人間椅子 (バンド)
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| 人間椅子 | |
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| 基本情報 | |
| 出身地 | |
| ジャンル | ハードロック ヘヴィメタル ドゥームメタル ストーナーロック プログレッシブ・ロック |
| 活動期間 | 1987年 - |
| レーベル | 徳間ジャパンコミュニケーションズ |
| 影響 | ブラック・サバス レッド・ツェッペリン 江戸川乱歩など |
| 公式サイト | 人間椅子公式頁 |
| メンバー | |
| 和嶋慎治 (ギター、ボーカル) 鈴木研一 (ベース、ボーカル) ナカジマノブ (ドラムス、ボーカル) |
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| 旧メンバー | |
| 上館徳芳 (ドラムス) 後藤マスヒロ (ドラムス) 土屋巌 (ドラムス) |
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人間椅子(にんげんいす)は、1987年に結成された三人構成のロックバンド(ハードロック/ヘヴィメタルバンド)である。
目次 |
[編集] 来歴
中学生の頃から交流があり、同じ高校(青森県立弘前高等学校)の同級生になったことで、より親交を強めた和嶋慎治と鈴木研一が1987年に結成したバンド「死ね死ね団」がそもそもの始まり。
高校卒業後二人は別々の大学へと進学したが(和嶋慎治は駒澤大学仏教学部、鈴木研一は上智大学外国語学部ロシア語学科に進学)親交が途絶えることはなかった。
大学卒業が間近となっても就職先が見つかっていなかった和嶋がレコード店でブルースのレコードを物色していると、就職活動帰りの鈴木と偶然出くわし、彼から「和嶋ァ、わ、やっぱり就職やめで、バンドやるごとにしたじゃあ」と言われ、本格的な音楽活動に誘われたという。(ちなみにこのとき鈴木は就職が内定していたにもかかわらず、それを蹴った)
彼らが世間で認知されるようになったのは1989年、TBS系列で放送されていた深夜番組「平成名物TV いかす!!バンド天国」へに出演である。鈴木がねずみ男風の奇抜な衣装で出場、印象的な格好であったため色物バンドと思われたが、それとは裏腹に非常に卓越した演奏技術を見せつけ、審査員たちから“青ランプ連発”で絶賛された(この番組では、審査員たちは出場したバンドに対し、手元にある赤ランプを点灯することで演奏を中断させることができ、また逆に青ランプを点灯して演奏を続行させることもできた。青ランプ点灯という評価を受けたバンドは数少ない)。
なおこのとき審査員たちが彼らの音楽に対して「文芸ロック」という呼び名をつけたため、以後高評価を受けたバンドに審査員から「○○ロック」と肩書きを与えることが慣例となってしまった。これは審査員側、バンド側の双方にとって大変迷惑なことであったという。
[編集] 特徴
人間椅子の音楽には、ハードロック・ヘヴィメタルを基調としながらも津軽三味線由来の旋律を絡めたドゥーミーなサウンド、それにのせた津軽弁の歌詞や歌い方といった独特の特徴がある。このような彼らの音楽には多くのバンドや文学、あるいは郷土の影響が窺える。
サウンド面では、一音半下げのチューニングや、緻密でヘヴィでドゥーミーなリフなど、和嶋・鈴木両人が熱心なファンだというブラック・サバスを髣髴とさせる。 ハードロックでは、ライブでも度々演奏されているレッド・ツェッペリンや楽曲「Breadfan」を「針の山」としてカバーした(歌詞は和嶋が新たに作成)バッジー、それ以外にも、プログレッシブロック(本人たちはそう呼ばれることを嫌い新しいメタル―ヌーヴォ・メタル―と自称している)の重鎮キング・クリムゾンのような楽曲構成、そのリーダーであるロバート・フリップ独特のスケール(和嶋自身、影響を受けたと公言)、ザ・ビートルズ等。
