ジャスティスガンダム

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ジャスティスガンダム (Justice Gundam) は、テレビアニメ機動戦士ガンダムSEED』に登場する架空の兵器

ザフトの試作型モビルスーツ(MS)。本記事では『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』に登場する後継機インフィニットジャスティスガンダム(∞ Justice Gundam)[1]の概要も記述する。


注意以降の記述で物語・作品・登場人物に関する核心部分が明かされています。


目次

[編集] ジャスティスガンダム

[編集] 機体解説

諸元
ジャスティス
Justice
型式番号 ZGMF-X09A
全高 18.56m
重量 75.40t
装甲材質 フェイズシフト装甲
武装 MMI-GAU1 サジットゥス20mm近接防御
用機関砲×4
RQM51 バッセル・ビームブーメラン×2
MA-M20 ルプス・ビームライフル
MA-M01 ラケルタ・ビームサーベル×2
ラミネートアンチビームシールド
MS支援空中機動飛翔体「ファトゥム-00」
(MA-4B フォルティス・ビーム砲×2)
(M9M9 ケルフス旋回砲塔機関砲×2)
(GAU5 フォルクリス機関砲×4)
特殊装備 武装モジュール「ミーティア」(02号機)
搭乗者 アスラン・ザラ

ZGMF-X09Aジャスティスは、X10Aフリーダムと共に開発されたザフトの最新鋭MSである。高出力ビーム兵器とフェイズシフト装甲(PS装甲)、それらを連続運用するためのNジャマーキャンセラー併設型のエンジンを搭載している。

“ガンダム”とは、搭載されるOSのイニシャルを並べたもので、機体の名称ではない。

多数の固定火器により高い砲撃力を有するフリーダムに対し、ジャスティスはビームブーメランや背部フライトユニット「ファトゥム-00」を駆使したトリッキーな戦術を得意とする。総合火力ではフリーダムに劣るものの、中・近距離での格闘能力に優れている。本機にはGAT-X105ストライクストライカーパックに相当する武装換装システムが用意されており、フリーダムが単機で全領域に対応するのに対し、本機はバックパックの換装によって全領域性を確保するという対照的なコンセプトを持つ。

この他、フリーダムと同じく「マルチロックオンシステム」も搭載されており、武装モジュール「ミーティア」との連動により対艦・対要塞戦にも対応可能である。

核エンジンの豊富なエネルギーによる半無制限の稼働時間、バッテリー機を上回る火力、ファトゥムの強力な推進力による高い機動性と、C.E.71年代におけるトップクラスの機体の1つに数えられる。

腰部後面のパネルを開けると、原子炉にアクセスすることができる。


[編集] 武装

MMI-GAU1 サジットゥス20mm近接防御用機関砲
マイウス・ミリタリー・インダストリー(MMI)社製の対空機関砲。両側頭部に計4門装備される。フリーダムのピクウスよりも小口径だが、その分速射性に優れる。サジットゥスはラテン語で「矢」の意。
MA-M20 ルプス・ビームライフル
フリーダムとの共通兵装として開発された携帯ビーム砲。核エンジンの豊富な電力によってバッテリー駆動機のライフルを凌駕する高出力を誇る。フリーダムのものとはラインのカラーが異なる。不使用時はリアスカートにマウント可能。
MA-M01 ラケルタ・ビームサーベル
ビームライフル同様、フリーダムと共通装備のビームサーベル。核エンジンからのエネルギー供給により従来型よりも威力が高く、2つの柄を連結した双頭刃形態「アンビデクストラス・ハルバード」モードでの運用も可能で、アスランはこの形態を好んで使っていた。
RQM51 バッセル・ビームブーメラン
両肩にマウントされたビームブーメラン。ビーム刃に対する干渉反応を利用し投擲軌道をコントロールすることができる。
本来デザイン時には設定されていない武装であったが、作中で追加される形となった。
ラミネートアンチビームシールド
アークエンジェル級の外装に採用されているラミネート装甲製シールド。その性能は実戦にて連合のGAT-X131カラミティの高出力ビーム砲「スキュラ」の直撃に耐え、尚且つそれを押し戻し砲口を破壊した事でも実証されている。ビームライフルと同じく、フリーダムのものとの相違点はカラーリングのみ。
MS支援空中機動飛翔体「ファトゥム-00(ダブルオー)」
背部に設置された大型フライトユニット。ジャスティスの武装換装システムの中で高機動戦用装備として位置づけられており、普段は背面に装着されメインスラスターとして機能するが、本体から分離させ遠隔操作する事が可能。ジャスティス本体と別の目標に攻撃を加えたり、時間差攻撃を仕掛けたりと様々な戦闘方法に応用される。
元々はグゥルから発展したユニットであり、上部にMSを搭乗させる事も可能。
MA-4B フォルティス・ビーム砲
前部に2門搭載されている速射型ビーム砲。フォルティスはラテン語で「強力」の意。
M9M9 ケルフス旋回砲塔機関砲
エンジンブロック上部に搭載された実弾砲塔。360度全方向に発射可能。
GAU5 フォルクリス機関砲
エンジンブロック~フォルティス砲身間に内蔵された機関砲。
武装モジュール「ミーティア」

