ピアノソナタ (リスト)

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ピアノソナタ ロ短調は、フランツ・リストが作曲した唯一のピアノソナタであり、彼の最高傑作のひとつである。また単にリストの代表作という以上に、ロマン派を代表する重要なピアノ曲のひとつでもある[独自研究?]1853年に作曲され、ロベルト・シューマンに献呈された。

この作品が発表された当時、この曲があまりにも独創的で、しかも革新的なものであったため[独自研究?]意見は賛否に真っ二つに分かれ長い間激論の中にあった。歴史上この曲ほど論争を巻き起こした曲はないとさえ言われる[誰によって?]。シューマンの妻でヴィルトゥオーサピアニストクララ・シューマンは1854年5月25日の自分の日記に「ただ目的もない騒音にすぎない。健全な着想などどこにも見られないし、すべてが混乱していて明確な和声進行はひとつとして見出せない。そうはいっても、彼にその作品のお礼を言わないわけにはいかない。それはまったく大儀なことだ。」と苛立ちの気持ちを書き残した。[1]

現在ではロマン派史上、最も重要なピアノ曲とまで呼ばれる[誰によって?]ようになったため、ピアニストにとって必修科目といえるほど[独自研究?]演奏者人口が増えた。リストの曲の中でもとりわけ録音数が多い[独自研究?]

このピアノソナタの特徴としては、あまり多くない数の動機によって曲全体が支配されていることが挙げられる。これらの動機は、作品のなかの音楽的な文脈に従って、少しずつ変形しながら曲を進めていく。たとえば、ある主題が粗暴であったかと思えば、次に出たときには美しい旋律になっているなどである。このような技法によって、楽曲全体が高い統一感を示している。もっとも、このような効果は、ピアニストに高度な演奏技術があって初めて達成される[独自研究?]

目次

[編集] 構成

大雑把に言えば、このピアノソナタは4つの楽章から構成されるが、各楽章間には休止が無く、連続して演奏される。全体で1つのソナタ形式をなしていると考えることもできる[独自研究?]。ただ、どこを展開部や再現部とするかにはさまざまな意見がある。多くの分析[誰?]は、展開部は緩徐楽章あたりから始まり、再現部はスケルツォフーガからと考えている。この構成から考えると、リストは明らかに[独自研究?]シューベルトの「さすらい人幻想曲」に影響を受けている。シューベルトはこの作品において、限られた数の音楽的要素から壮大な4楽章の楽曲を構成し、また第4楽章にはフーガを配置している。

形式が自由な曲が多いリストの作品群の中では、これほど構成に凝った作品はきわめて珍しい[独自研究?]。しかしこのピアノソナタの形式は、ある日突然思い描いたものではなく、完成に至るまでにこの循環の手法はかなり自身の手で研究されていた。その足跡が2つのピアノ協奏曲や『ダンテを読んで』、『スケルツォとマーチ』、『大演奏会用独奏曲』に見られる。後2者は現在になってようやく注目されるようになり、音源の普及が進んでいる。このソナタの成立を知る為の大変重要な資料になりうるからである[独自研究?]

[編集] 演奏

このソナタには多くの名演奏があり、ブレンデルからホロヴィッツに至るまで、20世紀の主要なピアニストのほぼ全員が演奏している稀有の曲と思われる[誰によって?]この曲を演奏する上での技術的な困難や解釈の難しさが、ピアニストにやりがいを与えるためであろう[独自研究?]

このソナタの静かな末尾は、後からの付け足しだった可能性がある[独自研究?]ニューヨーク市のピアポント・モルガン図書館に収められた手稿を見ると、華やかな末尾も構想されていたものの、リスト自身の手で抹消されていることがわかる。

アラン・ウォーカー『フランツ・リスト:ヴァイマル時代、1848年-1861年』1989年ニューヨーク州イサカコーネル大学出版局、156ページ。本書の149-157ページでは、このソナタに関する詳細な分析がおこなわれているが、これはその中間の部分である。

[編集] 脚注

  1. ^ ナンシー・B・ライク『クララ・シューマン-女の愛と芸術の生涯-』高野茂訳 音楽の友社1986年425頁

[編集] 外部リンク

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