歌詞の津軽弁も無闇やたらと使われているわけではなく、曲全体が引き立つよう効果的に用いられている。
作詞・作曲は主に和嶋と鈴木の二人が中心で、ヴォーカルは基本的に作曲者が取るようになっている。よく和嶋と鈴木の合作も行なわれ、その場合には鈴木が歌うことが多かったが、最近のインタビューによると、そのようなこだわりは特になくなって来たといい、和嶋が作詞・作曲した楽曲「孤立無援の思想」を和嶋ではなくドラム担当のナカジマノブが歌っている。
和嶋の詞はほとんどが文学に傾倒したもので、特に日本文学への造詣が深く、谷崎潤一郎や芥川龍之介、横溝正史、果ては哲学者として著名な高橋和巳など多岐に渡って取り上げているが、とりわけ江戸川乱歩に対する敬意には並々ならぬものがあり、人間椅子の多くの作品は乱歩作品を題材としている。文学の他には宗教、主に彼が大学で学んだ仏教の用語もよく用いられており、難解な言葉も多い。
一方、鈴木の詞は和嶋に比べればわかりやすいが、妖怪、悪霊、悪魔などといった不気味なモチーフや淫靡な言葉なども加わった独特な言い回しになっている。 鈴木の趣味であるギャンブル、特に「一日一度は台に座らないと気がすまない」と公言するパチンコを題材にしたものも多い。
ドラム担当者については、土屋巌はアルバム「踊る一寸法師」収録の「三十歳」で歌詞の一部を、後藤マスヒロはアルバム「二十世紀葬送曲」収録の「不眠症ブルース」の歌詞を書いている。第一期ドラムの上館徳芳が作詞した曲はなく、今のところナカジマノブ(2008年現在)が作詞した曲もない。
[編集] 名前の由来
バンド名「人間椅子」は、江戸川乱歩の同名短編小説に由来する。 大学卒業後、東京で「死ね死ね団」(特撮番組レインボーマンの敵組織名に由来)として音楽活動をしていたが、同名のバンド(「大日本帝国初代新所沢愚連隊死ね死ね団」)がいることを知り、「人間椅子」と改めた。
その時、同じく江戸川乱歩の小説「ペテン師と空気男」がバンド名の候補として挙がったが、結局選ばれず、後にベストアルバムの題名となっている。
2007年7月、人間椅子と死ね死ね団は新宿ロフトでの「猟奇大作戦~赤い夕陽が校舎を染めて、お前の額に釘を打つ」にて初の共演を果たした。
[編集] メンバー
[編集] 現在のメンバー
- 和嶋慎治(わじま しんじ)(ギター)
- 鈴木研一(すずき けんいち)(ベース)
- ナカジマノブ (なかじま のぶ)(ドラムス)
1966年9月20日生、東京都杉並区出身。 本名中島慶信(なかじま よしのぶ)、2代目イカ天キングGENの元メンバー。
- ※三者ともボーカルを兼任。和嶋は詩世界にも繋がるニューロティックで朴訥な詠唱型、鈴木は粘着質でおどろおどろしい読経のようなコブシ型、ナカジマは「他の二人にはない」(和嶋談)滑舌の良さを活かした明朗でストレートな歌唱と、スタイルは三者ともに対照的である。
[編集] ドラマーの変遷
- 上館徳芳
- 第一期ドラムス(1987年 - 1992年)
- 後藤マスヒロ
- 第二期・第四期ドラムス(1993年 - 1995年・1996年 - 2003年)
- The ピーズ脱退後、サポートとして参加。その後はメンバーとしての正式参加。
- 土屋巌
- 第三期ドラムス(1995年 - 1996年)
- ナカジマノブ
- 第五期ドラムス(2004年 - 現在)
[編集] ディスコグラフィー
[編集] アルバム