ミーティア (機動戦士ガンダムSEED)」を参照

[編集] 劇中での活躍

キラ・ヤマトによって奪取されたフリーダムの奪還、および関連人物・施設の排除のためアスラン・ザラに与えられたが、オーブ攻防戦においてアスランはこの機体を以ってアークエンジェルに加勢、以後はアークエンジェル側の戦力として運用され、新型GATシリーズに苦戦するフリーダムを援護し危機を救った。

その後アークエンジェルは、ラクス・クラインらが奪取したエターナルと合流し、同時に本機はフリーダムとともにエターナルの艦載機となった。これはエターナルが両機の専用運用艦であるため、機体運用の利便性を図ったためである。

第二次ヤキン・ドゥーエ攻防戦の最終局面ではフリーダムと連携してカラミティを撃破する活躍を見せた他、カガリ・ユラ・アスハストライクルージュと共にジェネシス内部に突入し、本機を核爆発させることでジェネシスを破壊した。これによってジェネシスの3度目の発射は寸前で阻止された。

[編集] インフィニットジャスティスガンダム

[編集] 機体解説

諸元
インフィニットジャスティス
Infinite Justice
型式番号 ZGMF-X19A
全高 18.90m
重量 79.67t
装甲材質 ヴァリアブルフェイズシフト装甲
武装 MMI-M19L 14mm2連装近接防御機関
砲×2
MMI-GAU26 17.5mmCIWS×4
MA-M1911 高エネルギービームライフル
MA-M02G シュペールラケルタ ビームサ
ーベル×2
MR-Q15A グリフォン ビームブレイド×2
MX2002 ビームキャリーシールド
(RQM55 シャイニングエッジ ビームブー
メラン)
(EEQ8 グラップルスティンガー)
MS支援空中機動飛翔体「ファトゥム-01」
(MA-6J ハイパーフォルティス ビーム
砲×2)
(MA-M02S ブレフィスラケルタ ビームサ
ーベル×2)
(MR-Q17X グリフォン2 ビームブレイド
×2)
特殊装備 武装モジュール「ミーティア」(08号機)
搭乗者 アスラン・ザラ
ラクス・クライン(一時的に搭乗)

ZGMF-X19Aインフィニットジャスティスは、ザフトの統合開発局によって、X09Aとアスランの戦闘データを下に設計されていた基本データをクライン派が盗用し、ファクトリーで更なる改良が加えられ、完成した機体である。型式番号こそザフトの「ZGMF」を継承しているものの、実質的にはターミナルのオリジナル機といっても差支えがないほどの高性能MSとして生まれ変わった[2]。ファクトリーでの本機改良において、ストライクフリーダムと同様にアスラン・ザラの搭乗を前提にスペックの最終調整が行われている。これはキラ・ヤマトの強い提言により、ストライクフリーダムとの連携運用を念頭において行われた。キラは本機の開発に主導的役割を果たしている[2]

本機の最大の特徴はジャスティスからの流れを汲む航宙・航空用リフターの装備である。ファトゥム-00の発展形で、主翼の大型化、スラスターの推力の引き上げが行われ、より強力な空間機動が可能となった。運用しだいでは変幻自在な戦闘を繰り広げることができる。[2]。 ハイパーデュートリオン(HD)エンジンの搭載によって先代ジャスティスの数倍の出力と戦闘力を誇り、ザフト正規軍製のデスティニーレジェンドに匹敵するとされている。フレームは銀色のPS装甲素材である。

先代ジャスティスは、ビームライフル、ビームサーベル、数種の機関砲を駆使した中 - 近距離での高速戦闘を基本戦闘としていたが、比較的近接戦闘の頻度が多かったアスランの戦闘データを考慮し、その基本コンセプトを受け継ぎつつ多彩な格闘武装を搭載、接近戦時における戦術バリエーションの拡大を図っている。また、先代機同様ミーティアとの連携運用が可能[2]

