ヘッキー・ブドラー

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ヘッキー・ブドラー
基本情報
本名 ヘクター・ブドラー
通称 The Hexecutioner(死刑執行人)
階級 ミニマム級
国籍 南アフリカ共和国の旗 南アフリカ共和国
誕生日 1988年5月18日(26歳)
出身地 ヨハネスブルグ
スタイル オーソドックス
プロボクシング戦績
総試合数 27
勝ち 26
KO勝ち 9
敗け 1
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ヘッキー・ブドラーHekkie Budler、男性、1988年5月18日 - )は、南アフリカ共和国プロボクサーヨハネスブルグ出身。現WBA世界ミニマム級王者並びにIBO世界ミニマム級王者。元IBO世界ライトフライ級王者。IBO2階級制覇王者。技巧派でスピードを生かした打たせないトリッキーな変則型ボクシングが特徴。日本語の記事では「ヘッキー・バドラー」や「エッキー・バドラー」と表記されることもある。

来歴[編集]

2007年1月5日、プロデビュー戦をケンプトンパークのエンペラーズ・パレスで行い初回TKO勝ちでデビュー戦を白星で飾った。なおブドラーはデビュー当時のウェイトはライトフライ級だった。

2009年4月2日、チャリティ・ムコンデレリIBO全アフリカライトフライ級王座決定戦を行い、12回判定勝ちを収め王座獲得に成功した。

2009年9月29日、ドクター・ニトセレと対戦し12回3-0(119-110、117-114、117-112)判定勝ちを収めIBO全アフリカ王座の初防衛に成功した。

2009年10月31日、前回の試合から1か月の強行軍でモトスワキ・ムセレセレと対戦し初回2分23秒KO勝ちを収め2度目の防衛に成功した。

2010年2月27日、空位のIBO世界ライトフライ級王座決定戦を世界挑戦を3度経験しているファニト・ルビリアルと対戦。試合は互角のまま判定になり2-0(117-113、115-113、114-114)の判定勝ちを収め王座獲得に成功と同時にIBFでの世界ランカー入りを果たした。

2010年6月19日、ファニト・ルビリアルとダイレクトリマッチを行い前回同様苦戦を強いられたブトラーだったが、6回相手のローブローでの減点が追い風になりブトラーがやや有利のまま判定になり2-1(116-111、115-113、113-114)の僅差判定勝ちを収め初防衛に成功した。

2010年8月14日、自身初の海外試合がアメリカデビュー戦。エヴァリスト・プリメロと対戦し2-1(96-94、98-92、93-97)の僅差判定勝ちを収め苦しみながらもアメリカデビューを果た。

2011年1月27日、元IBO世界ミニマム級王者ギデオン・ブゼレジと対戦。スピードを生かしてチャンスを狙うブトラーに対し、ブゼレジは豊富な手数で対抗。ブゼレジがやや押し切って終了。そのまま判定になり1-2(117-113、113-115、114-118)の判定負けを喫しプロ初黒星で2度目の防衛に失敗し王座から陥落した。

2011年9月24日、OPBF東洋太平洋ミニマム級王者ミッチェル・ランデロとIBO世界ミニマム級王座決定戦で対戦し、相手にほとんど何もさせず3-0(2者が119-109、118-110)の大差判定勝ち。IBO世界ミニマム級王座の獲得に成功、IBO2階級制覇を達成した。

2012年9月22日、元IBF世界ミニマム級王者フローレンテ・コンデスと対戦した。試合はブドラーがコンデスをスピードで翻弄し追ってくるコンデスにショートのカウンターでパンチを当てポイントを連取。終盤にはコンデスに猛反撃で追い上げられるも、3-0(116-112、118-110、115-113)の判定勝ちを収め初防衛に成功とIBFランキングを5位に上げた他すべてのランキングで上位入りを果たした。

2013年2月16日、世界挑戦経験者でWBC世界ライトフライ級ユース王者ルナン・トロンゴと対戦。3-0(118-110、2者が117-111)の判定勝ちを収め2度目の防衛に成功した。

2013年6月15日、元IBF世界ミニマム級王者でIBF世界同級8位ヌコシナチ・ジョイと対戦。ミニマム級2冠を狙っていたジョイとIBF世界同級4位のブドラーの同国人同士のサバイバル決戦になった。4年振りに返り咲きを目指すジョイはジャブやフックを有効に使う攻防術を見せる一方、ブドラーはスピードを生かしたボクシングで距離を置いてポイントを獲得。その後は技巧派同士の技の出し合いになりジョイはファイタースタイルにスイッチして反撃するが、2-1(116-113、115-113、112-116)の判定勝ちで接戦を制して3度目の防衛に成功した。ブドラーはWBAとIBFで3位にWBOとWBCで5位にランクイン。敗北を喫したジョイは世界挑戦から一歩後退。その後ライトフライ級に転向した。

