オーブ連合首長国

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オーブ連合首長国(オーブれんごうしゅちょうこく、United Emirates of Orb)は、アニメ機動戦士ガンダムSEED』及び『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』に登場する架空国家


概要[編集]

国号は一般に「オーブ」と略称される。南太平洋ソロモン諸島に存在し、大小さまざまな島(火山列島)から構成される島嶼国である。

建国時から中立国家としての理念を持っていた[1] この国は、C.E.70年2月8日に代表首長ウズミ・ナラ・アスハが行った中立宣言により、その理念を徹底するものとなった。その中立の内容は、「いかなる事態が起ころうとも」「独立、 中立を貫く」[2]、「如何なる状況にあっても中立を貫く」[3]という永世中立国のそれであるが、中立の法的地位を保障し第三国により独立を侵害された場合武力支援義務のある中立条約締結国、中立保障国を海外に持ってはいないため、自称である[4]。制空戦闘機、戦車、艦隊防空システムなど、自国軍の保有兵器の多くも大西洋連邦製、地球連合製に依存している。

元々は原住民たちが暮らす島国であったが、過去、多数の日本人移民者がその技術をもって入植し、発展した経緯を持つ[5] 。地球上で数少ないコーディネイターを受け入れている[6]国家である。公用語日本語[7]が使われ、公文書等も日本語の仮名交文で表記される。作中で判明している友好国は北欧のスカンジナビア王国のみ。

イージス艦大型空母戦闘ヘリコプターなどが多数配備し、高い防衛力を誇っている。

オーブ(Orb)は、光り輝く「球体」、「天体」の意。

オーブ群島[編集]

主たる国土である当該群島の所在については、先述のように南太平洋ソロモン諸島であると設定されている。ただし、『機動戦士ガンダムSEED』第1話のミリアリア・ハウのセリフでは台湾高雄市(カオシュン)の「近く」だとされており、ザフトによる高雄攻略の余波が「大丈夫かな」と懸念もされている。逆に、ソロモン諸島から見て隣国でありザフトの一大拠点であるカーペンタリアについては、この時は懸念が無い。また『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』のシン・アスカの回想シーンでは、国内に紅葉の観光シーズンが存在している。このため、設定上どのような整合がとられているのか今のところは明らかでない。

オーブ群島の場合は、識者の中に本島とオノゴロ島は別々であるという4島[8]の考え方と本島とオノゴロ島が一緒である3島[9]の考え方が存在をしている。 本件の記述は、現行の本島とオノゴロ島が別々であるという4島とする。また、補完的な扱いとして3島の考え方を脚注に入れていくことにする。

オーブ本島[編集]

正式名称はヤラファス島であり、オーブの首都オロファトが所在する[10]。また、4つの都市と1つの首都を持ち、中心部にハウメア火山を含む3つの火山、南方に2つの火山を備える関東ほどの大きさを持つ。東海岸には行政府が置かれ、様々な政策が決定されるオーブ連合首長国の政治拠点となっている。

存在する施設は以下の通り。

行政府
立法・司法以外の国家運営が処理・執行される、日本の国会議事堂に似た建物。首長や閣僚たちが集まって会議をおこなう。
内閣府官邸
首長をはじめとする内閣閣僚とその家族らのオフィス兼住居である建物。カガリも通常はここで寝起きしている。

オノゴロ島[編集]

本島の南方に位置する島。島名は、日本神話に登場するイザナギイザナミによって作られた最初の島「オノゴロ島」に由来する。軍事の中心地であり、国防本部(軍司令部)と軍事産業の中枢であるモルゲンレーテ社の本社及び工廠が存在している。厳重な警戒態勢が常時敷かれており、人工衛星からの監視も不可能な高いセキュリティを誇る。このため、ザフトのアスランやイザークらは、モルゲンレーテ社内のスパイの手引きでID等を入手して同地の工場敷地に潜入し、情報収集や探索活動をおこなった。また、軍港の北側の岸辺山肌にはモルゲンレーテ秘密ドックへの入り口が存在し、アークエンジェルはそこからオノゴロ島へと秘密裏に入港した。