「インフィニット」は「無限」の意で、「インフィニットジャスティス」とは「無限の正義」、「飽くなき正義」と訳される。額には「DICIANNOVE」の文字がある。3rdOPカット時の本機の額には、"Giustizia Modifica"の文字がある。

[編集] 武装

MMI-M19L 14mm2連装近接防御機関砲
左右側頭部に搭載された小型機関砲。系統的にはガズウートに搭載された装備の改修型に当たる。[3]
MMI-GAU26 17.5mmCIWS
胸部に4基内蔵された小口径機関砲。MMI-M19Lと共に本機の近接防御を担っている。先代機に装備されたサジットゥスの直系。[3]
MA-M1911 高エネルギービームライフル
フリーダムとジャスティスの共通兵装であるMA-M20 ルプスは、今回のリファイン機開発に際し、個別に大幅なアレンジが施された。2挺となり連結してロングライフルとなるストライクフリーダムのライフルに対し、本機のビームライフルは格闘戦時の取り回し[要出典]を考慮しサブグリップを廃したものとなっている。リアスカートへのマウントも引き続き可能。
MA-M02G シュペールラケルタ ビームサーベル
両腰にマウントされるビームサーベル。基本的には先代機のMA-M01 ラケルタと同一の装備だが、更なる改良によってC.E.73時点においても十分実用に耐える性能を持つ。また、柄の連結機構(アンビデクストラス・フォーム)も引き続き採用されている。
MR-Q15A グリフォン ビームブレイド
左右の膝~爪先間に設置されたビームブレイド。この種の蹴り技を斬撃に昇華させる近接ビーム兵装はX24SカオスやGAT-X303イージス、他にX11Aリジェネレイトにも見られる。名称の由来は鷹の上半身と獅子の下半身を持つ架空の生物グリフォン。本体の設計がファトゥム-01よりも先行したため、旧モデルを搭載している。アスランのイージスの運用実績により、実質アスランの為だけに装備された兵装である[2]
MX-2002 ビームキャリーシールド
ビームシールドジェネレーター、ビームブーメラン、ワイヤーアンカーを内蔵する複合防盾兵装。大出力ビーム砲の直撃さえ防ぎ切る防御力を発揮する。展開中でも内側からの攻撃は素通りし、攻撃と防御を同時に行うことが出来る。ビームの出力は調整すること事ができ、シールドの形状を変えるのみならず、ビームガンやビームサーベルとしての使用も可能である。インフィニットジャスティスではEEQ08とRQM55が装備されているが、マウント形状の変更により、他兵装も携行可能[2]
RQM55 シャイニングエッジ ビームブーメラン
ビームキャリーシールド外縁に設置されたビームブーメランで、RQM51 バッセルやRQM60 フラッシュエッジの系列モデル。空力飛翔体ではなく、ビーム場を形成する力場と空間の相互作用により、大気圏外での運用も可能となっている。従来のビームブーメランに比べ出力されるビーム刃が長大で、ブーメラン本体からビーム刃が届く半径が拡大している。通常はビームキャリーシールド先端部に搭載されており、そのままビームを展開させて大型ビームソードとしても運用可能。
EEQ08 グラップルスティンガー
ビームキャリーシールド外装部に格納される格闘戦用クロー。ビームシールド発生器の前半分を挟む形でシザークローが、更にクローと連絡したワイヤーがビームシールド発生器内に巻かれて、それぞれ設置されており、使用時にはクローがワイヤーを引っ張る形で飛び出し、敵を捕縛する。ソードストライクのパンツァーアイゼンと同様の武器である。型番からはゲイツのエクステンショナル・アレスターの発展形である事が伺える。本編劇中では使われた描写は無く、唯一確認出来るのは『機動戦士ガンダムSEED DESTINY FINAL PLUS-選ばれた未来-』のOPのみ。
なお、コミカライズ版4巻(講談社コミックボンボン連載)では、この兵装でデスティニーの武装を奪い反撃に転ずる場面が描かれている。
MS支援空中機動飛翔体「ファトゥム-01(ゼロワン)」
先代機に装備された「00」の発展型。同じく装着時及び分離後本体を上部へ搭乗させるサブフライトシステムとしての機能を持ち、遠隔操作や自律行動による本体との連携攻撃に使用される。また新機能としては機体底面にグリップを設置しており、底面にもMSを牽引可能となった他、ウィングの展開機構もシンプルに一新されている。分離時に展開する機首部分には、突撃用の大型対装甲ナイフが組み込まれているほか、各部にビームサーベルの発生装置が設置されている。これらを展開しての突撃はザフト軍最新型戦艦ミネルバの装甲すら易々と貫通する程の破壊力を持ち、対艦・対要塞戦において驚異的な戦闘力を発揮する。
MA-6J ハイパーフォルティス ビーム砲/MA-M02S ブレフィスラケルタ ビームサーベル
機首部周辺に2基装備された可変式兵装。:MA-6J ハイパーフォルティスは、その名の通り00に搭載されたMA-4Bの発展型であり、型式番号上はX23Sセイバーに搭載されたMA-7B スーパーフォルティスの前型モデルに当たる。砲身を180度折り畳む事により、小型ビームサーベルMA-M02S ブレフィスラケルタが使用可能となる。この装備は主に突撃用のビームスパイクとして使用される。
MA-M02G シュペールラケルタ ビームサーベル
手持ちのMA-M02Gを固定式に改修した装備。機首部底面(対装甲ナイフの前部斜め下)に設置される。MA-M02Sと共に突撃用のビームスパイクとして機能する。
MR-Q17X グリフォン2 ビームブレイド
両翼前縁に設置されるビームブレイド。X88Sガイアのもの同型の装備。本体脚部のビームブレイドは前型モデルに当たる。標的とのすれ違い様での斬撃に威力を発揮する。

