インパルスガンダム

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インパルスガンダムImpulse Gundam)は、テレビアニメ機動戦士ガンダムSEED DESTINY』に登場する架空の兵器

ザフトの試作型モビルスーツ(MS)。メカニックデザインは大河原邦男が担当。


注意以降の記述で物語・作品・登場人物に関する核心部分が明かされています。


目次

[編集] 機体解説

諸元
インパルス
Impulse
型式番号 ZGMF-X56S
全高 17.76m
重量 63.54t
武装 MMI-GAU25A 20mmCIWS×2
M71-AAK フォールディングレイザー対装甲ナイフ×2
MA-BAR72 高エネルギービームライフル
MMI-RG59V 機動防盾
特殊装備 マルチパック機能付きコアブロック
搭乗者 シン・アスカ
ルナマリア・ホーク
フォースインパルス
Force Impulse
型式番号 ZGMF-X56S/α
全高 18.41m
重量 78.3t
武装 MA-M941 ヴァジュラビームサーベル×2
ソードインパルス
Sword Impulse
型式番号 ZGMF-X56S/β
全高 19.37m
重量 78.93t
武装 MMI-710 エクスカリバーレーザー対艦刀×2
RQM60 フラッシュエッジビームブーメラン×2
ブラストインパルス
Blast Impulse
型式番号 ZGMF-X56S/γ
全高 19.21m
重量 84.68t
武装 M2000F ケルベロス高エネルギー長射程ビーム砲×2
MMI-M16XE2 デリュージー超高初速レール砲×2
GMF39 4連装ミサイルランチャー×2
(AGM141 ファイヤーフライ誘導ミサイル)
MA-M80 デファイアントビームジャベリン×2
コアスプレンダー
Core Splendor
型式番号 YFX-M56
全長 5.67m
重量 3.02t
武装 MMI-GAU19 20mm機関砲×2
QF908 航空ミサイルランチャー×2
(AGM33 レディバード誘導ミサイル)

インパルス本体の機体構造は従来のモビルスーツと大きく異なる分離構造であり、上半身を構成する「チェストフライヤー」、下半身を構成する「レッグフライヤー」、コックピットを構成する「コアスプレンダー」の3つのパーツから成り立っている。モビルスーツとなった本体に更に換装式のバックパックを装着し、計4つのパーツが合体して戦闘形態となる。C.E.73ではポピュラーなスタイルの万能機である[1]。 この分離構造によってコアスプレッダーが撃墜されなければ基本的には何度でも戦線復帰できる。(こうすることによって副次的に生存性が向上した。)

出撃時は他のMSとは異なり、本体を形成する3パーツに分離した状態から発進する。それに加え、そのときの任務、戦況に合わせ選択された換装式バックパック「シルエット」が無人牽引機「シルエットフライヤー」の後部に接続された状態で発進する。発進は搭載艦ミネルバブリッジ真下にある専用カタパルトにて行われ、コアスプレンダー→ブラストシルエット(選択時のみ)→チェストフライヤー→ソードシルエット(選択時のみ)→レッグフライヤー→フォースシルエット(選択時のみ)の順に発進する。

なお、ミネルバ艦内整備ハンガーにはチェストフライヤー、レッグフライヤーの予備機が用意されており、バックパックだけでなく破損等した上半身や下半身も戦闘区域内で換装する事が可能。この事から、かつての核動力機ZGMF-X11Aリジェネレイトに採用された思想がこの機体において生かされている[要出典]ことが分かる。コアスプレンダーが複数機有れば、インパルスを同時に複数機運用出来る。

SEED DESTINY ASTRAY』等の外伝作品では、ナスカ級による運用も行われたが、この際はあらかじめ合体した上で出撃していた。

換装式バックパック「シルエット」は高機動戦仕様であるフォースシルエット、接近戦仕様であるソードシルエット、砲撃戦仕様であるブラストシルエットの3種類が用意されているが、これらのシルエットは必要とされるエネルギーがそれぞれ異なるため、装着したシルエットにより機体が消費するエネルギーも異なる。そのため、装着したシルエット毎にヴァリアブルフェイズシフト装甲に掛ける電圧を調整し、エネルギー消費の更なる効率化を図っている。その副次効果により装甲の色が変化するため、シルエットを換装したインパルスは全く別の機体の様にさえ見える。