こういった拠点としての重要性から、敵対する勢力によるオーブ侵攻の際は最大の標的となり、C.E.71年6月15日に発動した地球連合軍による「オーブ解放作戦」及びC.E.73年のザフト軍によるオーブ侵攻作戦「オペレーション・フューリー」では主戦場となった。

存在する施設は以下の通り。

国防総省
オーブの防衛を司る省庁で、大きなアンテナ塔がある建物が目印。
モルゲンレーテ本社
オノゴロ島北西に位置する軍港の北半分を占めるオーブの一大半官営企業。その敷地内に、本社ビルのみならず空港やエネルギータンクを併せ持ち、モルゲンレーテ社敷地の裏手・軍港北側から海岸線までの間の広大な森林部の地下に秘密ドック、MS地下試験場、MS工場等を秘密裏に持ち合わせている。

アカツキ島[編集]

主にマルキオ導師の孤児院や、アークエンジェルが隠蔽されていた地下海底ドック、MSアカツキが置かれていた地下施設がある。

カグヤ島[編集]

マスドライバー施設(実際には多段式ロケットの段階加速を行う重力カタパルト)有する宇宙との玄関口となる島で、イズモ級戦艦の艦橋ブロックの格納庫や、簡易ドックなど宇宙との連絡に必要とする設備を備えている。また、ヘリオポリスとの定期運行船の発着口として運営されていた。

C.E.71年の「オーブ解放作戦」において、全てのマスドライバー施設をザフト軍に奪取もしくは破壊されていた地球連合軍は、カグヤのマスドライバーを奪取し、宇宙侵攻の足がかりにする事を目的としていたが、ウズミ・ナラ・アスハによりマスドライバーは自爆し、その機能は喪失した。

その後、C.E.73年のザフト軍による「オーブ侵攻戦」の時点でマスドライバーは修復されており、「メサイア攻防戦」に向けて出撃するアークエンジェルが使用し、宇宙へ向かっている。

宇宙関連施設[編集]

ヘリオポリス[編集]

L3宙域に存在するオーブの資源衛星コロニー。プラントの「砂時計」型のコロニーと違い、宇宙世紀に登場する開放型コロニーと同じ基本構造になっている。キラ・ヤマト達が通う工業カレッジが存在しており、彼らの指導教授のゼミ「カトーゼミ」」もそのキャンパス内にある。『機動戦士ガンダムSEED』の物語はここから始まった。

ザフトのスパイが暮らしており、情報収集をしている[11]。『機動戦士ガンダムSEED』第1話でのクルーゼ隊の行動はそこからもたらされた情報によるものであった。地球連合軍の新造戦艦アークエンジェルやG兵器が開発されていたが、ザフト軍に発見され、襲撃を受けた際に崩壊した。

ヘリオポリスは、ギリシャ語で「太陽の都」の意。

SEED ASTRAY』では、G兵器の開発データと盗用した大西洋連邦の技術からアストレイが極秘裏に開発されていた。ケナフ・ルキーニの情報でG兵器の存在を知ったザフト軍は地球連合軍と交戦になり、ヘリオポリスは崩壊した。ゴールドフレームはコロニー崩壊前にロンド・ギナ・サハクによって回収されている。また、ケナフ・ルキーニの情報でザフト軍の攻撃を知ったオーブは、サーペントテールにアストレイの完全消去を依頼する。エリカ・シモンズの情報でやって来たジャンク屋組合は、レッドフレームブルーフレームを発見し、サーペントテールと戦闘になる。しかし、依頼者の裏切りに遭い、サーペントテールは任務を放棄した。その結果、ジャンク屋組合のロウ・ギュールはレッドフレームを、サーペントテールの叢雲劾はブルーフレームを手に入れていた。

アメノミハシラ[編集]

オーブが所有する宇宙ステーションであり、兵器生産を行う軍事用宇宙ステーションとして機能している。C.E.58年にウズミ・ナラ・アスハが代表首長に就任し、オーブの宇宙開発への更なる発展を目指す国家的事業として建設が開始された。

本来、アメノミハシラとは、地球上から宇宙へ物資を送る軌道エレベーターの事を指しており、最頂部である大規模ファクトリーを内蔵した宇宙ステーションが完成したC.E.70年に地球連合とプラントによる戦争が開始され、軌道エレベーターとしての建造計画はストップを余儀なくされる。オーブは中立国家としての立場を貫くため、軍備の増強は必要不可欠な事項となり、それ以降アメノミハシラは軍事用宇宙ステーションとして使用される事になった。

