バクゥ

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バクゥBuCUE)は、テレビアニメ機動戦士ガンダムSEED』を初めとするコズミック・イラ(C.E.)作品に登場する架空の兵器

ザフトの量産型モビルスーツ(MS)。本項では、各メディアミックス作品に登場する派生機群や、同じテレビ本編に登場する後継機ラゴゥの概要も記述する。


注意以降の記述で物語・作品・登場人物に関する核心部分が明かされています。


目次

[編集] 機体解説

諸元
バクゥ
型式番号 TMF/A-802
全高 11.07m(ターレット基部まで)
重量 69.30t
武装 2連装ビームサーベル(後期型のみ)
【背部ターレットオプション】
450mm2連装レールガン
400mm13連装ミサイルポッド 他
搭乗者 アンドリュー・バルトフェルド
メイラム
ハダト
カークウッド
蘊・奥
伝八 他

ザフト軍が誇る四足のMSで、足に装備されたキャタピラが機動性を高めている。背中のキャノンミサイルを装備した二種類が存在する。

地上の地球連合勢力制圧のため投入された陸戦用MS。機体の設計元はマイウス市所在の兵器設計局アシモフ局。公式デビューは「血のバレンタイン」から約1ヵ月後のC.E.70年3月15日。

地盤、地形の不安定な環境での高い走破性、機動性の確保を主眼に開発された。故に獣型の四脚歩行方式が採用され、従来のシリーズから見ても異形を示す機体である。

各脚のふくらはぎには無限軌道が設置されており、伏せの姿勢を取る事により、大型戦車として砂漠や氷原など不整地での高速走行が可能となる。

機動性と火力で正面突撃を主戦術としており、装甲は前面に集中している。コクピットは機動時の安定性を考慮し、機体重心に最も近い腹部に存在するが、各部装甲強度の配分上脆弱であり、最も狙われやすい部位でもある。また、構造上仰向けに転倒すると、迅速な起立姿勢復帰が困難になる欠点がある。無限軌道による走行形態は腹部の弱点をカバーする手段にもなっている。

当初、地球連合軍はバクゥよりもむしろ強力な火力を有するザウートを脅威と見なしていたが、本機の肉食獣の如き圧倒的運動性能は、当時の連合軍地上戦力の主軸であったリニアガン・タンクをことごとく撃ち破り、連合首脳部に大きな衝撃を与えた。

[編集] 劇中での活躍

劇中では北アフリカのザフト勢力圏に降下し、地上戦に不慣れなアークエンジェルストライクを苦しめた。

砂漠戦の終盤やアラスカ攻防戦においては、頭部両サイドより出力されるツインタイプのビームサーベルを装備した後期型が登場した。また、グレイブヤード戦において蘊・奥の飼い犬である伝八が操縦した。

[編集] バリエーション

[編集] バクゥ戦術偵察タイプ

諸元
バクゥ戦術偵察タイプ
型式番号 TMF/TR-2
武装 2連装火砲
2連装ビームサーベル

ガンダムSEED MSV』に登場。敵陣への威力偵察を目的とした特殊機。最大の特徴として、ザフトが独自開発したアクティブステルス機構を搭載している。この機構に用いられるコロイド技術は、ミラージュコロイドのような不可視化を実現するものではなく、音波探知のレーダービーム反射を無効化するものである。また、量産機として初めてビーム火器を搭載したMSである。

基本的に他の1個小隊規模のMSと行動を共にする運用形態を採っているが、ザフトの軍組織図に無い国防事務局直轄の特殊部隊で使用されているという資料もある。

[編集] バクゥ バルトフェルド専用改修タイプ

諸元
バクゥ バルトフェルド専用改修タイプ
型式番号 TMF/A-802 P-Mod.W
武装 サーベルファング×2
脚部スパイク×4
【背部ターレットオプション】
450mm2連装大型レールガン
400mm13連装大型ミサイルポッド
搭乗者 アンドリュー・バルトフェルド
アイシャ
イライジャ・キール
ロレッタ・アジャー
山吹樹里
リーアム・ガーフィールド


『ガンダムSEED MSV』に登場。バルトフェルド隊指揮官アンドリュー・バルトフェルドの専用機。ラゴゥ開発の過程で生み出された実験機。当然実戦運用は想定されていなかったが、その性能に惚れ込んだバルトフェルドが強引に徴用し専用機とした。

複座式コクピットの採用や動力・駆動系の改修、一部装甲の強化などを行っている。動力・駆動系の素材の特に強度が必要な部分には、新たに軽量超アラミド繊維補強プラスチック材が採用された。胴体に追加されたジェットエンジンによって優れた加速性を発揮するが、高性能に比例してパイロットにも相応の技量が求められ、バルトフェルド以外には扱える者はいなかった。

格闘用武装として特殊合金製のサーベルファングとスパイクを装備。頭部のファングはサーベルタイガーの牙を思わせるほどのサイズを持ち、接近戦において高い有効性があるが、メンテナンスやコスト等様々な問題点が表面化したのに加え、地球連合軍から強奪したGAT-Xシリーズのテクノロジーを解析して作られたビームサーベルの実用化もあり、制式採用される事は無かった。

機動戦士ガンダムSEED ASTRAY』では、ロウ・ギュールと知り合ったマーチン・ダコスタが、窮地に陥ったロウを救うべくイライジャ・キールに本機を託した。最終的に本機はジャンク屋の所有となっている。その後、作業用に改修され、対ゴールドフレーム天戦以降、主に山吹樹里キャプテンG.G.のサポートを受けながら搭乗している。改修後の本機を目の当たりにしたバルトフェルドは、その変わり果てた姿に「可愛い子猫」と例え嘆いていた。

