バカガイ
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| 分類 | |||||||||||||||||||||||||||
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| 学名 | |||||||||||||||||||||||||||
| Mactra chinensis Philippi, 1846 |
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| 和名 | |||||||||||||||||||||||||||
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| 英名 | |||||||||||||||||||||||||||
| Chinese mactra |
バカガイ(破家蛤、馬珂蛤。バカ貝、馬鹿貝とも記す。学名:Mactra chinensis)は、異歯亜綱- バカガイ上科- バカガイ科- バカガイ属 (en) に分類される二枚貝の一種(1種)。東南アジアから東アジア南部にかけての浅海に分布する。
日本では、アサリやハマグリなどと並んで食用としてなじみ深い貝であり、日本語では、「食用加工品となった状態の軟体部位全体」を指して、特に関東を中心に青柳(あおやぎ、アオヤギ)とも呼ぶ(生物の名前ではない)。
目次 |
[編集] 呼称
[編集] 学名
種小名 chinensis は「中国」の意。
[編集] 日本語名
和名の「バカガイ」は、ハマグリに似て貝殻が薄く壊れやすいことから名付けられたとされる。また、オレンジ色をした筋肉による足である斧足(ふそく)が、あたかも舌のようにだらりと殻の外に出るさまから、「馬鹿」な者が口からだらしなく舌を出している様子に見立て、「馬鹿貝」と呼ばれるようになったともされる。ほか、一度に大量に漁獲されることがあるので、「『バカ』に(「非常に、凄く」の意)多く獲れる貝」の意でその名が付いたとの説もある。また、たくさん獲れた地域の名「馬加(まくわり)」(現在の幕張)を「バカ」と音読みし、「バカ貝」と呼ばれるようになったとする説もある。また、馬鹿がハマグリと勘違いして喜ぶ様から馬鹿が喜ぶ貝でバカガイとも言われる。このように諸説あるところからも、古来より庶民の間で親しまれてきた様子が伺える。
[編集] 生物的特徴
[編集] 形態
殻長は8cmほどで、殻は薄くてもろい。殻の外側は黄褐色の殻皮を被り、肉色を帯びた灰白色で、後端部は淡紫色をしている。
[編集] 生態・分布
ベトナム、台湾、中国南部、朝鮮南部、日本など、東南アジアから東アジア南部にかけての浅海のうち、内湾の砂底に棲息する。
産卵は2- 9月の長期にわたって徐々に行われる。
斧足はヒトデなどの外敵から身を守るために砂の中に潜るのに使われる。潜る速さはアサリ、ハマグリに比べて最も速い。また、斧足を使ってのジャンプを繰り返すことで外敵から逃げることが可能である。ハマグリは殻を強く閉じて身を守るが、バカガイは閉じる力は弱いため、逃げのびて身を守る方法をとっているのである。
[編集] 人間との関わり
[編集] 食用
日本では、特に関東において寿司のネタとしてのバカガイを「青柳(あおやぎ、アオヤギとも記す)」と呼び、平成時代には全国的にも広く認知されるようになっている。この名は、「馬鹿貝」とも解せるものを寿司ネタとして供したり、品書きに表したりすることを嫌った江戸時代の江戸前寿司の職人が、当時の江戸周辺地域におけるバカガイの一大集積地(一手に集めて出荷する場所)であった上総国市原郡青柳(現・千葉県市原市青柳2丁目[cf. 青柳])の地名に代表させて、これを雅称として呼び変えたのが始まりである[1]。したがって、「青柳」は貝殻を取り除いた軟体部位全体を指す語であり、「バカガイ」の別称とするのは正確さに欠ける。 なお、市原市の青柳は現代ではバカガイを扱っておらず、関東圏における現代のバカガイの集積地は千葉県富津市となっている[1]。
閉殻筋(貝柱)を選り分けたものは「小柱(こばしら)」または「あられ」、斧足の部分のみにされたものは「舌切(したきり)」と呼ばれる。青柳は寿司種に、小柱は掻き揚げや釜飯などにされる。水中に棲息するため、酸欠に弱く砂抜きができないため、身全体は食べられない(ただ、日本のバラエティ番組『所さんの目がテン!』が行った実験では、海水に浸けたバカガイにエアーポンプで空気を送り、砂抜きに成功。身全体を食べることができた)。
[編集] 調理法
貝をできるだけ広い容器で普通に砂抜きをした後、さらに鍋に熱湯を沸かし塩を少々入れ、軽く湯がく。口を開いたら、すぐ打ち上げて一粒ずつ指で砂がたまった部分を取り除く。この状態で食べることも可能。