[編集] 分離・合体機構

開発段階ではX24Sカオス、X31Sアビス、X88Sガイアの特性を持つチェスト、レッグの開発も行われており、単機であらゆる戦闘領域に対応する研究が行われていた。究極的には、全てのパーツをドラグーン・システムでリンクし母艦のサポートによらず単独でパーツの換装やエネルギー補給を行う(通称:ドラグーンフライヤー)事で、あらゆる局面において単機での局地制圧を実現する究極の万能機を目指していたと言われる。

また、インパルスに3つのパーツからなる分離・合体機構を採用した理由の1つに、ユニウス条約に規定された「MSの保有数の制限」の規制をパスする目的があったのではないかとも考えられる。インパルスを「1機のMS」では無く、合体してMSとして「も」運用出来る「3機の航空機(航宙機)」と考えれば、制限された機体数以上のインパルスを保持しても条約違反に問われない可能性を考慮したと推測される[要出典]

既存のMSの概念を覆す万能機だが、実戦で八面六臂の活躍を見せたにもかかわらずその発展系、量産機等が実質的には登場しなかったのは、ユニウス条約が事実上形骸化したことに加え、専用運用艦でしか本機の特性が発揮出来ない事や機体構造の複雑化による整備性の悪化、高コスト化など分離・合体システム機特有の欠点によるものと推測される[要出典]。ドラグーンシステムによるリンクが実現化すれば運用の利便性は向上するが、戦闘地域までの移動という面から見ても、母艦を切り離して考えるには無理がある。実際に製造・運用された機体は、ミネルバに搭載された予備機以外では、デスティニーシルエットの試験運用に使用されたものを含む数機だけである。

連合のストライカーパックの運用思想を参考に、ザクの「ウィザードシステム」を発展させたインパルス専用の武装換装システム。各シルエットは母艦内で装着する他、専用の無人牽引機シルエットフライヤーを用いた空中換装を行う。役目を終えたフライヤーは自動で母艦に帰還する。また、拡張性を模索する中で連合のストライカーパック規格の装備の換装・使用を可能とした非変形型コアブロック(マルチパック)も製作された。[2]

[編集] 武装

インパルスはシルエットの搭載武装のみならず、形態を問わず使用可能な基本武装を装備している。そのため、シルエット交換時も携行火器を変更する事無く、迅速な戦線復帰を可能としている。

MMI-GAU25A 20mmCIWS
胸部に2門内蔵されるCIWS。敵機への威嚇・牽制やミサイル迎撃等の近接防御、対人戦に使用される。搭載スペースに大きな制約を受ける頭部内蔵型に比べ内部機構に負担が掛からない反面、可動域を基部としないため有効射界が限定される欠点を持つ。
M71-AAK フォールディングレイザー対装甲ナイフ
インパルスの両腰部に2本収納されている折りたたみ式のMSサイズのナイフ。実体剣と振動波を併用し、エネルギーをほとんど消耗しない[要出典]ため、インパルスの最後の武器である。ダガーLの胴体装甲を易々と貫くなど威力も決して低くない。同様の兵器として、連合のGAT-X105ストライクに装備されたアーマーシュナイダーが存在する。
MA-BAR72 高エネルギービームライフル
フリーダムジャスティスに装備された「MA-M20 ルプス」を改良したビームライフル。エネルギー消費効率が大幅に向上したため、総合的な性能は原型となったデバイスを上回ると言える。アビス以外のその他のセカンドステージシリーズが装備するライフルも、外観こそ違うが基本設計はほぼ同一である。
MMI-RG59V 機動防盾
対ビームコーティングがなされたシールド。このシールドで防いだビームが拡散せずに反射するシーンが度々存在する[3]が、他の対ビームコーティングシールドでも同様の事が起こるのか、またはこのシールド独自の特殊性であるかは不明。外部装甲が上下左右にスライドする伸縮機構を備えており、有効防御面の拡大と取り回しを両立させている。また、チェストフライヤー時にはランディングギアの代わりとしてシールドの上端と下端部分がせり出して接地面となるように設計されている。