[編集] 劇中での活躍

42話にて、ザフトのオーブ侵攻作戦の最中、コクピットにラクス・クラインを乗せ、軌道上のエターナルからキラ・ヤマトの駆るストライクフリーダムと共に大気圏に突入。ストライクフリーダムと分れた後はラクスの操縦で戦闘中のアークエンジェルに収容された。その後、ザフト脱走時におった負傷がいまだ癒えないアスラン・ザラが無理を押して搭乗し出撃、シンの駆るデスティニーと交戦し同機の右腕を切り落とし撤退に追い込む。その後アスランは傷が開いて気を失ってしまう。

49話のステーション・ワン攻防戦においては、ストライクフリーダムと共にミーティアを装備して、ステーション・ワンを防衛せんとする多数のザフト軍部隊を撃破、その後ステーション・ワンを破壊した。

最終話のメサイア攻防戦において、ルナマリア・ホークの駆るインパルスの右手足を切り落とし、更に追撃してくるデスティニーとも交戦し戦闘不能に追い込んでいる。TV放送版第50話ではミネルバのメインスラスターをファトゥム-01によって破壊し航行不能にした。更にアカツキと共に月面にあるレクイエムの砲本体に侵入し、ファトゥム-01を特攻させ、これを破壊。本機はアカツキと共に脱出した。なお、これによってファトゥム-01を失うが、それ以外に戦闘によって被った損傷は皆無であり、改めてその総合性能の高さを実証することとなった。

漫画版「機動戦士ガンダムSEED DESTINY THE EDGE」においては、シン・アスカの搭乗するデスティニーガンダムとの戦闘で右腕が破壊されているという違いがある。コミカライズ版ではデスティニーによりミーティアを破壊されている。 停戦後のラクスのプラント帰還時にはファトゥム-01が装備された状態で護衛などを行っている姿が確認をされている。これはFINAL-PLUS及びスペシャルエディティションでも同様。

[編集] 設定の変遷

本機の開発経緯については、当初模型などで公開された設定では「本機の開発経緯について詳細には判明しておらず、一説によればラクス・クラインを筆頭とする旧クライン派が先代ジャスティスの基本設計にセカンドステージシリーズのデータを組み込んで製造した機体で、おそらくはアスランの専用機として開発が行われていたと思われる[4]」というものであった。

[編集] 脚注

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  1. ^ 発表時の名称はナイトジャスティスガンダムであったが、同名のパチスロ台があるという事情により急遽変更された。[要出典]また、英語表記もInfinite Justice Gundamから変更になっている。
  2. ^ a b c d e f マスターグレード「インフィニットジャスティスガンダム」取扱説明書より。
  3. ^ a b MG「インフィニットジャスティスガンダム」ではMMI-M19Lが胸部側、MMI-GAU26は頭部側の機関砲となっている。胸部下側の機関砲はセンサーらしきものに変更されている。
  4. ^ 型式番号はザフト開発機であることを示す「ZGMF」になっている。後に発売されたMGインフィニットジャスティスにおいて、「ザフトでの基本設計をクライン派がひそかに奪取し、さならる改良を加えた」と設定された。この2機は設定が二転三転しており、詳細はフリーダムガンダムの項のストライクフリーダム「設定の変遷」を参照されたい。

[編集] 関連項目