2013年11月9日、ケンプトンパークのエンペラーズ・パレスにてブドラー初のメイン試合で、同年9月11日に宮崎亮ヘスス・シルベストレに勝利し、WBA世界ミニマム級王座が統一されたことにより空位となったWBA世界ミニマム級暫定王座の決定戦と自身の持つIBO世界ミニマム級王座の防衛戦で、WBA世界ミニマム級8位でIBF世界ミニマム級9位のウーゴ・エルナン・ベルチェリと対戦。試合はベルチェリが積極的にパンチを放ったがブドラーは落ち着いて対応、序盤からブドラーは今までのスピードを生かした攻撃ではなく、大振りを覚悟で左右フックを振りぬいてファイタースタイルで攻撃。4回に左ストレートで最初のダウンを奪ってペースを握ると、ブドラーが猛攻を仕掛け右フックで2度目のダウンを奪った。最後は右ボディフックからの左フックで3度のダウンを奪うとレフェリーが3ダウンルール適用でストップかかり試合終了。4回2分29秒TKO勝ちでWBA世界ミニマム級暫定王座の獲得に成功、IBO世界ミニマム級王座の4度目の防衛に成功した。 ブトラーのKO勝ちは2年6か月振りとなった。

2014年1月2日、宮崎亮が2013年12月に返上し空位となったWBA世界ミニマム級正規王座への昇格をWBAに要望した[1][2]

2014年1月8日、ブドラーのWBA世界ミニマム級正規王座への昇格を伝える報道が為され[3][4]、同年2月15日にヨハネスブルグで自身の持つWBA王座とIBF王座を懸けカルルイス・ディアスと対戦するとの報道も為された[5]

2014年1月10日、WBAは最新ランキングを発表し、ブドラーはWBA世界ミニマム級暫定王座に据え置かれ空位のWBA世界ミニマム級正規王座に認定されなかった為、正規王者になれなかった[6][7]

2014年2月5日、WBAは最新ランキングを発表し、ブドラーはWBA世界ミニマム級暫定王座に据え置かれ、WBA世界ミニマム級正規王座は空位のままであった[8]

2014年3月1日、ケンプトンパークのエンペラーズ・パレスにて空位のWBA世界ミニマム級正規王座と自身の持つIBO世界ミニマム級王座を懸けWBA世界ミニマム級5位のカルルイス・ディアスと対戦し、右フックで痛烈なダウンを奪いレフェリーがノーカウントストップ。1回2分59秒KO勝ちを収めWBA世界ミニマム級正規王座の獲得に成功(記録上はWBA世界ミニマム級暫定王座の初防衛)、IBO世界ミニマム級王座の5度目の防衛に成功した。

2014年3月13日、WBAが最新ランキングを発表し、WBA世界ミニマム級正規王者にブドラーの名前が初めてランクインし[9]、同月1日のカルルイス・ディアス戦が評価され月間MVPにも選ばれた[10][11]

2014年6月21日、モナコモンテカルロのカジノ・デ・モンテ・カルロ内モンテカルロ歌劇場でWBA世界ミニマム級8位のピグミー・ゴーキャットジムと対戦し、4回に右フックで7回には左ボディフックでダウンを奪い、8回には左ボディフックと右ボディアッパーでケリを付け、8回1分6秒KO勝ちを収めWBAは2度目、IBOは5度目の防衛に成功した[12]

2014年10月25日、モンテカルロのサル・デ・エトワールでWBA世界ミニマム級15位で元WBC世界ミニマム級王者熊朝忠と対戦する予定でWBAは3度目、IBOは6度目の防衛を目指す。

獲得タイトル[編集]

関連項目[編集]

脚注[編集]

  1. ^ Budler Wants To Be Installed as Full WBA Champion BoxingScene.com(英語) 2014年1月2日
  2. ^ 宮崎返上のWBAタイトル、バドラーが正規昇格を要望 Boxing News(ボクシングニュース) 2014年1月3日
  3. ^ Hekkie Budler Upgraded To Full WBA Champion Status BoxingScene.com(英語) 2014年1月8日
  4. ^ バドラーが正規王者昇格 ブイトラゴと防衛戦か Boxing News(ボクシングニュース) 2014年1月10日
  5. ^ Budler Defends WBA-IBO Belts on 2-15 Against Diaz BoxingScene.com(英語) 2014年1月14日
  6. ^ World Boxing Association Ranking WBA公式サイト 2014年1月10日
  7. ^ 仲村がWBAランクイン、宮崎はL・フライ級へ Boxing News(ボクシングニュース) 2014年1月11日
  8. ^ World Boxing Association Ranking WBA公式サイト 2014年2月5日
  9. ^ World Boxing Association Ranking WBA公式サイト 2014年3月13日
  10. ^ Hekkie Budler the best WBA公式サイト 2014年3月13日
  11. ^ WBAランキング発表、井岡はフライ級3位 Boxing News(ボクシングニュース) 2014年3月14日
  12. ^ バドラー、KOでWBAミニマム級2度目の防衛 Boxing News(ボクシングニュース) 2014年6月22日

外部リンク[編集]

暫定王座決定戦 対戦者
ウーゴ・エルナン・ベルチェリ
WBA世界ミニマム級暫定王者

2013年11月9日 - 2014年3月1日

次暫定王者
正規認定により消滅
空位
前タイトル保持者
宮崎亮
第23代WBA世界ミニマム級王者

2014年3月1日 - 現在

次王者
N/A