[編集] フォースインパルス

フォースインパルスは中近距離戦闘を想定した機動力強化用のシルエット「フォースシルエット」を装備した形態である。

フォースシルエットは大推力のスラスターと複数のバーニアスラスターに加え、放熱板を兼ねた6枚の翼を備え、宇宙空間においてブレイズウィザード並みの高機動ユニットとして機能しつつ、大気圏内でもジェットストライカー以上[要出典]の高い飛行能力を発揮する。いままでに軍に正式採用された換装型バックパックには「宇宙空間・大気圏内兼用」と「大気圏内飛行」を両立した機動力強化用のバックパックは存在しておらず、機動力強化用バックパックとしての汎用性は従来のそれを大きく上回ると言える。又、装備としてビームサーベルを2本搭載し、機動力と合わせて格闘能力も向上させる。

フォースインパルスは高い機動性とスタンダードな武装、加えて大気圏内での飛行が可能な点からも汎用性が高く、第2話で初登場して以来最も使用頻度の高い形態である。なお、VPS装甲の色は、シルエットを装着していないインパルスと同じく白と青を基調としている。色が変わらないのは、シルエットを装備していないインパルスとフォースインパルスを比較してみても、武装等におけるエネルギー消費効率がほとんど変わらないためと推測される[要出典]

MA-M941 ヴァジュラビームサーベル
フリーダムジャスティスに装備された「MA-M01 ラケルタ」を改良したビームサーベル。ラケルタ以上の出力を有しつつ単位時間当たりの消費エネルギーが削減されており、バッテリー動力機でも長時間の連続使用が可能。セカンドステージシリーズ用に開発されたものらしく、セイバーカオスガイアも同じものを装備している。
「ヴァジュラ」とはインド神話に登場する雷神インドラの持つ槌矛の名前。
また2本のサーベルの柄同士を連結させ両端からビーム刃を出力する形態で使用する事も可能[要出典]。接近戦における攻撃パターンの多様化に寄与している[要出典]

[編集] ソードインパルス

ソードインパルスは対MS格闘戦を想定した格闘戦用シルエット「ソードシルエット」を装備した形態である。

ソードシルエットに搭載される追加装備は全て近接戦闘用のものだが、機体本体にビームライフルを標準装備することにより中距離戦闘にも対応可能。追加装備を全て取り外したソードシルエットの形状は非常にシンプルであり、デッドウェイトとなる部分は殆ど無く機体の運動性能を損なわない。

VPS装甲の色は白と赤を基調としている。これは敵機と接触(衝突)する機会が多い格闘戦に対応するため、装甲に掛ける電圧を上げている状態と推測される[要出典]

MMI-710 エクスカリバーレーザー対艦刀
ソードシルエットに2本装備された、インパルスの全高ほどの長さを持つレーザー対艦刀。大型ながら片手で振り回す事ができ、二刀流や連結形態での使用など運用の幅が広い。柄同士を連結させた形態は「アンビデクストラスフォーム」と呼ばれる。形状から、レーザー刃発生デバイスである剣は実体剣としても使用可能。その名の通り、格闘戦以外にも敵艦に取り付き主要部分を狙って斬り付けるといった運用方法も有効である。劇中では戦艦の艦橋を容易く両断し、デストロイガンダムの装甲さえも貫く驚異的な破壊力を発揮した。また、ソードの前後にあるビーム偏向器の角度調整と出力をフルパワーにすることで、刀身先端までビームの刃を発生させることが可能。
名称の由来はアーサー王が所有していたとされる聖剣エクスカリバーから。
RQM60 フラッシュエッジビームブーメラン
ジャスティスのRQM51バッセルを発展させたと推測されるビームブーメラン。二つのブーメランの本体部分を結合する事で、ビームではなく実体の刃を持ったブーメランとして使用する事もできる。量子通信で送信されるデータでコントロールされる簡易型ドラグーンとして操作されている。手動操作かオート操作かは不明。

[編集] ブラストインパルス

ブラストインパルスは対艦攻撃・火力支援を想定した火力強化用のシルエット「ブラストシルエット」を装備した形態である。

ブラストシルエットは大出力のビーム砲とレールガン、面制圧用のミサイルランチャーなど多種多様の火器を搭載しており、単純な破壊力と射程距離は全シルエット中最強といえる。また、追加スラスターやビームジャベリンなど、中距離以下での戦闘を考慮した装備も備えられており、ある程度は格闘能力と機動性も保たれている。大気圏内ではホバー走行も可能。

