葉がわからない外国人ではなく日本人の女性の感触を感じたいと願うようになった。

私がそんな願いを持つようになったころ、ホテルの持ち主が変わり、私が潜んでいた椅子は古道具屋に売られてしまう。古道具屋で私の椅子を買い求めていたのは日本人の官吏だった。私は念願の日本人の女性の感触を得られると胸を躍らせるが…。

収録[編集]

映画[編集]

1997年版[編集]

人間椅子
監督 水谷俊之
脚本 水谷俊之
製作 須崎一夫
下田淳行
出演者 清水美砂
國村隼
山路和弘
光浦靖子
温水洋一
大鷹明良
音楽 澄淳子
撮影 長田勇市
編集 菊池純一
製作会社 ケイエスエス
配給 ケイエスエス
公開 日本の旗 1997年4月19日
上映時間 86分
製作国 日本の旗 日本
言語 日本語
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1997年4月19日に公開。製作・配給はケイエスエス

スタッフ[編集]

キャスト[編集]


2007年版[編集]

人間椅子
監督 佐藤圭作
脚本 佐藤圭作
武井彩
製作 松下順一
武内健
出演者 宮地真緒
小沢真珠
石川謙
板尾創路
音楽 柳田しゆ
撮影 大河勇
編集 清水正彦
配給 アートポート
公開 日本の旗 2007年6月30日
上映時間 76分
製作国 日本の旗 日本
言語 日本語
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2007年6月30日に公開。PG-12指定。

スタッフ[編集]

  • 監督:佐藤圭作
  • 製作:松下順一
  • プロデューサー:武内健
  • 脚本:佐藤圭作、武井彩

キャスト[編集]


テレビドラマ[編集]

漫画[編集]

外部リンク[編集]