MSの製造は、アメノミハシラの様に無重力空間に存在する特殊ファクトリーでなければ製造不可能な素材も数多く、必然的に兵器生産にアメノミハシラは重要なウェイトを占めていった。それに伴い、オーブ五大氏族の中でも軍事を司るサハク家の管轄に置かれる事になった。

その後、地球連合とプラントによる戦争はオーブを否応無く巻き込み、やがて地上から宇宙へその舞台を移すと予測したサハク首長家の後継者ロンド・ミナ・サハクによって直接管理運営が開始した。

C.E.71年6月15日、ウズミ首長らの自爆の後にオーブ本国は地球連合に降伏した。しかし、ミナ率いるアメノミハシラは本国の方針に反旗を翻し、新型宇宙用MS「M1Aアストレイ」の製造等の活動を継続した[12]。これ以降、オーブには事実上、オノゴロ島とアメノミハシラ、二つの政権(アスハのオーブとサハクのオーブ)が同時に存在するようになった。

戦線の宇宙移行に伴うオーブ本国での戦闘により、住む場所を失ったオーブ国民の多くが、サハク首長家を頼りアメノミハシラに移住し、その中に含まれていた技術者達の手でアメノミハシラのファクトリーはより優れた生産能力を有するに至った。その間、長期に渡る戦争で疲弊した地球連合・ザフト両軍は自軍の戦力回復のため、軍需工廠としてのアメノミハシラの生産能力を欲するようになり、幾度も攻撃部隊を派遣するが、その防衛戦力の前に敗退した。中でもユーラシア連邦は、一挙に30機に及ぶストライクダガーを投入し、四方から同時に攻め込ませる事でアメノミハシラの占領を試みたが、ロンド・ミナ・サハク直属の戦闘用コーディネイターソキウス」達の搭乗する少数のM1Aアストレイの前に大敗を喫してしまう。以後、地球連合軍はアメノミハシラへの戦闘行為を断念している。

DESTINY ASTRAY』では、ロンド・ミナ・サハクの提案によって、自主解体に追い込まれたジェネシスαに代わって、ジャンク屋組合の新たな宇宙での本拠地となった。

FRAME ASTRAYS』では、ここでグリーンフレームブルーフレーム サードの調整が行われた。

VS ASTRAY』では、カーボンヒューマンとして再生されたロンド・ギナ・サハクが来襲し、迎え撃ったロンド・ミナ・サハクが負傷した。その後、ギナとミナの真意を知りたがったフィーニス・ソキウスがアメノミハシラを訪れていた。

アメノミハシラは、古事記日本書紀に登場するイザナギイザナミが立てた「天の御柱」に由来する。

経済[編集]

火山列島の特性を活かした地熱発電を行っており、近代国家のアキレス腱であるエネルギーの自給自足が相当程度可能になっている。これはオーブの経済発展に大きく寄与し、現在のオーブ繁栄の原動力になった。

また、オーブの宇宙空間の領土であるヘリオポリスは、宇宙産業技術を大きく支えている。

元々、オーブの国際的存在感は戦前はさほど強くはなかったものの、プラント・連合の対立が激化する事によって技術立国としての頭角を現していった経緯を持つ[13] 。元来、連合(プラント理事国)は食糧供給の代わりにプラントから生産される工業製品を輸入する形で交易を行っていたが、開戦によってその輸入に支障が出始めると、新たな交易パートナーとして、オーブのような地球にコーディネイターを擁する国家にそのシェアが移った。軍事技術の輸出も行っていたため[14] 、ある種、戦争による恩恵を多分に受けた国家であったオーブであるが、連合の中には軍需産業複合体のように、これを快く思わない派閥も存在したという。特に国防産業連合理事であるムルタ・アズラエルはオーブ解放作戦をマスドライバー奪取と軍事シェア奪取という二つの公算を視野に入れて強く推していたとされる。

政治体制[編集]