ブラストインパルスのVPS装甲は白と緑を基調としている。これは機体のエネルギーを大出力のビーム砲などに多く割くため、VPS装甲へ掛ける電圧を下げている状態と推測される[要出典]

M2000F ケルベロス高エネルギー長射程ビーム砲
ブラストシルエットに2門備えられた、対艦・対要塞用の大出力ビーム砲。その威力は凄まじく、大型のスペースデブリも真っ二つに割ってしまうほどである。名称はギリシア神話に登場する魔犬ケルベロスに由来する。その名称から、同じくギリシャ神話の魔犬を名称とするガナーウィザードのM1500「オルトロス」の後継型と推測される。
MMI-M16XE2 デリュージー超高初速レール砲
肩部に装備された2門のレールガン。ケルベロス、もしくは四連装ミサイルランチャーと同時発射も可能。
GMF39 四連装ミサイルランチャー(AGM141 ファイヤーフライ誘導ミサイル)
ケルベロスと一体になっているミサイルランチャー。AGM141「ファイヤーフライ」誘導ミサイルの発射管が2門の砲身に4つずつ、計8つ備えられている。ケルベロスの砲口と正反対の位置についているため、ケルベロスとの同時発射は出来ない。
MA-M80 デファイアントビームジャベリン
ケルベロスの砲身に沿う様にして収納されている、柄の長いビームサーベル系兵装。槍型のビームサーベルとも言える。
アビスのビームランスと同様、ブラストインパルスの弱点である接近戦を回避するため、敵との間合いをとるための装備である。また、インパルスの手元から離れても短時間であればビーム刃を保持する事が可能で、投擲武器としても使用できる。「スピア」ではなく「ジャベリン(投げ槍)」という名称が用いられているのはこのためである。

[編集] 劇中での活躍

ミネルバに配備されたインパルスとシンの初陣は、ファントムペインに奪取された同じセカンドステージシリーズの捕獲だった。ソードシルエットを装着し格闘戦に臨むが、インパルスと同等の性能を持つ機体3機を相手にとっての戦闘は、アスランやザフトMS部隊の支援があっても厳しいものとなった。レイ・ザ・バレルのザクファントムの参戦により何とか体勢を立て直したものの、3機のアーモリー・ワンからの脱出を許してしまう。

そのまま任務はボギー・ワン(ガーティー・ルー)追撃戦へと移行、インパルスはルナマリアのザク、2機のゲイツRと共に敵母艦への直接攻撃を試みるが、敵部隊の奇策にはまり相手は逃走。全滅という最悪の結果は免れたものの、僚機も2機失ってしまい、初めての任務は苦い結果に終わった。その後のユニウスセブンの破砕作業の支援においても、VPS装甲の強度と飛行能力を活かした僚機の救難以外には特筆すべき活躍は見せず、パイロットがルーキーとは言え、その真価を発揮するには至らなかった。

インパルスがその真価を初めて発揮したのは、オーブ沖における地球連合軍との戦闘である。地球連合軍の大部隊の待ち伏せを受け、更にオーブ領海への後退を許されないという絶望的状況下の中、インパルスはデュートリオンビーム送電システムや分離・合体機構などの本機ならではの特性を遺憾なく発揮する事で、新型モビルアーマーザムザザーを撃破し、更に地球連合軍の水上艦艇に取り付き空母2隻を含む戦闘艦6隻を撃沈するという大戦果を挙げ、ミネルバの活路を切り開いた。

以降インパルスは、ミネルバと共に各地を転戦。ガルナハンのローエングリンゲートで陽電子砲台を破壊、クレタ沖での戦闘でアビスとオーブの派遣艦隊を壊滅させるなど着実に戦果を重ねていく一方、オーブ軍との戦闘に介入してくるアークエンジェルフリーダムに良い様にあしらわれる事もあった。