- 1989年 人間椅子(※1)
- 1990年 人間失格(※2)
- 1991年 桜の森の満開の下(※2)
- 1992年 黄金の夜明け
- 1993年 羅生門
- 1994年 ペテン師と空気男~人間椅子傑作選~ (ベスト盤)
- 1995年 踊る一寸法師 (※1)
- 1996年 無限の住人 (※1)
- 1998年 頽廃芸術展
- 1999年 二十世紀葬送曲
- 2000年 怪人二十面相
- 2001年 見知らぬ世界
- 2002年 押絵と旅する男~人間椅子傑作選 第2集~ (ベスト盤)
- 2003年 修羅囃子
- 2004年 三悪道中膝栗毛
- 2006年 瘋痴狂
- 2007年 真夏の夜の夢
- 2009年 人間椅子傑作選
- ※1 「人間椅子」はBANDSTOCK RECORD、「踊る一寸法師」はフライハイト、「無限の住人」はポニーキャニオンより発売。
- ※2 CD版以外にカセットテープ版がある。
[編集] シングル
- 夜叉ヶ池 (C/W 人面瘡)
- 幸福のねじ (C/W 平成朝ぼらけ)
- もっと光を! (C/W なまけ者の人生<シングルバージョン>、大予言、もっと光を!<カラオケ>)
- 刀と鞘 (C/W 桜下音頭、桜下音頭<カラオケ>)
- この他に、アルバム「人間失格」の販売にあたり製作されたプロモーションシングル(カセット)がある(非売品)。
[編集] 映像
- 遺言状放送
- 怪人二十面相
- 見知らぬ世界
最初は全てVHS版で発売された。
- 「遺言状放送」は無変更でDVD再発。
- 「見知らぬ世界」にはビデオ以後に発売された楽曲「東洋の魔女」と「洗礼」のPVを新たに収録して再発。
- 「怪人二十面相」は再発されておらず。
[編集] 書籍
- バンド・スコア 人間失格
- 現在では廃盤
[編集] TV番組
- 人間椅子倶楽部(1995年7月~1999年4月:毎週日曜24:30~25:00)
- 地元青森ローカルで放送されていたテレビ番組。弘前のライブハウス「亀ハウス」にて収録されていた。前半はメンバーのフリートーク(視聴者からの葉書が読まれることもあった)、後半はスタジオでの演奏、という構成だった。
[編集] 関連項目
- 徳間ジャパンコミュニケーションズ ・所属レーベル。
- 江戸川乱歩 ・バンド名のみならず、人間椅子の作風にも影響を与えた作家。
- ブラック・サバス ・鈴木・和嶋両人が大のファンである。
- キング・クリムゾン ・和嶋がロバートフリップのスケール等に影響を受けたと公言。
- いかすバンド天国 ・人間椅子はこの番組からデビューした。
- 青森朝日放送 ・「人間椅子倶楽部」はこの局で放送されていた。
- ALI PROJECT ・アルバム「DALI」などに和嶋がギターで参加。
- ダミアン浜田 ・アルバム「照魔鏡」に鈴木がベースで参加。
- 池田貴族 ・アルバム「MiYOU」などに参加。
- 筋肉少女帯 ・人間椅子と親交の深いバンド、大槻・内田両名が人間椅子のライブに参加したことも。
- 特撮 ・上記と同じ。
- みうらじゅん ・「とんまつりJAPAN」で人間椅子が演奏を担当。
- 大越孝太郎 ・人間椅子と親交が深い漫画家、稀に大越のマンガに人間椅子が登場する。
- ドミンゴス ・かつてナカジマノブがドラムを担当していた。
- 頭脳警察 ・かつて後藤マスヒロがドラムを担当していた。
- GERARD ・上記と同じ。
- グレコ ・鈴木・和嶋両人はグレコ製の楽器を使用している。
- オーディオテクニカ ・サポートアーティストに後藤マスヒロが。
- 鬼作 ・18禁アドベンチャーゲーム、EDに楽曲「芋虫」が使用された。
- 陰陽座 ・ベースボーカルの瞬火が人間椅子に影響を受けたことを明言。