国家元首及び国政の最高責任者は代表首長であるが、一般国民には国政の長になるための国政被選挙権も、またそれを選ぶ選挙権も無い。代表首長は、オーブ五大氏族セイラン家、トキノ家、マシマ家、キオウ家、アスハ家の族長からのみ選ばれる[15]。血縁よりも能力を重視しているが、家系の制約は厳然とあり、ロンド・ギナ・サハクカガリ・ユラ・アスハ養子縁組によって家門に入ったうえで首長になっている。特に、ギナ、ミナ姉弟は先代サハク家族長コトー・サハクによって最初からオーブのためのコーディネイターとして育成された[16]

また、五大氏族の顔ぶれは普遍的でなく、外伝の劇中では、ホクハ家、グロード家等と同じ「下級氏族」とされるサハク家[17]が、五大氏族に昇格している。これは、家系の途絶や、有事におけるやむを得ない事情がある場合にとられる処置である[18]

代表首長ないしその代理は統帥権を持ち、オーブ国防五軍の最高指揮官であると同時に、作戦指揮に直接携わる制服組の長でもある。C.E.73年時、カガリ・ユラ・アスハ政権において、カガリ代表首長及びユウナ・ロマ・セイランの軍人としての階級はAdmiral(海軍大将、提督)であった[19]。つまり、オーブは軍事において文官と武官が分離しておらず文民統制(シビリアンコントロール)をとっていない。代表首長は個人の判断で任意の国民に各種罪状を適用し、逮捕令状無しに口頭のみでその逮捕を軍・警察に命じ即時実行させることができる。

一方、首相に相当する「宰相」という閣僚ポストがあり、劇中はセイラン家のウナト・エマ・セイランがその職にあった。そして、それら首長、宰相らを含めた内閣閣僚の総数は12名である。

五大氏族の中ではアスハ首長家が大きな力を持っており、上院下院議会は存在しているが形骸化している。

C.E.70年代初頭、代表首長の座がウズミ、ホムラ、カガリと、アスハ家によって世襲され独占されていることは、サハク家から批判されている[20]

SEED C.E.73 Δ ASTRAY』では、オーブ国民はカガリ達首長家に頼り切っているとマーシャンからは見られている。

オーブ軍[編集]

正式名称は「オーブ国防軍」であり、陸、海、空、宇宙、本土防衛軍の五軍を有する[21]

オーブ国防総省が実力行使のため有する部局で、ウズミ政権の中立宣言以降「他国を侵略せず、他国の侵略を許さず、他国の争いに介入しない」の武装中立政策をオーブの国家理念として標榜している[22]

宇宙軍のうち、アメノミハシラのMS部隊の一部は、サハク姉弟が地球連合軍から入手した戦闘用コーディネイター「ソキウス」をパイロットとして有するため、極めて精強である。

階級名自衛隊のそれに概ね準じているが、将官クラスについては不明瞭である[6]

第二次ヤキン・ドゥーエ攻防戦後、制服のデザイン、カラーが新調されている。

戦力[編集]

  • 国防宇宙軍
    • 多目的宇宙戦艦イズモ級
    • ヘリオポリス配備モビルアーマー メビウス
    • ヘリオポリス配備モビルアーマー ミストラル
    • モビルスーツMBF-M1A M1Aアストレイ
    • モビルスーツMVF-M12A オオツキガタ

劇中の動向[編集]

機動戦士ガンダムSEED[編集]

地球連合軍GAT-Xシリーズ5機を製造したオーブの国営企業モルゲンレーテ社があり、大西洋連邦と共同開発したGAT-Xシリーズのノウハウを盗用して造り上げた[23]初の国産MSである「M1アストレイ」を、自国防衛のための戦力として配備した。

ザフト軍にマスドライバーを破壊された地球連合軍から、オーブのカグヤ島のマスドライバー施設やモルゲンレーテ社の技術を接収するために、強制に近い、協力要請を受けるが、前代表首長ながら事実上の指導者であるウズミ・ナラ・アスハは中立を貫く立場からこれを拒否し、結果、これが地球連合軍の侵攻を招く。

これに対しオーブは、M1アストレイを主力とするオーブ軍に加え、身を寄せていたアークエンジェルフリーダムストライクなどの助力に加え、バスタージャスティスの援護を得て防戦する。