エンジェルダウン作戦においてインパルスは、アークエンジェル防衛の要であるフリーダムの足止め、及び撃破の任を担い出撃した。この戦闘でシンは、破損した上半身をフリーダムに突撃させる、腹部を分離して攻撃を回避するなど機体特性の利用方法で追い詰め、最後にはエクスカリバーでフリーダムを撃破した。また戦闘の随所で「機体の一部を動かすだけでビームを回避する」などの離れ業を見せた。なお、アニメではエクスカリバーの先端部分に発生したビームにより、シールドごとフリーダムの腹部を串刺しにするという描写がされていたが、小説版ではシールドを保持した左腕を切り飛ばした後、袈裟懸けにレーザー刃で切り裂くという描写となっている。 他にもこの戦闘では投擲した機動防盾に向けてビームライフルを撃ち、盾に当たって反射したビームがフリーダムの肩部装甲を損傷させる描写があったが、このシーンも小説版では描かれていない。

その後はシンにデスティニーが与えられたため、本機にはルナマリア・ホークが搭乗することとなった。その後もオペレーション・フューリーレクイエム攻略作戦に参加し、多大な戦果を上げている。

第49話~最終話でのメサイア攻防戦においてエターナルを狙うが、メイリンの説得とドムトルーパーのジェットストリームアタックに圧倒され、一時撤退を余儀なくされる。その後アスランの駆る∞ジャスティスと交戦するが、抜き放ったビームサーベルを腕ごと破壊され、さらに片足をも失って一時戦線を離脱した。

しかし∞ジャスティスとデスティニーの戦いを止めようと二機の間に割り込んだインパルスに、デスティニーの放ったパルマフィオキーナが向けられてしまう。間一髪で∞ジャスティスがその攻撃を阻止、デスティニーは∞ジャスティスの反撃を受けて大破し月面へ落下。ルナマリアはデスティニーを追って戦線を離脱、インパルスも月面にて機能を停止する。幸いルナマリアには大きな怪我はなく、精神的に疲弊したシンを暖かく抱き、そのまま戦闘は終結した。寄り添うように横たわる本機とデスティニーの姿が最終回エンドカードとして使われ物語を締め括った。[4]

[編集] バリエーション

デスティニーインパルスは『機動戦士ガンダムSEED DESTINY MSV』に登場。カオスインパルス等は『機動戦士ガンダムSEED DESTINY ASTRAY』において設定されたバリエーション。それぞれ、アビスガイアカオスの独自装備を搭載しているためインパルスと各機との中間的性質を持っている可変モビルスーツである。

元々はアビスガイアカオスもインパルス・システムのための機体であったが、分離システムだと海や砂漠の局地対応が上手くいかない可能性があったために特殊地形では3機がインパルスをサポートする形になった。開発が進めばインパルスに3機の機能が組み込まれ、シルエットなどのパーツはドラグーンで制御し、武器とパワーはパイロットの好きな時に呼び出せ、戦艦も不要になる可能性もあったが、ザフト技術陣は単機単一装備であらゆる局面に対応するデスティニーシルエットを開発したためにカオスインパルス・アビスインパルス・ガイアインパルスが開発されることはなかった。

[編集] デスティニーインパルス

諸元
デスティニーインパルス
Destiny Impulse
型式番号 ZGMF-X56S/θ
全高 17.76m
武装 MMI-GAU25A 20mmCIWS×2
M71-AAK フォールディングレイザー対装甲ナイフ×2
MA-BAR72 高エネルギービームライフル
RQM60 フラッシュエッジ ビームブーメラン×2
ビームシールド×2
MMI-710 エクスカリバーレーザー対艦刀×2
テレスコピックバレル延伸式ビーム砲塔×2
特殊装備 ミラージュコロイド
光の翼
搭乗者 マーレ・ストロード(1号機)
コートニー・ヒエロニムス(3号機)
カオスインパルス
Chaos Impulse
所属 ザフト
生産形態 バリエーション構想
全高 17.76m
武装 MMI-GAU25A 20mmCIWS×2
EQFU-5X 機動兵装ポッド×2
MGX-2235B カリドゥス改 複装ビーム砲
ビームクロウ×2
クロー付き機動防盾×2
アビスインパルス
Abyss Impulse
所属 ザフト
生産形態 バリエーション構想
全高 17.76m
装甲材質 ヴァリアブルフェイズシフト装甲
武装 MMI-GAU25A 20mmCIWS×2
M71-AAK フォールディングレイザー対装甲ナイフ×2
M68 連装砲×2
MA-X223 3連装ビーム砲×2
M107 バラエーナ改 2連装ビーム砲
高速誘導魚雷
MX-RQB516 ビームランス
ガイアインパルス
Gaia Impulse
所属 ザフト
生産形態 バリエーション構想
全高 17.76m(二足歩行時)
不明(四足歩行時)
武装 MMI-GAU25A 20mmCIWS×2
キャノンソード×2
MA-M941 ヴァジュラ ビームサーベル×2