[編集] ケルベロスバクゥハウンド

諸元
ケルベロスバクゥハウンド
型式番号 TMF/A-802W2
全高 12.26m(ターレット部ウィザードアタッ
チメントまで)
重量 69.81t(ウィザードアタッチメント基部
含む)
武装 ビームファングシステム
(中央頭部×5、ウィザード頭部×4)
ウィザード頭部リトラクタブルセレクショ
ン内ビーム砲×2
搭乗者 アイザック・マウ
アレック・ラッド

機動戦士ガンダムSEED C.E.73 STARGAZER』に登場。C.E.72年のユニウス条約締結後、各国の兵器保有数は国家毎の人口、GDP、失業率等各種パラメータから算出された数値を基に定められ、それ以前でさえほとんどの数値で地球連合各国に大差をつけられているプラントでは大幅な軍事力低下が懸念されていた。

この状況を打開すべくザフトでは、ザクウォーリアを初めとするニューミレニアムシリーズの高汎用機が開発されていたが、その一方で、より安価な方法として旧来の現行機種の強化改修による戦力増強も模索されていた。その成果の1つとして生み出されたバクゥハウンドは、背部ターレットプラグにニューミレニアムシリーズで標準化されたウィザードシステム対応規格のアタッチメントを新たに追加し、機種間の兵装共用化や装備換装による戦域拡大の恩恵によって、より単機当たりのコストダウンが可能となった。

ただし、規格が適合するとは言っても二脚型MSと四脚型MSとではそもそもの運用思想が異なるため、そのままでは使用不能なウィザードも少なくなかった。従って、基本的には専用開発された「ケルベロスウィザード」を装着する場合が大抵で、機体名称も装着時の呼称である「ケルベロスバクゥハウンド」としての認知度が高い。

カラーリングはロシアングリーンにホワイトのアクセント。

[編集] ケルベロスウィザード

バクゥハウンド用に開発された高機動格闘用ウィザード。左右のブースター前部にバクゥ本体と同じ多重関節式のブームに取り付けられた2つの頭部を持つ。頭部には前方及び機体外側側方に小型のビームファング、顎部リトラクタブルセレクション内に短射程速射ビーム砲を内蔵し、首関節の柔軟性を活かし個別の目標に対し同時攻撃を行う。

装着時はバクゥ本体の頭部も前方2基、下方2基、口吻内1基の計5基のファングを内蔵する専用ユニットに換装され、その風貌は正に三つ首の魔犬ケルベロスを髣髴とさせる異形を持つ。

ウィザードはザクなどのウィザードシステム対応MSでの運用も想定され、双頭部のビームファングは取り外す事で手持ちのビームサーベルとして、更に2つを連結する事で双刃のジャベリンとして使用可能である。ただし、本装備はあくまでバクゥ専用として開発されたモジュールであり、バクゥとの連携運用によってその真価を発揮する。

[編集] 劇中での活躍

西ユーラシア地方の対ハンニバル級陸上戦艦「ボナパルト」戦にて、3機のケルベロスバクゥハウンドが実戦投入された。ファントムペイン所属のブルデュエルを撃破する戦果を挙げたが、その直後同じくファントムペイン所属のストライクノワールによって全機が撃破された。

[編集] 専用機
アイザック・マウ機
機動戦士ガンダムSEED C.E.73 ⊿ ASTRAY』に登場。ジュール隊に所属するアイザック・マウが搭乗する専用機。グリーン1色のパーソナルカラーに染められている。形状やスペックは一般機と全く同一の機体。火星より地球へと来訪したマーシャン使節団のオブザーバーとなった彼と共に、彼等の乗艦「アキダリア」に配備された。
アレック・ラッド機
機動戦士ガンダムSEED FRAME ASTRAYS』に登場。東アジア戦線にて勇猛を誇る「ミスター・ジェントル」ことアレック・ラッドの専用機。常に正々堂々、正攻法での戦いを美徳とする彼の実直さを示すかの様な純白の機体色が特徴。叢雲劾との戦闘でケルベロスウィザードを破壊された後はブレイズウィザードを装備している。

[編集] ラゴゥ

諸元
ラゴゥ
型式番号 TMF/A-803
全高 11.49m(ターレット基部まで)
重量 70.18t
武装 2連装ビームキャノン
2連装ビームサーベル
搭乗者 アンドリュー・バルトフェルド
アイシャ

バクゥと同系統の四足のMSで、バクゥより一回り大型の指揮官機、アンディーが搭乗。口にはビームサーベルを装備している。

開発当初からビーム兵器の搭載が考えられていた為コクピットは前席にガンナー(砲手)、後席にメインパイロットが乗り込む複座式が採用されており、そのコンビネーションによりバクゥよりも機動力を生かした砲撃戦法が可能となっている。遠距離では砲撃により敵を牽制し、一気に距離を詰めてクローとビームサーベルによる二段構えの打撃を加える事で、大抵のパイロットに対し回避不能なダメージを与える事が出来る。

劇中での活躍
砂漠での戦闘において、アンドリュー・バルトフェルドがメインパイロット、アイシャがガンナーとして搭乗し、バーサーカーと化したキラ・ヤマトのストライクと交戦する。ストライクをフェイズシフトダウンを起こすまで追い詰めた。しかし、SEEDを発動したキラのストライクにアーマーシュナイダーを突き立てられ大破した。『SEED ASTRAY』では、ストライクとの交戦後、バルトフェルドとアイシャは救助されているが、アイシャは死亡、バルトフェルドは奇跡的に生還している。

[編集] 脚注

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[編集] 関連項目


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