しかし、地球連合軍の後期GAT-Xシリーズであるカラミティフォビドゥンレイダーの3機やストライクダガーによる攻勢を凌ぎきれず、ウズミはオノゴロ島から民間島民の避難と残存戦力の宇宙への脱出の完了後、当地にあるモルゲンレーテ社本社社屋、同社工場施設、マスドライバー施設、そして他の主だった首長、閣僚らもろとも自爆した。

その後、オーブは地球連合の監視の元、大西洋連邦の保護下に置かれる事になった[24]。さらにその後、ユニウス条約を批准し、国境線回復の条項に従い主権を回復した。

機動戦士ガンダムSEED DESTINY[編集]

戦後、オーブの主権はユニウス条約により回復し、カガリ・ユラ・アスハは代表首長に就任する。前大戦と同じく中立国であろうとするカガリと大西洋連邦寄りに傾いているセイラン家を中心とした勢力と2分されており、過去に地球連合軍に制圧された影響もあって、以前の様な不可侵の立場にいないという状態にある。

地球連合プラント軍の開戦後、オーブは大西洋連邦との間に「世界安全保障条約」を締結し、それとほぼ時を同じくしてカガリとユウナ・ロマ・セイランの婚約・結婚を発表した。しかし、挙式当日、キラ・ヤマトらアークエンジェルのクルーによるカガリの連れ去りによって式は白紙になった[25]

その後、セイラン首長家によりオーブ軍の地中海派遣が決定するなど、地球連合軍へ協力する形になるが、ザフト軍が行ったオーブ侵攻戦により政権は事実上崩壊し、軍部などの支持により復帰したカガリ・ユラ・アスハを代表首長とする臨時政府が成立された。

ギルバート・デュランダルによるデスティニープラン宣言時には、その導入実行に対し、オーブは臨時閣議を開きカガリ代表のもと、断固拒否の姿勢を表明する。またそれと同時にオーブは防衛体制を敷いた。

月面アルザッヘル基地レクイエムで壊滅させたザフト軍に対して、アークエンジェル並びにクライン派を正式にオーブ軍第2宇宙艦隊に編入すると共に、同艦隊を直ちに派兵、さらに大西洋連邦軍を初めとした地球連合宇宙艦隊と合流し、「メサイア攻防戦」に参戦した。この戦闘によりメサイアは陥落し、ギルバート・デュランダルは破れ、勝利を収める。

戦後、ラクス・クラインの仲介によりC.E.74年、オーブは停戦合意をプラントから得ることに成功し、終戦協議に入っている。

『SEED C.E.73 Δ ASTRAY』では、マーシャン達がオーブに寄航した際にカガリ・ユラ・アスハと会談を行った。また、カガリがキラ・ヤマトよってアークエンジェルに連れ去れた後、ロンド・ミナ・サハクマルキオ導師と会談を行っている。

余談[編集]

  • ハウメアという女神を奉っている文化が劇中頻繁に登場する。国家元首の結婚にもこの様式。アメリカ合衆国ハワイ州伝説に同名の女神Haumeaがいる。ただし現実のソロモン諸島にはハウメア信仰はない。
  • 中立国家としては、C.E.70年2月8日に代表首長ウズミ・ナラ・アスハが行った中立宣言(「アスハ代表の中立宣言」)以降の事になっている。
  • 多数の日本人移民を受け入れて来た事などの背景は、『SEED DESTINY』公式サイトの「D-I.Q.」のPHASE_14とPHASE_28などを参照。
  • 『SEED ASTRAY』では、かつて日本の植民地であったとされている。
  • オーブとは別に日本は存在しており、本州東アジア共和国領、北海道ユーラシア連邦領になっている。
  • オーブは天然資源に乏しく、その国力を加工輸出に頼らざるを得ない。
  • 劇中には日本の国会議事堂に姿が酷似した「オーブ内閣府」や「オーブ内閣府官邸」といった建物が登場する。
  • 士官の階級制度は日本の自衛隊に準じているが、将官のみ名称が異なり、事実上の将官3階級制を採っている自衛隊に対して、国防軍は完全な2階級制を採用している。
自衛隊と国防軍の将官階級
地球連合軍(参考) オーブ国防軍 日本国自衛隊
大将 将軍 将(幕僚長たる将)
中将 (該当する階級なし)
少将 (該当する階級なし) 将補
准将 准将 *(該当する階級なし)

