ロードアイランド・スクール・オブ・デザイン

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The Design Center, RISD, Providence RI.jpg

ロードアイランドスクールオブデザイン/ロードアイランド造形大学(Rhode Island School of Design、略称:RISD/発音:リズディーアメリカ合衆国ロードアイランド州プロビデンスに立地するアメリカきっての名門美術大学。世界的に知られ、全米の美術学校の中でクーパー・ユニオン (Cooper Union 1859年創立)、シカゴ美術館附属美術大学 (The School of the Art Institute of Chicago 1866年創立)に次ぐ歴史を誇る。

歴史[編集]

1877年創立。19世紀末に向けてのアメリカ合衆国での万国博覧会ブームは、美術学校、美術館設立の機運を大きく高めたが、シカゴ美術館ボストン美術館などと同様、その流れのなかで設立されている。いずれの機関も美術館と美術学校の一体的な設立・運営を特徴とする(20世紀に入ると学校認可のハードルが次第に高くなるため、この方式は難しくなる)。RISDの創立にさいしては、バニスター(Edward Bannister)やウィテカー(George Whitaker)などのプロビデンス在住の画家・愛好家から人的・物的な支援を多く受けている。とくにプロビデンス・アート・クラブ(1880年設立のアメリカ合衆国で「2番目に古い美術サークル」とされている)とは、互いの草創期の歴史を多く共有している。創立時はテクスタイルの学校として始まり、女生徒が創立時よりその発展を担っていた。20世紀に入り、ホーマー(Eleazer Bartlett Homer)学長のもと規模を拡大し、今日の隆盛の基礎が出来あがる。 学生数は約2,300人。隣接するアイビーリーグの一つブラウン大学とは姉妹校であり、クラブやイベントを通しての交流も深い。追加授業料なしでお互い受講できるクラスも多い。19種類の専攻分野がある。

キャンパス[編集]

RISDのキャンパス地図は塀の中ではなく、学校の建物と街とが調和するユニークなキャンパスである。この『キャンパス』内には寮、食堂、教室、購買部等以外にも、美術館図書館や自然のオブジェや生き物を描写できるNature LABがある。

特徴[編集]

アメリカ合衆国の美術大学の中では受験倍率がもっとも高い大学の一つであり「美大のハーバード」と呼ばれる。 4年制学部(BFA:Bachelor of Fine Arts)は絵画・版画(プリントメーキング)・写真・イラストレーション・映像及びアニメーション・彫刻・[ガラス]・陶芸・金工(ジュエリー)・ファニチャー・服飾・テクスタイル(織物及びプリント等)・建築(5年制-professional degree-BARCH)・インテリア・インダストリアルデザイン・グラフィックデザインと多様である。学院(MFA,MARCH,MLA,MID)は服飾を除く学部の分類と同様の課目があり、これに加えランドスケープアーキテクチュアデジタルメディア、そして美術教職がある。多くの課目はファインアート、デザイン、工芸・民芸(アーツ アンド クラフト)の交差が見られる。大学院は、U.S. News & World ReportなどのMFAランキングで、シカゴ美術館附属美術大学イェール大学などと例年一位を競い合っている。美術専門の大学でありながら、一般教養科目にも力を入れているのも草創期からの伝統である。また、大学の美術館はボストン美術館同様に厖大な日本美術の逸品コレクションを誇り、歌川国芳浮世絵等も多数有している(19世紀末にロードアイランド州ニューポートマサチューセッツ州ボストンニューイングランド地方の大富豪たちが競って浮世絵や日本画を蒐集し、子孫が寄付したため)。

主な出身者[編集]

外部リンク[編集]