フォース、ソード、ブラストの全シルエットの特性を備えた万能型ユニットで、ストライクのI.W.S.P.に相当する。インパルスを装備の換装無しにあらゆる状況に対応できる万能MSとすべく開発された。8番目に設計されたシルエットとなっている。全4機製造された。

デスティニーシルエットはレーザー対艦刀や大口径のビーム砲、翼型の高機動スラスターユニットを備えており、更にインパルス本体への追加装備としてビームブーメランとビームシールド発生装置がセットになっている。これによりデスティニーインパルスは格闘能力、機動力、火力、防御力の全面においてインパルスの各シルエットと同等以上の性能を発揮する。

しかし、これらの過剰ともいえる重武装は精密な分離・合体機構を有するインパルスの機体構造に大きな負担となった。更にビーム兵器に偏った装備のためエネルギー効率も極めて悪く、1回の出撃で2~3回のデュートリオン充電が必要とされるほどで、到底実戦に耐えうる代物ではなかった。機体構造に対する物理的負荷も看過できるレベルではなく、機体本体にも手を加えられたが、結局新型機を一から開発したほうが早いという結論に達し、X42Sデスティニーの開発が提案された。この時、試作4機が完成していたが、以降の開発・生産は中止された。試作4機を装着したときのVPS装甲の色にも違いがあり、1号機は「ザフトレッド」のような赤、2号機は赤紫、3号機は青紫である。1号機はマーレ・ストロード、2号機は現時点不明、3号機はコートニー・ヒエロニムスに受領される事となる。4号機はシルエット状態とされているが詳細は不明。メサイア攻防戦においてコートニーが搭乗した3号機は多大な戦果を挙げている。

ビームブーメラン
両腕部に装備されるビームブーメラン。ソードシルエットともデスティニーとも異なるものの様である。
ビームシールド
両腕部に装着されたビームシールド。形式番号は不明。
MMI-710 エクスカリバーレーザー対艦刀
ソードシルエットに搭載されたものと同様の格闘兵装。デスティニーでは刀身を折り畳んで収納するギミックを組み込んだ改良型MMI-714「アロンダイト」ビームソードが採用された。
テレスコピックバレル延伸式ビーム砲塔
伸縮機構を備えた砲身を持つビーム砲。ケルベロスに比べミサイルランチャーやビームジャベリンの収納ギミック等が外されており、軽量になっている。

[編集] カオスインパルス

カオスガンダムと同じく、機動兵装ポッドを背負う形となっている。MA形態への変形も可能だが、脚部を切り離す必要がある。

[編集] アビスインパルス

アビスガンダムの特徴である両肩部シールドを装備し、水中用MAへの変形も可能。全身が青基調のVPS装甲となっている。

[編集] ガイアインパルス

フレーム強度に問題が生じるため、ガイアガンダムとは異なり、四足のMA形態への可変機構は除外されているが、代わりにケンタウルスのような姿へと変形が可能となっている。



以上で物語・作品・登場人物に関する核心部分の記述は終わりです。


[編集] 脚注

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  1. ^ コアスプレンダーは単体では戦闘機として機能し、宇宙世紀ガンダムシリーズに登場するコア・ファイターに相当する。
  2. ^ 「1/100 MG フォースインパルスガンダム取扱説明書」
  3. ^ 第16話、ウィンダムのビームライフル等
  4. ^ なお小説版5巻では、月面での戦闘の後シンとルナマリアがレイの安否を気遣い本機でメサイアに向かうという小説版独自の描写が追加された。

[編集] 関連項目

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