*2010年度以降に「准将」を設置予定。

  • オーブ海軍のヘルメットは、海上自衛隊と同じいわゆる「テッパチ」である。劇中で艦隊指揮官が艦隊全艦に戦闘を下令する時「合戦ようーい(用意)!」と海自及び大日本帝国海軍と同じ号令を使った。(クレタ沖海戦)

脚注[編集]

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  1. ^ プラモデルキット『PG ストライクルージュ』解説より
  2. ^ 公式年表による。
  3. ^ 『機動戦士ガンダムSEED』第11話でのカガリ・ユラ・アスハのセリフ。
  4. ^ 作品本編の脚本、関連メディア、いずれにおいても、オーブには自国が攻撃を受けた際の武力支援義務のある中立条約締結国、中立保障国は登場しておらず、設定も作られていない。
  5. ^ 『機動戦士ガンダム機動戦士ガンダム SEED RGB ILLUSTRATIONS DESTINY』より
  6. ^ a b 「余談」を参照のこと。
  7. ^ 森田繁著「SEED DESTINY MSV戦記」キャラクター&フィールドマップ(ホビージャパンMOOK『機動戦士ガンダムSEED DESTINYモデルVOL.2』収録)参照。一例として、「機動戦士ガンダムSEED DESTINY」第14話にて、カガリがキラに宛てた手紙が日本語で書かれている。
  8. ^ 後藤リウ著・小説版:機動戦士ガンダムSEED第3巻とロマンアルバム機動戦士ガンダムSEED ストライク編 P.89、SEED MSV(HJ MOOK『機動戦士ガンダムSEED DESTINY モデ ルVOL.2』P.205)を参照。
  9. ^ 公式ガイドブック2 機動戦士ガンダムSEED-大地の戦士-P80-81のオノゴロ島全体地図より。
  10. ^ オノゴロ島をオーブ本島とする資料も存在する。
  11. ^ 「公式年表」参照。
  12. ^ ホビージャパンMOOK『機動戦士ガンダムSEEDモデルVol.3』「SEED MSV」による。
  13. ^ 別冊宝島『僕たちの好きなガンダムSEED』
  14. ^ 講談社『機動戦士ガンダムSEED オフィシャルファイル メカ編Vol.03』
  15. ^ メディアワークス『データコレクション機動戦士ガンダムSEED外伝』「オフィシャルレポート」による。
  16. ^ メディアワークス『データコレクション機動戦士ガンダムSEED外伝』「オフィシャルレポート」による。
  17. ^ メディアワークス『データコレクション機動戦士ガンダムSEED外伝』「オフィシャルレポート」による。
  18. ^ メディアワークス『データコレクション機動戦士ガンダムSEED外伝』「オフィシャルレポート」による。
  19. ^ 設定書「オーブ軍階級章」による。ただし、この設定書はAdmiralと記しているにもかかわらず、その添え書きの説明では「カガリは将軍(=陸/空軍大将General)である」とも書かれており内容が矛盾している。
  20. ^ メディアワークス『データコレクション機動戦士ガンダムSEED外伝』「オフィシャルレポート」による。
  21. ^ ホビージャパンMOOK『機動戦士ガンダムSEED DESTINYモデルVol.2』「SEED MSV」で森田繁が記すところによる。
  22. ^ 資料により、建国の理念であるとするものと、ウズミ政権で提唱された理念であるとするものがある。
  23. ^ プラモデル「1/144ガンダムアストレイレッドフレーム」付属解説書(バンダイ)、『データコレクション機動戦士ガンダムSEED上巻』(メディアワークス)等参照。
  24. ^ 地球連合軍に攻められた経緯はあるが、後にセイラン家によって大西洋連邦と同盟関係を結んだり、地球連合軍に対する援軍を派兵するにあたって、セイラン家が主導権を握っていた政府関係者だけでなく、一般市民からも特に反対意見が無かったことから、この「保護下」において誰もが反感を抱くような苛烈な弾圧の類は無かった模様。
  25. ^ 『SEED DESTINY』の小説版第2巻では、カガリ・ユラ・アスハとユウナ・ロマ・セイランの挙式について、一部の軍人達はアークエンジェルが現れた理由などを理解して、連れ去りについては黙認した。

関連項目[編集]